2026年11月3日現在、くら寿司とスシローを比較すると、安さを重視するならくら寿司、定番ネタの品質や期間限定商品の充実度を重視するならスシローという選び方が有力だ。両社とも価格改定を実施しており、以前の「くら寿司は110円、スシローは120円」という単純な比較だけでは、実際のお得度を判断できなくなっている。
特に注目したいのが、くら寿司の2026年9月4日の価格改定と、スシローの同年7月22日の価格改定だ。くら寿司は最低価格を110円に引き下げる一方、一部のサーモンなどを値上げ。スシローは人気のサーモンを120円~で維持しながら、厳選まぐろ赤身を150円~に変更した。どちらも、商品ごとの価格設定に明確な戦略が表れている。
この記事では、両社の公式メニューと発表資料をもとに、最低価格、まぐろ、サーモン、店舗別価格、期間限定メニュー、一人あたりの費用まで比較する。
【先に結論】くら寿司とスシローはどっちがおすすめ?2026年の選び方

最初に、両チェーンの特徴を整理しておこう。
くら寿司がおすすめなのは、食事代を抑えながら家族で楽しみたい人だ。 2026年9月の価格改定によって最低価格が110円となり、熟成びんちょうまぐろ、ねぎまぐろ、たまご焼きなど、手頃な価格で注文できる商品が充実している。
加えて、サーモンとえび、サーモンと熟成びんちょうまぐろなどを組み合わせた相盛り商品も110円で展開。1皿で複数の味を楽しめるため、子ども連れや少しずついろいろ食べたい人にも向いている。
一方、スシローがおすすめなのは、定番ネタに加えて旬の魚介や期間限定商品を楽しみたい人だ。 サーモン、えび、いかなどの人気商品を120円~で提供し、季節ごとに大切りネタや産地にこだわった商品を投入している。
2026年10月28日には、大切りムラサキいかの食べ比べや国産ほたて貝柱の3種仕立てなども公式ニュースに登場した。
両社の違いを簡潔に
- できるだけ安く食べたい:くら寿司
- 110円の定番商品を活用したい:くら寿司
- サーモンを中心に食べたい:両社とも候補
- 厳選まぐろ赤身を食べたい:スシロー
- 旬の魚介や期間限定商品を楽しみたい:スシローも有力
- 子どもと一緒に食事を楽しみたい:くら寿司
- 平日のランチを安く済ませたい:くら寿司
ただし、これは価格や商品構成を基準にした比較だ。実際の満足度は、好きなネタや利用する店舗によって変わる。
【2026年11月最新】くら寿司とスシローの価格比較!110円皿と120円皿の違い
両社を比較するときに、まず確認したいのが最低価格と定番商品の価格だ。
くら寿司は2026年9月に最低価格を110円へ変更くら寿司は2026年8月20日に価格改定を発表し、9月4日から一部商品の価格を変更した。
従来115円だった最低価格を110円に引き下げたほか、店舗の価格帯についても見直しを実施している。
改定後の最低価格帯は以下のとおり。
| 改定前の店舗価格帯 | 2026年9月4日以降 |
|---|---|
| 115円店舗 | 110円 |
| 120円店舗 | 115円 |
| 130円店舗 | 125円 |
| 150円店舗 | 145円 |
ここで注意したいのは、110円になったのは全商品ではないという点だ。
従来115円だったサーモン、生えび、大葉松いか、赤貝など33品目は120円に変更。一方、熟成びんちょうまぐろやねぎまぐろ、たまご焼き、ハンバーグなどは110円の商品として展開された。
加えて、サーモンとえびなどを組み合わせた相盛り商品も登場し、110円商品は計37品目となった。
看板商品である「熟成まぐろ」は120円を維持している。
つまり、くら寿司の価格改定は単純な値下げではない。安価な商品の選択肢を増やしながら、人気ネタの一部を値上げする価格構成の見直しだった。
スシローは2026年7月に厳選まぐろ赤身を値上げスシローは2026年7月22日から一部商品の価格改定を実施した。
最も注目されたのは「厳選まぐろ赤身」だ。
従来120円(税込)~だった価格を、150円(税込)~に変更。30円の値上げとなった。
一方、サーモン、いか、えびなどの人気商品は120円(税込)~を維持している。
スシローの公式発表では、物流費や人件費の上昇、漁獲量の変動などが価格改定の背景として説明された。
また、シャリには引き続き国産米を100%使用する方針も示されている。
主要商品の価格比較表2026年11月3日時点の公式メニューと価格改定資料を整理すると、次のようになる。
| 比較項目 | くら寿司 | スシロー |
|---|---|---|
| 通常の最低価格帯 | 110円~ | 120円~ |
| 代表的な低価格商品 | 熟成びんちょうまぐろ110円 | サーモン120円 |
| 熟成・定番まぐろ | 熟成まぐろ120円 | 厳選まぐろ赤身150円~ |
| 通常サーモン | 120円(110円店舗の表示) | 120円(公式店舗メニューの表示例) |
| 価格改定日 | 2026年9月4日 | 2026年7月22日 |
| 改定の特徴 | 最低価格を110円に引き下げ | 厳選まぐろ赤身を150円~に変更 |
| 店舗価格 | 110・115・125・145円~の価格帯 | 店舗別メニューで確認 |
※価格は税込。商品価格は店舗や提供条件によって異なる。表の定番商品価格は公式メニューの表示例であり、全店舗共通価格を意味しない。
この比較から分かるのは、最低価格ではくら寿司が優勢だが、サーモンなどの定番ネタでは価格差が小さいということだ。
また、スシローにも期間限定で110円~の商品が登場するため、120円という価格だけで全商品を判断するのは適切ではない。
【まぐろ・サーモン徹底比較】熟成びんちょうまぐろと厳選まぐろ赤身はどちらがお得?
