2025年以降の『水戸黄門』を語るうえで見逃せないのが、武田鉄矢版の新作スペシャルです。
2019年のBS-TBS第2シリーズ終了後、しばらく新作ドラマは制作されていませんでしたが、2025年に約7年ぶりとなる新作が実現しました。
2025年12月28日『水戸黄門スペシャル』2025年12月28日、BS-TBS開局25周年企画として2時間スペシャルが放送されました。
物語の舞台は輪島・金沢。武田鉄矢が水戸光圀を演じ、財木琢磨が助さん、荒井敦史が格さんとして出演しました。
主な出演者は次のとおりです。
- 水戸光圀:武田鉄矢
- 佐々木助三郎:財木琢磨
- 渥美格之進:荒井敦史
- 詩乃:篠田麻里子
- 風車の弥七:津田寛治
- 柳沢吉保:袴田吉彦
- 春江:剛力彩芽
番組制作会社C.A.Lの公式番組情報によると、この作品は『水戸黄門』史上初の4K放送作品でもありました。長年のファンにとって、往年の時代劇が高画質の新作として帰ってきた節目の作品です。
2026年12月『水戸黄門スペシャル~岡崎・尾張~』放送決定2026年10月7日、BS-TBSは新作2時間スペシャル『水戸黄門スペシャル~岡崎・尾張~』の12月放送を発表しました。
今回も、助さん・格さんの配役は変更されません。
| 役名 | 2026年の出演俳優 |
|---|---|
| 水戸光圀 | 武田鉄矢 |
| 佐々木助三郎 | 財木琢磨 |
| 渥美格之進 | 荒井敦史 |
| 詩乃 | 篠田麻里子 |
| 風車の弥七 | 津田寛治 |
| 柳沢吉保 | 袴田吉彦 |
今回の旅の舞台は、愛知県の岡崎・尾張です。
徳川御三家の筆頭である尾張徳川家のお膝元で、老公一行が新たな事件に巻き込まれます。
特に注目したいのは、助さんと格さんのキャラクター設定です。
財木琢磨の助さんは、明るく裏表のない若い水戸藩士。女性好きで、旅先の美しい女性には格好をつけたがる一面があります。一方、剣の腕は一流です。
荒井敦史の格さんは、不器用ながら真面目で人情に厚い人物。路銀や印籠の管理を任され、行動が先走りがちな助さんを制止する役目も担っています。
BS-TBSの2026年10月7日付公式発表では、両俳優の続投とともに、前作から約1年ぶりに同じ役柄で戻ることへの本人コメントも掲載されました。
荒井敦史は、初めて印籠を出した経験から約9年が経過したことに触れ、今回の旅で助格の成長を感じてもらえるよう演じたいと語っています。2017年の起用から続く役柄への思いが伝わるコメントです。
放送情報(2026年11月3日現在)
- 番組名:水戸黄門スペシャル~岡崎・尾張~
- 放送局:BS-TBS
- 放送時期:2026年12月
- 形式:2時間スペシャル
- 助さん:財木琢磨
- 格さん:荒井敦史
なお、公式発表時点では具体的な放送日・放送時刻と追加ゲストの詳細は後日発表とされています。12月放送決定と、具体的な放送日時の確定は区別しておきたいところです。
【歴代コンビの魅力を分析】なぜ助さんと格さんは交代しても愛されるのか

歴代キャストを振り返ると、俳優が交代しても助さんと格さんの関係性には一貫した特徴があります。
それは、性格の異なる2人が互いを補いながら、黄門様を支える構図です。
1. 助さんは華やかさと行動力を担う助さんは、剣の腕が立ち、旅先での人付き合いにも積極的な人物です。
杉良太郎、里見浩太朗、あおい輝彦、原田龍二など、それぞれの俳優が持つ個性によって、同じ役でも印象が変わりました。
特に、二枚目としての魅力を前面に出す演技や、軽妙な掛け合いは助さんの見どころです。
2. 格さんは真面目さと安定感を担う一方の格さんは、助さんの行動を支える堅実な存在です。
横内正、伊吹吾郎、合田雅吏、的場浩司など、俳優によって体格や雰囲気は異なりますが、責任感の強さや頼もしさは共通しています。
印籠を預かり、ここぞという場面で提示する役割も、格さんの象徴的な見せ場です。
3. 交代のタイミングは作品の刷新と連動している歴代キャストの交代を単なる俳優の入れ替えとして捉えると、作品の変化を見落としてしまいます。
例えば、第18部では助さんが里見浩太朗からあおい輝彦に交代し、独身という人物設定も導入されました。
第29部では石坂浩二が新しい黄門様となり、歴史上の人物としての光圀像をより掘り下げる演出が採用されます。
