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緊急通報はスマホでどうする?110・119・118と緊急SOSの使い方を2026年最新解説

桂木 洋 桂木 洋 • 更新: • 公開: • 読了約 27 分
目次

事件や事故、急病、火災、海難事故に遭遇したとき、スマートフォンから110番・119番・118番へ緊急通報できることは広く知られています。しかし、実際に緊急事態が発生すると、どの番号に電話すればよいのか、iPhoneやAndroidの緊急SOSはどう操作するのか、位置情報は自動的に警察や消防へ伝わるのかなど、判断に迷う場面は少なくありません。

2026年11月現在、スマートフォンの緊急通報機能は、通常の電話発信だけでなく、自動車事故検出、GPSによる位置情報通知、衛星経由の緊急SOS、災害時のJAPANローミングなどにも広がっています。特に2026年4月1日に開始されたJAPANローミングは、通信障害時の緊急通報を支える新しい仕組みとして注目されます。

【基本知識】スマホから110番・119番・118番に通報する方法と使い分け

緊急通報スマホ

スマートフォンから緊急通報する場合、特別なアプリをインストールする必要はありません。基本的には通常の電話アプリから、局番なしの3桁番号を入力して発信します。

110番は警察への緊急通報

110番は、犯罪や事件、交通事故など、警察官による緊急対応が必要な場合に利用する番号です。

具体的には、次のような状況が該当します。

  • 強盗、暴行、窃盗などの犯罪を目撃した
  • 不審者や不審車両を発見した
  • 交通事故が発生し、警察による対応が必要になった
  • 事件や事故に巻き込まれ、身の危険を感じている

通報時には、何が起きたのか、いつ発生したのか、どこで起きたのかを最初に伝えると、警察が状況を把握しやすくなります。

犯人が逃走している場合は、人数、服装、車両の色やナンバー、逃走方向なども重要な情報です。ただし、無理に追いかけたり、危険な場所へ近づいたりする必要はありません。

緊急性のない警察への相談は、原則として110番ではなく、警察相談専用電話「#9110」を利用します。

119番は消防車・救急車の要請

119番は、火災や救急、救助が必要なときに消防機関へ連絡する番号です。

主な利用場面は次のとおりです。

  • 住宅や建物、車両などで火災が発生した
  • 急病やけがで救急車が必要になった
  • 交通事故で負傷者が発生した
  • 転落や閉じ込めなどで救助活動が必要になった

119番では、火事なのか救急なのかを最初に伝えます。その後、発生場所、現場の状況、けが人の人数や意識・呼吸の状態などを説明します。

救急車を呼ぶべきか迷う場合でも、意識障害、呼吸困難、激しい胸痛、大量出血など、生命に関わる可能性がある症状では119番への通報を優先してください。

118番は海上保安庁への緊急通報

118番は、海上における事件・事故を海上保安庁へ通報するための番号です。警察の110番や消防の119番と同じく、局番なしの3桁番号です。

次のような場合に利用します。

  • 船舶事故や海難事故を目撃した
  • 海で人が溺れている、漂流している
  • 不審船を発見した
  • 海上への油の流出を発見した
  • 密航や密輸など海上の犯罪に関する情報を得た

海上保安庁の案内では、通報時に「いつ」「どこで」「何があったのか」を簡潔に伝えることが推奨されています。携帯電話のGPS位置情報をオンにしておくと、おおよその通報場所を把握する助けになります。

なお、118番は2000年5月1日に運用が開始された海上の緊急通報番号です。

【実践ガイド】スマートフォンから緊急通報するときに伝えるべき情報

緊急通報では、番号を正しく選ぶことに加えて、通信指令員に必要な情報を伝えることが重要です。

スマートフォンの場合、固定電話と違って通報場所と契約住所が一致するとは限りません。外出先や旅行先、移動中に事故が起きる可能性もあるため、場所の説明を優先しましょう。

