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ドイツ対コロンビアの歴代対戦成績は?1990年W杯から2023年0-2まで徹底解説

土谷 雅人 土谷 雅人 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

2026年現在、ドイツ代表とコロンビア代表の男子A代表による対戦成績を振り返ると、通算5試合でドイツが2勝2分1敗、得点10・失点7となっています。両国の対戦は、1990年イタリアW杯の劇的な1-1から、2023年6月の国際親善試合でコロンビアが初勝利を挙げた0-2まで、時代ごとに異なるドラマを生んできました。

一方、FIFAランキング.netなどで表示される「3試合・2勝1分・0敗・9得点4失点」という数字と、ドイツサッカー連盟(DFB)の公式データには食い違いがあります。加えて、PK戦の記録方法や2023年女子W杯の結果が混同されるケースもあり、数字を正しく読むには対象となる試合の区別が欠かせません。



- 男子A代表の通算成績: 5試合、ドイツ2勝・引き分け2・コロンビア1勝。総得点は10対7。
- 歴史的な注目試合: 1990年W杯は1-1。ピエール・リトバルスキーとフレディ・リンコンが終盤に得点した。
- 2023年の大きな転換点: 6月20日の国際親善試合でコロンビアが2-0で勝利。ルイス・ディアスとフアン・クアドラードが得点した。
- 数字の食い違い: 3試合という集計は、1990年と2023年の試合を含まない限定的な記録と考えられる。

【結論】ドイツ対コロンビアの通算対戦成績は5試合でドイツがリード

ドイツ対コロンビア

最初に、最も重要な対戦成績を確認します。

ドイツサッカー連盟(DFB)の公式データセンターに掲載されている男子代表の対戦記録では、両国はこれまで5回対戦しています。


男子A代表・通算対戦成績


2勝


ドイツ代表


1勝


コロンビア代表


2試合


引き分け


10-7


総得点(ドイツ-コロンビア)


対戦総数
5試合


最後の対戦
2023年6月20日


最後の試合結果
ドイツ0-2コロンビア

出典:ドイツサッカー連盟(DFB)公式データセンターの男子代表対戦比較。

注目したいのは、ドイツが勝ち越しているものの、コロンビアも2023年に歴史的な初勝利を収めていることです。

過去の数字だけを見るとドイツ優勢ですが、直近の直接対決ではコロンビアが明確な結果を残しました。

なお、この成績は男子A代表同士の対戦を対象としています。女子代表の試合を混ぜると別の集計になるため、注意が必要です。

【歴代5試合を一覧】ドイツ代表とコロンビア代表の過去の対戦結果

両国の対戦は、1990年のワールドカップから2023年の国際親善試合まで、5試合が記録されています。

それぞれの結果と得点者を整理すると、両代表の関係がより明確になります。


ドイツ対コロンビア・歴代対戦結果

開催日 大会・結果 主な得点者 1990年6月19日 1-1 W杯・引き分け リトバルスキー、リンコン 1998年5月30日 3-1 親善試合・ドイツ勝利 ビアホフ2、メラー/バルデラマ 1999年2月9日 3-3 親善試合・引き分け プレーツ2、ボーデ/アスプリージャ2、コルドバ 2006年6月2日 3-0 親善試合・ドイツ勝利 バラック、シュバインシュタイガー、ボロウスキ 2023年6月20日 0-2 親善試合・コロンビア勝利 ルイス・ディアス、クアドラード

出典:DFB公式試合データセンター。スコアはドイツ代表を左側に表記。

この一覧から読み取れる要点は3つあります。

- 1990年にはコロンビアが終盤の同点ゴールでドイツの勝利を阻止した。
- 1998年と2006年はドイツが複数得点を挙げて勝利した。
- 2023年にはコロンビアが初めてドイツを破り、対戦史に新しい節目を刻んだ。

