ホットケーキミックスがあれば、バターを使わなくても手軽においしいスコーンを作れます。バターの代わりにサラダ油やオリーブオイルを使えば、冷蔵庫でバターを柔らかくする手間もなく、思い立ったときに生地を準備できるのが魅力です。
2026年現在、メーカー公式レシピでも、ホットケーキミックスと植物油、豆乳などを組み合わせたスコーンが紹介されています。牛乳なし、卵なしのアレンジも可能で、プレーンヨーグルトを使えば、しっとり感をプラスできます。大切なのは、材料の置き換え方と生地の水分量です。
【基本レシピ】ホットケーキミックスならバターなしでも簡単!サクふわスコーンの作り方

バターなしスコーンを初めて作るなら、まずはサラダ油と牛乳を使う基本レシピがおすすめです。
バターを常温に戻したり、粉に細かくすり混ぜたりする必要がなく、材料を順番に混ぜるだけで生地を作れます。
材料(約6個分)
調理時間の目安:約25〜35分
オーブン使用・生地作りから焼き上がりまで
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ホットケーキミックス | 150g |
| サラダ油 | 30〜35g |
| 牛乳 | 30〜40ml |
| チョコチップ | 20〜30g(お好みで) |
※牛乳は一度に全量を入れず、生地の状態を見ながら調整します。
作り方1. 粉類を混ぜる
ボウルにホットケーキミックスを入れ、ダマがあれば軽くほぐします。
2. サラダ油を加える
サラダ油を加え、ゴムベラで全体になじませます。粉が少ししっとりしてきたら次の工程に進みます。
3. 牛乳を少しずつ加える
牛乳を2〜3回に分けて加え、切るように混ぜます。
粉っぽさが少し残る程度で手を止めるのがポイントです。まとまりにくい場合は、牛乳を小さじ1ずつ追加してください。
4. 生地を成形する
生地をひとまとめにして、厚さ約2cmの円形または長方形に整えます。
包丁で6等分し、オーブンシートを敷いた天板に間隔を空けて並べます。
5. オーブンで焼く
180℃に予熱したオーブンで12〜15分を目安に焼きます。
表面にきれいな焼き色がつき、底まで火が通ったら完成です。
この配合は、バターを使わずに植物油で油脂を補う基本形です。ホットケーキミックス150gにサラダ油と牛乳を合わせる方法は、デリッシュキッチンの公開レシピでも採用されています。同レシピでは180℃で10〜15分焼く方法が紹介されています。
【材料を徹底比較】スコーンのバターの代わりはサラダ油・オリーブオイル・ヨーグルトのどれ?
バターなしスコーンを作るとき、迷いやすいのが油脂と水分の選び方です。
実は、サラダ油、オリーブオイル、ヨーグルト、牛乳は、それぞれ生地に与える役割が異なります。
代用品ごとの特徴| 代用品 | 生地への働き | 仕上がりの特徴 |
|---|---|---|
| サラダ油 | 油脂を補う | 軽く、クセの少ない味 |
| 米油 | 油脂を補う | 素材の風味を邪魔しにくい |
| オリーブオイル | 油脂を補う | 独特の香りと風味 |
| プレーンヨーグルト | 水分と酸味を補う | しっとり、やわらかな食感 |
| 牛乳 | 水分を補う | ふんわりした口当たり |
| 豆乳 | 水分を補う | あっさりした仕上がり |
| 水 | 水分を補う | シンプルで素朴な味 |
ここで押さえたいのは、ヨーグルトと牛乳はバターと同じ役割ではないという点です。
バターの代わりに油を使い、牛乳やヨーグルトは生地をまとめる水分として使うと、配合を調整しやすくなります。
サラダ油を使うときのポイントサラダ油は香りが控えめで、チョコチップやドライフルーツなど、さまざまな具材と合わせやすい油です。
バターのように冷やして固める必要がなく、液体のまま生地になじませられるため、調理工程も簡単になります。
おすすめは、ホットケーキミックス150gに対してサラダ油30〜35g程度から調整する方法です。
油を多く入れすぎると、生地がべたついたり、焼き上がりが重くなったりするため注意しましょう。
オリーブオイルを使うときのポイントオリーブオイルでもスコーンは作れます。
森永製菓の公式「天使のお菓子レシピ」では、ホットケーキミックス150gに豆乳40ml、オリーブオイル大さじ2.5杯を組み合わせた卵・牛乳不使用のスコーンが紹介されています。
