2026年11月現在も、独特の不気味さと予想を裏切る展開で話題に上るテレビ東京のドラマ『何かおかしい』。オカルトホラー作家・雨穴が原案を手掛け、濱正悟を主演に迎えた本作は、生放送中のラジオ番組に届く何気ない投稿が、やがて取り返しのつかない恐怖へと変わっていくヒューマンホラーサスペンスだ。
シリーズは2022年放送のシーズン1(全6話)と、2023年放送のシーズン2(全12話)の2作品で構成される。松尾諭、浅利陽介、津田寛治ら実力派俳優に加え、藤森慎吾、いとうあさこ、新しい学校のリーダーズなど、多彩な出演者も見どころだ。主題歌や最終回の結末、シーズンごとの違いまで整理すると、本作が単なるホラーではない理由が見えてくる。
【まず押さえたい】『何かおかしい』のあらすじと基本設定

『何かおかしい』は、テレビ東京が制作したリアルタイム進行型のヒューマンホラードラマだ。
原案を担当したのは、独特のビジュアルと緻密な謎解きで知られるオカルトホラー作家・雨穴。代表作『変な家』などで知られるクリエイターであり、本作では原案だけでなく、ストーリーテラーとしても出演している。
脚本には熊本浩武、太田勇、及川博則らが参加。演出もテレビ東京の太田勇やライスの及川博則らが担当した。
物語の中心となるのは、架空のラジオ局「ラジオ東京」で放送される生番組「オビナマワイド」。
番組スタッフがリスナーから届くメールや電話を紹介していると、投稿内容に小さな違和感が見つかる。最初は何でもないように思える出来事だが、調べていくうちに、投稿者の隠された過去や人間関係、恐ろしい企みが明らかになっていく。
本作の恐怖は、幽霊や怪物が突然現れるタイプのものとは異なる。
むしろ、普通に会話している人間の言葉や行動に潜む異常性こそが、物語を不気味にしている。
シーズン1のあらすじ:生放送の違和感が事件に変わる花岡は「オビナマワイド」の制作スタッフとして、ミキサーの畑野(松尾諭)、ディレクターの五十嵐(今井隆文)らと番組を支えている。
物語の導入となる第1話「おしゃべり人形」では、リスナーから思い出の遊園地の閉園を生中継してほしいという依頼が届く。
番組は依頼に応じて現地中継を行うが、SNSでは不気味なお面をかぶった人物の写真や、人形が話す動画が拡散されていた。
その投稿は、5年前に遊園地で行方不明になり、遺体で発見された少女の事件とつながっている。
番組スタッフは少しずつ異常事態に気づいていくものの、生放送は止まらない。
こうした形式で、各話に異なる人間関係や事件が登場する。
シーズン2のあらすじ:崩壊した番組がネットラジオで復活シーズン2は、シーズン1で大炎上した「オビナマワイド」のその後から始まる。
ラジオ局ごと崩壊した番組は、インターネットラジオ局「サイバーネット」で「オビナマワイド・ネオ」として復活する。
新しい番組では、プロデューサーの上村(浅利陽介)、ディレクターの土屋(津田寛治)、ミキサーの畑野(松尾諭)、構成作家の内山(細川岳)らが制作を担当する。
復活初回のゲストは映画監督の河園。番組が盛り上がるなか、スタッフはSNS上に投稿された「#赤いてるてる坊主」という不審な書き込みを発見する。
加えて、リスナーからの悩み相談では「殺したい人がいる」という衝撃的な告白が飛び出す。
シーズン1から引き継がれた人間関係と、新たに登場する人物の過去が絡み合い、物語はさらに複雑になっていく。
【怖さの仕組み】リアルタイム進行型ホラーはなぜ怖い?