回転寿司で注文する機会が多いまぐろとサーモンは、比較するうえで要点だ。
ただし、同じ「まぐろ」という名前でも、使用する魚や商品設計が異なる。価格だけを並べるのではなく、商品そのものの違いにも注目したい。
熟成びんちょうまぐろはくら寿司の110円商品くら寿司の「熟成びんちょうまぐろ」は、2026年11月時点で110円店舗の公式メニューに掲載されている。
びんちょうまぐろは、一般的なまぐろの赤身とは異なる魚種で、比較的あっさりした味わいが特徴だ。
手頃な価格でまぐろを楽しめることから、低予算で何皿も注文したい人にとって魅力的な選択肢となる。
一方、くら寿司には別の商品として「熟成まぐろ」もある。こちらは120円で、自社セントラルキッチンで独自の熟成加工を施した看板商品として紹介されている。
したがって、くら寿司でまぐろを注文するときは、110円の熟成びんちょうまぐろと120円の熟成まぐろを区別しておきたい。
スシローの厳選まぐろ赤身は150円~スシローの「厳選まぐろ赤身」は、2026年7月22日の価格改定で150円~となった。
以前の120円~と比較すると30円の値上げだ。
ただし、これはスシローのまぐろ商品すべてが150円になったという意味ではない。期間限定のまぐろ商品や軍艦などには、異なる価格設定の商品もある。
例えば、2026年10月28日付の公式ニュースでは「長崎沖 天然本鮪ねぎとろ包み」が税込110円~の商品として紹介されている。
つまり、まぐろを安く食べたい場合でも、定番の厳選まぐろ赤身だけでなく、期間限定のラインナップを確認する価値がある。
サーモンの食べ比べではどちらがお得?サーモンを中心に食べる人にとっては、両社の価格差はそれほど大きくない。
くら寿司の110円~店舗では、通常の「サーモン」は120円。スシローの公式店舗メニューでも、通常のサーモンは120円で掲載されている。
つまり、基本のサーモンを注文するなら、価格面ではほぼ互角という比較になる。
ただし、くら寿司には110円の「サーモン・えび」や「サーモン・熟成びんちょうまぐろ」といった相盛り商品がある。
通常のサーモン1皿と同じものではないものの、異なるネタを一度に楽しめる点は大きな魅力だ。
サーモンの味をじっくり楽しみたいなら通常商品、複数の味を試したいなら相盛り商品という選び方ができる。
スシローでは、通常のサーモンに加え、オニオンサーモンなどのアレンジ商品も展開されている。公式店舗メニューの表示例では、オニオンサーモンは140円だった。
サーモンの価格だけなら両社は互角。食べ方の選択肢や組み合わせまで含めると、くら寿司の相盛り商品にも優位性がある。
【2026年11月最新】くら寿司・スシローの期間限定メニューを比較
通常メニューだけでなく、期間限定商品も店舗選びの決め手になる。
特に2026年11月は、両社で季節感のある商品が展開されている。
くら寿司は500円ランチとカニフェアが注目くら寿司は2026年10月30日から、平日限定の「くらランチ」を販売している。
注目は、税込500円のセットメニューだ。
- ランチ 天丼セット:500円
- ランチ うな丼セット:500円
いずれも、あおさ入り味噌汁または特製茶碗蒸しを選べる構成となっている。
天丼セットにはエビ天2尾のほか、イカ天や白身魚天などが使用されている。うな丼セットでは、焼きと蒸しの工程を重ねたウナギを楽しめる。
販売時間は平日11時~15時。持ち帰りには対応しておらず、店舗によって価格が異なる場合もある。
寿司以外の食事も検討している人には、かなり魅力的な選択肢だ。
また、同日から「かにフェア」も開催されている。
主な商品は次のとおり。
| 商品名 | 価格 | 販売期間 |
|---|---|---|
| 丸ずわいがに二種盛り | 380円 | 11月8日まで |
| 本ずわいがに(一貫) | 280円 | 11月8日まで |
| あぶり天然ぶりゆず味噌 | 140円 | 10月30日~ |
| みなみまぐろ中とろ(一貫) | 200円 | 11月12日まで |
| かにユッケ | 230円 | 11月12日まで |
| うなぎ | 230円 | 11月12日まで |
※店舗による価格差や数量限定による販売終了がある。
特に注目したいのは「丸ずわいがに二種盛り」だ。棒肉と爪下という異なる部位を一皿で食べ比べできる商品で、カニの味わいを比較したい人に向いている。