9個分に成形し、170℃のオーブンで15〜20分焼く配合です。
オリーブオイルを使うメリットは、独特の香りを生かしたアレンジができることです。
ただし、エクストラバージンオリーブオイルは商品によって風味に差があります。
- プレーンスコーン:香りが控えめな油がおすすめ
- チーズ風味:オリーブオイルとの相性がよい
- ハーブ入り:オリーブオイルの香りを生かせる
- チョコチップ入り:クセの少ない油が合わせやすい
初めて試すなら、風味の強すぎないオリーブオイルを選ぶと失敗しにくくなります。
ヨーグルトを使うときのポイントヨーグルトは、牛乳の代わりに使える水分材料の一つです。
プレーンヨーグルトを加えると、生地に水分が入り、焼き上がりがしっとりしやすくなります。
おすすめの配合目安は次のとおりです。
- ホットケーキミックス:150g
- サラダ油:25g
- プレーンヨーグルト:40〜50g
ヨーグルトは商品によって水分量や粘度が異なるため、最初から全量を加えずに調整してください。
ヨーグルトだけで油脂まで置き換えようとすると、バターなしスコーン特有のサクッとした食感が出にくくなる場合があります。
しっとり感を重視するならヨーグルト、軽い食感を重視するならサラダ油と牛乳という使い分けがおすすめです。
【牛乳なし・卵なしにも対応】家にある材料で作れるバターなしスコーンのアレンジ3選
バターがないだけでなく、牛乳や卵も切らしていることがあります。
そんなときでも、ホットケーキミックスを使えば材料を調整してスコーンを作れます。
1. 豆乳を使った牛乳なしスコーン牛乳を豆乳に置き換える方法は、バターなしスコーンの中でも取り入れやすいアレンジです。
材料(約9個分)
- ホットケーキミックス:150g
- 豆乳:40ml
- オリーブオイル:大さじ2.5杯
- ナッツやドライフルーツ:30g
作り方
1. ボウルにホットケーキミックス、豆乳、オリーブオイルを入れる。
2. 手で混ぜ合わせ、好みの具材を加える。
3. 生地を9等分し、好みの形に整える。
4. 170℃に予熱したオーブンで15〜20分焼く。
このレシピは森永製菓の公式レシピを参考にした配合です。卵と牛乳を加えずに作れる点が特徴です。
2. 卵なし・牛乳なしのシンプルスコーンスコーンは、必ずしも卵を使わなければ作れないお菓子ではありません。
ホットケーキミックスには、商品によってベーキングパウダーなどの膨張剤が配合されています。そのため、卵を加えなくても生地を膨らませることができます。
卵・牛乳を加えない場合は、次のような配合が目安です。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ホットケーキミックス | 150g |
| サラダ油 | 30g |
| 豆乳 | 35〜40ml |
| ドライフルーツ | 20g |
作り方は基本レシピと同じです。
卵を入れない場合、表面のツヤや焼き色が控えめになることがあります。焼き上がりの色だけで判断せず、中心まで火が通っているか確認しましょう。
なお、卵・牛乳を使わないレシピと、アレルギー対応レシピは同じではありません。ホットケーキミックス自体に乳成分や卵由来の原材料が含まれていないか、必ず商品表示を確認してください。
3. 牛乳なし・ヨーグルトを使ったしっとりスコーン牛乳を切らしている場合、ヨーグルトを水分材料として使う方法もあります。
ただし、ヨーグルトは牛乳より粘度が高いため、一度にたくさん加えると生地が柔らかくなりすぎることがあります。
材料(約6個分)
- ホットケーキミックス:150g
- サラダ油:25g
- プレーンヨーグルト:40g
- 必要に応じてヨーグルトを追加
ヨーグルトとサラダ油を先に混ぜ、ホットケーキミックスを加えてまとめます。
生地がまとまらない場合は、ヨーグルトを少量ずつ足してください。
焼き方は180℃のオーブンで12〜15分を目安にし、厚みや焼き色に応じて調整します。
バターなしスコーンで多い悩みが、「生地がまとまらない」「硬くなる」「焼いたら広がる」という問題です。
実は、材料の選び方だけでなく、生地の扱い方も仕上がりを大きく左右します。
1. 生地を練りすぎない最も重要なのが、生地を必要以上にこねないことです。
小麦粉に水分が加わって混ぜ続けると、グルテンが形成され、生地に弾力が出てきます。