特に1990年と2023年は、試合終盤の展開が結果を大きく左右したという共通点があります。

【1990年イタリアW杯】リトバルスキーとリンコンの劇的な1-1

ドイツ対コロンビアの歴史を語るうえで欠かせないのが、1990年6月19日にイタリアのミラノで開催されたFIFAワールドカップ・グループDの一戦です。

当時のドイツは西ドイツとして出場しており、フランツ・ベッケンバウアーが監督を務めていました。

対するコロンビアはフランシスコ・マツラナ監督の下、カルロス・バルデラマやレネ・イギータなどを擁していました。

試合を動かした終盤の2ゴール

試合は前半を0-0で折り返しました。

ドイツは攻撃を仕掛けながらも、コロンビアの守備組織を簡単には崩せません。コロンビアはオフサイドトラップなどを活用し、ドイツの攻撃陣に自由を与えませんでした。

そして、試合が大きく動いたのは終了間際です。

- 89分: ピエール・リトバルスキーがドイツの先制ゴールを記録。
- 90分: フレディ・リンコンがコロンビアの同点ゴールを決める。

DFBの公式記録では、リトバルスキーが89分、リンコンが90分に得点したと記録されています。

ドイツが勝利を手にしたかに見えた直後、コロンビアが追いついたのです。

リトバルスキーとリンコン、それぞれの得点の意味

リトバルスキーは後半から投入された選手でした。

交代出場後、終盤に貴重な先制点を決め、ドイツを勝利に近づけます。

しかし、コロンビアも最後まで攻撃を諦めませんでした。

カルロス・バルデラマからのパスを受けたリンコンが、ゴールキーパーのボド・イルクナーを破って同点ゴールを決めました。

当時のAP通信による報道を掲載したロサンゼルス・タイムズの記事でも、コロンビアが終了直前に追いつき、ワールドカップ決勝トーナメント進出につながる重要な勝ち点を獲得したことが伝えられています。

この試合は単なる引き分けではありません。

ドイツの攻撃力とコロンビアの粘り強い守備・攻撃がぶつかった、両国の対戦史を象徴する試合でした。

【2023年6月20日】ドイツ0-2コロンビアの試合結果とハイライト

2023年6月20日、ドイツのゲルゼンキルヒェンにあるフェルティンス・アレーナで、両国は国際親善試合を行いました。

試合前の予想では、2014年W杯優勝国のドイツが有利と見る向きもありました。しかし、実際にはコロンビアが2-0で勝利。男子代表同士の対戦で初めてドイツを破りました。


2023年6月20日・国際親善試合

ドイツ


0-2


コロンビア勝利
前半0-0

コロンビア


54分
ルイス・ディアス


81分・PK
フアン・クアドラード

DFB公式試合データセンターの得点時刻。試合後のDFB記事ではクアドラードの得点を82分と表記。

先制点はルイス・ディアスのヘディング

前半は両チームとも得点できず、0-0で終了しました。

しかし後半54分、コロンビアが均衡を破ります。

クロスに反応したルイス・ディアスが、ドイツのセンターバックの間に入り込んでヘディングシュート。ゴールキーパーのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンも防げず、コロンビアが先制しました。

このゴールは、コロンビアの攻撃の鋭さとドイツ守備陣の対応の遅れを象徴する場面でした。

82分のフアン・クアドラードのPKで勝負が決まる

試合終盤には、ドイツにとってさらに厳しい展開が訪れます。

79分、ジョシュア・キミッヒの腕にボールが当たり、主審がハンドの判定を下しました。

コロンビアにPKが与えられ、キッカーを務めたフアン・クアドラードがこれを確実に決めます。

スコアは0-2。ドイツは最後まで得点を奪えず、敗戦となりました。

なお、得点時刻については記録に違いがあります。DFB公式データセンターは81分、DFBの試合後レポートは82分と表記しています。これは試合時間の表示方法による差で、得点者と試合結果に相違はありません。

