藤井聡太のNHK杯将棋トーナメントでの成績は、2026年11月3日現在、通算27勝6敗、勝率81.8%。優勝回数は3回で、第74回・第75回と2年連続でタイトルを獲得している。加えて、2026年度の第76回NHK杯でも、9月13日に放送された2回戦で勝又清和七段を破り、3連覇に向けて勝ち進んでいる。
特に注目されたのが、2026年3月8日の第75回NHK杯決勝だ。藤井聡太は増田康宏八段との決勝戦で逆転勝利を収め、2年連続3度目の優勝を達成した。その後、第76回では初対戦となった勝又清和七段にも勝利。過去の優勝記録から最新の対局結果、次戦の相手候補、放送時間、棋譜の確認方法まで整理する。
【2026年最新】藤井聡太のNHK杯成績は通算3度の優勝!連覇の実績を整理

藤井聡太のNHK杯における実績を語るうえで、まず押さえておきたいのが通算優勝3回という数字だ。
日本将棋連盟の棋士データベースにも、NHK杯の優勝履歴として第72回、第74回、第75回の3大会が記録されている。第73回では決勝まで進んだものの、佐々木勇気八段に敗れて準優勝となった。
つまり、藤井はNHK杯で初優勝を果たした後も安定して上位に進出し、2024年度と2025年度の大会を連続制覇している。
藤井聡太のNHK杯優勝履歴これまでの主な優勝実績は次のとおりだ。
- 第72回(2022年度):初優勝。決勝で佐々木勇気八段を破る。
- 第73回(2023年度):決勝進出。佐々木勇気八段に敗れて準優勝。
- 第74回(2024年度):決勝で郷田真隆九段を破り、2度目の優勝。
- 第75回(2025年度):決勝で増田康宏八段を破り、2年連続3度目の優勝。
- 第76回(2026年度):2回戦を突破し、現在進行中。
第74回と第75回の連覇は、単に2年続けて優勝したというだけではない。毎年異なる棋士が参加するトーナメントで、対戦相手の研究や戦術への対応を続けながら勝ち抜いた結果である。
2026年度は第76回で3連覇に挑戦している。第75回の優勝によってNHK杯選手権者として迎えた今大会でも、初戦となる2回戦を突破した。
【第75回NHK杯決勝の結果】藤井聡太が増田康宏八段に逆転勝利!連覇達成の一局
2026年3月8日に放送された第75回NHK杯将棋トーナメント決勝は、藤井聡太と増田康宏八段の対戦となった。
初優勝を目指す増田八段と、連覇を狙う藤井。実力者同士の対決は、序盤から緊張感のある展開となった。
第75回決勝の対局データ- 放送日:2026年3月8日
- 対局:藤井聡太六冠 対 増田康宏八段
- 藤井の手番:後手
- 戦型:角換わり
- 手数:122手
- 結果:藤井聡太の勝利
- 大会成績:2年連続3度目の優勝
日刊スポーツなどの報道によると、この対局では先手の増田八段が積極的に攻め、藤井が受けながら反撃の機会をうかがう展開となった。
中盤から終盤にかけては増田八段が主導権を握る場面もあったが、藤井は局面の隙を逃さず反撃。最終的には122手で増田八段を投了に追い込み、逆転勝利を収めた。
藤井聡太が語った決勝戦と連覇の意味対局後の藤井は、序盤から中盤にかけて苦しい展開だったことや、終盤に勝機をつかめたことを振り返ったと報じられている。
連覇についても、これまでの対局がいずれも緊迫した終盤戦だったことに触れ、勝利を喜んだ。
一方の増田八段にとっては、初優勝を目前にしながら逆転を許した悔しい結果となった。序盤から中盤にかけて攻めの主導権を握ったものの、最後まで勝ち切ることはできなかった。
この決勝戦の見どころは、藤井の終盤力だけではない。相手に主導権を握られた状況でも、局面を冷静に読み直し、わずかな勝機を見逃さなかった点にある。
結果として、第75回NHK杯は藤井の通算3度目の優勝で幕を閉じた。
