「みんなパソコンで何してるの?」「スマホがあれば十分なのに、わざわざパソコンを使う理由は何?」と疑問に感じたことはないだろうか。動画視聴やネットショッピングだけならスマホでも十分だが、実際にはインターネット検索、ゲーム、写真・動画編集、イラスト制作、副業、資格勉強など、パソコンの使い道は幅広い。
2026年9月15日に実施されたアイコニット・リサーチの調査では、全国のアプリユーザー6,576人にパソコンの利用実態を質問。プライベートでもパソコンをほぼ毎日使う人は34.2%、使用頻度を問わず私生活でも使う人は63.0%だった。加えて、スマートフォンがあってもパソコンのほうが便利だと感じる人は53.7%に達している。スマホ全盛期でも、パソコンを手放さない人は少なくない。
【2026年最新】みんなパソコンで何してる?6,576人調査で見えたリアルな利用実態

2026年9月、株式会社メディアシークが運営するアイコニット・リサーチは、パソコンの利用に関するアンケートを実施した。調査日は9月15日、有効回答者数は6,576人。QR・バーコードリーダーアプリ「アイコニット」のユーザーを対象とした調査だ。
特に注目したいのは、仕事や勉強以外のプライベートにおけるパソコンの利用状況である。
- ほぼ毎日使っている:34.2%
- 週に数回、月に数回、たまに使う人も含めた利用者:63.0%
- スマホがあってもパソコンのほうが便利だと感じる人:53.7%
- 今後も積極的に使い続けたい、または必要なときには使いたい人:52.7%
この結果から見えてくるのは、パソコンが日常生活から消えたわけではないという事実だ。毎日使う人だけでなく、特定の作業が必要になったときに起動する人も含めれば、かなりの割合がプライベートでパソコンを活用している。
男女別では、男性のプライベートでの毎日利用率が40.5%。全体の34.2%を上回った。
また、初めてパソコンを使った時期については「社会人になってから」が42.8%で最多だった。パソコンは子どものころから誰もが使うものというイメージとは異なり、就職や仕事をきっかけに本格的に触れ始めた人も多い。
一方、年代別では30代の特徴が際立つ。30代では、小学生のころに初めてパソコンを使った人が47.2%と最も多かった。子どものころからパソコンに親しんできた世代でも、現在はスマホと用途を分けている。
なお、この調査のプライベート利用に関する設問には、検索、買い物、動画視聴、ゲーム、創作、副業など16項目が用意されている。ただし、各項目の回答割合は一般公開されたプレスリリースには掲載されていない。したがって、個別の用途の順位や利用率を6,576人調査の確定値として扱うことはできない。
出典:株式会社メディアシーク「アイコニット・リサーチ」2026年9月25日発表。
【私生活の使い道】ネット検索から動画視聴、買い物までパソコンでできること
では、実際にプライベートでパソコンを使う場合、どのようなことをしているのだろうか。
アイコニット・リサーチの調査で用意された利用目的と、総務省の通信利用動向調査に掲載されたインターネット利用状況を照らし合わせると、パソコンが関わる日常的な活動の全体像が見えてくる。
1. インターネット検索・情報収集パソコンの代表的な使い道が、インターネット検索や情報収集だ。
ニュース、商品の口コミ、旅行先、飲食店、趣味の情報、家電の比較など、知りたいことを調べるために使われる。特に、複数のサイトを比較しながら情報を集める場合、パソコンの大きな画面は便利だ。
例えば、旅行を計画するときには、宿泊施設の料金、交通手段、観光地の位置を複数のタブで開いて比較できる。スマホでも可能だが、画面を何度も切り替える必要がない点はパソコンの利点である。
2. 動画・映画・配信サービスの視聴YouTubeなどの動画投稿・共有サイトや、映画・ドラマの配信サービスを楽しむことも、代表的な利用目的だ。
パソコンなら大きな画面で映像を見られるほか、動画を再生しながら別のウィンドウで調べ物をすることもできる。外部モニターやスピーカーを接続すれば、自宅で自分好みの視聴環境を整えられる。
スマホのように持ち歩いて視聴する用途とは異なり、自宅で腰を落ち着けて楽しむ使い方に向いている。
3. ネットショッピング・旅行予約ネットショッピングもパソコンの定番用途だ。衣類、家具、家電、日用品などを購入する際、商品画像や仕様、口コミを確認しながら比較できる。
特に高額な買い物では、複数の商品ページを同時に開いて価格や性能を見比べられる点が便利だ。旅行予約でも、航空券、ホテル、観光プランなどを一覧しながら検討できる。
一方、日用品の再購入や簡単な注文ならスマホのほうが手軽な場合もある。買い物の規模や比較の必要性によって使い分けられている。
4. メール・チャット・SNSメールやチャット、SNSもパソコンで利用される。長い文章の入力、写真やファイルの添付、複数の会話の確認などは、キーボードを使えるパソコンのほうが作業しやすい。
SNSについても、スマホで投稿を確認し、パソコンで長文を書いたり、画像を編集したりする使い分けができる。
5. 写真・動画の整理や家計管理スマホで撮影した写真をパソコンに移し、フォルダごとに整理する人もいる。旅行やイベントの写真をまとめたり、動画を編集したりする場合は、大きな画面とファイル管理機能が役立つ。
また、家計簿や資産管理、支出の集計など、数字を扱う作業にも向いている。表計算ソフトを利用すれば、月ごとの支出や貯蓄の推移を一覧で確認できる。
パソコンの私生活での使い道は、単純なインターネット閲覧だけではない。情報収集から消費、コミュニケーション、生活管理まで幅広い。
【年代別に比較】20代・30代・40代・50代・シニアでパソコンの使い方は違う?
