ランドセルを誰が買うか話し合う際、避けて通れないのが購入費用です。
2026年のランドセル工業会調査によると、新1年生が購入したランドセルの平均金額は62,034円でした。前年より1,200円以上上昇しています。
加えて、65,000円以上の商品を選んだ家庭は46.0%に達しています。
2026年のランドセル価格相場2026年の購入実績を参考にすると、予算を決める際には次のような価格帯を目安にできます。
| 価格帯 | 商品選びの考え方 |
|---|---|
| 3万円台まで | 価格を抑えたい家庭向け |
| 4万~5万円台 | 予算と機能性のバランスを重視 |
| 6万~7万円台 | 人気の中心となる価格帯 |
| 8万~10万円台 | 素材やブランド、デザインにこだわる家庭向け |
| 10万円以上 | 高級素材や特別な仕様を希望する家庭向け |
上記は予算を考えるための目安であり、各価格帯の商品構成を示す公式統計ではありません。
メーカーによって素材や機能、保証内容が異なるため、金額だけで比較するのではなく、6年間使うことを前提に検討する必要があります。
祖父母にお願いするなら予算はいくらが適切?平均購入金額が約6万2,000円という調査結果を踏まえると、祖父母にランドセルをお願いする場合は、まず6万円前後を一つの参考にできます。
ただし、祖父母の経済状況によって無理のない金額は異なります。
例えば、次のような予算設定が考えられます。
- 祖父母が5万円、両親が差額を負担する
- 祖父母が6万円程度まで負担する
- 両家の祖父母が3万円ずつ負担する
- 祖父母は入学祝い金を贈り、両親が購入費用を決める
高額なランドセルを選ぶことが、必ずしも子どもの満足につながるわけではありません。
予算の上限を先に決めておけば、購入後に金額をめぐる不満が生まれることも防ぎやすくなります。
ランドセルの購入時期はいつがよい?ランドセル選びは「ラン活」と呼ばれ、入学のかなり前から始める家庭もあります。
ランドセル工業会の2026年調査では、検討を始めた時期として4月が16.7%で最多でした。入学前々年の12月も14.9%、5月も10.5%となっています。
一方、セイバンの調査では、購入時期は5月と8月に多いものの、8~10月の購入も前年より増加しました。
以前のように、早く購入しなければ人気商品が手に入らないという焦りだけで動く必要はなくなりつつあります。
ただし、限定モデルや人気の色、オーダーメイド商品などは、希望する商品によって販売状況が異なります。
2026年11月現在、2027年4月入学予定の家庭でまだ購入していない場合は、次の点を確認しましょう。
- 希望するモデルの在庫が残っているか
- 入学までに納品できるか
- 名前入れやオーダー加工の受付が終了していないか
- 実際に背負ってサイズや重さを確認できるか
- 保証期間や修理対応に問題がないか
特に、祖父母と両親が一緒に選ぶ場合は、全員の予定を合わせる時間も必要です。購入を急ぐよりも、納期を確認したうえで無理のない日程を決めることが大切です。
【両家で意見が分かれたら?】ランドセル購入でもめない決め方

ランドセルの購入をめぐって起こりやすいのが、母方と父方の祖父母の意見の違いです。
両家とも孫の入学をお祝いしたい気持ちがあるからこそ、どちらが購入するのか、どの商品を選ぶのかで話がまとまらない場合があります。
ここでは、家族関係に配慮しながら決める方法を紹介します。
まず両親が購入方針を決める最初に話し合うべきなのは、両親同士です。
祖父母に相談する前に、次の3点を決めておくと話し合いが進みやすくなります。
1. ランドセルの予算はいくらにするか
2. 子どもが希望する色やデザインは何か
3. 祖父母に購入をお願いするのか、両親で購入するのか
両親の意見がまとまっていない状態で両家に相談すると、それぞれの祖父母から異なる提案が出て、調整が難しくなる可能性があります。
母方と父方の両方が買いたいと言った場合両家の祖父母から購入の申し出があった場合、どちらか一方を選ばなければならないわけではありません。
例えば、次のような方法があります。
方法1:両家で費用を折半する
ランドセルの購入費用を半分ずつ負担してもらう方法です。
双方が同じように孫の入学を祝えるため、納得感を得やすい方法の一つです。
方法2:一方がランドセル、もう一方が入学祝いを担当する
母方の祖父母がランドセルを購入し、父方の祖父母が入学祝い金を贈るという方法です。
それぞれの役割が明確になり、同じものを二重に購入することも避けられます。
方法3:両親が購入し、両家から入学祝いを受け取る