緊急通報で伝える基本情報

基本的には、次の順番で説明すると状況を把握してもらいやすくなります。

  1. 何が起きたか:火災、交通事故、急病、犯罪、海難事故など。
  2. どこで起きたか:住所、施設名、道路名、交差点、建物名など。
  3. いつ起きたか:今発生したのか、何分前から続いているのか。
  4. 現在の状況:けが人の人数、意識や呼吸の状態、火災の規模など。
  5. 通報者の情報:名前や折り返し可能な電話番号など。

住所が分からない場合は、近くのコンビニ、駅、交差点、公共施設、道路標識などを目印として伝えてください。

通報中はスマホを移動させない

通話中に歩き回ったり、車で移動したりすると、電波状態が変化して通話が途切れる可能性があります。

安全を確保できる場所で立ち止まり、通信指令員の質問に答えてください。危険な現場から離れる必要がある場合は、自分の安全を優先し、移動先も伝えましょう。

また、通報中に質問された内容をすべて正確に答えられなくても問題ありません。分からないことは分からないと伝え、指令員の指示に従うことが大切です。

【比較・設定方法】iPhoneとAndroidの緊急SOSは何が違う?

スマートフォンには、通常の電話アプリを開かなくても緊急通報を開始できる緊急SOS機能があります。

iPhoneとAndroidでは操作方法や対応機能が異なるため、普段から自分の端末でどのように作動するのか確認しておく必要があります。

iPhoneの緊急SOS設定方法

iPhoneでは、サイドボタンと音量ボタンを組み合わせて緊急SOSを開始できます。

基本的な操作は次のとおりです。

  1. サイドボタンと音量ボタンのいずれかを同時に長押しする。
  2. 緊急SOSの画面が表示される。
  3. カウントダウンが終了したらボタンを放す。
  4. 緊急通報サービスへの発信が開始される。

また、サイドボタンを素早く5回押す方法も設定できます。

設定方法は「設定」から「緊急SOS」を開き、「ボタンを5回押して通報」を有効にする方法です。

緊急SOSのほか、ヘルスケアアプリからメディカルIDや緊急連絡先を登録できます。緊急連絡先を設定しておくと、緊急通報後に家族などへ通知し、利用可能な場合は位置情報を共有できます。

Androidの緊急SOSの使い方

Androidでは、対応機種やOSのバージョンによって操作方法が異なります。

Googleが案内している緊急SOSの基本的な設定方法は次のとおりです。

  1. スマートフォンの「設定」を開く。
  2. 「緊急情報と緊急通報」を選択する。
  3. 「緊急SOS」をタップする。
  4. 「設定を開始」から緊急通報番号や緊急連絡先を設定する。
  5. 位置情報の共有など、利用したい機能を有効にする。

対応機種では、電源ボタンを5回以上押すことで緊急SOSを開始できます。設定によっては、画面上の赤い円を約3秒間長押しするか、自動カウントダウンの終了を待って通報します。

Android 12以降で利用できる緊急SOS機能もありますが、すべてのAndroid端末で同じ機能が提供されるわけではありません。メーカー独自の設定画面や仕様も確認してください。

iPhoneとAndroidの緊急SOS比較
比較項目 iPhone Android
基本操作 サイドボタンと音量ボタンの長押し 対応機種で電源ボタンを5回以上押す
別の起動方法 サイドボタンを5回押す設定が可能 機種・メーカーによって異なる
緊急連絡先 ヘルスケアのメディカルIDで登録 緊急情報サービスアプリなどで登録
位置情報共有 利用可能な場合に緊急連絡先へ通知 対応地域・設定に応じて共有
事故検出 対応iPhone・Apple Watchで利用可能 Google Pixelなど対応機種で利用可能
衛星経由の緊急SOS iPhone 14以降で日本でも対応 機種・サービスによって異なる

両者の大きな違いは、操作方法と対応する付加機能です。どちらが優れているかという単純な比較ではなく、実際に使用している端末でどの機能が利用できるかを確認することが大切です。