パンのような弾力を出したい場合とは異なり、スコーンでは混ぜすぎると硬くなりやすくなります。
ニップンの公式レシピでも、スコーンは生地を混ぜたりこねたりしすぎると硬い食感になると説明されています。
粉っぽさがなくなり、生地がまとまったら作業を止めましょう。
2. 牛乳や豆乳を一度に入れない生地がまとまらないからといって、牛乳を大量に追加するのは避けたいところです。
ホットケーキミックスは商品によって配合が違い、吸水性も変わります。
次のように調整すると扱いやすくなります。
- 粉っぽい:牛乳を小さじ1ずつ追加
- 少しパサつく:手で押さえてまとめる
- べたつく:ホットケーキミックスを少量追加
- 柔らかすぎる:冷蔵庫で10〜30分休ませる
水分を少しずつ調整することが、失敗を防ぐ基本です。
3. 生地は厚さ約2cmに整える生地の厚さが不均一だと、薄い部分だけが先に焼けてしまいます。
厚さ約2cmを目安に整えると、外側に焼き色をつけながら中まで火を通しやすくなります。
また、包丁でカットするときは、できるだけ一度で切りましょう。
切り口を何度も押しつぶすと、焼き上がりの形が崩れることがあります。
4. 焼く前に生地を冷やすバターなしでも、生地を冷蔵庫で休ませる方法は有効です。
冷やすことで生地が扱いやすくなり、成形もしやすくなります。
特に、サラダ油を多めに使って生地が柔らかくなった場合には、冷蔵庫で20〜30分ほど休ませるとよいでしょう。
デリッシュキッチンのバターなしスコーンでも、成形前に冷蔵庫で約30分休ませる工程が採用されています。
5. 焼き上がり後は網の上で冷ます焼き上がったスコーンを天板の上に長時間置いたままにすると、底面に蒸気がこもりやすくなります。
取り出したら網の上に移し、余分な蒸気を逃がしましょう。
表面のサクサク感を保ちやすくなります。
【オーブン・トースター比較】スコーンの焼き時間と失敗しない火加減
オーブンがなくても、トースターでスコーンを作ることは可能です。
ただし、加熱方法によって焼き時間や焦げやすさが異なります。
オーブンで焼く場合基本レシピでは、180℃で12〜15分が目安です。
一方、森永製菓の公式レシピでは170℃で15〜20分、ニップンの公式レシピでは180℃で12〜14分という設定が紹介されています。
この違いは、生地の大きさや配合、使用するオーブンなどによるものです。
焼き時間だけを固定せず、次のポイントを確認してください。
- 表面に適度な焼き色がついている
- 底面にも焼き色がある
- 中心が生焼けになっていない
- 竹串に液状の生地がつかない
トースターは上部からの熱が強く、表面が先に焦げやすい特徴があります。
そのため、最初から最後まで強い火力で焼くのではなく、アルミホイルを活用すると調整しやすくなります。
焼き方の目安
1. 天板にアルミホイルまたは対応するオーブンシートを敷く。
2. 成形した生地を間隔を空けて並べる。
3. アルミホイルをふんわりかぶせて10分程度焼く。
4. ホイルを外し、さらに5〜6分程度焼いて表面に焼き色をつける。
5. 中心まで火が通ったことを確認する。
ニップンの公式レシピでも、トースターではアルミ箔をかぶせて約10分焼き、その後外して5〜6分ほど焼く方法が紹介されています。
機種によって火力や庫内の広さが違うため、初回は短めに様子を確認してください。アルミホイルがヒーターに接触しないようにするなど、使用機器の説明書も確認しましょう。
オーブンとトースターの比較| 比較項目 | オーブン | トースター |
|---|---|---|
| 焼き時間の目安 | 12〜20分 | 15〜16分程度 |
| 温度・火力 | 170〜180℃ | 機種による |
| 焼きムラ | 比較的調整しやすい | 上部が焦げやすい |
| 得意なこと | 複数個を均一に焼く | 少量を手軽に焼く |
| 注意点 | 予熱が必要 | アルミホイルで焦げを調整 |
オーブンは焼き上がりを安定させやすく、トースターは少量を手軽に作りたいときに便利です。
【プロの結論】バターなしスコーンをおいしく作るための材料選びと判断基準
バターなしスコーンの魅力は、特別な材料を買い足さなくても作れることです。
ただし、バターを使うレシピと完全に同じ食感になるわけではありません。
