展示終了を前にした2026年8月29日、ダイバーシティ東京 プラザで「実物大ユニコーンガンダム立像 ファイナルセレモニー」が開催されました。
イベントの開催時刻は19時30分。公式発表では、当日の模様をガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」で配信することも告知されていました。
出演者には、『機動戦士ガンダムUC』などの音楽を手掛けてきた澤野弘之氏と、アーティストのSennaRinさんが名を連ねました。
出演者とイベントの内容今回のセレモニーには、音楽・声優の両面からガンダム作品を支えてきた関係者が参加しています。
- 澤野弘之氏: 作詞・作曲・編曲家、音楽プロデューサー
- SennaRinさん: アーティスト、ボーカリスト
- 大河元気さん: MCを担当した声優
セレモニーは、実物大ガンダム立像の歴史を振り返るコーナーから始まりました。
2009年にお台場の潮風公園に登場した初代RX-78-2 ガンダム Ver.G30thから、東静岡、お台場、そして後継となったユニコーンガンダムへと続く実物大立像の歴史が紹介されました。
その後、ユニコーンガンダム立像の設計や製造にまつわるエピソードも披露されています。
澤野弘之氏とSennaRinさんのスペシャルライブ音楽コーナーでは、澤野弘之氏とSennaRinさんが登場。
披露された楽曲は次のとおりです。
- 「yet.」:『機動戦士ガンダムUC』の挿入歌「Sternengesang」に日本語詞を付けた楽曲
- 「ENDROLL」:映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の挿入歌
- 「Cage enD」:実物大ユニコーンガンダム立像のテーマソング「Cage」を、この日のためにリアレンジした楽曲
ライブ中にはダイバーシティ東京 プラザの壁面にも映像が投影され、立像のサイコフレームの発光色も楽曲に合わせて変化しました。
特に最後の「Cage enD」は、立像のテーマソングをフィナーレ仕様に再構成したものです。
単なる音楽イベントではなく、立像の存在と音楽を一体化させた演出だったことが分かります。
花火と声優陣による最後のメッセージイベント終盤には、約9年間の歩みを振り返る特別映像「UNICORN GUNDAM Statue ― BEYOND POSSIBILITY ―」が上映されました。
映像の終了に合わせて花火が打ち上がり、会場はフィナーレを迎えます。
加えて、最後には作品に関わる声優陣からの特別メッセージも用意されていました。
- 内山昂輝さん: バナージ・リンクス役
- 広橋涼さん: ハロ役
2人による録り下ろしのお別れメッセージがエンディング映像とともに流され、セレモニーは締めくくられました。
この演出は、単に巨大な立像の展示を終えるだけでなく、『機動戦士ガンダムUC』という作品と立像の結び付きを最後まで大切にしたものです。
サンライズワールドが2026年8月31日に公開した公式レポートでも、ライブ、花火、録り下ろしメッセージを含めた当日の様子が詳しく紹介されています。
【展示終了後の現在】ユニコーンガンダムはどこへ?お台場に行けば見られる?

2026年11月現在、実物大ユニコーンガンダム立像は展示終了しています。
ここで気になるのが、立像そのものの行方です。
展示終了後の状況については、次の3点を分けて考える必要があります。
1. お台場での一般公開は終了まず確定しているのは、2026年8月31日をもって一般向けの展示が終了したことです。
そのため、現在お台場を訪れても、以前のように実物大ユニコーンガンダムを観覧したり、決まった時間に変形演出を見たりすることはできません。
昼間の変身プログラムや夜間のWALL-Gも、立像展示に伴うプログラムとして終了しています。
2. 立像の移設先や再利用について展示終了後の立像について、ファンが特に気にしているのが移設の可能性です。
しかし、2026年11月時点で、立像の移設先や構成部材の再利用について確定した公式発表は確認できません。
展示終了を、そのまま別の場所への移設決定と解釈することはできません。
また、お台場の同じ場所に後継の実物大ガンダムが設置されるかどうかも、別の問題です。
バンダイナムコグループは2029年のガンダムシリーズ50周年に向けた新たな展開を進めていますが、それがユニコーンガンダムの後継立像を意味するわけではありません。
3. ガンダムベース東京は別施設として営業所在地:ダイバーシティ東京 プラザ7階
営業時間:10:00~21:00(施設営業時間に準じる)
ガンプラを購入・製作・鑑賞できる公式施設です。
実物大立像の展示終了によって、お台場からガンダム関連施設がすべてなくなったわけではありません。
7階のガンダムベース東京は、立像とは独立した施設として公式店舗案内に掲載されています。
そのため、展示終了後もガンプラを楽しむ目的でダイバーシティ東京 プラザを訪れることはできます。
ただし、立像の観覧とガンダムベース東京への訪問は別の目的として考えておきましょう。
「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」のガンプラも登場立像の展示終了に関連して、もう一つ注目したいのが記念商品の展開です。
2026年8月31日には、「メガサイズモデル 1/48 ガンダムベース限定 RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」の予約受付が開始されました。
この商品は、実物大立像の最終仕様を再現したプラモデルです。
主な特徴は次のとおりです。
- カトキハジメ氏による特別装飾を再現したマーキングシール
- 頭部に発光再現用LEDユニットを搭載可能
- サイコフレームにクリアパーツを採用
- ビーム・サーベルのエフェクトをクリアパーツで再現
- 腕部に装着してビーム・トンファーも再現可能
発表時の価格は14,300円(税込)で、発送予定は2027年3月でした。
ここで重要なのは、実物大立像そのものではなく、最終仕様を再現した1/48スケールの模型であることです。
実物大の展示が終了しても、最後の姿を立体物として手元に残せる商品が登場したことは、ファンにとって大きな意味を持ちます。
【プロの結論】実物大ユニコーンガンダムが残したものとは?