2026年に注目したいiPhoneの衛星経由の緊急SOS

2026年のiPhoneで特に知っておきたいのが、衛星経由の緊急SOSです。

iPhone 14以降の対応モデルでは、携帯電話の電波もWi-Fiも届かない場所から、衛星通信を利用して緊急通報サービスにテキストで連絡できます。

日本では110番・118番・119番への緊急連絡に対応しています。Appleの案内では、日本で利用する場合の最低OS要件はiOS 17.6以降です。

利用するには、空が開けた屋外で衛星との接続を確保する必要があります。山間部や森林、建物に囲まれた場所などでは接続できない可能性があります。

通常の携帯電話回線による緊急通報と、衛星経由の緊急SOSは別の通信手段です。圏外になった場合でも必ず接続できるわけではありませんが、通信手段が限られる山間部や災害現場で重要な選択肢になります。

【位置情報の仕組み】スマホからの緊急通報でGPSはどう使われる?

スマートフォンから110番・119番・118番へ発信すると、対応する通信事業者の緊急通報位置通知システムによって、通報場所に関する情報が警察や消防、海上保安機関へ通知されます。

この仕組みがあるため、通報者が住所を正確に把握できていない場合でも、救助活動の初動に役立つ情報を提供できます。

GPSと携帯電話基地局による位置情報の取得

緊急通報時の位置情報は、GPS測位や携帯電話基地局の情報などを利用して取得されます。

GPSは衛星からの信号を利用して端末の位置を測定する仕組みです。一方、基地局の情報を利用する方法では、端末が接続している携帯電話ネットワークの設備などから位置を推定します。

総務省消防庁の消防白書でも、携帯電話からの119番通報では、GPS測位や携帯電話基地局の情報から割り出した位置情報が消防本部に提供されると説明されています。

位置情報通知は自動で行われる?

NTTドコモが案内する「緊急通報位置通知」では、携帯電話から110番・118番・119番に発信した際、接続された緊急通報受理機関へ発信場所に関する情報が自動的に通知されます。

同サービスは申し込み不要で、月額使用料も無料です。

ただし、位置情報が通知されることと、正確な住所や建物の入口まで特定できることは同じではありません。

特に屋内、地下、ビルの高層階、山間部などでは、位置情報の精度が十分でない場合があります。

位置情報があっても住所を伝えるべき理由

GPSの位置情報は、救助活動を支援するための重要な情報ですが、通報者自身による場所の説明を不要にするものではありません。

たとえば、同じ建物でも入口が複数ある場合や、広い駐車場、地下街、商業施設などでは、位置情報だけでは具体的な到着場所が分からないことがあります。

通報時には次の情報を合わせて伝えると、現場の特定に役立ちます。

  • 都道府県、市区町村、住所
  • 建物や施設の名称
  • 階数、部屋番号、入口の位置
  • 近くの交差点や目立つ建物
  • 現在地が分かる地図上の目印

なお、携帯電話の発信者番号を非通知にするために「184」を付けて緊急通報すると、位置情報の通知に影響する場合があります。人命に関わる緊急通報では、184を付けずに発信することが基本です。

【圏外・通信障害】スマホから緊急通報できないときの対処法とSIMなしの可否

スマートフォンで緊急通報する際に最も注意したいのが、通信障害や圏外です。

緊急通報番号は通常の電話番号とは異なる優先的な取り扱いがあるものの、携帯電話ネットワークそのものが利用できない状況では、必ずつながるわけではありません。

圏外でも緊急通報できる場合がある

iPhoneでは、契約している通信事業者のネットワークが利用できない場合でも、別の携帯電話ネットワークを利用した緊急通報が試行されることがあります。

画面に「SOSのみ」と表示されている場合は、通常の通信サービスが利用できない状態でも、ほかのネットワーク経由で緊急電話を発信できる可能性があります。

ただし、周囲に利用可能なネットワークが存在しない場合や、通信設備そのものが停止している場合には接続できません。

通信障害が発生したときの具体的な対処法

携帯電話から119番につながりにくい場合、消防庁は次のような代替手段を案内しています。

  • 近くの公衆電話を利用する
  • 近隣の人や店舗に通報を依頼する
  • 近くの消防署所に直接駆け込む

110番の場合も、近くの人に警察への通報を依頼したり、警察署や交番に助けを求めたりする方法があります。

通信障害が起きているときに、同じ操作を繰り返すだけで時間を費やすことは避けてください。別の通信手段へ速やかに切り替えることが重要です。

SIMカードなしでも緊急通報できる?

