2026年11月3日(火・祝)のボクシングは、東京・後楽園ホールで開催された「第83回東日本新人王トーナメント決勝戦」が大きな注目を集めた。ミニマム級の林兼士、スーパーフライ級の佐藤竜冴、スーパーバンタム級の小林蓮らが東日本新人王に輝き、各階級でKO・TKOや判定による決着が生まれた。大会の観衆は1840人だった。
特に林兼士対関純輝、髙森悠叶対佐藤竜冴、竹内凰騎対磯谷広太は、試合内容にも注目が集まった。一方、海外ボクシングではWBOミニマム級の王座移動という重要な動きもあった。日本時間11月3日夜時点の試合結果、判定スコア、階級別の優勝者、今後の試合日程を整理する。
【今日の結果速報】2026年11月3日の国内ボクシングは東日本新人王決勝が中心

この日の国内プロボクシングで中心となったのは、後楽園ホールで14時から行われた第83回東日本新人王トーナメント決勝戦だ。
同大会は、C級ボクサーの新人No.1を決める東日本地区のトーナメント。各階級の決勝を通過した選手が、12月19日に予定される全日本新人王決定戦へ進出する。
大会は全11試合の決勝カードを中心に編成され、ライトフライ級については當山楓真の棄権によって児島義輝の不戦勝となった。
試合の主な結果は次のとおり。
- ミニマム級:林兼士が関純輝に3-0判定勝ち
- フライ級:柳田優希が井野慶信に判定勝ち
- スーパーフライ級:佐藤竜冴が髙森悠叶に2回TKO勝ち
- バンタム級:布元寿弥が江崎由に判定勝ち
- スーパーバンタム級:小林蓮が西本剛に1回TKO勝ち
- フェザー級:福山弘樹が一寿希ケケに判定勝ち
- スーパーフェザー級:蛯名創魅が尾上剣清に2-1判定勝ち
- ライト級:松永敦朗が地家直弥に勝利
- スーパーライト級:磯谷広太が竹内凰騎に3-0判定勝ち
- ウェルター級:カドカ・ダルシャンが杉本鉄尚にTKO勝ち
- ミドル級:筒井ちび太が岡村弥徳にTKO勝ち
- ライトフライ級:児島義輝が不戦勝
試合経過と採点については、会場観戦記および報道各社の試合記事で確認できる。特に林、佐藤、小林、磯谷の4選手は、当日の大会を象徴する勝者となった。
【階級別試合結果一覧】第83回東日本新人王決勝の勝者と決着内容
今回の決勝戦は、ミニマム級からミドル級まで幅広い階級で実施された。
全日本新人王につながる東日本の代表権を争うため、各選手にとって単なる1勝以上の意味を持つ試合だった。
| 階級 | 対戦カード | 結果・決着 |
|---|---|---|
| ライトフライ級 | 當山楓真-児島義輝 | 児島の不戦勝 |
| ミニマム級 | 林兼士-関純輝 | 林が3-0判定勝ち(50-44×3) |
| フライ級 | 柳田優希-井野慶信 | 柳田が3-0判定勝ち |
| スーパーフライ級 | 髙森悠叶-佐藤竜冴 | 佐藤が2回2分41秒TKO勝ち |
| バンタム級 | 布元寿弥-江崎由 | 布元が3-0判定勝ち |
| スーパーバンタム級 | 西本剛-小林蓮 | 小林が1回2分20秒TKO勝ち |
| フェザー級 | 一寿希ケケ-福山弘樹 | 福山が判定勝ち |
| スーパーフェザー級 | 蛯名創魅-尾上剣清 | 蛯名が2-1判定勝ち |
| ライト級 | 地家直弥-松永敦朗 | 松永が勝利 |
| スーパーライト級 | 竹内凰騎-磯谷広太 | 磯谷が3-0判定勝ち(50-44×3) |
| ウェルター級 | 杉本鉄尚-カドカ・ダルシャン | カドカが4回TKO勝ち |
| ミドル級 | 岡村弥徳-筒井ちび太 | 筒井が5回TKO勝ち |
※判定スコアや決着時間は報道・観戦記で確認できたものを記載。公表されていない詳細は省略している。ライト級の松永戦についても、確認できる速報では決着時間を特定できない。
この一覧から見えてくるのは、判定決着だけでなく、試合序盤から勝負を決めたKO・TKOが複数あったことだ。
特にスーパーバンタム級の小林は、優勝候補の一角だった西本を1回2分20秒で止めた。ミドル級では筒井が5回まで攻勢を維持し、レフェリーストップによる勝利を手にしている。
なお、これらは東日本新人王という大会内の結果であり、日本タイトルマッチや世界タイトルマッチの結果とは区別する必要がある。
【注目試合を詳報】林兼士・佐藤竜冴・小林蓮が示した実力
林兼士対関純輝は3-0の完勝ミニマム級決勝では、大橋ジム所属の19歳・林兼士が関純輝(角海老宝石)と対戦した。
結果は林の3-0判定勝ち。ジャッジの採点は3者とも50-44で一致した。
試合の大きな転換点となったのは3回だ。林はサウスポーから繰り出した左フックでダウンを奪取。その後も左ストレートなどを的確に当て、関に主導権を渡さなかった。
林は今年4月の新人王1回戦で2回TKO勝ちを収めてプロデビュー。その後も連勝を重ね、今回の優勝によって全日本新人王決勝への切符をつかんだ。
