2026年11月現在、松山ケンイチはNHKの『テミスの不確かな法廷』、TBSの『時すでにおスシ!?』『Tシャツが乾くまで』、さらにNetflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』など、幅広いジャンルのドラマに出演しています。2007年の『セクシーボイスアンドロボ』、2009年の『銭ゲバ』、2012年の大河ドラマ『平清盛』から、近年の『虎に翼』『クジャクのダンス、誰が見た?』まで、出演歴を振り返ると、主演と助演を自在に行き来する俳優としての変化が見えてきます。
特に2026年は、裁判官、すし職人、喫茶店オーナー、ドラマの制作スタッフなど、作品ごとに異なる立場の人物を演じている点が特徴です。ここでは、最新作の放送・配信時期、役名、共演者、歴代代表作との違いを整理し、松山ケンイチのドラマ出演歴を年代順に紹介します。
2026年の松山ケンイチは、地上波ドラマから動画配信サービスのオリジナル作品まで、出演ジャンルを広げています。
まず押さえておきたいのが、2026年に出演した主なドラマと、それぞれの役柄です。
1.『テミスの不確かな法廷』安堂清春役
作品名:
放送時期: 2026年1月6日~3月10日
放送局: NHK総合
役名: 安堂清春
2026年の代表的な主演作が、NHKドラマ10『テミスの不確かな法廷』です。
松山ケンイチが演じた安堂清春は、前橋地方裁判所第一支部に赴任した裁判官。自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如多動症(ADHD)の特性を抱えながら、裁判官として事件の真相に向き合います。
周囲とのコミュニケーションに難しさを感じる一方、独自の視点から事件の矛盾を見つけ出していく人物です。
本作は全8話の法廷ヒューマンドラマ。単純な善悪の対立ではなく、司法制度や人間が他人を裁くことの意味を問いかける内容になっています。
松山ケンイチにとっては、感情を大きく表現するだけではなく、人物の内面にある葛藤や思考の動きを細かく表現する主演作となりました。
2.『リブート』早瀬陸役
作品名:
放送開始: 2026年1月18日
放送局: TBS
役名: 早瀬陸(リブート前)
鈴木亮平主演の日曜劇場『リブート』では、物語の重要人物である早瀬陸を松山ケンイチが演じました。
早瀬陸は、洋菓子店を営む心優しいパティシエ。妻を亡くしたうえに殺人の容疑をかけられ、人生を大きく変える決断を迫られます。
本作の特徴は、リブートによって顔を変えた同一人物を、松山ケンイチと鈴木亮平が演じ分ける構成です。
松山が担当したのは、リブート前の早瀬陸。第1話で登場し、その後の鈴木亮平が演じる人物像につながる役割を担いました。
つまり、松山ケンイチが作品全体の主人公を演じ続ける形式ではありません。出演回を探している人は、まず2026年1月18日放送の第1話を確認するとよいでしょう。
3.『時すでにおスシ!?』大江戸海弥役
作品名:
放送時期: 2026年4月7日~6月9日
放送局: TBS
役名: 大江戸海弥
永作博美主演の『時すでにおスシ!?』では、大江戸海弥を演じました。
本作は、子育てを終えた50歳の待山みなとが、自分自身の新しい人生を歩み始める物語です。
すし職人の世界を舞台に、人生の再出発や新しい挑戦、人との出会いを描いています。
松山が演じる大江戸海弥は、鮨アカデミーで講師として働く人物。物語終盤では、再び自分の手ですしを握りたい、自分の店を持ちたいという思いをみなとに打ち明けます。
永作博美との共演を通じて、仕事や人生の転機に向き合う大人の人物像を表現した作品です。脚本は兵藤るり、主題歌はCreepy Nutsの「Fright」が担当しました。
4.『Tシャツが乾くまで』瀬尾充役
作品名:
放送時期: 2026年7月10日~9月11日
放送局: TBS
役名: 瀬尾充
2026年夏の注目作が、蒼井優主演の『Tシャツが乾くまで』です。
松山ケンイチが演じる瀬尾充は、主人公・瀬尾咲子(蒼井優)の夫で、喫茶店「ひこうき」のオーナー。
優しく穏やかな人物ですが、ある出来事をきっかけに突然姿を消し、1年間帰ってこないという謎を抱えています。
近所に住む主婦・園田あずさ(夏帆)との関係や、失踪に隠された秘密が徐々に明らかになる展開も見どころでした。
