2026年10月19日から25日にかけて、ウズベキスタンのタシケントで開催された第29回ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会。女子団体決勝で日本は中国を3-2で破り、2大会ぶりの優勝を飾った。
決勝が行われたのは10月22日。世界ランキング1位の中国に対し、日本は橋本帆乃香を2試合起用するオーダーで臨んだ。
試合の流れを変えたのは、橋本と張本美和の活躍だった。
女子団体決勝の全試合結果| 試合 | 対戦カード | 結果 |
|---|---|---|
| 第1試合 | 橋本帆乃香-陳熠 | 3-0 |
| 第2試合 | 張本美和-王芸迪 | 2-3 |
| 第3試合 | 早田ひな-蒯曼 | 0-3 |
| 第4試合 | 張本美和-陳熠 | 3-0 |
| 第5試合 | 橋本帆乃香-王芸迪 | 3-1 |
| 最終結果 | 日本-中国 | 3-2 |
日本卓球協会の大会公式記録とテレビ東京卓球NEWSの報道で、各試合の結果が確認できる。
橋本帆乃香が2勝!最終戦で王芸迪を撃破この決勝で最も大きな存在感を示したのが、デンソー所属の橋本帆乃香だ。
第1試合では陳熠を3-0で撃破。第5試合でも再び登場し、世界ランキング4位の王芸迪を3-1で下した。
特に注目されたのは最終戦の第1ゲームだ。
橋本は6-10とゲームポイントを握られる苦しい展開から、バックハンド攻撃やサービスで反撃。12-10でゲームを奪った。
続く第2ゲームでも大きくリードし、相手の強打を粘り強いカットでしのいだ。最終的に3-1で勝利し、日本の優勝を決定づけた。
橋本のカットは、相手の攻撃を単純に返すだけではない。回転や打球の変化を使い、相手に攻撃のタイミングをつかませないところに特徴がある。
今回の決勝では、その守備力に加えて攻撃参加も効果的だった。
張本美和も勝利に貢献張本美和は第2試合で王芸迪に2-3で敗れたものの、第4試合では陳熠を3-0で下した。
第2試合では第4ゲームを2-8から巻き返して奪取。最終ゲームでは敗れたが、立て直す力を見せた。
そして第4試合では、ミドルと両サイドを丁寧に突くプレーで相手を圧倒。チームのマッチカウントを2-2に戻し、橋本の最終戦につないだ。
早田ひなは第3試合で蒯曼に0-3で敗れたが、準決勝では葉伊恬を3-0で破っている。
なお、中国は世界ランキング1位の王曼昱と同2位の孫穎莎を欠く編成だった。この点は大会を評価するうえで押さえておきたい背景だ。それでも日本が決勝で3勝を挙げ、2大会ぶりの優勝を成し遂げた事実は変わらない。
【女子シングルス結果】張本美和がアジア選手権準優勝!

アジア選手権2026では、女子団体だけでなく女子シングルスでも日本選手が結果を残した。
特に注目したいのは、張本美和の準優勝だ。
女子シングルス決勝10月25日の決勝で張本美和は中国の陳熠と対戦。試合は0-3で敗れ、銀メダルとなった。
準決勝では中国の蒯曼を3-2で破って決勝に進出している。中国の強豪を相手にフルゲームの接戦を制したことは、今大会の大きな成果だった。
日本卓球協会が公表した日本選手の上位入賞結果は次のとおり。
- 女子シングルス:張本美和が準優勝
- 女子ダブルス:張本美和・早田ひな組が準優勝
- 女子ダブルス:大藤沙月・長﨑美柚組が3位
- 混合ダブルス:松島輝空・張本美和組が優勝
張本美和は女子シングルスと女子ダブルスで銀メダル、混合ダブルスでは金メダルを獲得。複数種目で存在感を示した。
団体戦での優勝と合わせて考えると、2026年アジア選手権は張本にとって充実した大会だった。
【全日本社会人卓球選手権大会】永尾尭子が女子シングルス初優勝!
