2026年3月20日(金・祝)、愛知県名古屋市のIGアリーナで開催された「BreakingDown19(ブレイキングダウン19)」。今大会は井原良太郎対芦澤竜誠のメインイベント、龍志対野田蒼のフライ級タイトルマッチを中心に、全34試合のカードが組まれた大型大会だ。
最大の注目を集めたメインイベントでは、元BreakingDownバンタム級王者の井原良太郎が、RIZINでも活躍してきた芦澤竜誠を2R KOで撃破。加えて、第30試合のフライ級タイトルマッチでは挑戦者・龍志が王者の野田蒼を1R KOで下し、新チャンピオンに輝いた。大会には11,342人が来場し、BreakingDownの名古屋大会として大きな盛り上がりを見せた。
【大会結果速報】ブレイキングダウン19の開催概要と全体成績

BreakingDown19は、愛知・IGアリーナを舞台に開催された第19回大会。開催日は2026年3月20日で、開場11時、開演12時30分のスケジュールで進行した。
今回の特徴は、RIZIN経験者とBreakingDownを主戦場とする選手の対戦に加え、フライ級王座戦、名古屋対大阪の地域対抗戦など、多彩なカードが並んだことだ。
ゴング格闘技の大会レポートによると、観衆は11,342人。メインイベントだけでなく、中盤の対抗戦やタイトルマッチにも注目が集まった。
大会基本データ- 大会名:BreakingDown19
- 開催日:2026年3月20日(金・祝)
- 会場:愛知県・IGアリーナ
- 開場:11時00分
- 開演:12時30分
- 観衆:11,342人
- メインイベント:井原良太郎 vs 芦澤竜誠
- タイトルマッチ:龍志 vs 野田蒼
大会結果を集計したBreakingDown Rankingでは、KO・TKOが10試合、判定が23試合、一本勝ちは0試合と記録されている。第9試合の中止を含むカード番号は34まであるが、実際に勝敗がついた試合は33試合だ。
【完全版】ブレイキングダウン19全34試合の勝敗・KO・判定一覧
ここでは第1試合からメインイベントまで、対戦カードと勝者、決着方法をまとめた。KO・TKOと判定を分けて確認できるように整理している。
| 試合順 | 対戦カード | 勝者・結果 | 決着方法 |
|---|---|---|---|
| 第1試合 | 大胸筋 vs 10人ニキ | 大胸筋 | 判定5-0 |
| 第2試合 | レオ vs カウアン・オカモト | カウアン・オカモト | 判定5-0 |
| 第3試合 | 蛇鬼将矢 vs 加藤虎於奈 | 加藤虎於奈 | 延長判定5-0 |
| 第4試合 | 仲江川裕人 vs TETSU | TETSU | 延長判定5-0 |
| 第5試合 | NAOKI vs 龍之介 | 龍之介 | 延長判定5-0 |
| 第6試合 | ソルジャー沖田 vs 川島悠汰 | ソルジャー沖田 | KO |
| 第7試合 | 虎之介 vs よーでぃー | 虎之介 | 判定5-0 |
| 第8試合 | ドラゴン vs ボク | ドラゴン | 延長判定3-2 |
| 第9試合 | 内藤裕 vs 瓜田純士 | 試合中止 | 決着なし |
| 第10試合 | 王大介 vs 誠 | 王大介 | 判定5-0 |
| 第11試合 | そうし vs 生田侑希 | そうし | 1R TKO |
| 第12試合 | 長谷川拓也 vs こうき | 長谷川拓也 | 1R KO |
| 第13試合 | Dozer vs 舞杞維沙耶 | Dozer | 1R TKO |
| 第14試合 | 太陽 vs 平石光一 | 太陽 | 1R TKO(MMA) |
| 第15試合 | KINGカズ vs 西島恭平 | KINGカズ | 1R KO |
| 第16試合 | てる vs サップ西成 | てる | 判定 |
| 第17試合 | 金田一孝介 vs 赤パンニキ | 金田一孝介 | 判定5-0 |
| 第18試合 | 関谷勇次郎 vs ナガダイ | 関谷勇次郎 | 延長判定5-0 |
| 第19試合 | 大阪の村長 vs 傾奇者 | 大阪の村長 | 判定5-0 |
| 第20試合 | 尾田優也 vs 富永啓悟 | 尾田優也 | 延長判定5-0 |