脚本を手掛けたのは『silent』『いちばんすきな花』などで知られる生方美久。松山ケンイチと蒼井優の夫婦役に加え、中島歩、高橋文哉、夏帆らとの人物関係も物語を動かす重要な要素でした。
特に第7話では、充が突然帰宅し、失踪の理由を語り始めます。人物の行動の裏側にある複雑な感情を描いた作品です。
5.Netflix『俺のこと、なんか言ってた?』川島一機役
作品名:
配信開始: 2026年10月22日
配信: Netflix
役名: 川島一機
2026年11月現在、直近の新作として注目したいのがNetflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』です。
主演は役所広司。脚本は宮藤官九郎、企画・プロデュースは磯山晶が担当しています。
物語の主人公は、ロンドンで舞台公演を成功させた俳優・高瀬川玄(役所広司)。
ところが、2年ぶりに日本へ帰国すると、世間からも家族からも忘れ去られていたという衝撃的な状況に直面します。
松山ケンイチが演じる川島一機は、チーフ助監督。高瀬川を取り巻く撮影現場の人物として登場します。
賀来賢人、江口のりこ、河合優実、磯村勇斗、濵田雅功、吉田羊らが共演する豪華キャストも話題です。
主演ではなく、個性的な脇役として物語に参加する点も見逃せません。Netflixの公式発表では2026年10月22日から世界独占配信が開始されています。
2026年の出演作を比較すると?| 作品 | 放送・配信時期 | 役名・立ち位置 |
|---|---|---|
| テミスの不確かな法廷 | 1~3月 | 安堂清春・主演 |
| リブート | 1月18日~ | 早瀬陸・リブート前 |
| お別れホスピタル2 | 4月 | 広野誠二 |
| 時すでにおスシ!? | 4~6月 | 大江戸海弥 |
| Tシャツが乾くまで | 7~9月 | 瀬尾充 |
| 俺のこと、なんか言ってた? | 10月22日~ | 川島一機 |
2026年の特徴は、主演作品だけでなく、物語の重要な位置を占める助演作品にも出演していることです。役柄の幅という点でも充実した1年になっています。
【歴代出演順】松山ケンイチのドラマ代表作を年代別に振り返る

松山ケンイチのテレビドラマ出演歴は2002年に始まります。
初期は若手俳優としてさまざまな作品に参加し、2007年の主演作を経て、2009年の『銭ゲバ』や2012年の『平清盛』で主演俳優としての存在感を確立しました。
所属事務所ホリプロの公式プロフィールを中心に、近年の作品を加えて年代順に整理します。
2002~2006年:俳優としてのキャリアを築いた初期作品この時期は、ゲスト出演や若手役などを中心に出演経験を重ねています。
主な作品は次のとおりです。
- 2002年:『ごくせん』『東京庭付き一戸建て』
- 2003年:『メッセージ』『ジュヌフィーユの涙』『キッズ・ウォー・ファイナル!ざけんなよ』
- 2004年:『BE-BOP-HIGH SCHOOL』『リターンマッチ~敗者復活戦~』
- 2005年:『彼氏宣誓!!』『1リットルの涙』
- 2006年:『マチベン』『翼の折れた天使たち』『その5分前』
『1リットルの涙』では河本祐二役を担当。後年の主演作とは異なる、若手俳優としての出演歴を確認できます。
2007年:『セクシーボイスアンドロボ』で連続ドラマ初主演は、松山ケンイチの代表的な初期主演作です。
- 放送時期:2007年4月~6月
- 放送局:日本テレビ
- 役名:須藤威一郎(ロボ)
- 共演:大後寿々花、村川絵梨、塚本晋也、片桐はいり
松山が演じたロボは、ロボット好きのオタク青年。14歳の少女ニコ(大後寿々花)とコンビを組み、さまざまな事件に関わっていきます。
特徴的なのは、シリアスな演技だけではなく、コミカルな人物を自然に演じている点です。
その後の『銭ゲバ』のような重厚な作品とは異なる、松山ケンイチのユーモラスな魅力を楽しめます。
2009年:『銭ゲバ』蒲郡風太郎役- 放送時期:2009年1月~3月
- 放送局:日本テレビ
- 役名:蒲郡風太郎
- 主演:松山ケンイチ
『銭ゲバ』は、松山ケンイチの演技力を語るうえで欠かせない作品です。
演じた蒲郡風太郎は、貧しい生い立ちから金に執着するようになった青年。金を手に入れるために悪事に手を染めながらも、心の奥底では愛情や幸福を求めています。
単純な悪役ではなく、孤独や欲望、社会への憎しみが入り混じった複雑な人物です。
