2026年11月現在、瀬奈じゅんさんは東宝芸能に所属し、舞台を中心に俳優活動を続けています。
2026年はミュージカルへの出演が相次ぎ、12月には代表作の一つである『ミー&マイガール』に出演予定です。
さらに2027年の新作ミュージカルへの出演も発表されており、今後の活動にも注目が集まります。
2026年の主な出演作品① ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』
2026年3月9日から4月2日までシアタークリエ、4月10日から12日まで大阪のサンケイホールブリーゼで上演されました。
瀬奈さんが演じたのは、裕福な家庭の女性ミセス・ライオンズです。
貧しい家庭に生まれた双子の一人を引き取り、育てる人物で、作品の悲劇的な展開に深く関わります。
親子関係や社会階級、運命をテーマにした重厚なミュージカルであり、母親役としての瀬奈さんの表現が見どころとなりました。
② ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』
2026年7月25日から8月23日まで東京で上演され、その後、愛知・大阪公演が行われました。
瀬奈さんの役は、コナー・マーフィーの母親シンシア・マーフィーです。マルシアさんとのWキャストでした。
本作は、主人公エヴァンがある出来事をきっかけに嘘を重ね、周囲の人々の人生を変えていく物語です。
家族の喪失や孤独、他者とのつながりを描く作品であり、宝塚時代の華やかな男役とは異なる、現代的な人間ドラマへの出演となりました。
③ ミュージカル『ミー&マイガール』
2026年の出演情報で特に注目したいのが『ミー&マイガール』です。
1937年にロンドンで初演されたロマンティックコメディで、下町育ちの青年ビルと恋人サリーの物語を描いています。
今回、瀬奈さんが演じるのはマリア公爵夫人です。
宝塚時代の2008年公演では、主人公ビルを演じていました。今回は同じ作品で、主人公を見守る立場の女性を演じます。
同じ作品に異なる役柄で再び参加することは、長年にわたる俳優活動を象徴する出来事です。
公演スケジュール
- 東京:2026年12月6日~12月27日/EXシアター有明
- 福岡:2027年1月3日~1月24日/博多座
- 大阪:2027年1月31日~2月8日/梅田芸術劇場メインホール
共演者には三浦宏規さん、上白石萌音さん、星風まどかさん、小野田龍之介さん、荒川務さん、池田成志さんらが名を連ねています。
演出は小林香さん。東宝製作版としては17年ぶりの上演です。
2026年10月28日の製作発表で語った作品への思い2026年10月28日には、『ミー&マイガール』の製作発表記者会見が行われ、瀬奈さんも登壇しました。
会見では、宝塚時代にビルを演じた思い出を振り返り、今回の公演で好きな楽曲についても語っています。
特にお気に入りとして挙げたのが「Hold My Hand」です。
歌詞も含めて『Hold My Hand』が一番好きです。
また、宝塚退団後に出会った舞台関係者から、この作品を見て舞台の世界を目指したという話を聞くことがあると明かしました。
自分が演じた舞台が、次の世代の俳優を生み出すきっかけになっている。そのことへの喜びも語っています。
2027年には『マジシャンズ・エレファント』にも出演2026年8月25日、東宝芸能から新たな出演情報が発表されました。
瀬奈さんは、ミュージカル『マジシャンズ・エレファント~ピーターと魔法使いの象~』に出演する予定です。
公演は2027年4月~5月、東京・大阪で予定されています。
ケイト・ディカミロの児童文学を原作とした作品で、戦争の傷跡が残る町を舞台に、希望や再生、不可能を信じる勇気を描きます。
発表時点では瀬奈さんの役柄や詳細な公演日程は公表されていません。
このように、2026年の出演作品だけでなく、2027年の新作まで活動が続いています。
宝塚退団から17年が経過しても、舞台俳優として新しい作品に参加し続けていることが、現在の瀬奈じゅんさんを理解する要点です。
【プロの結論】瀬奈じゅんの魅力は男役の完成度と女優としての進化にある