そして第42部では、黄門様と助さん・格さんの出会いから描き直すという原点回帰が行われました。
つまり、助格の交代は、作品の演出や視聴者層に合わせたシリーズ刷新の一部だったのです。
4. どの歴代コンビから見るべき?世代別のおすすめ初めて過去の『水戸黄門』を見る人は、好みの俳優や時代によって選ぶと楽しめます。
初期の時代劇らしさを楽しみたい人
杉良太郎・横内正の第1~2部がおすすめ。シリーズの原点を味わえます。
長期シリーズの安定感を楽しみたい人
あおい輝彦・伊吹吾郎の第18~28部。長く続いたコンビの掛け合いが魅力です。
平成期のアクションを楽しみたい人
原田龍二・合田雅吏の第32~41部。新世代の助格コンビを楽しめます。
新しい時代劇を見たい人
財木琢磨・荒井敦史のBS版。2017年から続く新しい助格像に触れられます。
昔の作品を見直すなら、俳優の人気だけで選ぶよりも、助さんと格さんの組み合わせや、黄門様の配役が変わる節目を意識すると、シリーズ全体の違いが理解しやすくなります。
【プロの結論】助さん・格さんの歴代キャストを知ると水戸黄門の歴史が見えてくる
『水戸黄門』の助さんと格さんは、単に黄門様のお供をする脇役ではありません。
時代ごとの俳優の個性を受け入れながら、シリーズの魅力を支えてきた中心人物です。
TBSの全43部では、助さん・格さんともに6人の俳優が役を引き継ぎました。
その中でも、里見浩太朗と横内正・大和田伸也・伊吹吾郎の組み合わせ、あおい輝彦と伊吹吾郎、原田龍二と合田雅吏など、それぞれの時代を象徴するコンビが生まれています。
加えて、2017年のBS-TBS版では財木琢磨と荒井敦史が新しい助格像を築き、2025年の新作スペシャル、2026年12月の新作へとつながりました。
ここで押さえておきたいのが、TBSの第43部とBS-TBSの新シリーズは別のシリーズ区分だという点です。
財木琢磨と荒井敦史は、TBS全43部の次の第44代ではなく、2017年に始まったBS-TBS版の助さん・格さんです。
また、里見浩太朗は助さんを演じた後に水戸光圀も演じているため、歴代キャストを調べる際には役名と出演部をセットで確認することが大切です。
【水戸黄門の助さん・格さん歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:水戸黄門の初代助さんと初代格さんは誰ですか?
A1:初代助さんは杉良太郎、初代格さんは横内正です。1969年に放送が始まった第1部からコンビを組みました。
Q2:里見浩太朗は助さんと黄門様のどちらを演じましたか?
A2:両方です。第3部から第17部までは2代目助さん、第31部から第43部までは5代目水戸光圀を演じました。
Q3:助さんと格さんの歴代俳優で最も長く出演したのは誰ですか?
A3:助さんでは里見浩太朗が第3部~第17部、格さんでは伊吹吾郎が第14部~第28部を担当しました。いずれも約15~17年にわたる長期出演です。
Q4:2026年の水戸黄門の助さん・格さんは誰ですか?
A4:助さんは財木琢磨、格さんは荒井敦史です。2026年12月放送予定の『水戸黄門スペシャル~岡崎・尾張~』でも続投します。
Q5:水戸黄門の助さん・格さんは2011年で交代が終わったのですか?
A5:いいえ。2011年にTBSのレギュラーシリーズは第43部で終了しましたが、2017年にBS-TBSで新シリーズが始まり、財木琢磨と荒井敦史が新しい助格コンビになりました。その後、2025年と2026年にも新作スペシャルが制作されています。
『水戸黄門』の助さん・格さんの歴代キャストを振り返ると、時代ごとに異なる魅力が見えてきます。
- 初代助さんは杉良太郎、初代格さんは横内正。
- 里見浩太朗、あおい輝彦、伊吹吾郎らが昭和・平成のシリーズを支えた。
- 原田龍二と合田雅吏は第32部~第41部の長期コンビ。
- TBS最後のレギュラーシリーズは東幹久と的場浩司が担当。
- 2017年以降は財木琢磨と荒井敦史がBS版の助格を担当。
- 2026年12月には『水戸黄門スペシャル~岡崎・尾張~』が放送予定。
長年続いてきた作品だからこそ、助さん・格さんの俳優交代には、その時代のテレビドラマの変化も反映されています。
2026年の新作では、財木琢磨と荒井敦史がどのような掛け合いを見せるのか。歴代の名コンビと見比べながら、新しい水戸黄門の旅を楽しみたいところです。