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車のローンは何年が得?3年・5年・7年を徹底比較!2026年最新の返済期間と選び方

黒木 穂乃花 黒木 穂乃花 • 更新: • 公開: • 読了約 21 分
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車を購入するとき、多くの人が悩むのがローンの返済期間です。3年で早く完済するべきか、5年で無理なく返すべきか、それとも7年・10年と期間を延ばして月々の負担を抑えるべきか。選択する年数によって、毎月の返済額だけでなく、支払う利息や総返済額、次の車に買い替えられるタイミングまで変わってきます。

2026年3月に株式会社リクルートのカーセンサー自動車総研が公表した「自動車購入実態調査2025」では、車のローン返済期間の平均は6.2年でした。最も多かったのは5年以上6年未満で40.2%です。一方、実際にローンを組む際の基本的な検討期間としては3〜5年も有力な選択肢です。銀行系マイカーローンでは最長10年の商品があるほか、一部の銀行では15年まで対応しています。

ただし、月々の支払いが安くなるからといって、長期ローンが必ずしも得とは限りません。車の使用予定年数、購入する車の新旧、金利、家計の余裕、将来の買い替え計画を合わせて考える必要があります。

【2026年最新】車のローンは何年がいい?平均返済期間とおすすめの目安

車のローン何年

車のローンは何年で組むのがよいのでしょうか。まず押さえておきたいのは、実際に利用されている返済期間と、家計にとって合理的な返済期間は必ずしも同じではないという点です。

車のローン返済期間の平均は6.2年

カーセンサー自動車総研が2026年3月に公表した「自動車購入実態調査2025」には、ローンの支払期間に関する具体的なデータが掲載されています。

直近1年間に車を購入した人のうち、一括払い、リース、サブスクリプション以外の方法で購入した人を対象にした二次調査では、有効回答1,381人のローン返済期間は次のようになりました。

  • 5年以上6年未満:40.2%
  • 10年以上:13.9%
  • 3年以上4年未満:13.8%
  • 7年以上8年未満:6.3%
  • 平均返済期間:6.2年

前年の2024年調査では平均5.7年だったため、2025年は0.5年長くなっています。購入者のローン期間が長期化する傾向も読み取れます。

ここで注目したいのは、平均が6.2年である一方、5年以上6年未満という区分だけで4割を占めていることです。5年前後は、毎月の負担と返済期間のバランスを考える際の現実的な比較基準になります。

返済期間別に見るおすすめの考え方

一般的な元利均等返済の自動車ローンでは、返済期間を短くすると月々の返済額は増えますが、支払う利息を抑えられます。反対に、期間を長くすると月々の負担は軽くなるものの、利息が積み重なります。

  • 3年:利息を抑えて早く完済したい人向け。
  • 5年:毎月の家計と総返済額のバランスを取りたい人向け。
  • 7年:月々の負担を軽くしながら、ある程度の期間をかけて返したい人向け。
  • 10年:高額車の購入などで月々の負担を抑える必要がある人向け。ただし慎重な検討が必要。
  • 15年:一部の金融機関で利用できる長期設定。完済までの車の使用計画や将来の収入を十分に考える必要がある。

迷った場合は、最初から7年や10年に決めるのではなく、まず3年・5年の返済額を確認し、家計に無理が生じる場合に7年を比較する方法が合理的です。

【金額で比較】自動車ローン3年・5年・7年・10年・15年の違い

返済期間の違いを理解するには、同じ借入金額、同じ金利で比較するのが最も分かりやすい方法です。

300万円を年3.0%で借りた場合の返済シミュレーション

ここでは、車両購入などに必要な300万円を借り入れ、年3.0%の固定金利、元利均等返済、毎月払いのみ、ボーナス払いなしという条件で試算します。頭金、保証料、事務手数料などは含めていません。

返済期間 月々の返済額 利息総額 総返済額
3年(36回) 約87,244円 約140,771円 約3,140,771円
5年(60回) 約53,906円 約234,364円 約3,234,364円
7年(84回) 約39,640円 約329,752円 約3,329,752円
10年(120回) 約28,968円 約476,187円 約3,476,187円
15年(180回) 約20,717円 約729,141円 約3,729,141円

※元利均等返済による概算。各月の返済額と総返済額は端数処理により実際の契約と異なる場合があります。金利が全期間一定であると仮定した試算です。

3年と5年では何が違う?