パソコンの利用状況は年代によっても異なる。総務省の「令和7年通信利用動向調査」は2025年8月に実施され、2026年5月29日に公表された。約4万3,000人の回答を含む公的調査であり、インターネットを利用する機器や目的を年代別に確認できる。
まず注目したいのは、インターネット利用時のパソコン使用率だ。2025年の調査では、インターネット利用者のうちパソコンを利用する人は53.2%。スマートフォンの86.7%には及ばないものの、半数を超えている。
年代別の機器利用率とインターネットの主な利用目的を整理すると、次のようになる。
| 年代 | パソコン利用率 | スマホ利用率 | 主なネット利用目的 |
|---|---|---|---|
| 6~12歳 | 27.4% | 56.4% | 動画投稿・共有サイト |
| 13~19歳 | 44.1% | 90.8% | SNS |
| 20代 | 60.5% | 92.4% | SNS |
| 30代 | 60.0% | 92.6% | SNS |
| 40代 | 58.9% | 93.6% | SNS |
| 50代 | 58.8% | 92.5% | 電子メール |
| 60代 | 55.6% | 88.7% | 電子メール |
| 70代 | 43.8% | 76.6% | 電子メール |
| 80歳以上 | 34.2% | 58.7% | 電子メール |
※機器利用率はインターネット利用者に占める割合。利用目的は年代別の最多項目。総務省「令和7年通信利用動向調査」の統計表をもとに整理。
20代:スマホ中心でもパソコンを使う人が多い20代はスマートフォンの利用率が92.4%と高い一方、パソコンも60.5%が利用している。
SNSや動画視聴、ネットショッピングなどはスマホで済ませながら、レポート作成、オンライン学習、ゲーム、画像編集などではパソコンを選ぶ人もいる。
アイコニット・リサーチの調査では、20代は今後もパソコンを使いたい人と、スマートフォンで済むことが増えそうだと考える人がほぼ拮抗している。パソコンを絶対に必要とするのではなく、用途に応じて選択する世代だ。
30代:子どものころから使い、必要な場面で活用30代は、小学生のころに初めてパソコンを使った人が47.2%と、アイコニット・リサーチの調査で特徴的な結果が出た。
一方、今後の利用については、積極的に使い続けたい人よりも、必要なときに使いたい人のほうが多い。パソコンに慣れているからといって、すべての作業をパソコンで行うわけではない。
総務省の調査でも、30代はパソコン利用率60.0%と高い水準にある。仕事や家庭の管理、買い物、趣味など、複数の目的で使われていることがうかがえる。
40代・50代:検索やメール、生活管理にも活用40代と50代もパソコン利用率は約59%。スマホ利用率が高い世代でも、パソコンを使う人は多い。
情報収集、メール、ネットショッピング、写真整理、資産管理など、日常生活に直結する用途が考えられる。特に、複数の情報を比較したり、まとまった文章を入力したりする作業では、パソコンの利便性が残っている。
60代以上:スマホだけに置き換わっているわけではない60代ではパソコン利用率が55.6%、70代でも43.8%。80歳以上でも34.2%がインターネット利用時にパソコンを使用している。
総務省の調査をもとにした情報通信研究機構の公表データでも、60~64歳のパソコン利用率は55.9%、65~69歳は55.3%となっている。高齢になれば必ずパソコンを使わなくなるという見方は正しくない。
年代が上がるにつれてインターネットの利用目的や利用頻度には違いが生まれるが、パソコンは情報収集やメールなどを支える機器として使われ続けている。
【スマホとパソコンの使い分け】なぜ今でもパソコンを使う人がいるのか
スマートフォンが普及しているのに、なぜパソコンを使うのだろうか。その答えは、両者の得意分野が異なることにある。
総務省の2025年調査では、インターネット利用時のスマートフォン利用率が86.7%、パソコン利用率が53.2%だった。複数回答のため、両方を利用する人も含まれる。スマホがパソコンを完全に置き換えたというより、併用されている状況だ。
スマホが便利な作業- 外出先でのインターネット検索
- SNSやメッセージの確認
- 写真・動画の撮影
- 地図や交通情報の確認
- 簡単なネットショッピング
- 短時間の動画視聴