バターは油脂であると同時に、独特の風味と口どけを与える材料です。一方、サラダ油は液体なので混ぜやすく、作業工程を簡略化できます。
つまり、バターなしスコーンは、バターの完全な再現を目指すよりも、油脂と水分のバランスを整えて、自分好みの食感に仕上げることが大切です。
目的別・おすすめの組み合わせ| 作りたい食感・条件 | おすすめの材料 |
|---|---|
| 初心者向け・失敗しにくさ重視 | サラダ油+牛乳 |
| 外側のサクサク感重視 | サラダ油+少なめの水分 |
| 中のしっとり感重視 | サラダ油+ヨーグルト |
| 風味を楽しみたい | オリーブオイル+豆乳 |
| 牛乳を使いたくない | サラダ油+豆乳 |
| 卵も使いたくない | 卵なしの基本配合 |
| 乳製品を避けたい | 原材料を確認したミックス+植物油+豆乳 |
- バターを常備していない人
- お菓子作りの工程を簡単にしたい人
- 牛乳や卵を使わないレシピを探している人
- 少ない材料でおやつを作りたい人
- サラダ油やオリーブオイルを活用したい人
反対に、バター特有の豊かな香りや、ほろほろとしたリッチな口どけを最優先する人には、通常のバタースコーンのほうが満足度が高い場合があります。
また、アレルギー対応が目的の場合は、ミックス粉の原材料や製造ラインの表示まで確認することが欠かせません。
【よくある質問】ホットケーキミックスのバターなしスコーンに関するFAQ
Q1:ホットケーキミックスのスコーンはバターなしでも膨らみますか?
A1:はい。ホットケーキミックスにベーキングパウダーが配合されていれば、バターなしでも膨らみます。生地を練りすぎず、適切な温度で焼くことがポイントです。
Q2:バターの代わりにサラダ油はどのくらい入れますか?
A2:ホットケーキミックス150gに対して、サラダ油30〜35g程度が目安です。商品や水分量によって調整してください。
Q3:牛乳なしでもスコーンは作れますか?
A3:作れます。豆乳や水を代わりに使用できます。ヨーグルトを使う場合は、水分量を見ながら少しずつ加えましょう。
Q4:卵なしでもおいしくできますか?
A4:できます。ホットケーキミックスには膨張剤が配合されている商品が多いため、卵を加えなくてもスコーンを作れます。ただし、卵を使ったものと比べると、表面のツヤや焼き色が異なる場合があります。
Q5:オリーブオイルでもサクサクになりますか?
A5:はい。オリーブオイルでもスコーンを焼けます。油の種類だけでなく、水分量や生地の厚さ、焼き時間によって食感が変わります。
Q6:スコーンが硬くなってしまう原因は何ですか?
A6:主な原因は生地の混ぜすぎ、水分不足、焼きすぎです。粉っぽさがなくなったら混ぜるのを止め、牛乳などを少量ずつ加えて調整してください。
Q7:トースターでもおいしく焼けますか?
A7:はい。アルミホイルを使って表面の焦げを防ぎながら焼くと、トースターでも作れます。最初はホイルをかぶせ、仕上げに外して焼き色をつける方法がおすすめです。
Q8:焼いたスコーンはどのように保存すればよいですか?
A8:完全に冷ましてから密閉容器や保存袋に入れ、乾燥を防ぎます。翌日以降に食べる場合は冷凍保存がおすすめです。食べるときは自然解凍後、トースターで軽く温めると表面の食感が戻りやすくなります。長時間の常温保存は避け、保存期間は室温や材料、衛生状態に応じて判断してください。
ホットケーキミックスを使えば、バターなしでも手軽にスコーンを作れます。
基本となるのは、ホットケーキミックスにサラダ油と牛乳を組み合わせる方法です。材料が少なく、初心者でも取り組みやすい配合です。
牛乳がない場合は豆乳や水、しっとりした食感にしたい場合はヨーグルトを使うなど、冷蔵庫にある材料に合わせてアレンジできます。
おいしく仕上げるために覚えておきたい要点は次の5つです。
1. バターの代わりにはサラダ油やオリーブオイルを使う。
2. 牛乳や豆乳は少しずつ加える。
3. 生地を練りすぎず、軽くまとめる。
4. 厚さを約2cmに整える。
5. 焼きすぎを避け、焼き上がりは網の上で冷ます。
バターがないからといって、スコーン作りを諦める必要はありません。
まずは基本のサラダ油レシピから試し、慣れてきたらヨーグルトやオリーブオイル、豆乳などを使って、自分好みのサクふわ食感を見つけてみてください。