【全対局成績・歴代優勝者】藤井聡太のNHK杯勝率81.8%を徹底分析
藤井聡太のNHK杯での通算成績は、2026年9月13日の第76回2回戦終了時点で27勝6敗。合計33局を戦い、勝率は81.8%となっている。
この数字には本戦だけでなく、デビュー後に出場した予選の対局も含まれる。内訳を分けて見ると、本戦と予選の成績がより明確になる。
藤井聡太のNHK杯通算成績- 通算:27勝6敗、勝率81.8%
- 本戦:24勝6敗、勝率80.0%
- 予選:3勝0敗、勝率100%
- NHK杯優勝:3回
- 連覇:第74回・第75回
特筆すべきなのは、本戦だけでも勝率80%を維持していることだ。予選の3連勝を加えて数字が押し上げられているわけではなく、強豪棋士が集まる本戦でも高い勝率を残している。
NHK杯歴代優勝者と藤井聡太の戦績比較直近の大会における優勝者と藤井の主な対局結果を整理すると、次のようになる。
| 大会 | 主な対局・決勝相手 | 藤井聡太の結果 | 大会優勝者 |
|---|---|---|---|
| 第72回(2022年度) | 決勝・佐々木勇気八段 | 勝利 | 藤井聡太 |
| 第73回(2023年度) | 決勝・佐々木勇気八段 | 敗北 | 佐々木勇気 |
| 第74回(2024年度) | 決勝・郷田真隆九段 | 勝利 | 藤井聡太 |
| 第75回(2025年度) | 決勝・増田康宏八段 | 勝利 | 藤井聡太 |
| 第76回(2026年度) | 2回戦・勝又清和七段 | 勝利 | 開催中 |
この表から分かるように、藤井は第72回で初優勝した後、第73回では決勝で敗れたものの、第74回、第75回と連続して優勝している。
第73回の決勝で敗れた相手が佐々木勇気八段だったことも興味深い。第72回の決勝では藤井が佐々木に勝っており、翌年度は同じ相手に決勝で敗れるという対照的な結果になった。
NHK杯の全対局で注目したい11連勝藤井のNHK杯成績で見逃せないのが、直近の連勝記録だ。
第73回決勝で佐々木勇気八段に敗れた後、第74回の5局、第75回の5局、そして第76回の勝又清和七段戦をすべて勝利している。
つまり、2026年9月13日の放送終了時点でNHK杯11連勝を記録している。
過去の敗戦を踏まえても、直近3大会における安定感は際立つ。1局の敗北がそのまま敗退につながるトーナメントで、これだけ長く勝ち続けることは容易ではない。
なお、通算勝率81.8%はNHK杯という特定棋戦の数字であり、藤井の公式戦全体の勝率とは異なる。比較する際には集計対象を混同しないことが大切だ。
【第76回NHK杯】藤井聡太と勝又清和七段の対局結果は?110手で勝利
2026年度の第76回NHK杯で、藤井聡太が最初に対戦した相手は勝又清和七段だった。
対局は2026年9月13日に放送された2回戦。勝又七段が先手、藤井が後手となり、戦型は雁木に進んだ。
勝又清和七段戦の対局データ- 放送日:2026年9月13日(日)
- 大会:第76回NHK杯将棋トーナメント
- 回戦:本戦2回戦
- 先手:勝又清和七段
- 後手:藤井聡太NHK杯選手権者
- 戦型:雁木
- 手数:110手
- 結果:藤井聡太の勝利
この対局は、藤井と勝又七段にとって公式戦で初めての顔合わせだった。
対局中盤では同じような局面が繰り返され、千日手を意識させる展開となった。勝又七段が局面を打開した後、藤井が攻めをつなぎ、徐々に優位を築いていった。
終局は110手。後手の藤井が勝利し、第76回の初戦を白星で飾った。
勝又清和七段との対戦成績は1勝0敗この対局終了後、藤井と勝又七段の公式戦対戦成績は藤井の1勝0敗となった。