3年返済では月々約8万7,000円が必要ですが、利息は約14万円に収まります。5年返済にすると月々の負担は約5万4,000円まで下がる一方、利息は約23万4,000円になります。

つまり、5年に延ばすことで毎月の支払いは約3万3,000円軽くなるものの、利息は約9万4,000円増える計算です。

毎月の家計に十分な余裕があるなら3年返済は魅力的です。しかし、車の維持費、保険料、駐車場代、ガソリン代なども考慮すると、返済額を抑えられる5年のほうが生活全体の資金計画を立てやすい人もいます。

7年・10年・15年は本当に得なのか

7年返済では月々の負担が約3万9,600円まで下がります。ただし、5年返済と比べると利息が約9万5,000円増加します。

さらに10年では利息が約47万6,000円、15年では約72万9,000円です。15年返済は月々約2万円で済む反面、300万円の借入に対して利息だけで70万円以上を支払う計算になります。

ここで見落としやすいのが、月々の支払額だけで車の購入予算を決めてしまうことです。毎月2万円なら支払えると感じても、15年間にわたってローンを抱えることになります。その間に転職、転居、結婚、出産、教育費の増加などが起きれば、当初の資金計画が変わる可能性もあります。

月々の返済額を抑えることと、車を安く購入することは別問題です。契約前には必ず利息と総返済額まで比較してください。

【徹底比較】銀行系マイカーローンとディーラーローンは何が違う?

車のローンを選ぶ際、返済期間と同じくらい重要なのが借入先です。主な選択肢は、銀行や信用金庫などが提供する銀行系マイカーローンと、自動車販売店で申し込むディーラー提携ローンです。

銀行系マイカーローンの特徴

銀行系マイカーローンの大きな特徴は、ディーラー提携ローンより低金利になる商品が多いことです。

全国銀行協会のマイカーローンに関する解説でも、銀行などのローンはディーラー提携ローンと比べて低金利なことが多いと説明されています。また、金融機関によっては給与振込や住宅ローンなどの取引条件による金利優遇もあります。

購入した車の所有者が原則として購入者本人になることも特徴です。車種を決める前に事前審査を受けられる金融機関もあり、販売店とは別に資金計画を進められます。

一方、銀行への申し込みや必要書類の提出、審査などを自分で進めなければならず、販売店で一括して手続きできるディーラーローンより手間がかかる場合があります。

ディーラーローンの特徴

ディーラーローンは、車の購入手続きと同時に申し込める利便性が魅力です。販売店の担当者と相談しながら契約を進められるため、初めて車をローンで購入する人にも分かりやすい仕組みです。

車種限定の低金利キャンペーンが実施される場合もあり、通常の銀行ローンより必ず高いとは限りません。購入する車や契約時期によっては、ディーラーローンのほうが有利になるケースもあります。

ただし、一般的なディーラー提携ローンでは、完済まで車の所有権が信販会社や販売店側に留保されます。そのため、ローン残高がある状態で売却や名義変更をしたい場合には、残債の精算や所有権解除などの手続きが必要です。

どちらを選ぶべき?判断のポイント
  • 金利を優先する人:銀行系マイカーローンを中心に比較する。
  • 手続きの簡単さを優先する人:ディーラーローンを候補にする。
  • 車の買い替えや売却の自由度を重視する人:購入者が所有者となる銀行系ローンが検討しやすい。
  • 販売店独自の低金利キャンペーンを利用したい人:ディーラーローンの実質的な総支払額を確認する。

比較するときは、表示金利だけでなく、保証料、事務手数料、繰上返済手数料、所有権の扱いまで確認することが大切です。

【新車・中古車別】ローンは何年で組むのがいい?残価設定ローンにも注意

車のローンは、新車か中古車かによっても適切な返済期間が変わります。特に中古車では、車両の年式や走行距離、今後の修理費用まで考慮する必要があります。

新車ローンは3〜5年を中心に検討

新車を購入する場合、3年・5年を一つの基準にすると、車検や買い替えのタイミングを考えやすくなります。

3年返済なら最初の車検時期に近いタイミングでローンを完済でき、5年返済なら2回目の車検を迎える時期に完済する計画を立てられます。

もちろん、車を10年以上乗る予定なら7年以上のローンも選択肢になります。ただし、長期間乗る場合は、タイヤ交換、バッテリー交換、消耗品、故障修理などの維持費が増える可能性があります。ローンの支払いと修理費用が同時に発生しても家計が耐えられるかを確認しましょう。

中古車ローンは車両年齢と完済時期が重要

中古車の場合、新車よりも短い返済期間が適しているケースがあります。

例えば、購入時点で初度登録から7年が経過した中古車を10年ローンで購入すると、完済時には初度登録から17年が経過している計算です。車両の状態によっては、ローン返済中に大きな修理費用が必要になる可能性があります。

