ホーム 映画・ドラマ 水曜どうでしょうの安田顕は何役?onちゃん出演の経緯と2026年の活動を徹底解説

水曜どうでしょうの安田顕は何役?onちゃん出演の経緯と2026年の活動を徹底解説

黒木 穂乃花 黒木 穂乃花 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

北海道発の人気バラエティー番組『水曜どうでしょう』で、俳優・安田顕は何を演じていたのか。多くの視聴者が思い浮かべるのは、HTBのマスコットキャラクター「onちゃん」の黄色い着ぐるみだろう。実は安田は、単に着ぐるみに入っていたわけではない。大泉洋や鈴井貴之と旅企画で共演し、さらに再放送版『どうでしょうリターンズ』では番組ナビゲーターも担当していた。

2026年は『水曜どうでしょう』の放送開始30周年に当たる節目の年。HTBの公式資料や安田顕の所属事務所CREATIVE OFFICE CUEの最新プロフィールをたどると、onちゃん誕生の背景から番組内での役割、そして現在の俳優活動までがつながって見えてくる。ここでは、出演経緯や代表的な名場面、TEAM NACSとの関係も含めて整理する。

【出演の真相】安田顕は水曜どうでしょうで何を演じていた?

水曜どうでしょう安田顕

安田顕の『水曜どうでしょう』における代表的な役割は、HTBのマスコットキャラクター「onちゃん」の着ぐるみに入るスーツアクターである。

ただし、番組での立ち位置は一般的なマスコットキャラクターの演者とは少し違っていた。着ぐるみの外見は愛らしい黄色いキャラクターなのに、中にいる安田顕の個性がそのまま動きや振る舞いに表れていたのだ。

onちゃんの中の人は安田顕だった

onちゃんは、北海道テレビ放送(HTB)が1997年12月1日に誕生させたマスコットキャラクターだ。HTBの公式ヒストリーによると、開局30周年を記念するキャラクターとして登場し、翌1998年には着ぐるみが誕生。『水曜どうでしょう』にも出演するようになった。

その着ぐるみを番組内で担当したのが安田顕だった。視聴者から「onちゃんの中の人」と呼ばれる理由はここにある。

特に印象的なのは、着ぐるみを着ていても安田自身のキャラクターが消えなかったことだ。かわいらしい外見と、酒好きで人間臭い振る舞いとのギャップが、番組独特の笑いを生み出した。

安田顕は声優ではなく、着ぐるみの演者として存在感を発揮

『水曜どうでしょう』における安田のonちゃん役を理解するうえで大切なのは、着ぐるみの中での身体表現だ。

顔が見えないため、表情ではなく、動きや反応によって感情を伝えなければならない。大泉洋にちょっかいを出されて困ったように動いたり、倒されたり、反撃したりする姿が、onちゃんのキャラクターを形づくっていった。

HTBの番組スタッフによる公式日記でも、安田がonちゃんに人間味を与えたことが振り返られている。黄色いマスコットに安田自身の性格が投影され、単なる局のキャラクターを超えた存在になったという評価だ。

【出演経緯】安田顕がonちゃんになったのは偶然だった?

安田顕がonちゃんとして『水曜どうでしょう』に本格的に登場するきっかけとなった企画が、1998年放送の「十勝二十番勝負」だ。

この出演経緯は、番組スタッフの藤村忠寿ディレクターが2008年11月19日付の公式日記で詳しく振り返っている。

ラジオ番組「GOLGO」の生放送中にロケへ

当時、安田顕は大泉洋とともにラジオ番組「GOLGO」に出演していた。ある日、そのラジオの本番中に安田は突然連れ出され、そのまま『水曜どうでしょう』のロケに参加することになった。

本人が希望して準備していた役柄というより、番組制作側の展開によって突然決まった出演だった。

「今日からきみはオンちゃんだ」

藤村ディレクターの公式日記には、安田がこの言葉を受け、HTBのマスコットキャラクターの着ぐるみを着せられた経緯が記されている。

さらに徹底していたのが、着ぐるみを脱いだときの扱いだ。安田本人の顔にはモザイクがかけられ、番組内では「安田顕」ではなく、あくまで「onちゃん」として扱われた。

この演出によって、視聴者には黄色い着ぐるみの中に誰がいるのかという面白さも生まれた。現在では広く知られるonちゃんと安田顕の関係だが、当時の番組演出には独特の徹底ぶりがあった。