生放送という舞台設定が生み出す緊張感本作の最大の特徴は、リアルタイム進行型という演出手法にある。
通常のミステリードラマでは、事件が起きた後に登場人物が情報を整理し、謎を解いていく展開が多い。
しかし『何かおかしい』では、番組が放送されている最中に事件の兆候が現れる。
メールが届く。SNSに投稿が増える。電話相談が始まる。中継先から新しい情報が入る。
スタッフが違和感に気づいても、番組の進行は簡単には止められない。
ここに、生放送ならではの逃げ場のなさが生まれる。
しかも、ラジオという音声中心のメディアを舞台にしているため、視聴者は画面に映らない場所まで想像することになる。
原案の雨穴も、テレビ東京プラスのインタビューで、ラジオは密室感があり、パーソナリティとリスナーの距離が近いこと、音声だけだからこそ想像が広がることを作品の魅力として説明している。
SNSとリスナー投稿が恐怖を増幅させるもう一つ重要なのが、SNSの存在だ。
本作では、ラジオ番組への投稿やSNS上の書き込みが、事件の進行に深く関係する。
情報が広がるほど、番組スタッフの判断は難しくなる。
例えば、ある投稿が単なるいたずらなのか、事件を予告するものなのかは、最初の段階では判断できない。
しかし、その投稿を放置した場合、取り返しのつかない事態に発展する可能性がある。
この構造は、現実のインターネット社会にも通じる。
誰かの投稿を面白半分で拡散する人、真偽を確かめずに反応する人、匿名性を利用して他人を追い詰める人。
それぞれの行動が積み重なることで、個人の悪意が大きな集団の力へ変わっていく。
モキュメンタリー風の演出と一発撮りに近い撮影本作は、実在の人物が本人役で出演する演出も特徴的だ。
シーズン1では藤森慎吾、ヒャダイン、小手伸也らがラジオ番組のMCとして出演。岡田結実、山之内すず、香音らも番組アシスタント役を務めた。
実際のタレントが本人に近い立場で出演することで、フィクションと現実の境界が曖昧になる。
加えて、濱正悟はテレビ東京の公式キャストコメントで、10台以上の機材を使った長回しや一発撮りの連続だったと撮影現場を振り返っている。
今井隆文も、現場に約15台のカメラが設置されていたことを明かしている。
シーズン2でも十数台のカメラを一斉に回す撮影方法が採用された。
この撮影方法は、ラジオ番組の収録風景をそのまま見ているような臨場感につながっている。
【キャスト一覧】濱正悟・松尾諭・浅利陽介らの役割と関係
本作では、シーズン1とシーズン2でラジオ局のスタッフ構成が変わる。
特に注目したいのは、主演の濱正悟と、両シリーズに続投する松尾諭、シーズン2から中心人物となる浅利陽介の関係だ。
シーズン1の主要キャスト| 俳優 | 役名・立場 | 作品内での役割 |
|---|---|---|
| 濱正悟 | 花岡 | オビナマワイドの若手構成作家。物語の中心人物 |
| 松尾諭 | 畑野 | 番組のミキサー。制作現場を支えるスタッフ |
| 今井隆文 | 五十嵐 | 番組ディレクター |
| 藤森慎吾 | MC | 番組の司会者 |
| ヒャダイン | MC | 番組の司会者 |
| 小手伸也 | MC | 番組の司会者 |
| 岡田結実 | アシスタント | 番組進行を補助 |
| 山之内すず | アシスタント | 番組進行を補助 |
| 香音 | アシスタント | 番組進行を補助 |
| 樋口日奈 | 小野寺 | 中継リポーター |
そのほか、筧美和子、橋本マナミ、中村舞、杏花、青木瞭、佐伯大地、吉田ウーロン太らがゲスト出演している。
濱正悟が演じる花岡は何者なのか主演の濱正悟は、若手構成作家の花岡を演じる。
本作は濱にとって民放連続ドラマ初主演となった作品だ。
花岡は、一見すると普通の若手スタッフに見える。しかし、物語が進むにつれて、その考え方や他人への接し方に奇妙な部分が見えてくる。
テレビ東京の太田勇プロデューサーは、花岡について、普通にコミュニケーションが取れるように見えて、接していくうちに少しずつズレが現れる人物として描いたことをインタビューで説明している。
つまり花岡は、事件を解決するだけの主人公ではない。
視聴者自身が、彼の言動に違和感を覚えながら物語を見続ける構造になっている。
シーズン2の主要キャストシーズン2では、ラジオ番組が「オビナマワイド・ネオ」に変わり、新しいスタッフが加わる。
- 浅利陽介:上村駿作役
番組プロデューサー。一見穏やかな人物だが、暗い過去を抱えている。
- 津田寛治:土屋役
番組ディレクター。ネットラジオの制作現場を取り仕切る。
- 松尾諭:畑野役
シーズン1から続投するミキサー。