銀行系マイカーローンでは新車と中古車の両方を対象にしている商品もありますが、申し込み条件や完済時年齢、融資期間は金融機関ごとに異なります。

また、メーカー系の中古車向けクレジットには独自の条件があります。例えばHondaの中古車限定据置クレジットでは、12回から60回までの支払い回数を選択できますが、最終回の支払い月が初度登録から11年以内になることが条件です。

中古車では「何年返せるか」だけでなく、「完済する頃に車が何年落ちになっているか」まで確認することが大切です。

残価設定ローンは返済期間より最終回の支払いに注目

残価設定ローンは、契約時に数年後の車の予想下取り価格である残価を設定し、その金額を最終回まで据え置く仕組みです。

通常の分割払いよりも月々の支払額を抑えやすく、3年・5年などの期間を設定するプランが代表的です。

トヨタ自動車の残価設定型プランでは、契約満了時に次の3つの選択肢が用意されています。

  • 同じ販売店で新しい車に乗り換える。
  • 車を販売店に返却する。
  • 残価を一括精算するか、再クレジットを利用して車を購入する。

ただし、返却時には走行距離や車両状態などの条件があります。規定を満たさない場合は追加精算が発生する可能性もあります。

残価設定ローンは、月々の支払いが安いから総額も安いという仕組みではありません。契約終了時に車を返却するのか、買い取るのか、乗り換えるのかまで決めて比較する必要があります。

【家計を守る】月々の返済額・ボーナス払い・繰上返済の賢い使い方

車のローンは、契約時の返済期間だけでなく、返済方法によっても家計への影響が変わります。毎月の収入だけで無理なく支払える金額を基準に考えることが大切です。

月々の返済額は車の維持費とセットで考える

車を所有すると、ローン以外にも自動車税、任意保険、車検、駐車場代、ガソリン代、メンテナンス費用などが発生します。

そのため、毎月の返済額を決めるときには、ローン単体で支払える金額ではなく、車にかかる支出全体を計算する必要があります。

例えば、ローン返済が月3万円でも、駐車場代や保険料などを含めると毎月の負担は大きく変わります。購入時に支払える金額ではなく、数年間にわたって継続できる金額を基準にしてください。

ボーナス払いは収入が変動するリスクも考慮

ボーナス払いを併用すると、通常月の返済額を抑えられます。金融機関によっては、借入金額の一定割合をボーナス月に増額返済する方式を選べます。

ただし、ボーナスは会社の業績や勤務状況によって変動する可能性があります。転職、休職、業績悪化などによって支給額が減った場合、予定していた返済が難しくなることも考えられます。

特に長期ローンでは、将来のボーナスを確実な収入として計算しすぎないことが大切です。基本的には通常月の収入だけで返済を継続できる計画にし、ボーナスは余裕資金として扱う方法が堅実です。

繰上返済で利息を減らす方法

繰上返済とは、通常の返済とは別に、借入残高の一部または全部を前倒しで返済する方法です。

元金を早く減らせば、その後に発生する利息を抑えられる可能性があります。特に返済期間が長いローンでは、余裕資金を使った繰上返済が効果的な場合があります。

ただし、繰上返済の手数料は金融機関によって違います。例えば、りそな銀行ではマイカーローンの繰上返済手数料は無料と案内されています。一方、三井住友銀行では一部・全額繰上返済の手続きに5,500円(税込)の手数料が設定されています。

繰上返済を検討する際は、手数料と利息軽減額を比較し、生活防衛資金まで使い切らないように注意してください。

【買い替えで損しない】車のローン完済と買い替え時期の関係

車のローンを組む際に見落としやすいのが、次の車に買い替えるタイミングです。返済期間が長すぎると、現在の車を手放したい時期になってもローンが残っている可能性があります。

車の買い替えはローン完済時期から逆算する

例えば、5年後に新しい車へ買い替える予定なら、5年ローンは比較的計画を立てやすい選択です。3年で買い替えるつもりなら、7年ローンを組むと、車を手放す時点で残債が大きく残る可能性があります。

特にディーラーローンでは、完済まで所有権が販売店や信販会社側にあることが一般的です。売却や下取りの際に残債の精算が必要になるため、次の車の購入資金にも影響します。

銀行系ローンの場合は購入者が所有者となるのが一般的ですが、車を売却しても借入金の返済義務が自動的になくなるわけではありません。売却価格とローン残高の差額をどう処理するか、事前に確認しておきましょう。