十勝二十番勝負で存在感を確立

「十勝二十番勝負」は、北海道の十勝地方を巡り、地域の魅力を紹介する企画だった。鈴井貴之と大泉洋が旅をするなか、HTBの親善大使としてonちゃんも同行する。

HTBの配信サービスhodに関する公式記事でも、onちゃん(安田顕)が親善大使として旅に加わり、大泉がさまざまなちょっかいを出す展開が紹介されている。

大泉の自由奔放な言動、鈴井の反応、そして安田が演じるonちゃんの身体を張ったリアクション。この三者の関係が、企画の大きな見どころになった。

安田顕は後年のインタビューでも、大学卒業後にラジオやバラエティーの仕事を経験し、『水曜どうでしょう』ではonちゃんの着ぐるみ役として参加したことを振り返っている。

安田顕のonちゃんが特別な存在になった理由は、単に着ぐるみの動きが面白かったからではない。マスコットらしいかわいらしさと、安田本人の人間臭さが同居していたことにある。

酒好きで塩辛好きという異色のマスコット

藤村ディレクターの公式日記では、当時のonちゃんの特徴として、酒好きであることや、塩辛でご飯を何杯も食べられることなどが紹介されている。

一般的なテレビ局のマスコットといえば、子どもに親しまれる愛らしさや、明るく健全なイメージが中心だ。しかし、安田のonちゃんはどこか生活感があり、妙に人間らしい。

この設定と安田の振る舞いが重なり、キャラクターに独特の個性が生まれた。

大泉洋からの手荒な扱いとonちゃんの反撃

「十勝二十番勝負」で印象的なのが、大泉洋がonちゃんに対して遠慮なくちょっかいを出す場面だ。

HTBの公式配信紹介でも、大泉が同行するonちゃんに手荒なちょっかいを出す様子が取り上げられている。

さらに藤村ディレクターの日記には、蹴られてうずくまり、反対に蹴り返すonちゃんの姿も記されている。

着ぐるみという制約があるからこそ、動作が大きくなり、反応にも独特の間が生まれる。安田は身体全体を使い、言葉や表情に頼らない笑いを成立させていた。

onちゃんカレンダー企画でも鈴井・大泉と共演

安田顕のonちゃん姿は、十勝二十番勝負だけに限らない。

2024年6月にHTBの情報サイトSODANEが紹介した「onちゃんカレンダー」の企画では、安田と鈴井貴之がonちゃんに扮し、大泉洋が写真家として撮影する内容が取り上げられた。

鈴井、大泉、安田という番組を象徴する3人の関係性が、年月を経ても企画の面白さにつながっている。

また、2025年には「試験に出るどうでしょう 日本史」にも鈴井と安田が出演。大泉が校長役、鈴井と安田が生徒役という構図で、番組ならではの掛け合いが展開された。

【役割の違い】どうでしょうリターンズのD・N・AとClassicを比較

安田顕について検索すると、onちゃんだけでなく「D・N・A」「番組ナビゲーター」「どうでしょうリターンズ」という言葉も登場する。

ここで押さえたいのが、安田には旅企画の出演者としての役割と、再放送版の案内役という異なる仕事があったことだ。

どうでしょうリターンズでは番組ナビゲーターを担当

HTBの公式FAQによると、『どうでしょうリターンズ』は基本的に『水曜どうでしょう』の再放送版である。ただし、オープニングとエンディングが差し替えられ、その部分に番組ナビゲーターの安田顕が登場していた。

番組を初めて見る人にも内容が伝わるよう、企画や出演者を案内する役割を担っていたのである。

「D・N・A」は「どうでしょうナビゲートあんちゃん」の略称として知られる呼び名だ。単にonちゃんを演じる安田とは異なり、本人が画面に登場して番組を案内するという役回りだった。

水曜どうでしょうClassicとは何が違う?

『水曜どうでしょうClassic』も再放送に関連する番組だが、『どうでしょうリターンズ』とは編集方針が異なる。

HTBの公式FAQでは、Classicについて、嬉野ディレクターの責任編集のもと、前枠・後枠を含めて放送当時の『水曜どうでしょう』を味わえる構成と説明している。

つまり、リターンズは安田のナビゲーター出演が特徴であり、Classicは当時の番組構成を再び楽しめることが特徴だ。

なお、リターンズでは初期の一部企画が放送されず、旅企画を中心に構成されていた点にも注意したい。

3つの番組形態の違い
番組名 内容・特徴 安田顕の役割
水曜どうでしょう 1996年開始のオリジナル番組。旅企画や前枠・後枠などで構成 onちゃんのスーツアクター、企画出演者
どうでしょうリターンズ オープニング・エンディングを差し替えた再放送版 番組ナビゲーター、D・N・A
水曜どうでしょうClassic 嬉野D責任編集。放送当時の前枠・後枠も含めて楽しめる再放送版 当時の企画・映像に出演した安田顕を楽しめる