- 細川岳:内山役
番組の若手構成作家。
- 濱正悟:花岡役
シーズン1の中心人物。シーズン2では第5話から再登場する。
番組MCには、いとうあさこ、大久保佳代子、吉村崇、さらば青春の光、もう中学生、はじめしゃちょー、LiLiCo、グローバーらが参加。
アシスタントには景井ひな、井上咲楽、山之内すず、ゆうちゃみら、中継リポーターには上村ひなの、樋口日奈らが出演する。
加えて、しゅはまはるみ、坪倉由幸、矢作穂香、寺本莉緒、奥菜恵、浜野謙太、宮崎美子、小沢真珠、酒井若菜らも作品を彩っている。
松尾諭と浅利陽介の出演が持つ意味松尾諭はシーズン1からシーズン2へ続投し、どちらもミキサーの畑野を演じている。
一方、浅利陽介はシーズン2で番組プロデューサーの上村を担当する。
この二人の役割の違いは、作品の変化を理解するうえでも興味深い。
松尾演じる畑野は、旧番組から続く制作現場の人間であり、シリーズの連続性を象徴する存在だ。
対して浅利演じる上村は、新しい番組の制作責任を担う人物であり、シーズン2の物語に新たな人間関係を持ち込む。
上村には隠された過去があり、浅利自身も公式コメントで、正義と悪の境界が曖昧な人物描写を作品の見どころとして挙げている。
【全18話を比較】シーズン1全6話とシーズン2全12話の違い
シーズンごとの基本情報シリーズを比較すると、単純に話数が倍になっただけではないことが分かる。
| 比較項目 | シーズン1 | シーズン2 |
|---|---|---|
| 作品名 | 何かおかしい | 何かおかしい2 |
| 配信・放送開始 | 2022年4月・5月 | 2022年8月・2023年4月 |
| 地上波最終回 | 2022年7月5日 | 2023年6月20日 |
| 話数 | 全6話 | 全12話 |
| 舞台 | オビナマワイド | オビナマワイド・ネオ |
| 放送・配信の設定 | ラジオ局の生放送 | インターネットラジオの生配信 |
| 中心人物 | 花岡(濱正悟) | 上村(浅利陽介)ら新スタッフ |
| 続投人物 | 花岡、畑野など | 畑野、花岡など |
| 主題歌 | 三浦透子「intersolid」 | 三浦透子「intersolid」、新しい学校のリーダーズ「Suki Lie」 |
| 物語の特徴 | 個別の事件と番組崩壊 | 個別事件と全体を貫く長編ストーリー |
シーズン1は、次の6話で構成されている。
1. 第1話「おしゃべり人形」
2. 第2話「虹色のハンカチ」
3. 第3話「その口、ふさいでやるよ」
4. 第4話「いろはにほへと」
5. 第5話「儀式」
6. 最終話「隅の婆様」
各話で異なる事件や人物の秘密が描かれるため、短時間でホラーサスペンスを楽しみたい人にも向いている。
ただし、完全に独立した短編というわけではない。
花岡をはじめとする番組スタッフの人間関係や、番組そのものを取り巻く状況が徐々に変化していく。
シーズン2は全12話で長編的な構成へシーズン2では話数が12話に拡大した。
雨穴はテレビ東京プラスのインタビューで、シーズン2は全体を通して一つの大きな物語になるよう制作チームと話し合ったと説明している。
シーズン2では、全体で一つの物語になるようにする構成が実現した。
シーズン1でも同様の構想はあったものの、制作上の制約から実現できなかったという。
この違いは、両作品を比較するうえで非常に重要だ。
シーズン1が各エピソードの事件と番組スタッフの異常性を楽しむ構成だったのに対し、シーズン2は複数の事件を追いながら、シリーズ全体に隠された大きな流れを読み解く楽しみがある。
主題歌は三浦透子から新しい学校のリーダーズへ?音楽面にもシーズンごとの特徴がある。
シーズン1の主題歌は、三浦透子の「intersolid」。
不安と高揚感が入り交じるような楽曲で、作品の不気味な雰囲気を支えている。
シーズン2では、配信版と地上波版で主題歌の扱いが異なる。
- 三浦透子「intersolid」: シーズン2の先行配信版で使用された楽曲。
- 新しい学校のリーダーズ「Suki Lie」: シーズン2の地上波放送版に追加された主題歌。
つまり、三浦透子から新しい学校のリーダーズへ完全に交代したわけではない。
地上波版では両方の楽曲が作品を盛り上げている。
「Suki Lie」のエンディングでは、雨穴が新しい学校のリーダーズの振り付けを踊る演出も取り入れられた。
加えて、同グループは第12話にラジオのゲストとして出演している。
このように、音楽と出演者の演出まで作品世界に組み込んでいる点も特徴だ。
【ネタバレ解説】最終回「隅の婆様」と「お化け屋敷」の結末
ここからは最終回の内容に触れる。