加えて、QRクーポンサービスでは対象商品を1皿無料にできる企画も実施されている。利用には税込1,000円以上の会計などの条件があるため、利用前に確認したい。
スシローは110円~の食べ比べ商品が充実スシローは2026年10月28日付の公式ニュースで、複数の期間限定商品を紹介している。
代表的なのが以下の商品だ。
- 大切りムラサキいか食べ比べ:税込110円~
- 長崎沖 天然本鮪ねぎとろ包み:税込110円~
- 国産ほたて貝柱 3種仕立て:各税込110円~
いずれも、通常の定番商品とは異なる素材や食べ方に焦点を当てている。
「大切りムラサキいか食べ比べ」は、いかの味わいを比較したい人にとって興味深い商品だ。
また、国産ほたて貝柱の3種仕立ては、同じ素材でも異なる味わいを楽しめる構成が魅力となっている。
ここで押さえておきたいのは、スシローの120円という定番価格だけを見ていると、期間限定の110円~の商品を見落としてしまうことだ。
ただし、110円~は店舗別の価格を含む表示であり、すべての店舗で同一価格とは限らない。
販売期間や予定数量についても、実際の店舗メニューで確認する必要がある。
期間限定メニューはどちらを選ぶべき?期間限定商品の方向性を比較すると、くら寿司はカニやウナギなど季節のごちそうに加え、500円ランチという価格訴求が目立つ。
スシローは、大切りネタや産地に注目した魚介、食べ比べ商品など、寿司そのもののバリエーションを楽しませる構成が特徴的だ。
ランチ代を抑えたいならくら寿司、旬の魚介を少しずつ試したいならスシローという選び方がしやすい。
【口コミ・評判とコスパランキング】一人あたりの費用はどれくらい?
価格表だけでは、実際に利用したときの満足度までは分からない。
そこで、2026年の消費者調査と、注文皿数を想定した費用比較を確認しておこう。
2026年の人気調査ではスシローが上位2026年4月に公開された、ねとらぼリサーチの「回らない寿司くらいウマいと思う回転寿司チェーン」調査では、スシローが1位、くら寿司が3位となった。
調査概要は以下のとおり。
- 実施日:2026年4月1日
- 対象:全国の男女
- 有効回答数:1,500票
得票率はスシローが12.9%、くら寿司が9.4%だった。
この結果は、スシローが味に関する消費者の支持を集めていることを示す一つの参考材料になる。
ただし、これは特定の質問に対するアンケート結果であり、実際の店舗での口コミ評価や顧客満足度を直接測定したランキングではない。
また、くら寿司は「ビッくらポン!」など、食事そのものに加えて楽しさを提供するサービスにも特徴がある。
寿司の味だけでなく、家族での過ごしやすさや注文の楽しさも含めて評価する必要がある。
一人あたりの費用をシミュレーション実際にいくらかかるのか、最安価格帯の商品を中心に8~10皿注文するケースを考えてみよう。
| 注文条件 | くら寿司 | スシロー |
|---|---|---|
| 8皿 | 880円 | 960円 |
| 9皿 | 990円 | 1,080円 |
| 10皿 | 1,100円 | 1,200円 |
※くら寿司は110円店舗、スシローは120円の定番商品を基準とした単純計算。サイドメニュー、飲み物、デザートなどは含まない。
この条件なら、10皿注文した場合の差額は100円だ。
ただし、これはすべて最安価格帯の商品を注文した場合の試算であり、一般的な一人あたりの平均会計額ではない。
実際には、高価格帯のネタやサイドメニューをどれだけ注文するかで総額は大きく変わる。
サーモンだけを10皿注文すると?もう一つ、両社のサーモンを中心に注文するケースも考えてみたい。
110円店舗のくら寿司と、120円表示のスシロー店舗を比較した場合、通常のサーモンはどちらも120円となる。
| 注文数 | くら寿司 | スシロー |
|---|---|---|
| 5皿 | 600円 | 600円 |
| 8皿 | 960円 | 960円 |
| 10皿 | 1,200円 | 1,200円 |
このように、好きなネタが決まっている人は、最低価格よりも注文する商品の価格を基準にしたほうがよい。
くら寿司が必ずしも安いわけではなく、スシローが必ずしも高いわけでもない。
店舗別価格の違いに注意意外と見落とされやすいのが、店舗による価格差だ。
くら寿司は公式サイトで、一皿110円~、115円~、125円~、145円~という価格帯を案内している。