元キックボクサーで、前WBO世界バンタム級王者の武居由樹を兄貴分として慕う選手としても知られる。両者は同じサウスポーで、林の左の攻撃には武居を連想させる特徴も見られた。
髙森悠叶対佐藤竜冴は2回TKO決着スーパーフライ級では、大橋ジムの髙森悠叶と横浜光ジムの佐藤竜冴が激突した。
勝者は佐藤。2回2分41秒、レフェリーストップによるTKO勝ちだった。
髙森は堅いガードと前の手を使い、相手の攻撃を抑えながらポイントを積み重ねるタイプ。一方の佐藤は強打を武器とし、決勝前までの戦績でもKO率の高さが際立っていた。
2回、佐藤が右フックでダウンを奪うと、その後も攻撃を集中。連打を浴びた髙森を見てレフェリーが試合を止めた。
この勝利によって佐藤は東日本新人王を獲得。試合後の通算戦績は6勝6KO1分けとなった。
髙森は敗れたものの、大学卒業後にIT関連企業で働きながら競技を続けるデュアルキャリア選手としても注目されている。来年は6回戦へのステップアップも見込まれている。
小林蓮は1回TKOでMVPを獲得この日のインパクトという点で見逃せないのが、スーパーバンタム級の小林蓮だ。
小林は西本剛との決勝で、1回2分20秒TKO勝ちを収めた。
西本が前に出たところへ右を合わせ、相手の動きが鈍ったタイミングで攻撃をまとめてレフェリーストップを呼び込んだ。
この勝利は大会後の表彰にもつながった。
- 最優秀選手賞(MVP):小林蓮
- 敢闘賞:佐藤竜冴
- 技能賞:磯谷広太
日刊スポーツの11月3日20時25分配信記事によると、小林の1回TKO勝利がMVP選出につながった。佐藤は2回TKO勝ち、磯谷はフルマーク判定勝ちで、それぞれ賞を受けている。
3選手の受賞は、KOによる決定力、最後まで攻める姿勢、技術的な完成度という異なる強みが評価された結果といえる。
【JBC公式結果との違い】確定情報と速報を見分ける方法
今日の結果を調べる際に注意したいのが、日本ボクシングコミッション(JBC)の公式試合結果と、新聞社や配信サービスが発表する速報の違いだ。
JBCの公式試合結果ページは、試合報告書を確認するための重要な情報源となる。
ただし、2026年11月3日夜の確認時点では、同ページに掲載されている最新の試合結果は10月29日・後楽園ホールの興行だった。11月3日の新人王決勝については、公式結果一覧への掲載がまだ確認できなかった。
一方、JBCの試合予定ページには11月3日の後楽園ホール興行が掲載されている。
情報を確認するときは、次の違いを押さえておきたい。
公式試合予定
開催日時、会場、対戦カード、階級を確認する資料。試合前の情報であり、勝敗の確定を意味しない。
報道各社の試合結果
勝者、KO・TKOの決着時間、判定スコア、試合内容などを確認するための速報情報。
JBC公式試合報告書
試合終了後に公開される公式記録。勝敗や決着方式、ジャッジの採点を確認する際の重要な資料となる。
特に判定試合では、単に「判定勝ち」と記載されている場合と、3-0、2-1などの判定内訳が確認できる場合がある。
3-0は3人のジャッジ全員が同じ選手を支持した結果、2-1は3人のうち2人が同じ選手を支持した結果だ。
速報の段階で詳細な採点が公表されていない場合、後から公開される公式記録で確認することが大切になる。
【海外ボクシング最新動向】松本流星がWBO正規王者へ昇格
11月3日の海外ボクシング関連ニュースで大きく取り上げられたのが、WBO世界ミニマム級の王座変更だ。
WBO世界同級暫定王者だった松本流星(帝拳)が、正規王者へ昇格した。
きっかけは、統一王者オスカー・コラーゾによるWBO王座返上だった。
WBOはコラーゾが同級王座を返上したことを受け、暫定王者だった松本を正規王者へ昇格させる決定を発表した。
この動きには、王座統一戦をめぐる交渉も関係している。
WBOは当初、松本とコラーゾの団体内王座統一戦に向けた交渉を指示し、興行権入札を予定していた。しかし、コラーゾの王座返上によって入札は中止された。
松本にとっては、リング上での新たな勝利ではなく、王座の空位に伴う昇格という形で正規王者の座を手にしたことになる。
したがって、このニュースを11月3日の試合結果として扱うのは正確ではない。試合による勝敗と、王座の移動は分けて理解したい。
なお、主要な海外プロボクシングの当日試合結果については、今回確認できた報道では大きな新規カードの勝敗速報は見当たらなかった。
海外の次の注目カードとしては、11月8日のZuffa Boxing興行などが予定されている。
【次の試合日程・対戦カード】11月4日以降の注目興行
11月3日の新人王決勝が終了し、国内外では次の興行に注目が移る。
特に11月4日には後楽園ホールでTREASURE BOXING PROMOTION 15が予定されている。