原作はジョージ秋山の漫画。脚本は岡田惠和が担当しました。
この作品では、松山の繊細な表情や感情表現が物語の緊張感を支えています。
2012年:大河ドラマ『平清盛』で歴史上の人物を演じる- 放送時期:2012年1月~12月
- 放送局:NHK
- 役名:平清盛
- 主演:松山ケンイチ
2012年の大河ドラマ『平清盛』では、松山ケンイチが主人公を演じました。
平安時代を舞台に、武士の地位を高め、やがて権力の頂点へと上り詰めた平清盛の生涯を描いた作品です。
共演には玉木宏、松田翔太、藤木直人、深田恭子、阿部サダヲ、神木隆之介など、実力派俳優が名を連ねました。
『銭ゲバ』で現代社会の欲望を背負う青年を演じた松山が、今度は歴史を動かす人物を演じたことは、キャリアの大きな転換点でした。
2013~2020年:主演と助演を行き来する時期この時期は、社会派ドラマ、医療ドラマ、ホームドラマなど、出演ジャンルが広がります。
- 2013年:『オリンピックの身代金』
- 2014年:『遠い約束~星になったこどもたち~』
- 2015年:『紅白が生まれた日』『ふたがしら』『ど根性ガエル』
- 2017年:『A LIFE~愛しき人~』
- 2018年:『隣の家族は青く見える』『宮本から君へ』
- 2019年:『白い巨塔』『聖おにいさん 第Ⅰ紀』『聖おにいさん 第Ⅱ紀』
- 2020年:『こもりびと』『日本沈没-希望のひと-』
特に『ど根性ガエル』では、漫画の世界から飛び出したようなひろしを演じ、コミカルな表現にも挑戦しました。
また、『A LIFE~愛しき人~』では井川颯太役、『隣の家族は青く見える』では五十嵐大器役、『日本沈没-希望のひと-』では常盤紘一役を担当しています。
主演に限定せず、作品の中心人物を支える役にも積極的に出演している点が特徴です。
2023~2025年:人物の内面を深く表現する作品が増加
2023年:
役名:魚住譲
共演:井上真央、佐藤健
幽霊になった直木と唯一意思疎通ができる刑事。2人をつなぐ重要人物です。
2024年:
役名:桂場等一郎
共演:伊藤沙莉
司法の独立を重んじる裁判官。寅子の成長を見守る法曹界の先輩です。
2025年:
役名:松風義輝
共演:広瀬すず、磯村勇斗
主人公と事件の真相を追う弁護士です。
2023年の『100万回言えばよかった』では、刑事でありながら幽霊の存在を認識できるという特殊な立場の魚住譲を演じました。
2024年の『虎に翼』では、司法の世界における厳格さと人間味を併せ持つ桂場等一郎を担当。朝ドラへの出演は松山にとって初めてでした。
そして2025年の『クジャクのダンス、誰が見た?』では、広瀬すず演じる山下心麦と事件の真相を追う弁護士・松風義輝を演じています。
この3作品を並べると、主人公を支える立場であっても、それぞれ異なる存在感を発揮していることが分かります。
【主演作と助演作を比較】松山ケンイチの演技が評価される理由
松山ケンイチのドラマを見比べると、主演作品と助演作品では、演技の見せ方に違いがあります。
主演作品では人物の人生そのものを背負う代表的なのが『セクシーボイスアンドロボ』『銭ゲバ』『平清盛』です。
これらの作品では、物語の中心にいる人物の人生や価値観を、松山ケンイチ自身が背負っています。
- 『セクシーボイスアンドロボ』:個性的でコミカルな青年
- 『銭ゲバ』:金と愛情の間で葛藤する青年
- 『平清盛』:歴史を動かす武士
同じ俳優でありながら、人物の背景や作品の世界観によって演技の方向性が大きく変わります。
助演作品では物語を動かす役割を担う一方、『100万回言えばよかった』『虎に翼』『クジャクのダンス、誰が見た?』などでは、主人公と関わりながら物語を展開させる人物を演じています。
特に興味深いのは、法律や正義に関わる人物が複数の作品に登場することです。
- 『虎に翼』:裁判官の桂場等一郎
- 『クジャクのダンス、誰が見た?』:弁護士の松風義輝
- 『テミスの不確かな法廷』:裁判官の安堂清春
いずれも司法に関わる人物ですが、立場も性格も異なります。
『虎に翼』では制度を支える先輩として、『クジャクのダンス、誰が見た?』では事件を追う弁護士として、『テミスの不確かな法廷』では自分自身の特性と向き合いながら判断を下す裁判官として登場します。
この比較は、松山ケンイチの役柄の幅を理解するうえで特に面白いポイントです。
【作品選びのポイント】松山ケンイチのドラマはどれから見るべき?