| 第21試合 | せーや&大浦工 vs シェンロン&ダイスケ | せーや&大浦工 | 延長判定3-2 |
| 第22試合 | SHUTA vs 涼太 | 涼太 | 判定5-0 |
| 第23試合 | 員也 vs 金剛駿 | 金剛駿 | 1R KO |
| 第24試合 | 黒柳禅 vs HIROTO | 黒柳禅 | 判定5-0 |
| 第25試合 | 暴君つよし vs 爆音那智 | 暴君つよし | 判定5-0 |
| 第26試合 | 悠矢 vs リキ | 悠矢 | 判定 |
| 第27試合 | Jerio San Pierre vs 寿希也 | 寿希也 | KO |
| 第28試合 | sakkki vs 白川ダーク陸斗 | 白川ダーク陸斗 | 3R判定5-0 |
| 第29試合 | ヒロ三河 vs 啓之輔 | ヒロ三河 | 延長判定4-1 |
| 第30試合 | 龍志 vs 野田蒼 | 龍志 | 1R KO |
| 第31試合 | ウェイ・ウェイヤン vs 大野篤貴 | ウェイ・ウェイヤン | 判定3-0 |
| 第32試合 | ウー・ジアラー vs 細川一颯 | 細川一颯 | 判定5-0 |
| 第33試合 | メカ君 vs 萩原裕介 | 萩原裕介 | 判定5-0 |
| 第34試合 | 芦澤竜誠 vs 井原良太郎 | 井原良太郎 | 2R KO |
※第9試合は内藤裕と瓜田純士の対戦が予定されていたが中止となった。第7試合の虎之介はダウンを奪ったものの、KOではなく判定5-0での勝利。決着方法については、eFightやゴング格闘技の試合レポートも参照した。
【メインイベント】井原良太郎が芦澤竜誠に2R KO勝利!試合展開を振り返る
BreakingDown19最大の注目カードとなったのが、第34試合の井原良太郎対芦澤竜誠だ。
対戦はバンタム級のキックルール、1分3R。BreakingDownを代表する実力者と、K-1・RIZINで実績を積んできた選手が正面からぶつかる構図だった。
1Rは芦澤が積極的に攻める展開試合開始直後から芦澤は前蹴りやワンツーで距離を詰め、ヒザ蹴りも繰り出した。井原も左フックを合わせて応戦し、互いに有効打を狙う展開となる。
芦澤が攻撃の手数を増やす一方、井原も距離を見極めながらパンチを返す。1Rは両者が譲らない攻防となり、決着は次のラウンドへ持ち越された。
2R開始直後、井原の左ストレートが試合を動かす勝負が大きく動いたのは2R開始直後だった。井原の左ストレートが正面から芦澤を捉え、ダウンを奪取。
芦澤は立ち上がって試合を続けたものの、井原の左フックや連続攻撃を浴びる。再びダウンを喫し、レフェリーが試合を止めた。
結果は井原良太郎の2R KO勝ち。前バンタム級王者がRIZINファイターを倒すという、大会を象徴する結果になった。
試合後、井原は「これがブレイキングダウンだ」と勝利をアピール。さらにRIZINの選手との対戦にも意欲を示し、篠塚辰樹の名前を挙げた。
ゴング格闘技やENCOUNTなどの試合報道でも、井原の左ストレートから連続攻撃につなげた決着が詳しく伝えられている。
井原と芦澤の勝敗が持つ意味井原は2023年11月のBreakingDown10でバンタム級トーナメントを制し、初代王者となった選手。冨澤大智との初防衛戦にも勝利した一方、YURAや大野篤貴との対戦では敗北も経験している。
その後、2025年12月にはウェイ・ウェイヤンに判定勝ち。今回の芦澤戦では、再び大舞台で存在感を示した。
一方の芦澤はK-1で活躍した後、RIZINに参戦。キックボクシングとMMAの両方を経験してきた選手だ。BreakingDownへの初参戦で井原と対戦したこと自体、異なる格闘技イベントの選手が交差する興味深いカードだった。
この試合の価値は単なる勝敗にとどまらない。BreakingDownで積み上げた実績を持つ選手が、他団体で戦ってきた選手に勝利したことで、今後の対抗戦や選手交流への期待も高まった。
【フライ級タイトルマッチ】龍志が野田蒼を1R KO!新王者誕生
メインイベントと並んで大きなインパクトを残したのが、第30試合のフライ級タイトルマッチだ。