藤井はタイトル戦や挑戦者決定戦などで上位棋士と対戦する機会が多い。一方、公式戦には幅広い棋士が参加するため、実績のあるベテラン棋士でも対戦機会がないケースは珍しくない。
今回の勝又七段戦は、そうした棋士同士の新しい対戦が生まれることも、NHK杯の魅力の一つだと示した一局だった。
また、藤井は第75回決勝の増田康宏八段戦に続き、第76回でも後手番で勝利している。短時間のテレビ棋戦においても、先手・後手を問わず勝ち切る対応力が表れている。
【放送日・放送時間・次戦】藤井聡太のNHK杯はいつ見られる?対戦相手の最新情報
NHK杯将棋トーナメントは、NHK Eテレで毎週日曜日の午前10時30分から放送されている。
第76回も2026年度の番組として進行しており、藤井の2回戦は9月13日午前10時30分から放送された。
NHK杯将棋トーナメントの基本情報- 放送局:NHK Eテレ
- 基本放送日時:毎週日曜日の午前10時30分
- 棋戦形式:トーナメント方式
- 持ち時間:各10分
- 時間切れ後:1手30秒未満
- 考慮時間:別途10分
持ち時間は各10分と短いが、別途10分の考慮時間が設けられている。時間切れ後は1手30秒未満で指すため、長時間のタイトル戦とは異なる判断力と時間配分が求められる。
なお、テレビ放送日と実際の対局日は必ずしも同じではない。対局速報や結果を確認するときは、放送日と対局日を分けて確認したい。
藤井聡太の次戦は山崎隆之九段か服部慎一郎七段2026年11月3日時点で、藤井は第76回NHK杯の2回戦を突破している。
次の3回戦で対戦する相手は、山崎隆之九段と服部慎一郎七段の対局の勝者となる見通しだ。
この2人の対局は2026年11月15日に放送予定として掲載されている。藤井の3回戦そのものについては、具体的な放送日が確定していない。
したがって、現段階では藤井の次戦相手を山崎九段または服部七段のいずれかに断定することはできない。まずは11月15日の対局結果が、次戦を知るためのポイントとなる。
棋譜・対局速報を確認する方法藤井のNHK杯の棋譜や対局結果を追う場合、確認先は主に次の3つに分けられる。
- 日本将棋連盟:公式の棋戦情報、トーナメント表、優勝者や大会結果を確認する。
- NHKの番組情報:放送予定、番組内容、テレビ放送の最新情報を確認する。
- 将棋専門の対局速報・棋譜解説:手数、戦型、局面の推移、対局後の分析を確認する。
特にNHK杯は放送を通じて対局内容を楽しむ棋戦でもある。勝敗だけでなく、どの局面で形勢が動いたのか、終盤でどのような判断が勝負を分けたのかを確認すると、観戦の面白さが深まる。
【プロの結論】藤井聡太のNHK杯が強い理由は?短時間棋戦で際立つ終盤力と対応力
藤井聡太のNHK杯通算27勝6敗、勝率81.8%という数字は、単なる優勝回数以上の意味を持っている。
NHK杯は持ち時間が短く、対局中に長時間をかけて局面を検討することが難しい。タイトル戦のように一局に数時間から十数時間をかける棋戦とは、求められる能力の比重が異なる。
短い持ち時間の中では、序盤の準備だけでなく、中盤での形勢判断、終盤での読みの正確さ、時間配分が結果に直結する。
理由1:限られた時間でも精度の高い判断ができる藤井の強みとして挙げられるのが、局面の複雑さに左右されにくい判断力だ。
第75回決勝の増田康宏八段戦では、相手の攻めを受ける展開から逆転勝利を収めた。苦しい局面でも勝機を探し続ける姿勢は、NHK杯のような短時間棋戦で大きな武器になる。
理由2:トーナメント特有の一発勝負に対応しているNHK杯は勝ち続けなければ優勝できない。リーグ戦のように敗戦後に別の対局で取り戻すことはできず、1局のミスがその年度の敗退につながる。
藤井が第74回、第75回と連覇し、さらに第76回でも勝ち進んでいることは、この形式への適応力を示している。