シーズン1最終話「隅の婆様」の真相シーズン1の最終話は、第6話「隅の婆様」。
物語の背景には、中継スタッフの小野寺が失踪した事件がある。
小野寺の失踪をめぐる問題が明らかになり、番組はSNS上で大炎上。ラジオ東京も厳しい状況に追い込まれている。
そんななか、番組では「あなたのお困りごとなんでも助けます」という企画を開始する。
そこへ届いたのが、「スクエア」という遊びへの参加者を募集してほしいというメールだった。
スクエアとは、4つの場所を順番に巡る遊びで、参加すると願いが叶うとされている。
しかし、花岡が投稿内容を調べていくと、スクエアには「隅の婆様」という別名があることが分かる。
その正体は、4人が部屋の四隅を時計回りに移動しながら、5人目の存在を出現させるとされる呪いの儀式だった。
加えて、指定された4つの場所を地図上で結ぶと、その四角形の中心に位置するのがラジオ東京だった。
つまり、番組が参加者を集める行為そのものが、ラジオ局を対象とした儀式に加担することになっていたのである。
この最終話で注目したいのは、花岡の反応だ。
彼は異常事態に気づいても、必ずしも番組を救おうとはしない。
むしろ、崩壊寸前の番組で何かが起きることを面白がるような一面を見せる。
この態度こそ、花岡という人物の異常性を象徴している。
シーズン2最終話「お化け屋敷」の真相シーズン2の最終話は、第12話「お化け屋敷」。
今回は、中継リポーターの小野寺(樋口日奈)が持ち込んだ「本当に怖いお化け屋敷」の企画が中心になる。
中継先は、鍵がかかっていない不気味な家。
その家の中には、家主が行方不明になったことを伝える10年前の新聞記事が残されていた。
さらに小野寺は、10年前のバラエティ番組「スピリチュアルな時間ですよ」で、同じ家を取材していた映像を紹介する。
その番組は、数々のやらせが発覚して打ち切りになった過去を持つ。
過去の番組制作と現在の出来事が結びつき、物語はシリーズ全体に関わる真相へと向かっていく。
テレビ東京の公式番組情報でも、この過去の取材映像が最終話の重要な手掛かりとして紹介されている。
シーズン2の結末はハッピーエンドなのかシーズン2の結末を理解するうえで重要なのが、監督・脚本を担当した太田勇のコメントだ。
太田は、最終回について、膨れ上がった悪意が別の人物にぶつかり、さらにその悪意が広がっていくという、一般的なドラマでは珍しいバッドエンドとして説明している。
この発言からも分かるように、本作は善人が悪人を倒して問題を解決するような単純な物語ではない。
むしろ、誰かの悪意が別の人間を傷つけ、その結果として新しい悪意が生まれる。
その連鎖自体が作品の結末を形作っている。
最終回から読み解くシリーズ共通のテーマシーズン1とシーズン2には、共通するテーマがある。
それは、人間の好奇心や自己保身、正義感が、時として他人を追い詰める力になるということだ。
シーズン1では、番組の存続を優先するスタッフの判断や、リスナーの行動が恐怖につながる。
シーズン2では、過去の出来事を隠すことや、悪意を別の誰かに向けることが物語を動かす。
怪異そのものよりも、人間が何を考え、どのような行動を選ぶのか。
そこに『何かおかしい』という作品の本質がある。
【2026年の現在】放送終了後の配信状況・評判・口コミ
放送終了後の現在もシリーズは視聴できる?シーズン1は2022年7月5日、シーズン2は2023年6月20日に、それぞれテレビ東京で最終回を迎えた。
2026年11月現在、地上波での当初のレギュラー放送は終了している。
一方、動画配信サービスではシリーズを視聴できる状況が続いている。
2026年9月時点の配信情報では、主に次のサービスで取り扱いが確認されている。
- U-NEXT: シーズン1・シーズン2の見放題配信。
- DMM TV: シリーズの見放題配信。
TVerの期間限定見逃し配信とは異なり、定額制サービスでの視聴が中心となる。
配信状況や料金は変更される可能性があるため、登録前には各サービスの作品ページを確認したい。
『何かおかしい』の評判・口コミは?視聴者の評価を確認する際に参考になるのが、映画・ドラマレビューサイトのFilmarksだ。
2026年秋に確認できる掲載情報では、両シリーズとも総合評価はおおむね3.4点となっている。
- シーズン1:約3.4点
- シーズン2:約3.4点
ユーザーレビューには、肯定的な意見と否定的な意見の両方が見られる。
好意的な評価で目立つポイント
- ラジオ番組を舞台にした設定が新鮮。
- 1話あたりの時間が短く、気軽に視聴できる。
- 幽霊よりも人間の悪意を描く恐怖が面白い。