SIMカードやeSIMを設定していないスマートフォンから緊急通報できるかどうかは、端末や接続する携帯電話ネットワークによって異なります。

Googleは、SIMカードやeSIMが設定されていない端末でも、状況によっては緊急通報を発信できる場合があると案内しています。一方、Appleも、SIMカードがない端末からの緊急電話を携帯電話ネットワークによっては受け付けない場合があると説明しています。

つまり、SIMなしでも必ず110番・119番・118番につながるという保証はありません。

また、データ通信専用SIMでは、一般的な音声通話による緊急通報に対応していない契約もあります。音声通話契約のあるSIMやeSIMを利用することが、通常の緊急通報を確実に利用するための基本です。

2026年4月開始のJAPANローミングとは?

2026年の通信環境で大きな変化となったのが、JAPANローミングです。

JAPANローミングは、災害などによって契約中の携帯電話事業者のネットワークが利用できなくなった際、ほかの事業者の通信設備を利用して通信手段を確保する仕組みです。

NTTドコモ、KDDI・沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルの国内携帯電話事業者4グループが参加し、2026年4月1日にサービスが開始されました。

提供方式は次の2種類です。

  • 緊急通報のみ方式:110番・119番・118番への発信が可能。
  • フルローミング方式:音声通話、SMS、データ通信も利用可能。

緊急通報のみ方式では、通常の音声通話、SMS、データ通信は利用できません。フルローミング方式のデータ通信は、送受信時最大300kbpsに制限されます。

利用できる方式は、災害の規模や通信設備の状況などを踏まえて決定されます。

また、緊急通報のみ方式では、端末によって他社ネットワークを手動で選択する操作が必要になる場合があります。具体的な操作は契約先の通信事業者の案内を確認してください。

JAPANローミングは、契約事業者のネットワーク障害を補完するための仕組みであり、すべての圏外や通信障害を解消するものではありません。

【音声通話が難しい人向け】110番アプリシステムとNET119の利用方法

緊急通報は音声通話が基本ですが、聴覚や言語機能に障害がある人など、声での通報が難しい人のために、文字や画面操作を利用した仕組みも整備されています。

警察庁の110番アプリシステム

警察庁の「110番アプリシステム」は、聴覚に障害のある人など、音声による110番通報が困難な人が、スマートフォンから文字や画像を使って警察に通報できる仕組みです。

主な機能は次のとおりです。

  • 文字入力によるチャット形式の通報
  • GPSを利用した位置情報の通知
  • 現場の写真撮影と送信
  • 国内のどこからでも、通報場所を管轄する警察本部への連絡

利用するには専用アプリをダウンロードし、氏名、電話番号、パスワードなどを事前登録する必要があります。

また、GPSをオンにし、SMSとデータ通信が利用できる国内携帯電話回線を契約しておくことも必要です。

このシステムは、音声による通報が困難な人を対象としたものです。通常の音声通話ができる場合は、110番へ電話することが警察庁から案内されています。

消防庁のNET119緊急通報システム

NET119は、聴覚・言語機能に障害があり、音声による119番通報が困難な人を対象とした緊急通報システムです。

スマートフォンなどから専用の通報用Webサイトにアクセスし、画面操作によって消防本部へ通報できます。

基本的な利用の流れは次のとおりです。

  1. 居住地域を管轄する消防本部で事前登録する。
  2. スマートフォンからNET119の通報用Webサイトにアクセスする。
  3. 「救急」または「火事」を選択する。
  4. 現在地などの必要情報を入力する。
  5. 消防本部とテキストチャットで詳しい状況を伝える。