ドイツが敗れた理由は攻撃の停滞にもあった

DFBの試合レポートでは、ドイツは試合序盤に前線へのロングボールを多用したものの、効果的なチャンスにつながらなかったと説明されています。

また、コロンビアの素早いカウンターに対して、ドイツの守備陣が後手に回る場面もありました。

特にルイス・ディアスを中心とする攻撃への対応が難しく、ドイツは攻撃面でも最後のパスをなかなか通せませんでした。

この試合は、単にPKで敗れた試合ではありません。コロンビアが攻守両面でドイツの弱点を突いた試合だったのです。

【数字の食い違いを検証】FIFAランキング.netの3試合と公式記録の違い

ドイツ対コロンビアを検索すると、対戦成績が5試合ではなく3試合と表示されるケースがあります。

ここは今回のテーマで特に注意したいポイントです。

なぜ3試合・2勝1分・9得点4失点になるのか

FIFAランキング.netの検索表示では、次の数字が示されています。

- 対戦数:3試合
- ドイツの勝利:2回
- 引き分け:1回
- ドイツの敗北:0回
- ドイツの得点:9
- ドイツの失点:4

実は、この数字は1998年、1999年、2006年の親善試合3試合の結果と完全に一致します。

年 スコア
1998年 3-1
1999年 3-3
2006年 3-0
合計 9-4

つまり、これら3試合だけを集計すれば、2勝1分0敗という結果になります。

しかし、1990年のW杯と2023年の親善試合を加えると、数字は変わります。

1990年は1-1、2023年は0-2です。

したがって、DFB公式データセンターが掲載する5試合の集計では、ドイツは2勝2分1敗、得点10・失点7となります。

重要なのは、3試合の数字をそのまま男子A代表の全対戦成績として紹介しないことです。

FIFAランキング.netの表示は、対象範囲が限定された集計、あるいは更新時期の異なるデータとして扱う必要があります。少なくとも、DFBが掲載する5試合の公式対戦履歴とは一致していません。

PK戦の引き分け扱いは今回の集計に影響する?

もう一つ、サッカーの対戦成績で混乱しやすいのがPK戦です。

試合終了時点で同点だった場合、トーナメントなどではPK戦によって次のラウンドに進むチームを決めることがあります。

この場合、通常の試合スコアとPK戦の結果は区別して記録します。

IFABの競技規則第10条でも、PK戦は試合終了後に行われる別の勝者決定手続きとして定められています。

ただし、今回の男子代表同士の5試合にはPK戦で勝敗を決めた試合はありません。

1999年のファウスティーノ・アスプリージャによるPKと、2023年のクアドラードによるPKは、いずれも試合中に与えられたペナルティーキックです。

通常の得点として計上されるため、PK戦の引き分け扱いとは関係ありません。

女子代表の1-2も男子の対戦成績に混ぜない

さらに注意したいのが、2023年7月30日の女子W杯です。

この試合では、ドイツ女子代表がコロンビア女子代表に1-2で敗れました。

得点者は以下の3人です。

- 53分:リンダ・カイセド(コロンビア)
- 89分:アレクサンドラ・ポップ(ドイツ)
- 90+7分:マヌエラ・バネガス(コロンビア)