そのため、同じ商品でも利用する店舗によって価格が異なる場合がある。
スシローも公式サイトで店舗を指定してメニューを確認する仕組みを採用しており、店舗によって価格が異なることを明記している。
実際、スシローのステラタウン店では、2026年11月20日のリニューアルオープンに合わせて、サイドメニューやスイーツ、ドリンクを含む全メニューの価格改定が告知された。
これは、全国一律の価格だけを見ていると、実際の店舗での会計を正確に予測できないことを示す事例だ。
来店前には、店舗名を指定して最新メニューを確認することが大切になる。
【比較結果】回転寿司のコスパは何を重視するかで変わる2026年11月時点の比較を、評価軸別に整理すると次のようになる。
低価格重視:くら寿司
110円商品を活用できる店舗なら、少ない予算で複数の皿を注文しやすい。
サーモン重視:互角
通常のサーモンは両社とも120円が比較の基準。相盛りやアレンジ商品の違いで選びたい。
まぐろ重視:くら寿司が価格面で有利
熟成びんちょうまぐろ110円、熟成まぐろ120円という選択肢がある。スシローの厳選まぐろ赤身は150円~となっている。
味の評価や季節のネタ重視:スシローも有力
2026年の味に関する消費者調査ではスシローが1位。期間限定の食べ比べ商品も選択肢になる。
なお、これは価格と特定の調査結果を組み合わせた比較であり、すべての利用者に共通する絶対的な順位ではない。
【くら寿司とスシロー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月時点で、くら寿司とスシローはどちらが安い?
くら寿司の110円~店舗が、最低価格では有利だ。スシローの通常の定番商品は120円~が比較の基準となる。ただし、スシローにも110円~の期間限定商品があり、注文するネタによって差は変わる。
Q2:くら寿司の熟成びんちょうまぐろはいくら?
2026年11月時点のくら寿司公式メニューでは、110円~店舗で110円となっている。なお、別商品の「熟成まぐろ」は120円で、両者は異なる商品だ。
Q3:スシローの厳選まぐろ赤身はなぜ150円になった?
2026年7月22日の価格改定で、従来の120円(税込)~から150円(税込)~に変更された。公式発表では物流費や人件費の上昇、漁獲量の変動などを背景として説明している。
Q4:サーモンを食べるならどちらがお得?
通常のサーモンは、くら寿司の110円~店舗とスシローの公式店舗メニューの表示例で、ともに120円。くら寿司にはサーモンとえびなどを組み合わせた110円の相盛り商品もある。
Q5:一人で行くなら予算はいくら必要?
最安価格帯の商品を8~10皿注文する単純計算では、くら寿司が880~1,100円、スシローが960~1,200円。ただし、実際の会計は店舗の価格帯や注文内容によって変わる。
2026年11月のくら寿司とスシローを比較すると、最低価格の安さではくら寿司が優勢だ。
9月4日の価格改定によって110円商品が用意され、熟成びんちょうまぐろや相盛り商品など、少ない予算でも楽しめる選択肢が増えた。
一方、スシローは7月22日の価格改定で厳選まぐろ赤身を150円~に変更したものの、サーモンやえび、いかなどの人気商品は120円~を維持。10月末からは大切りムラサキいかや国産ほたてなどの期間限定商品も登場している。
今回の比較で最も重要なのは、最低価格と実際の食事代は必ずしも一致しないという点だ。
例えば、まぐろを中心に注文するなら、くら寿司の熟成まぐろや熟成びんちょうまぐろが価格面で魅力的。一方、通常のサーモンを中心に食べるなら、両社の価格差は小さい。
加えて、期間限定商品やランチセットを利用すれば、通常メニューだけでは分からないお得さも見えてくる。
最終的な選び方は次の3点に集約できる。
1. 予算を最優先するならくら寿司。 110円商品や平日500円ランチを活用する。
2. 旬の魚介や食べ比べを楽しむならスシロー。 定番商品だけでなく、期間限定メニューもチェックする。
3. 同じネタを注文するなら店舗別の価格を比較する。 来店予定店舗の公式メニューで最終確認する。
両社は価格改定を経て、それぞれ異なる形でコストパフォーマンスを追求している。2026年11月は、単純に110円と120円を比べるのではなく、自分が食べたいネタと店舗の価格を確認して選ぶことが、満足度の高い回転寿司選びにつながる。