スマホの最大の利点は、いつでも手元にあり、思い立ったときにすぐ使えることだ。カメラや位置情報、通知機能なども一体化しており、日常的な情報確認に向いている。
パソコンが便利な作業- 長文の文章作成や資料作り
- 複数サイトを開いての比較・調査
- 大量のファイルや写真の整理
- 動画編集や画像加工
- PCゲームやプログラミング
- ブログ運営や副業
- オンライン学習や資格勉強
パソコンはキーボードやマウスを利用でき、複数のウィンドウを同時に扱える。画面も大きいため、細かな情報を見比べたり、長時間作業したりする際に便利だ。
特に、文章を何千文字も入力する場合や、写真を細かく編集する場合は、スマホよりもパソコンのほうが作業しやすい。
53.7%がパソコンの便利さを実感アイコニット・リサーチの調査で興味深いのが、スマートフォンがあってもパソコンのほうが便利だと感じることが「よくある」「ときどきある」と答えた人が53.7%だった点だ。
つまり、スマホの性能が向上しても、パソコンでなければ効率よく進められない作業は残っている。
パソコンを毎日使う必要はない。普段はスマホで生活しながら、必要なときだけパソコンを起動するという使い方も、合理的な選択の一つである。
【趣味・創作・副業】パソコンで始められる意外な楽しみ方
パソコンの魅力は、調べ物や買い物だけではない。趣味を深めたり、自分の作品を作ったり、収入につながる活動を始めたりできる点にもある。
PCゲーム:スマホでは味わいにくいゲーム体験PCゲームは、パソコンを趣味として使う代表例の一つだ。
キーボードやマウス、ゲームパッドなどを利用でき、高性能なパソコンなら美しい映像や滑らかな動作も楽しめる。オンラインで友人と協力したり、対戦したりする楽しみもある。
総務省の2025年調査では、インターネット利用目的としてオンラインゲームを挙げた人は全体で29.3%。ただし、この数字はスマホやゲーム機なども含むインターネット全体の利用状況であり、PCゲームだけの利用率ではない。
動画編集・イラスト制作:自分の作品を形にする写真加工、動画編集、イラスト制作、デザインなどもパソコンでできる趣味だ。
例えば、旅行で撮影した映像を編集して動画にまとめたり、デジタルイラストを描いたり、オリジナルの画像を作成したりできる。
スマホでも簡単な編集は可能だが、細かな調整や複数素材の管理にはパソコンが向いている。ペンタブレットなどの周辺機器を組み合わせれば、創作環境をさらに充実させられる。
副業・ブログ運営:趣味を収入につなげるブログや個人サイトの運営も、パソコンを使った活動として挙げられる。
記事の執筆、画像の編集、サイトの更新、アクセス状況の確認など、一連の作業をパソコンで進められる。文章を書くことが好きな人や、特定の趣味について情報を発信したい人には始めやすい選択肢だ。
そのほか、動画編集の受託、デザイン制作、プログラミング、オンラインでの事務作業などもある。
ただし、副業はパソコンを持っているだけで収入が発生するものではない。必要な知識や技術、継続的な作業時間、案件を獲得するための工夫が求められる。
オンライン学習・資格勉強:自分のペースで学ぶ資格取得や語学学習、プログラミングの勉強にもパソコンは活用できる。
講義動画を視聴しながらノートを取ったり、資料を開いて問題を解いたり、学習サイトで進捗を確認したりできる。
特に、画面を分割して教材とノートを同時に表示できる点は便利だ。仕事のスキルアップや転職準備など、将来に向けた学習にも役立つ。
音楽制作・プログラミングなど専門的な趣味加えて、音楽制作、作曲、プログラミング、3Dモデリングなど、専門的な趣味にもパソコンは使われている。
これらは最初から高価な機材をそろえる必要はない。無料ソフトや初心者向けの学習サービスから始め、興味が続けば必要な機能を追加していく方法もある。
パソコンは単なる情報を見るための道具ではなく、自分のアイデアを形にするための制作環境にもなる。
【プロの結論】パソコンは必要?使う人・使わない人の判断基準
2026年の利用実態を踏まえると、パソコンを持つべきかどうかは、年齢や周囲の利用状況ではなく、自分が何をしたいかで判断するのが合理的だ。
パソコンを持つメリットが大きい人- 長い文章を書いたり、資料を作成したりする人
- 写真や動画を本格的に編集したい人
- PCゲームを楽しみたい人
- ブログや個人サイトを運営したい人
- 副業や在宅ワークに取り組みたい人
- 資格取得やオンライン学習を継続したい人
- 複数のサイトや情報を比較する機会が多い人