この違いを理解しておけば、安田顕の出演場面を探すときにも迷いにくい。onちゃんとしての安田を見たいのか、ナビゲーターとしての安田を見たいのかによって、選ぶ番組形態が変わってくる。

【人物相関図】安田顕・大泉洋・鈴井貴之とTEAM NACSの関係

『水曜どうでしょう』における安田顕の存在を語るには、北海道の芸能・演劇シーンを支えてきた人間関係も欠かせない。

安田は演劇ユニットTEAM NACSのメンバーであり、大泉洋とは同じユニットの仲間でもある。さらに鈴井貴之は、安田や大泉が所属するクリエイティブオフィスキューと深い関係を持ち、番組の企画者としても重要な存在だ。

人物・団体 安田顕との関係 水曜どうでしょうでの位置づけ
大泉洋 TEAM NACSのメンバー。ラジオ番組GOLGOでも共演 旅企画の中心人物。onちゃんへのちょっかいも名場面の一つ
鈴井貴之 クリエイティブオフィスキューの関係者・企画者 大泉と旅をする出演者。安田とも複数企画で共演
藤村忠寿 番組制作スタッフ チーフディレクター。安田のonちゃん出演経緯を公式日記で紹介
嬉野雅道 番組制作スタッフ ディレクター・撮影担当。Classicの編集にも関係
TEAM NACS 安田顕が所属する演劇ユニット 森崎博之、大泉洋、戸次重幸、音尾琢真、安田顕の5人で構成
TEAM NACSの一員としての安田顕

TEAM NACSは、北海学園大学の演劇研究会出身者によって結成された演劇ユニットだ。メンバーは森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真の5人。

1996年の初演作品「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁」を起点に活動を重ね、舞台を中心に独自の存在感を築いてきた。

大泉が『水曜どうでしょう』の中心的な出演者として知られる一方、安田はonちゃんや企画への参加を通じて番組に関わった。2人は同じTEAM NACSの仲間であり、番組内では遠慮のない掛け合いを見せる関係でもあった。

鈴井貴之との共演も重要な接点

鈴井貴之と安田顕の関係も、北海道のエンターテインメント史を語るうえで重要だ。

鈴井は『水曜どうでしょう』の企画者であり、安田が所属する事務所ともつながりが深い。番組内では、鈴井と大泉が旅を進めるなかに安田が加わる構図が何度も生まれた。

2025年の「試験に出るどうでしょう 日本史」でも、鈴井と安田が大泉の授業を受ける生徒役として共演している。

こうした長年の関係があるからこそ、3人が同じ画面に登場するだけで、番組の歴史を知る視聴者には懐かしさと安心感が生まれる。

【2026年最新】安田顕の現在と俳優活動

2026年11月現在、安田顕は俳優として映画・テレビ・舞台を中心に活動している。

CREATIVE OFFICE CUEの公式プロフィールでは、1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身と紹介されている。TEAM NACSのメンバーであり、硬派な役柄から個性的な人物まで幅広く演じる俳優として紹介されている。

映画・ドラマで活躍を続ける

公式プロフィールに掲載されている主な出演映画には、『龍三と七人の子分たち』『新宿スワン』『銀魂』『ザ・ファブル』『ホテルローヤル』『とんび』『ラーゲリより愛を込めて』『シン・仮面ライダー』などがある。

主演映画では、『俳優 亀岡拓次』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』『愛しのアイリーン』『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』『私はいったい、何と闘っているのか』などが代表作として掲載されている。

2025年には『35年目のラブレター』『おいしくて泣くとき』、2026年の出演作には『架空の犬と嘘をつく猫』が記載されている。

また、2026年の公式アーティストニュースには、映画『赤土に眠る』に関する10月18日付の情報も掲載されている。

2026年7月には舞台「死の笛」を再演

2026年の活動で注目したいのが、舞台「死の笛」だ。

この作品は、安田顕が企画・プロデュースを手掛け、林遣都と共演する二人芝居。2024年7月の初演が好評を博し、2026年7月に東京・札幌・大阪の3都市で再演された。

脚本は坂元裕二、演出は水田伸生。安田は出演者としてだけでなく、企画・プロデュースという立場でも作品に携わっている。

2026年7月3日から12日までの東京公演、7月17日から19日までの札幌公演、7月24日から8月2日までの大阪公演が公式サイトに掲載されている。

TEAM NACSとして北海道とのつながりも継続

安田顕は個人での俳優活動に加えて、TEAM NACSの一員としても活動している。

公式プロフィールでは、北海道観光振興機構の「HOKKAIDO LOVE」のPRキャラクターや、北海道フービーフェスティバルのスペシャルサポーターなど、北海道の魅力を発信する活動も紹介されている。

かつて北海道のローカル番組でonちゃんを演じていた安田が、現在は全国規模の映画・ドラマ・舞台に出演しながら、北海道とのつながりも保っている点は興味深い。

また、2026年は『水曜どうでしょう』の放送開始30周年。HTBは1996年10月9日の初回放送から30年を迎えることを記念した特設ページを公開している。番組の歴史を振り返る節目に、安田顕の出演回にも改めて関心が集まる背景がある。

【よくある質問】水曜どうでしょうの安田顕に関するFAQ

Q1:水曜どうでしょうのonちゃんの中の人は誰ですか?