理由3:対戦相手が変わっても戦術を柔軟に調整できるNHK杯では、タイトル戦で頻繁に顔を合わせる棋士だけでなく、ベテランや若手の実力者とも対戦する。
第76回の勝又清和七段戦は、その好例だ。初対戦の相手が採用した雁木に対し、藤井は後手番から対応し、110手で勝利した。
相手の得意戦法や棋風が異なるトーナメントで安定して結果を残すには、事前研究だけでは不十分だ。実戦中に相手の狙いを読み取り、状況に応じて方針を変える能力が必要になる。
NHK杯の数字を見るときに注意したいこと一方、勝率81.8%だけで藤井の実力をすべて説明することはできない。
NHK杯は33局という特定棋戦のサンプルであり、対戦相手、手番、年度、トーナメントの進行状況によって条件が異なる。ほかの棋戦の勝率と単純に優劣を比較するのは適切ではない。
より正確に評価するなら、通算勝率だけでなく、優勝回数、連勝記録、決勝進出回数、対戦相手の実績、対局内容を組み合わせて見る必要がある。
その意味で、藤井のNHK杯における3度の優勝と、直近11連勝という実績は、短時間棋戦への高い適応力を裏付ける材料となっている。
【藤井聡太のNHK杯】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:藤井聡太はNHK杯で何回優勝していますか?
A1:2026年11月3日現在、通算3回です。第72回、第74回、第75回で優勝しています。第74回と第75回は連覇を達成しました。
Q2:第75回NHK杯決勝で藤井聡太が対戦した相手は誰ですか?
A2:増田康宏八段です。2026年3月8日の決勝で藤井が後手番となり、角換わりの将棋を122手で制しました。これにより2年連続3度目の優勝を達成しました。
Q3:第76回NHK杯で勝又清和七段に勝ったのはいつですか?
A3:2026年9月13日放送の2回戦です。藤井は後手番で雁木を採用し、110手で勝利しました。
Q4:藤井聡太のNHK杯通算勝率は何%ですか?
A4:2026年9月13日の第76回2回戦終了時点で81.8%です。通算27勝6敗で、本戦は24勝6敗、予選は3勝0敗となっています。
Q5:藤井聡太のNHK杯次戦の相手は誰ですか?
A5:第76回3回戦では、山崎隆之九段と服部慎一郎七段の勝者と対戦する見通しです。両者の対局は2026年11月15日放送予定で、藤井の3回戦の放送日は11月3日時点で未確定です。
Q6:NHK杯将棋トーナメントは何時から放送されていますか?
A6:基本的に毎週日曜日の午前10時30分からNHK Eテレで放送されています。特別編成などによって変更される場合があるため、当日の番組表も確認してください。
藤井聡太のNHK杯将棋トーナメントにおける実績は、2026年11月3日現在、通算3度の優勝、27勝6敗、勝率81.8%というものだ。
2026年3月8日の第75回決勝では増田康宏八段を122手で破り、2年連続3度目の優勝を達成。さらに第76回では、9月13日の2回戦で勝又清和七段を110手で下した。
現在は3連覇を目指す状況にあり、次の3回戦では山崎隆之九段と服部慎一郎七段の勝者との対戦が予定されている。
今後の注目点は、藤井がNHK杯11連勝をさらに伸ばせるか、そして3大会連続の優勝を実現できるかという2点だ。
NHK杯は短時間で進行する一発勝負だからこそ、藤井の読みの深さや終盤の判断力が凝縮される。次戦の対戦相手と放送日が確定した際には、過去の対局内容と合わせてチェックしたい。
主な参照資料:日本将棋連盟の棋士データベース・NHK杯棋戦情報、2026年3月8日付の日刊スポーツ報道、2026年9月13日付の対局記録、2026年11月2日更新の第76回大会進行情報。