- 雨穴の独特な世界観やストーリーテラーとしての出演が印象的。
- 生放送のような臨場感がある。
厳しい評価で見られるポイント
- エピソードによって面白さに差がある。
- シーズン1の序盤ほどのインパクトが後半では感じられないという意見。
- 作品の結末が駆け足に感じられる場合がある。
- 雨穴のYouTube作品とは異なる方向性に戸惑う視聴者もいる。
特に興味深いのは、シーズン1とシーズン2で、視聴者が評価するポイントに違いがあることだ。
シーズン1は短編形式のテンポの良さ、シーズン2は長編としての物語のつながりが評価の分かれ目になりやすい。
ただし、レビューサイトの点数は投稿者の評価を集計したものであり、視聴者全体の意見を代表するものではない。
どんな人におすすめできる作品なのか『何かおかしい』は、次のような人に向いている。
- 雨穴の作品や考察型ホラーが好きな人。
- 怪物よりも人間の心理を描くホラーが好きな人。
- 短時間で楽しめるサスペンスを探している人。
- SNSやインターネットを題材にした物語が好きな人。
- 最終回で過去の伏線がつながる構成を楽しみたい人。
反対に、派手な心霊現象や大規模なアクション、明快な謎解きと完全な解決を求める人には、少し物足りなく感じられる可能性がある。
また、雨穴のYouTube作品とまったく同じ構成やテンポを期待するのもおすすめしにくい。
本作はあくまでテレビドラマとして再構成されたヒューマンホラーであり、映像演出や出演者の本人役出演を含めた独自の魅力がある。
【何かおかしい】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『何かおかしい』は全部で何話ありますか?
A1:シーズン1が全6話、シーズン2が全12話です。シリーズ合計では全18話となります。
Q2:『何かおかしい』の原案は誰ですか?
A2:オカルトホラー作家の雨穴です。原案だけでなく、ストーリーテラーとしても出演しています。
Q3:主演の濱正悟は何役ですか?
A3:シーズン1では、ラジオ番組「オビナマワイド」の若手構成作家・花岡を演じています。シーズン2でも第5話から再登場します。
Q4:松尾諭と浅利陽介は共演していますか?
A4:はい。松尾諭はシーズン1から続投するミキサーの畑野役、浅利陽介はシーズン2の番組プロデューサー・上村役として出演しています。
Q5:シーズン2の主題歌は「Suki Lie」だけですか?
A5:いいえ。先行配信版では三浦透子の「intersolid」が使用され、地上波放送版では新しい学校のリーダーズの「Suki Lie」も主題歌として採用されました。
Q6:最終回はどんな結末ですか?
A6:シーズン1は「隅の婆様」という呪いの儀式を通じてラジオ局の崩壊へ向かい、シーズン2は過去のテレビ番組のやらせと隠された真実が明らかになる「お化け屋敷」で完結します。シーズン2は監督自身がバッドエンドと説明した結末です。
Q7:2026年現在、『何かおかしい』はどこで見られますか?
A7:2026年9月時点では、U-NEXTやDMM TVでシリーズの配信が確認されています。最新の配信条件は各サービスで確認してください。
テレビ東京の『何かおかしい』は、雨穴の独特な発想と、濱正悟をはじめとする出演者の個性、そして生放送を模した撮影演出が組み合わさったヒューマンホラーサスペンスだ。
シーズン1では全6話を通して、ラジオ番組に届く投稿と人間の異常性が描かれた。シーズン2では全12話へと拡大し、「オビナマワイド・ネオ」を舞台に、より大きな物語へと発展している。
三浦透子の「intersolid」、新しい学校のリーダーズの「Suki Lie」という異なる楽曲も、作品の不穏な世界観を際立たせる重要な要素だ。
そして、最終回まで見届けると、本作の恐怖が単なる怪談ではないことに気づかされる。
何気ない投稿を面白がること、誰かの秘密を暴くこと、正義を掲げて他人を追い詰めること。その一つひとつが、別の誰かにとって取り返しのつかない悲劇になる。
本当に怖いのは、画面の向こうにいる怪異ではなく、何気ない日常の中に潜んでいる人間の悪意なのかもしれない。
2026年に初めて本作を見るなら、まずはシーズン1から順番に視聴するのがおすすめだ。花岡の違和感、番組の崩壊、そしてシーズン2へ続く物語を追うことで、『何かおかしい』というタイトルに込められた意味が、より深く理解できるはずだ。
主な確認資料: テレビ東京の公式番組情報・キャスト発表・制作インタビュー、テレビ東京プラスの雨穴インタビュー、Filmarksの視聴者レビュー、2026年の配信情報。