事前登録が必要で、申請方法は地域の消防本部によって異なります。利用を希望する場合は、居住地域の消防本部に問い合わせてください。

118番にも文字による通報手段がある

海上保安庁にも、聴覚や発話に障害がある人などがスマートフォンを使って通報するためのNET118があります。

このように、110番、119番、118番では、それぞれの機関が音声以外の通報手段の整備を進めています。

なお、110番アプリシステムやNET119はインターネット通信などを利用するため、ネットワークの混雑や通信障害が発生すると利用できない場合があります。利用できない場合に備え、周囲の人や別の通報手段を頼れるようにしておくことも重要です。

【自動通報と誤発信】スマホの事故検出で119番につながる仕組みと正しい対応

スマートフォンの緊急通報は、利用者が自分で電話をかける方法だけではありません。対応機種では、重大な自動車事故などを検出して、緊急サービスへ自動的に連絡する機能も搭載されています。

iPhoneの衝突事故検出機能

対応するiPhoneやApple Watchには、激しい自動車衝突事故を検出する機能があります。

端末が事故の可能性を検知すると、警告音や画面表示によって利用者に知らせます。一定時間反応がない場合には、緊急通報サービスへ自動発信する仕組みです。

緊急連絡先やメディカルIDを事前に設定しておくことで、事故発生後の連絡や救助に必要な情報共有にも役立ちます。

また、携帯電話やWi-Fiの電波が届かない場所で、利用者が反応できない場合には、対応モデルで衛星経由の緊急SOSによる連絡が試みられることがあります。

Google Pixelの自動車事故検出

Google Pixelにも自動車事故検出機能があります。

Googleの公式案内によると、Pixel 4a以降やPixel Foldなどの対応機種では、位置情報、モーションセンサー、周囲の音などを利用して重大な自動車事故が発生した可能性を検出します。

事故を検出すると、スマートフォンが振動や警告音で利用者に知らせ、応答がない場合などには緊急サービスへの自動発信を行います。

Googleの案内では、日本も自動車事故検出の対応国に含まれています。ただし、利用にはSIMが必要で、機内モードやバッテリーセーバーが有効になっている場合には機能しません。また、ローミング中は利用できないなどの条件があります。

事故検出は、すべての事故を認識できるわけではありません。衝撃の強い運動などで誤作動する可能性もあります。

スマホから119番へ自動発信された場合の注意点

総務省消防庁は、スマートフォンの自動通報機能が作動した場合の対応について注意喚起しています。

事故ではないのに自動通報された場合、電話を切らずに消防職員へ「間違えました。救急車や消防車は必要ありません」と伝えることが必要です。

すでに電話を切ってしまった場合でも、消防から折り返しの電話が来ることがあります。その際は必ず応答し、救急車や消防車が必要かどうかを説明してください。

緊急通報を誤発信した場合の対処法

緊急SOSの操作ミスやポケットの中でのボタン操作によって、110番や119番へ誤発信してしまうことがあります。

こうした場合に最も避けたいのは、何も説明せずに電話を切ってしまうことです。

警察や消防は、通報後に応答がない場合、事件や事故に巻き込まれた可能性や、通報者が意識を失った可能性も考慮して対応します。

正しい対処は次のとおりです。

  1. 通話を切らずに担当者の応答を待つ。
  2. 誤操作による発信だったことを伝える。
  3. 救助や警察官の派遣が必要ないことを説明する。
  4. 折り返しの電話が来た場合も必ず応答する。

iPhoneの衛星経由の緊急SOSを誤って開始した場合も、セッションを自分で終了せず、担当者が応答するまで待ってから救助が必要ないことを説明するようAppleは案内しています。

誤発信を防ぐためには、緊急SOSの操作方法を理解し、必要に応じて設定を見直しておくことも大切です。ただし、誤発信を恐れて緊急SOSそのものを無効にするかどうかは、利用者の状況や端末の使い方に応じて判断してください。

【緊急通報スマホ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:スマホから110番・119番・118番に通報すると料金はかかりますか?
A1:通常の緊急通報は無料です。ただし、関連するアプリのダウンロードやデータ通信、契約内容によって発生する通信料金は別に考える必要があります。