11月4日:TREASURE BOXING PROMOTION 15注目カードの一つは、元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆と、フィリピンのエルソン・トリニダードによるライトフライ級8回戦だ。
谷口にとっては再起を目指す重要な一戦となる。
U-NEXTでは11月の複数のボクシング興行をライブ配信する予定で、この大会も配信スケジュールに含まれている。
11月7日:DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.4911月7日には、後楽園ホールでDYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.49が開催予定。
注目カードとして、波田大和対佐川遼などが挙がっている。
11月8日以降:海外興行にも注目海外では11月8日にZuffa Boxing 12が予定され、クリス・ビラム=スミス対チェボン・クラークなどが注目カードとなっている。
さらに11月9日には、WBC女子スーパーバンタム級のスカイ・ニコルソン対吉田実代も予定されている。
これらはあくまで今後の試合予定であり、11月3日の確定結果とは区別して確認したい。
【プロの結論】今日のボクシング結果で注目すべき3つのポイント
今回の東日本新人王決勝から読み取れる要点は3つある。
1.KO・TKOだけでなく判定内容も評価する
小林蓮の1回TKO、佐藤竜冴の2回TKOはインパクトの大きな勝利だった。一方、林兼士や磯谷広太の3-0判定勝ちも高く評価できる。
5回戦では、ダウンを奪うことだけでなく、距離の管理、手数、ディフェンス、ラウンドごとの主導権も勝敗を左右する。
2.新人王は将来の日本ランキングを占う登竜門
新人王は、若手プロボクサーが実力を証明する重要な機会だ。
今回の優勝者は12月19日の全日本新人王決定戦へ進む。東日本の代表として西日本各地区の代表選手と対戦するため、次の試合でも新たな成長が問われる。
3.速報と公式記録は役割が異なる
今日の結果をすぐに知りたいなら、日刊スポーツなどの速報記事や大会配信の情報が役立つ。
一方、正式な判定スコアや試合報告書を確認したい場合は、JBCの公式結果ページを確認するのが基本となる。
勝者の名前だけでなく、決着方式、ラウンド、採点、次戦への進出状況まで確認することで、ボクシングの試合内容をより正確に理解できる。
【今日のボクシング結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月3日のボクシングで誰が新人王になりましたか?
A1:林兼士、柳田優希、佐藤竜冴、布元寿弥、小林蓮、福山弘樹、蛯名創魅、松永敦朗、磯谷広太、カドカ・ダルシャン、筒井ちび太が各階級の決勝を制しました。ライトフライ級は當山楓真の棄権により児島義輝が不戦勝となっています。
Q2:今日の注目試合でKO・TKO勝ちはありましたか?
A2:ありました。小林蓮が西本剛に1回2分20秒TKO勝ち、佐藤竜冴が髙森悠叶に2回2分41秒TKO勝ちを収めています。そのほか、カドカ・ダルシャンや筒井ちび太もTKOで勝利しました。
Q3:林兼士対関純輝の判定スコアはいくつですか?
A3:林兼士が3-0で勝利しました。採点は3人のジャッジ全員が50-44をつけるフルマーク判定でした。
Q4:今日の東日本新人王決勝はどこで開催されましたか?
A4:東京・後楽園ホールで開催されました。試合開始は14時で、U-NEXTによるライブ配信も実施されました。
Q5:今日の試合結果はJBC公式サイトで確認できますか?
A5:JBC公式サイトには試合結果の一覧があります。ただし、2026年11月3日夜の確認時点では、11月3日の新人王決勝の公式結果報告書はまだ掲載されていませんでした。速報記事と公式記録を分けて確認することをおすすめします。
Q6:次の国内注目ボクシング興行はいつですか?
A6:次の注目興行は11月4日のTREASURE BOXING PROMOTION 15です。谷口将隆対エルソン・トリニダードなどのカードが予定されています。
2026年11月3日の国内ボクシングは、第83回東日本新人王トーナメント決勝が中心となった。
林兼士のフルマーク判定勝ち、佐藤竜冴の2回TKO勝ち、小林蓮の1回TKO勝ちなど、各階級で見応えのある決着が続いた。大会MVPには小林蓮、敢闘賞には佐藤竜冴、技能賞には磯谷広太が選ばれている。
また、海外関連では松本流星のWBO世界ミニマム級正規王者への昇格が大きなニュースとなった。
次の焦点は、12月19日の全日本新人王決定戦に向けた各選手の準備と、11月4日以降の国内外の注目興行だ。
今日の勝敗だけでなく、決着方式や判定スコア、次戦への進出状況まで押さえておくことが、ボクシングをより深く楽しむためのポイントとなる。