対戦カードは、王者・野田蒼と挑戦者・龍志。BreakingDownのフライ級王座を懸けた重要な一戦だった。
龍志が初回KOで王座を奪取試合は予想以上に早い決着となった。龍志が野田蒼を1R KOで下し、フライ級の新チャンピオンに輝いた。
ゴング格闘技は、龍志が野田を失神KOで破って王座を獲得したと報道。BreakingDownの選手データでも、2026年3月20日から龍志がフライ級王者として記録されている。
この結果により、野田蒼は王座を失い、龍志が新たな階級の中心選手となった。
注目すべきはタイトル戦での決着の早さタイトルマッチは大会の中でも特別な意味を持つ。挑戦者が王者を倒すだけでなく、階級の序列そのものを変える可能性があるからだ。
今回の龍志は判定まで持ち込むことなく、1Rで試合を終わらせた。短時間で王座を奪ったインパクトは大きく、BreakingDown19のハイライトの一つとなった。
【注目試合と欠場選手】大会を左右したカード変更・中止の真相
BreakingDown19では、試合当日までに複数のカード変更があった。特に田中雄士の欠場と、内藤裕対瓜田純士の中止は、大会前から注目された出来事だ。
田中雄士が網膜剥離で欠場、メカ君が代役出場当初、第33試合では田中雄士と萩原裕介の対戦が予定されていた。
しかし、2026年3月10日に田中雄士の欠場が明らかになった。スポーティングニュースによると、田中は練習中の負傷で網膜剥離を発症し、手術を受けることになったという。
その代役として出場したのがメカ君だった。萩原裕介との対戦は予定どおり第33試合として実施され、結果は萩原裕介の判定5-0勝利となった。
当初の対戦カードから相手が変わったものの、萩原は代役のメカ君を相手に勝利を収めた。
内藤裕と瓜田純士の試合は契約違反で中止もう一つの大きな変更が、第9試合に予定されていた内藤裕対瓜田純士の中止だ。
2026年3月13日、BreakingDown側は公式発表を通じて、内藤の度重なる契約違反を理由に出場資格の永久剥奪を決定したと説明。これに伴い、瓜田との試合も中止となった。
ENCOUNTの報道によれば、問題となったのは大会に関する情報の漏洩。過去にも情報流出が問題になっており、今回の処分によってBreakingDownが運営するイベントへの関与も禁じられた。
大会前には代替カードとして瓜田純士と和田悟プロデューサーのエキシビション案も浮上したが、当日は和田側が試合を拒否し、実現しなかった。
したがって、第9試合は勝者なしの中止扱いとなる。ここが「全34試合」という表記を読む際に注意したいポイントだ。
【大会の見どころ分析】KOだけでは語れないBreakingDown19の特徴
今回の大会は、メインイベントとタイトルマッチのKOが大きく取り上げられた一方、全体を見ると判定決着も多かった。
KO・TKOは10試合、判定は23試合大会結果データを整理すると、KO・TKO決着は10試合、判定決着は23試合。一本勝ちはなかった。
つまり、勝敗がついた33試合のうち、約3分の2は判定によって決まっている。
BreakingDownは短時間で決着する試合が注目されやすいが、実際には相手との距離、攻撃の精度、手数、試合終盤の攻防など、判定に影響する要素も大きい。
虎之介対よーでぃーのように、試合終了直前にダウンを奪いながら判定勝ちとなった試合もある。KOと判定を区別して見ることで、試合の実態をより正確に理解できる。
名古屋対大阪の対抗戦も見逃せない第21試合から第28試合にかけては、名古屋対大阪の地域対抗戦が組まれた。
2対2のベアナックルキックルールを含む多彩なカードが並び、地域を背負った選手同士の対決が続いた。
この対抗戦は、最終的に名古屋4勝、大阪4勝の引き分け。どちらか一方が圧倒する結果にはならず、互いに譲らない展開となった。
特に注目されたのは、第23試合の金剛駿対員也だ。金剛駿は開始直後から攻勢をかけ、パンチとヒザ蹴りでダウンを奪い、1R KO勝ちを収めた。
また、第27試合では寿希也がJerio San PierreをKO。第24試合では黒柳禅がHIROTOに判定5-0で勝利するなど、対抗戦の中でも個々の選手の実力が際立つ試合が見られた。