Q2:スマホが圏外でも110番や119番に電話できますか?
A2:契約事業者のネットワークが圏外でも、ほかの携帯電話ネットワークが利用できれば緊急通報できる場合があります。iPhone 14以降では、日本で衛星経由の緊急SOSも利用できます。ただし、すべての圏外で接続できるわけではありません。

Q3:SIMカードがないスマホでも緊急通報できますか?
A3:端末やネットワークによっては発信できる場合がありますが、必ず通報できるとは限りません。SIMなしの端末を緊急通報手段として頼ることは避けてください。

Q4:スマホのGPSをオフにしていても緊急通報できますか?
A4:GPSをオフにしていても、通常の音声通話による緊急通報ができる場合はあります。ただし、位置情報の取得精度に影響する可能性があります。携帯電話基地局の情報などが利用される場合もありますが、位置情報サービスは普段から有効にしておくことが望ましいでしょう。

Q5:iPhoneの緊急SOSはどの機種で利用できますか?
A5:基本的な緊急SOSは対応するiPhoneで利用できます。衛星経由の緊急SOSはiPhone 14以降が対象で、日本ではiOS 17.6以降が最低要件です。

Q6:Androidで緊急SOSを使うにはどうすればよいですか?
A6:対応端末では「設定」から「緊急情報と緊急通報」を開き、「緊急SOS」を設定します。対応機種では電源ボタンを5回以上押すことで起動できます。機種やOSによって操作が異なります。

Q7:緊急SOSを誤って押した場合はどうすればよいですか?
A7:警察や消防の担当者につながったら、間違えて発信したことと、救助が必要ないことを伝えてください。すぐに切らず、折り返し電話にも応答することが大切です。

Q8:JAPANローミングの緊急通報のみ方式では何ができますか?
A8:110番、119番、118番への緊急通報が利用できます。通常の音声通話、SMS、データ通信は利用できません。提供方式や接続方法は災害時の状況や契約先によって異なります。

スマートフォンから緊急通報する際は、警察への110番、消防・救急への119番、海上保安庁への118番という基本を覚えておくことが第一歩です。

加えて、iPhoneやAndroidの緊急SOS、GPSによる位置情報通知、自動車事故検出、NET119などの機能を理解しておけば、通常の電話発信が難しい状況でも救助を求める手段を確保しやすくなります。

2026年4月1日に始まったJAPANローミングは、大規模災害などで契約先の通信ネットワークが停止した場合に、ほかの事業者の設備を活用できる新しい仕組みです。加えて、日本で利用できるiPhoneの衛星経由の緊急SOSも、携帯電話の圏外における重要な選択肢になっています。

ただし、どの機能も通信環境や端末の対応状況に左右されます。スマートフォンだけですべての緊急事態に対応できるわけではありません。

日頃から確認しておきたいのは、次の5点です。

  • 110番・119番・118番の使い分けを覚える。
  • iPhoneやAndroidの緊急SOSを設定しておく。
  • 緊急連絡先やメディカルIDを登録する。
  • 位置情報サービスと端末の通信状態を確認する。
  • 通信障害に備えて公衆電話などの代替手段も把握する。

緊急時に必要なのは、最新のスマートフォンを持っていることだけではありません。自分の端末で何ができて、何ができないのかを把握しておくことです。数分の事前確認が、いざというときの迅速な通報と救助につながります。

公的情報・公式資料の確認先

- 総務省消防庁:119番緊急通報、位置情報通知、通信障害時の対応、スマートフォンの自動通報。
- 警察庁:110番アプリシステムの利用条件と事前登録。
- 一般社団法人電気通信事業者協会:JAPANローミングの2026年4月1日開始、提供方式と利用条件。
- Apple:iPhone緊急SOS、衛星経由の緊急SOS、衝突事故検出。
- Google:Android緊急SOS、緊急位置情報サービス、Pixel自動車事故検出。
- 総務省消防庁:NET119緊急通報システム。
- 海上保安庁:118番の利用方法と位置情報通知。

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桂木 洋

映画・ドラマの公開情報を担当。配給会社のプレスシートと公式サイト記載を基準に、あらすじと配役をまとめます。

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