両親が商品選びと支払いを担当し、祖父母からはそれぞれ入学祝いを受け取る方法です。
祖父母に商品選びを任せたくない場合や、子どもの希望を優先したい場合に適しています。
祖父母と両親で意見が違うときの注意点特に気を付けたいのが、費用を負担する人の希望が強くなりすぎることです。
例えば、祖父母は本革のランドセルを希望している一方、子どもは軽い人工皮革の商品を希望している場合があります。
こうしたときは、素材だけで判断せず、実際の重量や背負いやすさ、耐久性などを比較することが大切です。
2026年のセイバン調査でも、ランドセル選びでは大人が機能性を、子どもがデザインやカラーを重視する傾向が確認されています。
つまり、祖父母が費用を出す場合でも、子どもの好みや両親の機能面の判断を尊重する余地を残しておくことが大切です。
祖父母に購入をお願いするときの伝え方祖父母にランドセルをお願いする場合は、最初から金額を指定するよりも、入学祝いについて相談する形が自然です。
例えば、次のような伝え方が考えられます。
- 「入学祝いにランドセルを考えてくれているなら、一緒に見に行かない?」
- 「子どもが気に入っている候補があるので、予算について相談させてほしい」
- 「ランドセルはこちらで購入するので、入学祝いとして別の形で応援してもらえたらうれしい」
大切なのは、購入してもらうことを当然と思わず、相手の気持ちと経済的な事情を尊重することです。
【ランドセルは誰が買う?】よくある質問(FAQ)
Q1:ランドセルは祖父母が買うものですか?
A1:祖父母が買う家庭は多いものの、必ず祖父母が購入するという決まりはありません。2026年のランドセル工業会調査では、祖父母の負担割合は父方27.9%、母方24.5%で、両親は44.2%でした。両親が購入する家庭も一般的です。
Q2:ランドセルは母方と父方のどちらの祖父母が買うのですか?
A2:全国共通の決まりはありません。2026年調査では父方27.9%、母方24.5%と、父方がわずかに上回っています。地域や家庭の慣習、双方の事情に合わせて決めて問題ありません。
Q3:ランドセルの平均購入価格はいくらですか?
A3:ランドセル工業会の2026年調査では、平均購入金額は62,034円です。65,000円以上の商品を購入した家庭は46.0%でした。予算を決める際の参考になります。
Q4:祖父母がランドセルを買う場合、誰が商品を選ぶべきですか?
A4:両親と子どもを中心に選び、祖父母と相談して決める方法がおすすめです。実際に使う子どもの希望を尊重しながら、大人が重さや耐久性、保証などを確認するとよいでしょう。
Q5:両家の祖父母がランドセルを買いたいと言ったらどうすればよいですか?
A5:両家で費用を分担する方法や、一方がランドセル、もう一方が入学祝い金を贈る方法があります。両親が事前に方針を決めて、それぞれに相談するとスムーズです。
Q6:ランドセルの購入費用を両親と祖父母で折半してもよいですか?
A6:もちろん問題ありません。祖父母が一部を負担し、両親が残りを支払う方法も合理的です。購入前に負担額を決めておけば、後から金銭的な行き違いが起きにくくなります。
Q7:ランドセルはいつまでに買えばよいですか?
A7:入学前に希望の商品が納品される時期までに購入する必要があります。2026年の調査では購入時期の分散が見られますが、限定品やオーダー商品は早めの確認がおすすめです。
2026年のランドセル購入実態を見ると、祖父母が購入費用を負担する家庭は決して少なくありません。
ランドセル工業会の調査では、父方の祖父母が27.9%、母方の祖父母が24.5%で、合計52.4%でした。一方、両親が負担する家庭も44.2%あり、購入方法は多様化しています。
ランドセルの平均購入価格は62,034円で、6万円前後を予算の参考にする家庭も考えられます。ただし、価格や購入者の割合だけを基準にする必要はありません。
大切なのは、次の3つです。
- 費用を誰が負担するか: 両親、父方・母方の祖父母、双方の分担など、無理のない方法を選ぶ。
- 誰がランドセルを選ぶか: 子どもの好みを尊重しながら、両親が機能性や安全性を確認する。
- 家族間の調整をどうするか: 予算や購入方針を事前に共有し、両家の祖父母にも配慮する。
ランドセルは、子どもが小学校生活を送る6年間をともにする大切な持ち物です。
誰が購入したかということよりも、子ども自身が気に入ったランドセルを安心して使い続けられることに価値があります。
祖父母からのプレゼントでも、両親からの贈り物でも、両家が協力して購入したものでも構いません。家族みんなが納得できる方法を選び、子どもの新しい門出を気持ちよくお祝いしましょう。