A1:俳優の安田顕です。1998年の「十勝二十番勝負」などでHTBのマスコットキャラクターonちゃんの着ぐるみに入り、スーツアクターを務めました。

Q2:安田顕がonちゃんになった理由は何ですか?

A2:当時、大泉洋と出演していたラジオ番組GOLGOの生放送中にロケへ連れ出され、そのままonちゃんの着ぐるみを着ることになったためです。この経緯は藤村忠寿ディレクターの公式日記にも記されています。

Q3:どうでしょうリターンズのD・N・Aとは何ですか?

A3:「どうでしょうナビゲートあんちゃん」の略称です。安田顕が『どうでしょうリターンズ』の番組ナビゲーターとして出演していたときの呼び名として知られています。

Q4:水曜どうでしょうClassicでも安田顕は出演していますか?

A4:はい。Classicでは、当時の『水曜どうでしょう』の映像や前枠・後枠を含む構成を楽しめます。安田顕が出演したonちゃんの場面も、対象となる企画に収録されています。

Q5:安田顕と大泉洋はどのような関係ですか?

A5:2人は演劇ユニットTEAM NACSのメンバーです。ラジオ番組GOLGOでも共演しており、『水曜どうでしょう』では大泉が旅の出演者、安田がonちゃんとして登場するなど、さまざまな場面で共演しています。

Q6:2026年現在、安田顕は何をしていますか?

A6:映画・テレビ・舞台を中心に俳優として活動しています。2026年には映画『架空の犬と嘘をつく猫』などの出演作が公式プロフィールに掲載され、林遣都との二人芝居「死の笛」も東京・札幌・大阪で再演されました。

安田顕が『水曜どうでしょう』で演じていたのは、HTBのマスコットキャラクターonちゃんだ。その始まりは1998年の「十勝二十番勝負」。大泉洋と出演していたラジオ番組の生放送中にロケへ連れ出され、突然着ぐるみを着ることになったという、番組らしいエピソードだった。

その後、安田はonちゃんとして旅企画に参加するだけでなく、『どうでしょうリターンズ』では番組ナビゲーターも担当。D・N・Aとして知られる役割を通じて、番組の再放送版にも独自の存在感を残した。

一方、『水曜どうでしょうClassic』は放送当時の構成を楽しむ再放送版であり、リターンズとは役割が異なる。この違いを理解することが、安田顕の出演歴を正確に把握するポイントになる。

そして2026年現在、安田顕はTEAM NACSの一員でありながら、映画・ドラマ・舞台で活躍する俳優としてキャリアを重ねている。2026年の舞台「死の笛」再演や映画出演情報からも、その活動の幅広さがうかがえる。

onちゃんの中に入っていた俳優という印象は、安田顕のキャリアの出発点を知るうえで重要な手がかりだ。しかし、彼の魅力は着ぐるみの中だけに収まらない。番組で培われた身体表現やユーモア、TEAM NACSでの活動、そして現在の俳優としての実力までを知ることで、『水曜どうでしょう』における安田顕の存在が、より立体的に見えてくる。

主な事実確認資料

- HTB『水曜どうでしょう』公式FAQ・番組スタッフ日記:出演経緯、リターンズとClassicの違い。
- HTB「onちゃんワールド」公式ヒストリー:1997年の誕生、1998年の着ぐるみ登場。
- HTB公式配信情報・SODANE:十勝二十番勝負、onちゃんカレンダー、出演者の関係。
- CREATIVE OFFICE CUE公式プロフィール:2026年の出演情報と俳優活動。
- TEAM NACS公式サイト:2026年「死の笛」公演情報。
- HTB『水曜どうでしょう』30周年特設ページ:1996年10月9日の初回放送と30周年。

参照資料:

同じカテゴリの記事

黒木 穂乃花
トレンドリサーチャー 黒木 穂乃花
プロフィールを見る →

人物プロフィールの事実確認を担当。公式プロフィール、過去報道、本人発信を照合し、更新日を明記して掲載します。

おすすめの関連記事