車の使用年数とローン期間を合わせる

車の買い替え計画を考えるときには、購入する車に何年乗る予定なのかを先に決めると、返済期間を選びやすくなります。

  • 3年程度で乗り換えたい:3年返済や残価設定型プランを比較する。
  • 5年程度乗る予定:5年返済を中心に検討する。
  • 7年以上乗る予定:5〜7年返済を比較し、維持費の増加も見込む。
  • 10年以上乗る予定:長期ローンも候補になるが、車両の耐久性と修理費用を考慮する。

カーセンサー自動車総研の同調査では、前回購入した車の平均乗車期間は6.6年でした。ローン返済期間の平均6.2年と近い数字です。

このデータからも、ローンを組むときには車の使用予定期間と返済期間を別々に考えるのではなく、できるだけ連動させることが重要だと分かります。

【プロの結論】おすすめは5年を基準に、3年・7年を比較すること

車のローンは、短ければ短いほど利息を抑えられます。しかし、毎月の返済額が大きくなりすぎれば、生活費や貯蓄に影響します。

反対に、10年や15年の長期ローンは月々の支払いを軽くできますが、車の価値が下がる時期までローンを抱えることになり、買い替え時の選択肢を狭める可能性があります。

そこで、実際の契約では次の判断基準をおすすめします。

  • 3年が向いている人:十分な収入と貯蓄があり、利息を抑えて早く完済したい人。
  • 5年が向いている人:毎月の返済額と総返済額のバランスを重視する人。
  • 7年が向いている人:車の使用予定が長く、5年返済では家計への負担が大きい人。
  • 10〜15年を慎重に検討すべき人:収入の変動が大きい人、数年後に買い替える予定がある人、車の維持費を確保できない人。

特に重要なのは、ローン審査で借りられる金額と、実際に無理なく返せる金額を混同しないことです。金融機関が提示する借入可能額は、必ずしも家計に適した購入予算ではありません。

【車のローンの年数】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:車のローンは何年で組む人が一番多いですか?
A1:カーセンサー自動車総研の2025年調査では、5年以上6年未満が40.2%で最多でした。平均返済期間は6.2年です。2026年3月公表の調査結果であり、5年前後から6年程度が実際の利用状況を考える際の参考になります。

Q2:車のローンは3年と5年ならどちらがお得ですか?
A2:利息の総額だけで比較すれば、3年のほうがお得です。ただし、月々の返済額は高くなります。家計に余裕があり、早期完済を優先するなら3年、毎月の負担を抑えながら返したいなら5年が候補です。

Q3:車のローンは最長何年まで組めますか?
A3:金融機関や商品によって異なります。銀行系マイカーローンでは最長10年の商品がある一方、武蔵野銀行のように最長15年の商品もあります。ただし、利用地域や年齢などの条件が設定されている場合があります。

Q4:中古車でも10年や15年のローンを組めますか?
A4:中古車を対象にした長期ローンを扱う金融機関はあります。ただし、車両の年式、完済時の年齢、融資条件などによって利用できる期間が異なります。契約前に対象車両の条件を確認してください。

Q5:車のローンは途中で繰上返済できますか?
A5:多くの金融機関で一部または全額の繰上返済に対応しています。ただし、手数料や手続き方法は異なります。無料の商品もあれば、手数料がかかる商品もあるため、契約前に確認しましょう。

2026年の車のローン返済期間を考えるうえで、まず参考にしたいのがカーセンサー自動車総研の調査結果です。2025年のローン返済期間の平均は6.2年で、最も多かったのは5年以上6年未満でした。

ただし、平均に合わせてローンを組む必要はありません。利息をできるだけ抑えたいなら3年、家計とのバランスを重視するなら5年、月々の支払いを軽くしたいなら7年というように、自分の収入や車の使用予定に合わせて選ぶことが大切です。

銀行系マイカーローンとディーラーローンでは、金利、手続き、所有権の扱いが異なります。また、残価設定ローンでは月々の支払いだけでなく、契約満了時の選択肢と追加精算条件まで確認する必要があります。

最終的には、月々の返済額、利息、総返済額、車の維持費、買い替え時期の5つを比較して判断してください。

車のローンで後悔しないための基本は、借りられる期間を最大限に延ばすことではなく、車を手放す時期まで見据えて無理なく完済できる年数を選ぶことです。まずは3年・5年・7年の返済シミュレーションを比較し、長期的にも安心できる購入計画を立てましょう。

主な根拠資料: カーセンサー自動車総研「自動車購入実態調査2025」(2026年3月)、全国銀行協会「マイカーローン」、武蔵野銀行・静岡銀行の商品案内、トヨタ自動車の残価設定型プラン、Hondaファイナンスの商品説明、りそな銀行・三井住友銀行の繰上返済案内。

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