瀬奈じゅんさんのキャリアを振り返ると、単純な元宝塚トップスターという肩書だけでは説明できない特徴が見えてきます。
その魅力は、大きく3つに整理できます。
1. 男役と女性役の両方を経験した表現力『エリザベート』でルキーニ、エリザベート、トートを演じた経験は、瀬奈さんのキャリアを象徴しています。
男性役、女性役、超越的な存在という異なる人物を同じ作品で表現したことは、役柄への対応力を示す実績です。
2. 退団後も新しい役柄に挑戦している『ブラッド・ブラザーズ』のミセス・ライオンズ、『ディア・エヴァン・ハンセン』のシンシア・マーフィー、『ミー&マイガール』のマリア公爵夫人。
これらの役に共通するのは、物語の中心人物を支えながら、人間関係や家族のあり方に深く関わる女性を演じていることです。
男役スターとしてのイメージを守るだけではなく、役柄に応じて表現を変えている点が興味深いところです。
3. 舞台で培った経験が次の世代にもつながっている2026年10月の『ミー&マイガール』製作発表では、瀬奈さんがかつて演じたビル役を見て、舞台の世界を目指した人がいることが語られました。
加えて、今回の公演ではマリア公爵夫人として作品に戻ります。
かつての出演者が、年月を経て異なる役柄で同じ作品に参加する。その変化そのものが、舞台俳優としてのキャリアの厚みを物語っています。
瀬奈さんの活動を追うなら、宝塚時代の人気だけで判断するのではなく、退団後の受賞歴、出演作品、演じてきた役柄の変化まで見ることが大切です。
【瀬奈じゅんに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:瀬奈じゅんは現在何歳ですか?
A1:1974年4月1日生まれです。2026年11月現在、52歳です。
Q2:瀬奈じゅんは宝塚時代にエリザベートの何役を演じましたか?
A2:2002年に花組でルキーニ、2005年に月組でエリザベート、2009年に月組でトートを演じました。同一作品で3役を経験したことが大きな特徴です。
Q3:瀬奈じゅんの宝塚退団理由は何ですか?
A3:本人はインタビューで、2008年の『グレート・ギャツビー』を演じた際、男役としてやり切ったという思いが生まれたことを明かしています。
Q4:瀬奈じゅんの2026年の出演作品は何ですか?
A4:『ブラッド・ブラザーズ』『ディア・エヴァン・ハンセン』『エリザベート TAKARAZUKA 30周年スペシャル・ガラ・コンサート』『ミー&マイガール』などです。『ミー&マイガール』は2026年12月6日に東京公演が開幕予定です。
Q5:瀬奈じゅんは『ミー&マイガール』で何役を演じますか?
A5:2026年版ではマリア公爵夫人を演じます。宝塚時代の2008年公演では主人公ビルを演じており、今回は同じ作品で異なる役柄に挑戦します。
Q6:瀬奈じゅんの愛称「あさこ」とは何ですか?
A6:本名の麻子に由来する愛称です。宝塚時代からファンに親しまれており、現在も使われています。
瀬奈じゅんさんは、1992年に宝塚歌劇団へ入団し、花組で経験を積んだ後、2005年に月組トップスターへ就任しました。
2009年12月の退団までに『エリザベート』の3役を演じ、『ミー&マイガール』ではビル役、『グレート・ギャツビー』ではジェイ・ギャツビー役を務めるなど、印象的な舞台を残しています。
退団後は2010年の『エリザベート』を機に女優として本格始動。2012年には菊田一夫演劇賞と岩谷時子賞奨励賞を受賞しました。
そして2026年は『ブラッド・ブラザーズ』『ディア・エヴァン・ハンセン』に出演し、12月には『ミー&マイガール』でマリア公爵夫人を演じます。さらに2027年の『マジシャンズ・エレファント』への出演も決まっています。
瀬奈じゅんさんの歩みを追う際に注目したいのは、宝塚時代の男役としての輝きだけではありません。退団後も新しい役柄に挑み、作品を通じて観客や次世代の俳優に影響を与えていることです。
「あさこ」として愛されたトップスターは、現在も一人の舞台俳優として進化を続けています。
主な情報源:東宝芸能公式プロフィール・出演情報、瀬奈じゅん公式サイト、宝塚歌劇団公式公演資料、東宝演劇部公演情報、SmartFLASH本人インタビュー。情報基準日:2026年11月2日。