出演作品が多い松山ケンイチの場合、作品選びはジャンルを基準にすると分かりやすくなります。
社会派・重厚な人間ドラマが好きな人
『銭ゲバ』
人間の欲望、貧困、愛情、幸福を考えさせられる作品。松山の迫真の演技を見たい人におすすめです。
歴史ドラマが好きな人
『平清盛』
歴史上の人物の成長と権力闘争を楽しみたい人に向いています。
法廷ドラマや心理描写が好きな人
『テミスの不確かな法廷』
人間の特性、司法、正義というテーマに関心がある人におすすめです。
コメディや個性的なキャラクターが好きな人
『セクシーボイスアンドロボ』
松山のコミカルな演技や独特のキャラクター表現を楽しめます。
恋愛とファンタジーを楽しみたい人
『100万回言えばよかった』
切ない人間関係と、刑事・魚住譲の温かい人物像が見どころです。
一方、軽い気持ちで楽しめる作品を探している人には、テーマの重い『銭ゲバ』や法廷問題を深く扱う『テミスの不確かな法廷』は、少し内容が重く感じられる可能性があります。
作品ごとのテーマを基準に選ぶと、松山ケンイチの演技の違いも楽しめます。
【よくある疑問を解決】松山ケンイチのドラマに関するよくある質問(FAQ)
Q1:松山ケンイチの2026年最新ドラマは何ですか?
A1:2026年10月22日にNetflixで世界独占配信が始まった『俺のこと、なんか言ってた?』が直近の新作です。松山ケンイチはチーフ助監督の川島一機を演じています。
Q2:松山ケンイチが主演した代表的なドラマは?
A2:『セクシーボイスアンドロボ』『銭ゲバ』『平清盛』『ど根性ガエル』『こもりびと』『テミスの不確かな法廷』などです。
Q3:『リブート』で松山ケンイチは何話に出演していますか?
A3:2026年1月18日放送の第1話で、リブート前の早瀬陸を演じています。リブート後の人物は鈴木亮平が演じます。
Q4:『クジャクのダンス、誰が見た?』では何役ですか?
A4:弁護士の松風義輝役です。広瀬すず演じる山下心麦とともに、事件の真相を追います。
Q5:『虎に翼』では何役を演じていますか?
A5:桂場等一郎役です。司法の独立を重んじる裁判官で、主人公・猪爪寅子の成長を見守る重要人物です。
Q6:『100万回言えばよかった』の松山ケンイチの役名は?
A6:刑事の魚住譲です。佐藤健演じる鳥野直木の姿が見える人物で、井上真央演じる相馬悠依と直木をつなぐ役割を担います。
Q7:松山ケンイチのドラマ出演はいつからですか?
A7:所属事務所の公式プロフィールでは、2002年の『ごくせん』『東京庭付き一戸建て』などが初期のテレビドラマ出演作として掲載されています。
松山ケンイチのドラマ出演歴を振り返ると、2007年の『セクシーボイスアンドロボ』、2009年の『銭ゲバ』、2012年の『平清盛』といった主演作を経て、近年は主人公を支える重要人物や、複雑な背景を持つ登場人物にも活躍の場を広げていることが分かります。
2026年は特に出演作が充実しています。
- 『テミスの不確かな法廷』:主演・安堂清春
- 『リブート』:早瀬陸
- 『時すでにおスシ!?』:大江戸海弥
- 『Tシャツが乾くまで』:瀬尾充
- 『俺のこと、なんか言ってた?』:川島一機
作品ごとに異なる人物像を作り上げることが、松山ケンイチの大きな魅力です。
過去の主演作である『銭ゲバ』や『平清盛』を見直した後に、近年の『虎に翼』『クジャクのダンス、誰が見た?』を視聴すると、演技の変化や人物表現の奥深さをより楽しめます。
2026年の最新作から過去の代表作まで、役柄の違いに注目しながら視聴することが、松山ケンイチの俳優としての魅力を知る一番の近道です。