こうした人にとって、パソコンは時間と作業効率を改善する道具になる。特に、スマホでの作業に不便を感じる場面が頻繁にあるなら、パソコンを導入する価値は高い。
無理にパソコンを買わなくてもよい人- インターネット検索が中心の人
- SNSやメッセージの確認が主な用途の人
- 動画視聴や簡単な買い物が中心の人
- 長文入力やファイル管理をほとんどしない人
- パソコンでしかできない作業が特にない人
スマホで必要なことがすべて済み、不便を感じていないなら、無理にパソコンを購入する必要はない。使用頻度が少ない人にとっては、購入費用や維持費が負担になる可能性もある。
パソコン選びで失敗しない3つの判断基準1. 何に使うのかを先に決める。 ネット検索や文章作成が中心なのか、ゲームや動画編集まで行うのかで必要な性能は大きく変わる。
2. 使用頻度を考える。 毎日使うのか、週に数回なのか、必要なときだけなのかを整理する。使用頻度が低ければ、スマホやタブレットとの併用も選択肢になる。
3. 作業効率がどれだけ変わるかを考える。 スマホで時間がかかっている作業をパソコンで短縮できるなら、購入するメリットがある。逆に、使う予定が動画視聴と検索程度なら、現在のスマホで十分な可能性が高い。
大切なのは、パソコンを持っていること自体ではなく、自分の生活や趣味に役立てられるかどうかだ。
みんなパソコンで何してるの?に関するよくある質問(FAQ)
Q1:みんなパソコンで何をしている人が多い?
A1:代表的な用途はインターネット検索、情報収集、動画視聴、ネットショッピング、メール、SNSなど。さらにゲーム、写真・動画編集、オンライン学習、ブログ運営、副業などにも利用されている。2026年9月のアイコニット・リサーチ調査では、これらを含む16項目がプライベート利用の選択肢として設定された。
Q2:パソコンをプライベートで使う人は何%?
A2:2026年9月15日のアイコニット・リサーチ調査では、仕事や勉強以外でもパソコンを使う人は、利用頻度を問わず合計63.0%。そのうち、ほぼ毎日使う人は34.2%だった。
Q3:スマホがあればパソコンはいらない?
A3:用途によって異なる。SNS、動画視聴、簡単な検索や買い物ならスマホで十分な場合が多い。一方、長文入力、動画編集、ファイル管理、PCゲーム、複数サイトの比較などにはパソコンが便利。両方を使い分ける方法も合理的だ。
Q4:パソコンを趣味にするなら何がおすすめ?
A4:初心者なら動画視聴、写真整理、イラスト制作、ブログ、オンライン学習などから始めやすい。ゲームや音楽制作、プログラミングなど、興味のある分野を選ぶのもおすすめだ。
Q5:若い人はパソコンを使わなくなっている?
A5:スマホ中心の利用は進んでいるが、パソコンを使わなくなったわけではない。総務省の2025年調査では、20代のインターネット利用者の60.5%がパソコンを利用している。スマホとパソコンを用途別に使い分けている人も多い。
Q6:パソコンを毎日使わないと持っている意味はない?
A6:そんなことはない。必要なときに文章を作成したり、写真を整理したり、調べ物をしたりするだけでも役立つ。利用頻度よりも、必要な作業を効率よく進められるかが重要だ。
「みんなパソコンで何してるの?」という疑問に対する答えは、一つではない。ネット検索や動画視聴、ネットショッピングといった日常的な使い方から、PCゲーム、動画編集、イラスト制作、副業、ブログ運営、資格勉強まで、人によって目的は大きく異なる。
2026年9月のアイコニット・リサーチ調査では、プライベートでもパソコンを使う人が63.0%、ほぼ毎日使う人が34.2%だった。さらに53.7%が、スマホよりもパソコンのほうが便利だと感じることがあると回答している。
総務省の通信利用動向調査でも、2025年のインターネット利用者のうち53.2%がパソコンを利用していた。スマートフォンの86.7%と比べれば少ないものの、パソコンが今も重要なインターネット接続端末であることは明らかだ。
これからパソコンを使い始めるなら、最初から難しいことに挑戦する必要はない。動画を見る、写真を整理する、興味のあることを調べる、ブログを書くなど、自分が楽しめることから始めればよい。
スマホだけで十分な人もいれば、パソコンがあることで趣味や生活の幅が広がる人もいる。大切なのは、周囲が何をしているかに合わせることではなく、自分にとって便利で楽しい使い方を見つけることだ。
主な参照資料: