2026年の東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベイスターズは、全25試合を終え、ヤクルトが13勝12敗で1つ勝ち越す結果となった。しかし、打率、本塁打、得点、OPS、防御率を詳しく比較すると、数字の上ではDeNAが優勢だった。特に本塁打はDeNAの31本に対してヤクルトは11本と、大きな差がついている。
注目したいのは、ヤクルトが対戦勝率で上回りながら、総得点ではDeNAに27点の差をつけられたことだ。明治神宮野球場と横浜スタジアムでのホーム・ビジター別成績にも明確な違いが表れている。2026年11月3日時点のシーズン確定データをもとに、25試合の結果、両チームの打撃・投手成績、先発投手、球場別の傾向を詳しく整理する。
【2026年の結論】ヤクルト対横浜は13勝12敗!勝率ではヤクルトが上回る

2026年のヤクルト対DeNAは、25試合でヤクルト13勝、DeNA12勝、引き分け0という結果だった。
ヤクルトの勝率は.520、DeNAは.480。勝敗だけを見れば、東京ヤクルトスワローズがわずかに優位に立っている。
一方、得点を比較すると印象は大きく変わる。
- ヤクルト:88得点
- DeNA:115得点
- 得点差:DeNAが27点上回る
つまり、ヤクルトは勝利数で上回ったものの、試合全体での得点力ではDeNAが明確に優勢だった。
この結果は、単純な勝敗だけでは両チームの実力差や対戦内容を判断できないことを示している。
2026年の対戦勝率と得点差| 項目 | ヤクルト | DeNA |
|---|---|---|
| 試合数 | 25 | 25 |
| 勝利 | 13 | 12 |
| 敗北 | 12 | 13 |
| 引き分け | 0 | 0 |
| 勝率 | .520 | .480 |
| 得点 | 88 | 115 |
| 失点 | 115 | 88 |
対戦別の集計では、勝利数と得点力が逆方向を向いている。
ヤクルトは接戦を含めて勝ち星を積み上げた一方、DeNAは大量得点を記録した試合を含め、総得点で大きく上回った。
2026年の対戦成績を理解するには、勝率と得点差をセットで見る必要がある。
【全25試合の徹底比較】打率・本塁打・OPS・防御率・WHIPはDeNAが優勢
2026年の対戦で最も目立ったのは、DeNAの長打力と投手成績だった。
打率はDeNAが.262、ヤクルトが.244。差は1分8厘で、DeNAが上回っている。
さらに大きな違いが本塁打だ。
DeNAは25試合で31本塁打を記録したのに対し、ヤクルトは11本。約2.8倍の差がついた。
両チームの対戦詳細成績以下は2026年の直接対決25試合を対象にした比較データだ。
出典:Baseball Chronicleの2026年チーム別対戦詳細成績。数値は当該25試合の集計。
本塁打とOPSに表れた長打力の差OPSは出塁率と長打率を合計した指標で、打者がどれだけ塁に出て、長打で得点機会を広げたかを把握する際に役立つ。
今回の対戦では次の差が出た。
- ヤクルト:OPS .643
- DeNA:OPS .744
差は.101。DeNAの打撃力が数字に表れている。
特に長打率はヤクルトの.335に対してDeNAは.422。単打だけでなく、二塁打や本塁打を含めた長打の部分でDeNAが優位だった。
一方、ヤクルトは盗塁25個、四球75個を記録している。
DeNAの9盗塁、61四球と比較すると、ヤクルトは出塁後の走塁や四球を絡めた攻撃を多く展開したことが分かる。
長打で得点を積み上げるDeNAと、走塁や四球も得点機会につなげるヤクルト。 この違いが2026年の対戦を特徴づけた。
防御率とWHIPから見る投手力投手成績でもDeNAが優位だった。
ヤクルトの対DeNA防御率は4.58。DeNAの対ヤクルト防御率は3.21で、1.37の差がある。
被本塁打もヤクルト側が31本、DeNA側が11本と大きく異なる。
一方、WHIPはヤクルト1.30、DeNA1.28。1イニング当たりに許した安打と四球の合計を示すこの指標では、差はわずかだ。
ここから注目したいのは、走者を出す頻度だけでなく、その後の長打や失点へのつながり方である。
DeNAはWHIPの差が小さいにもかかわらず、防御率では大きく上回った。被本塁打の少なさも、失点を抑えるうえで重要な違いになっていた。
【ホーム・ビジター別成績】神宮はヤクルト、横浜はDeNAが勝ち越し
2026年のヤクルト対横浜では、球場別の成績にも興味深い傾向が表れている。
ヤクルトの本拠地・明治神宮野球場ではヤクルトが7勝5敗。対して横浜スタジアムではDeNAが7勝6敗と勝ち越した。
明治神宮野球場の対戦成績ヤクルト主催の12試合では、ヤクルトが7勝5敗で勝ち越している。
| 項目 | ヤクルト | DeNA |
|---|---|---|
| 試合数 | 12 | 12 |
| 勝敗 | 7勝5敗 | 5勝7敗 |
| 打率 | .271 | .271 |
| 本塁打 | 9 | 15 |
| 得点 | 52 | 58 |
| OPS | .711 | .746 |
| 防御率 | 4.63 | 4.14 |
| WHIP | 1.33 | 1.40 |
打率は両チームとも.271で同じだった。
しかし、本塁打とOPSではDeNAが上回り、得点もDeNAの58点に対してヤクルトは52点だった。
それでもヤクルトが7勝を挙げている点は興味深い。ホームゲームでの勝敗と、攻撃・投手の個別指標が必ずしも一致していないからだ。
横浜スタジアムの対戦成績横浜スタジアムでは13試合が行われ、DeNAが7勝6敗で勝ち越した。
| 項目 | ヤクルト | DeNA |
|---|---|---|
| 試合数 | 13 | 13 |
| 勝敗 | 6勝7敗 | 7勝6敗 |
| 打率 | .219 | .254 |
| 本塁打 | 2 | 16 |
| 得点 | 36 | 57 |
| OPS | .580 | .742 |
| 防御率 | 4.54 | 2.41 |
| WHIP | 1.28 | 1.17 |
横浜で特に目立つのは本塁打数の違いだ。
DeNAの16本に対してヤクルトはわずか2本。OPSも.742対.580と、大きな差がついた。
防御率でもDeNAは2.41と安定しており、ヤクルトの4.54を大幅に下回っている。
この数字からは、横浜スタジアムでの対戦ではDeNAが攻守両面で優位に試合を進めたことが読み取れる。
【試合日程・結果】2026年の25試合で何が起きたのか
2026年の対戦は3月27日に開幕し、9月19日の試合で最後の直接対決を終えた。
25試合の流れを振り返ると、ヤクルトの好スタート、DeNAの夏場の巻き返し、ヤクルトの8月の反撃という展開が見えてくる。
3月・4月:ヤクルトが好スタート3月27日から29日までの横浜での開幕カードでは、ヤクルトが3連勝を記録した。
続く4月14日と16日の神宮での試合もヤクルトが勝利。序盤はヤクルトがDeNAに対して優位に試合を進めていた。
5月:神宮で大量得点、横浜では1勝1敗5月1日の神宮ではヤクルトが16対5で勝利。翌2日も6対5で競り勝った。
しかし、5月3日はDeNAが12対2で勝利。3連戦の最後に大きく巻き返した。
5月23日と24日の横浜での試合は、ヤクルトが6対0で勝利した翌日にDeNAが1対0で勝利。両チームの投手力が際立つ対照的な結果になった。
7月:DeNAが6連勝で流れを変える7月3日から5日の神宮での3連戦はDeNAが3連勝。
さらに7月17日から19日の横浜での3連戦もDeNAがすべて勝利した。
この6連勝は、2026年の対戦における大きな転換点だった。
7月5日の試合は6対4でDeNAが勝利。DeNAは深沢鳳介、ヤクルトは吉村貢司郎が先発メンバーに名を連ねていた。ヤクルトのサンタナが満塁本塁打を放った試合でもあり、両チームの長打力が表れた一戦だった。
8月:ヤクルトが神宮で3連勝7月に6連敗を喫したヤクルトは、8月14日から16日の神宮での3連戦で反撃する。
- 8月14日:ヤクルト7対2 DeNA
- 8月15日:ヤクルト4対3 DeNA
- 8月16日:ヤクルト2対1 DeNA
3試合すべてでヤクルトが勝利した。
特に2対1、4対3という結果からは、接戦を制することが対戦勝率を押し上げる要素になったことが分かる。
9月:最後まで続いた接戦と逆転の流れ9月には横浜と神宮でそれぞれ3連戦が行われた。
9月8日はヤクルトが3対1で勝利したものの、翌9日と10日はDeNAが連勝。
さらに9月17日の神宮ではDeNAが2対1で勝利した。
9月18日は横浜でヤクルトが3対1で勝利したが、19日の最終戦はDeNAが5対3で勝ち、2026年の直接対決を締めくくった。
こうしてシーズン終盤まで両チームの勝敗は拮抗し、最終的にヤクルトが13勝12敗で1つ上回った。
【先発投手と勝敗の分析】投手成績の差が試合展開を左右した
ヤクルト対DeNAの2026年の対戦では、先発投手の顔ぶれも試合ごとに変化した。
ヤクルトでは奥川恭伸、吉村貢司郎、山野太一、高梨裕稔らが登板し、DeNAでは東克樹、石田裕太郎、深沢鳳介らの名前が対戦カードに登場した。
特に注目したいのが、9月17日の神宮で行われた試合だ。
9月17日の試合結果- 球場:明治神宮野球場
- ヤクルト先発:奥川恭伸
- DeNA先発:石田裕太郎
- 試合結果:DeNA 2対1 ヤクルト
DeNAは牧秀悟と筒香嘉智の本塁打などで得点し、1点差の試合を制した。
奥川と石田による投手戦となったが、最終的にはDeNAが勝利。シーズン終盤の直接対決でも、投手の出来と少ない得点機会を生かす攻撃が勝敗に直結した。
WHIPの差が小さいのに防御率が違う理由今回の対戦で注目すべき数字は、WHIPと防御率の組み合わせだ。
DeNAのWHIPは1.28、ヤクルトは1.30。数字だけならほぼ互角である。
しかし、防御率はDeNAが3.21、ヤクルトが4.58だった。
この差を考える際には、次の3点が重要になる。
1. 被本塁打数:DeNAは11本、ヤクルトは31本。
2. 被OPS:DeNAは.643、ヤクルトは.744。
3. 被得点:DeNAは88点、ヤクルトは115点。
WHIPは走者を許した頻度を把握する指標だが、被本塁打や長打によって生じる失点の大きさを単独で説明するものではない。
今回の数字では、ヤクルト投手陣がDeNA打線に長打を許したことが、防御率の差を考えるうえで大きなポイントになっている。
一方、DeNA投手陣は走者を許す場面があっても、大量失点につながる長打を比較的抑えていた。
投手力を比較するときは、防御率とWHIPを別々に見るのではなく、被本塁打や被OPSも合わせて判断することが重要だ。
【2026年セ・リーグ対戦成績】両チームのシーズン全体での位置づけ
ヤクルトとDeNAの直接対決だけでなく、2026年のセ・リーグ全体の順位とチーム成績も確認しておきたい。
日本野球機構(NPB)の2026年度公式記録では、レギュラーシーズンは全日程を終了している。
| 順位 | 球団 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 阪神 | 79勝62敗2分 | .560 |
| 2位 | 巨人 | 76勝64敗3分 | .543 |
| 3位 | DeNA | 71勝69敗3分 | .507 |
| 4位 | 広島 | 61勝78敗4分 | .439 |
| 5位 | ヤクルト | 61勝80敗2分 | .433 |
| 6位 | 中日 | 60勝81敗2分 | .426 |
DeNAは3位、ヤクルトは5位でシーズンを終えた。
チーム全体の打撃成績でも、両者の違いは明確だ。
シーズン全体の打撃・投手成績- DeNA:打率.246、本塁打125本、557得点、防御率3.27
- ヤクルト:打率.236、本塁打83本、449得点、防御率3.68
DeNAは打率、本塁打、得点、防御率のすべてでヤクルトを上回っている。
つまり、25試合の直接対決で見られた長打力と投手成績の差は、シーズン全体のチーム成績にも共通する傾向だった。
それでも直接対決ではヤクルトが13勝12敗と勝ち越した。この点こそ、2026年の両チームの対戦を振り返るうえで興味深い部分だ。
歴代対戦成績と2026年の数字は区別する「ヤクルト対横浜の歴代対戦成績」を調べる場合、2026年の13勝12敗と、過去のシーズンを含めた通算成績は分けて考える必要がある。
今回の13勝12敗は、あくまで2026年度のセ・リーグ公式戦25試合に限定した数字だ。
横浜側の球団名や球団史をさかのぼった通算記録とは集計対象が異なるため、年度別の数字を歴代通算成績として扱わないことが大切だ。
2026年の試合日程・速報はどう確認する?2026年のヤクルト対DeNAは、9月19日の最終戦をもって25試合すべてが終了している。
NPB公式サイトでは年度別の試合結果やチーム成績を確認できるほか、東京ヤクルトスワローズと横浜DeNAベイスターズの球団公式サイトでは、試合ごとのスコア、責任投手、先発メンバーなどを確認できる。
2026年の速報を探す場合は、過去の試合結果と今後の試合予定を混同しないようにしたい。
【ヤクルト対横浜】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のヤクルト対横浜はどちらが勝ち越した?
A1:東京ヤクルトスワローズが13勝12敗で勝ち越した。全25試合で引き分けはなく、ヤクルトの勝率は.520だった。
Q2:2026年のヤクルト対DeNAで本塁打が多かったのは?
A2:DeNAが31本で、ヤクルトの11本を大きく上回った。長打率もDeNAが.422、ヤクルトが.335だった。
Q3:ヤクルト対横浜のOPSはどちらが高かった?
A3:DeNAが.744、ヤクルトが.643だった。出塁率と長打率を合わせたOPSではDeNAが優位だった。
Q4:明治神宮野球場と横浜スタジアムではどちらが強かった?
A4:明治神宮野球場ではヤクルトが7勝5敗、横浜スタジアムではDeNAが7勝6敗だった。ホーム・ビジターによって勝ち越した球団が異なる。
Q5:2026年のヤクルト対横浜はまだ試合が残っている?
A5:2026年のレギュラーシーズンにおける直接対決25試合はすべて終了している。最後の対戦は9月19日だった。
2026年の東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベイスターズは、ヤクルトが13勝12敗で勝ち越した。
しかし、打撃・投手の主要指標を見ると、DeNAが優勢だった。
特に注目すべき数字は次の5つだ。
- ヤクルトの対戦勝率:.520
- DeNAの本塁打:31本
- DeNAのOPS:.744
- DeNAの防御率:3.21
- DeNAの総得点:115点
球場別では、神宮でヤクルト、横浜でDeNAが勝ち越した。特に横浜スタジアムでは本塁打、OPS、防御率の差が大きく、DeNAの強さが際立っている。
【プロの結論】
2026年の対戦を評価するなら、勝敗だけでチームの優劣を判断するのは適切ではない。
ヤクルトは13勝を挙げる勝負強さを見せた一方、DeNAは本塁打と投手成績で明確な優位を築いた。勝率ではヤクルト、試合内容を示す多くの指標ではDeNAという、興味深いシーズンだった。
今後の両チームの対戦を分析する際も、勝敗、OPS、本塁打、防御率、WHIP、球場別成績を組み合わせて見ることで、数字の裏側にあるチームの特徴をより正確に把握できる。
2026年のヤクルト対横浜は、「勝ち越したチーム」と「攻撃・投手指標で優位だったチーム」が必ずしも一致しないことを示した対戦として記憶されるシーズンになった。