FIFAとDFBの公式記録にも残る試合ですが、男子代表の2023年6月20日の0-2とは別の試合です。

このように、男女の代表戦、男子A代表の親善試合、W杯の試合を区別することが、正確な対戦成績を把握するための基本になります。

【勝敗を分けた要因】ドイツとコロンビアの相性を戦術面から分析

ドイツとコロンビアの対戦結果を見ると、単純な実力差だけでは説明できない特徴があります。

ドイツは過去の5試合で勝ち越していますが、コロンビアは1990年と1999年に引き分け、2023年には初勝利を記録しました。

1. ドイツは攻撃の組み立てと決定力が重要

ドイツ代表の強みとして挙げられるのが、組織的なポジショニング、パスワーク、前線への連係です。

1998年の親善試合では、オリバー・ビアホフが開始1分と15分に連続得点を記録。さらにアンドレアス・メラーが追加点を決め、3-1で勝利しました。

2006年の試合でも、ミヒャエル・バラックやバスティアン・シュバインシュタイガーらが得点し、3-0で快勝しています。

一方、2023年の試合では、ドイツの攻撃が思うように機能しませんでした。

ボールを前進させても、最後のパスが通らず、ゴール前で十分なチャンスを作れなかったことが敗因の一つです。

2. コロンビアは守備から攻撃への切り替えが武器

コロンビアの特徴は、技術力だけではありません。

相手の攻撃を受け止め、ボールを奪った後に素早く前進する能力も持っています。

1990年のW杯では、バルデラマを中心とする攻撃の組み立てに加え、守備時のオフサイドトラップがドイツを苦しめました。

2023年の親善試合でも、ドイツの守備ラインが前に出たところをカウンターで突き、ルイス・ディアスが脅威となりました。

このような戦術は、相手が攻撃に人数をかけるほど効果を発揮しやすくなります。

3. 試合終盤の集中力が結果を左右する

両国の対戦史で興味深いのは、終盤の得点です。

1990年にはリトバルスキーが先制した直後にリンコンが同点ゴールを決めました。

2023年にはルイス・ディアスの先制点に続き、クアドラードがPKを決めて勝負を決定づけました。

いずれも、試合終盤まで集中力を維持し、相手の隙を逃さないことが結果に直結しています。

対戦成績から見える両代表の特徴
比較項目 ドイツ代表 コロンビア代表
通算勝利 2勝 1勝
得点数 10 7
得意とする展開 組織的な攻撃と連係 技術力と素早い攻守転換
歴史的な注目点 1998・2006年の勝利 1990年の同点弾、2023年の初勝利
注目すべき課題 守備ラインの背後への対応 強度の高い相手への対応

【プロの結論】通算成績だけで両代表の相性を判断しない

数字だけを見ればドイツが優勢です。

しかし、5試合という少ない対戦数から、ドイツが常にコロンビアを圧倒できると判断するのは適切ではありません。

特に2023年の結果は、ボールを保持することと、実際に決定機を作ることが別問題であると示しました。

対戦を評価するときは、次の3点に注目すると試合の本質を理解しやすくなります。

- ドイツが中盤で主導権を握り、前線に効果的なパスを届けられるか。
- コロンビアがドイツの守備ラインの背後を突けるか。
- 終盤における守備の集中力と決定力を維持できるか。

この3点が、今後の両代表の対戦を分析するうえで重要な判断材料になります。

【よくある質問】ドイツ対コロンビアの対戦成績に関するFAQ

Q1:ドイツ代表とコロンビア代表の通算対戦成績は?

男子A代表同士では5試合で、ドイツが2勝2分1敗です。総得点はドイツ10点、コロンビア7点となっています。

Q2:1990年イタリアW杯のドイツ対コロンビアは何対何だった?

1-1の引き分けです。ドイツはピエール・リトバルスキー、コロンビアはフレディ・リンコンが終盤に得点しました。

Q3:2023年のドイツ対コロンビアの試合結果は?

2023年6月20日の国際親善試合は、ドイツ0-2コロンビアでした。ルイス・ディアスが54分、フアン・クアドラードがPKを決めました。

Q4:なぜFIFAランキング.netでは3試合と表示されるの?

表示されている3試合・2勝1分・9得点4失点は、1998年、1999年、2006年の親善試合3試合の合計と一致します。1990年W杯と2023年の試合を含むDFB公式の5試合集計とは対象範囲が異なります。

Q5:2023年の女子W杯での1-2も通算成績に含まれる?

含まれません。2023年7月30日の1-2は女子代表同士の試合です。男子代表の通算成績とは分けて集計する必要があります。

ドイツ代表とコロンビア代表の男子A代表による対戦は、2026年現在、5試合でドイツが2勝2分1敗とリードしています。

歴史を振り返ると、1990年イタリアW杯の1-1は、リトバルスキーとリンコンによる劇的なゴールで知られる名勝負でした。

その後、1998年と2006年にはドイツが勝利。1999年には3-3の激しい打ち合いを演じています。

そして2023年6月20日、コロンビアが0-2で勝利し、男子代表同士の対戦で初めてドイツを破りました。

また、対戦成績を調べる際には、3試合と5試合の集計範囲、PK戦と試合中のPK、男子代表と女子代表の違いを理解することが大切です。

最も信頼できる基準は、試合ごとの公式記録を確認したうえで、同じカテゴリーの代表戦だけを集計することです。

通算成績ではドイツが優勢ですが、2023年の結果はコロンビアにも十分な勝機があることを示しました。両国の次の対戦が実現すれば、歴史的な優位性をドイツが維持するのか、それともコロンビアがさらに差を縮めるのかが大きな見どころになります。

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コンテンツディレクター 土谷 雅人
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