プロ経験者とBreakingDown勢の交差今大会では、芦澤竜誠のような他団体で実績を持つ選手と、BreakingDownを中心にキャリアを積んできた選手の対戦が注目を集めた。
井原良太郎の勝利は、その象徴的な結果だろう。単に知名度の高い選手が勝つのではなく、実際の試合で勝敗が決まる点にBreakingDownの競技的な魅力がある。
一方で、フライ級タイトルマッチでは龍志が王座を奪取。さらに細川一颯や萩原裕介も勝利を挙げており、メイン以外にも今後の展開につながる結果が残された。
【プロの結論】BreakingDown19の結果から見えた今後の注目ポイント
BreakingDown19を振り返るうえで重要なのは、話題性と競技結果を分けて評価することだ。
井原良太郎の勝利は、他団体で実績を持つ芦澤竜誠をKOしたという点で大きなニュースになった。しかし、これだけで両団体の選手全体の実力差を判断することはできない。階級、ルール、試合時間、対戦相手との相性など、複数の要素を考える必要がある。
同様に、龍志のタイトル獲得も一試合の結果だけで終わる話ではない。王者として誰と対戦し、どのような防衛を見せるかが今後の評価を左右する。
大会の結果を継続的に追う読者にとって、注目すべき判断基準は次の3点だ。
- 勝敗だけでなく決着方法を見る:KO、TKO、判定では試合内容の意味が異なる。
- タイトルの移動を追う:龍志のような新王者が誰と防衛戦を行うかは、階級の勢力図を理解するうえで重要。
- カード変更と正式結果を区別する:欠場や中止があった試合を、実施済みの試合として数えないことが大切。
特に今回のように、34番まで試合番号がある一方で第9試合が中止となった大会では、カード数と実施試合数を区別するだけでも情報の正確性が大きく変わる。
【ブレイキングダウン19の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ブレイキングダウン19のメインイベントは誰が勝ちましたか?
A1:井原良太郎が芦澤竜誠に2R KO勝ちしました。2R開始直後に左ストレートでダウンを奪い、最後は連続攻撃でレフェリーストップによる決着となりました。
Q2:龍志と野田蒼のフライ級タイトルマッチの結果は?
A2:挑戦者の龍志が野田蒼を1R KOで破りました。この勝利によって龍志がフライ級の新チャンピオンとなりました。
Q3:ブレイキングダウン19は全34試合が実施されたのですか?
A3:全34試合のカードが組まれましたが、第9試合の内藤裕対瓜田純士が中止になったため、実施されたのは33試合です。
Q4:ブレイキングダウン19でKO・TKO勝ちした選手は何人ですか?
A4:KO・TKO決着は合計10試合です。ソルジャー沖田、そうし、長谷川拓也、Dozer、太陽、KINGカズ、金剛駿、寿希也、龍志、井原良太郎が勝利しました。
Q5:田中雄士はなぜブレイキングダウン19を欠場したのですか?
A5:練習中の負傷によって網膜剥離を発症し、手術が必要になったためです。当初予定されていた萩原裕介との対戦にはメカ君が代役として出場しました。
2026年3月20日に愛知・IGアリーナで開催されたBreakingDown19は、井原良太郎の2R KO勝利と龍志の1R KOによるフライ級王座獲得という、2つの大きな結果を残した。
全34試合のカードのうち、第9試合は中止となり、実施されたのは33試合。KO・TKOが10試合、判定が23試合という結果だった。
特に井原は、RIZINファイターの芦澤竜誠を倒したことで、BreakingDownを代表する選手として改めて存在感を示した。龍志も王座を獲得し、今後のフライ級戦線に新しい展開をもたらした。
一方、名古屋対大阪の対抗戦や、萩原裕介、細川一颯、金剛駿らの勝利も見逃せない。メインイベントだけでなく、各階級の勝敗や新たな勢力図を確認することで、大会全体の価値が見えてくる。
BreakingDown19は、単なる話題性だけではなく、王座の移動や選手間の実力関係にも変化を残した大会だった。
参照した主な報道・大会記録: ゴング格闘技、eFight、スポーティングニュース、ENCOUNT、BreakingDown Ranking。