実物大ユニコーンガンダム立像の価値は、単に19.7メートルという大きさだけではありません。
注目すべきなのは、アニメ作品の中に存在する架空のモビルスーツを、実際の都市空間で体験できるエンターテインメントに変えたことです。
その特徴は大きく3つあります。
第一に、変形という作品固有の魅力を現実の機構で表現したこと。
一般的な巨大モニュメントは、造形を眺めることが中心です。しかしユニコーンガンダムは、アンテナや外装の動き、サイコフレームの発光によって、作品の設定を視覚的に体験できる立像でした。
第二に、音楽と映像を組み合わせたこと。
WALL-Gによって、立像単体の展示から、建物の壁面まで含めた空間全体の演出へと広がりました。
第三に、予約や入場料を必要としない場所で公開されていたこと。
商業施設の広場に立っていたため、ガンダムの熱心なファンだけでなく、買い物や観光で訪れた人も目にすることができました。
これは、作品を知らない人にもガンダムの魅力を伝える接点になっていたと考えられます。
展示終了後に情報を見極める3つのポイント今後、ユニコーンガンダムに関するニュースを確認するときは、次の違いに注意してください。
- 展示終了: 2026年8月31日に確定した事実。
- 立像の移設・再利用: 展示終了とは別の話であり、公式発表の確認が必要。
- 記念プラモデルの発売: 実物大立像の公開継続とは関係のない商品展開。
特に、立像の写真や過去の演出動画がSNSや動画サイトで公開され続けていても、それは現在の現地展示を意味しません。
過去の映像と現在の公開状況を混同しないことが大切です。
【実物大ユニコーンガンダム】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:実物大ユニコーンガンダムはいつ展示終了しましたか?
A1:2026年8月31日(月)です。2017年9月24日の竣工から約8年11カ月にわたり、お台場のダイバーシティ東京 プラザ2階フェスティバル広場で展示されていました。
Q2:実物大ユニコーンガンダムは現在もお台場で見られますか?
A2:見られません。2026年8月31日をもって一般向けの展示が終了しました。変形演出やWALL-Gも終了しています。
Q3:展示終了後、ユニコーンガンダムはどこへ移設されましたか?
A3:2026年11月現在、移設先について確定した公式発表は確認できません。移設や部材の再利用が決定したという情報と、展示終了の事実は区別する必要があります。
Q4:ユニコーンモードからデストロイモードへの変形は何時に行われていましたか?
A4:通常の昼演出は11時、13時、15時、17時の1日4回でした。夜間にはWALL-Gと連動する映像演出も実施されていました。
Q5:ファイナルセレモニーには誰が出演しましたか?
A5:澤野弘之氏、SennaRinさんがスペシャルライブに出演し、声優の大河元気さんがMCを担当しました。また、バナージ役の内山昂輝さんとハロ役の広橋涼さんによる録り下ろしメッセージも披露されました。
Q6:RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINALとは何ですか?
A6:展示終了前の2026年6月20日から公開された、カトキハジメ氏デザインの特別装飾を施した実物大立像の最終仕様です。また、その装飾を再現した1/48スケールのガンプラも発表されました。
Q7:展示終了後もお台場でガンダム関連商品を購入できますか?
A7:はい。ダイバーシティ東京 プラザ7階にはガンダムベース東京があります。実物大立像とは別の施設で、ガンプラの購入や鑑賞を楽しめます。
実物大ユニコーンガンダム立像は、2017年9月24日の竣工から2026年8月31日まで、約8年11カ月にわたってお台場の風景を彩りました。
ユニコーンモードからデストロイモードへの変形、50カ所の発光ギミック、夜間のWALL-G、そして最後の特別装飾「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」。
そのすべてが、アニメの世界を現実の都市空間で体験できる貴重な機会を生み出していました。
8月29日のファイナルセレモニーでは、澤野弘之氏とSennaRinさんによる音楽、花火、声優陣からのメッセージによって、長年親しまれた立像の歴史が締めくくられました。
2026年11月現在、お台場での実物大立像の展示は終了しています。 移設先や今後の再展示については、公式発表が新たな判断材料になります。
一つの展示が終わっても、『機動戦士ガンダムUC』の作品世界やガンダム関連商品、そして実物大立像が残した記憶まで消えるわけではありません。
約9年間、お台場の広場で多くの人を見上げさせた白い巨体。その最後の姿は、ガンダムシリーズの実物大立像の歴史に刻まれる節目となりました。
主な参考資料:実物大ユニコーンガンダム立像公式サイト、サンライズワールド公式イベントレポート、バンダイナムコフィルムワークス発表資料、三井不動産2017年発表資料、GUNDAM Official Website、HOBBY Watch、AV Watch、THE GUNDAM BASE公式店舗案内。