国内大会で大きな話題となったのが、2026年10月30日から11月1日まで香川県のあなぶきアリーナ香川で開催された「百十四銀行 第60回全日本社会人卓球選手権大会」だ。
女子シングルスでは、デンソー所属の永尾尭子が大会初優勝を達成した。
日本卓球協会の11月1日付大会終了発表で、永尾の優勝が正式に報告されている。
女子シングルス上位入賞者| 順位 | 選手名 | 所属 |
|---|---|---|
| 優勝 | 永尾尭子 | デンソー |
| 準優勝 | 面手凛 | 日本生命 |
| 3位 | 赤江夏星 | 日本生命 |
| 3位 | 笹尾明日香 | 日本生命 |
永尾にとっては、悲願の全日本社会人女子シングルス初制覇となった。
特筆すべきなのは、優勝した永尾だけでなく、上位4枠にデンソーと日本生命の選手が名を連ねた点だ。
女子社会人卓球では、企業チームに所属する選手が国内大会でしのぎを削っている。実業団での競技環境や継続的な大会出場が、国内女子卓球の競争を支える要素になっている。
女子ダブルスの結果もチェック同大会の女子ダブルスでは、デンソーの菅澤柚花里・吉本はな組が初優勝した。
- 優勝:菅澤柚花里・吉本はな(デンソー)
- 準優勝:笹尾明日香・麻生麗名(日本生命・百十四銀行)
- 3位:大川真実・矢島采愛(レゾナック)
- 3位:永尾尭子・小畑美月(デンソー)
永尾はシングルスで優勝し、ダブルスでも3位に入った。複数種目で上位に進んだことも大会結果のポイントだ。
なお、シングルスの優勝者や順位と、個々の試合のゲームスコアは別の情報である。日本卓球協会の大会終了発表で公表された上位入賞者を確認する際は、順位と試合ごとの詳細記録を区別したい。
【WTTチャンピオンズ・モンペリエ2026】日本女子の試合結果速報
2026年10月27日から11月1日まで、フランスのモンペリエで開催されたWTTチャンピオンズ。
日本から女子シングルスに出場したのは、次の4選手だった。
- 張本美和(木下グループ)
- 早田ひな(日本生命)
- 大藤沙月(ミキハウス)
- 佐藤瞳(日本ペイントグループ)
この大会はシングルスのみで争われる国際大会。日本勢の結果を確認すると、張本美和、早田ひな、佐藤瞳の3人が準々決勝まで進んだ。
日本女子選手の全体的な成績| 選手 | 主な結果 | 最終成績 |
|---|---|---|
| 張本美和 | 1回戦3-0、2回戦3-2 | 準々決勝敗退 |
| 早田ひな | 1回戦3-0、2回戦3-1 | 準々決勝敗退 |
| 佐藤瞳 | 1回戦3-1、2回戦3-1 | 準々決勝敗退 |
| 大藤沙月 | 1回戦2-3 | 1回戦敗退 |
張本美和は1回戦でブラジルのブルーナ・タカハシを3-0で下した。
2回戦ではアメリカのリリー・チャンと対戦し、3-2で勝利。接戦を突破して準々決勝へ進出した。
しかし、準々決勝では中国の蒯曼に2-4で敗れた。
早田ひなの結果:孫穎莎と7ゲームの接戦早田ひなは1回戦で香港の杜凱琹を3-0、2回戦でルーマニアのベルナデッテ・スーチを3-1で破った。
準々決勝の相手は中国の孫穎莎。
試合は3-4で敗れたものの、最終ゲームまで争う接戦となった。世界トップクラスの選手との対戦で、最後まで勝負がもつれたことは注目すべきポイントだ。
佐藤瞳の結果:2回戦を突破するも準々決勝で敗退佐藤瞳は1回戦でフランスのプリティカ・パヴァドを3-1で破り、2回戦ではドイツのザビーネ・ウィンターに3-1で勝利した。
準々決勝では中国の陳熠と対戦し、0-4で敗退。
日本勢の中で3人目のベスト8進出者となった。
大藤沙月の結果大藤沙月は1回戦でドイツのアネット・カウフマンと対戦した。
試合は2-3。フルゲームの末に惜しくも敗れ、初戦で大会を終えた。
女子シングルス決勝は中国勢同士の対決女子シングルス決勝では、中国の孫穎莎と蒯曼が対戦した。
結果は孫穎莎の4-1勝利。日本選手は準決勝に進めず、女子シングルスの上位は中国勢が占めた。
アジア選手権で中国を破った日本女子だが、WTTでは再び中国のトップ選手との個人戦で課題が浮かび上がった。
団体戦での勝利と、個人戦での世界トップ選手との対戦は、同じ尺度だけでは評価できない。団体戦では選手の起用順や複数選手の組み合わせが結果を左右する一方、シングルスでは一人の選手が相手と向き合い続ける必要がある。
この違いは、2026年秋の日本女子卓球を振り返るうえで重要だ。
【注目選手と大会結果を比較】日本女子卓球の勢力図はどう変わった?
ここまでの大会結果を整理すると、選手ごとに異なる強みと課題が見えてくる。
次の表は、2026年秋の主要大会における選手と大会成績の関係をまとめたものだ。
| 選手 | 所属 | 主要大会での結果 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 張本美和 | 木下グループ | アジア団体優勝、シングルス準優勝 | 複数種目で活躍 |
| 早田ひな | 日本生命 | アジア団体優勝、ダブルス準優勝 | 国際大会での経験 |
| 橋本帆乃香 | デンソー | アジア団体決勝で2勝 | 中国戦の勝負強さ |
| 佐藤瞳 | 日本ペイントグループ | WTTモンペリエ8強 | カット型の戦術 |
| 大藤沙月 | ミキハウス | アジア団体優勝、モンペリエ初戦敗退 | 国際大会での経験 |
| 永尾尭子 | デンソー | 全日本社会人シングルス優勝 | 国内タイトル獲得 |
1. 橋本帆乃香のカットが団体戦で大きな武器になった
橋本はアジア選手権決勝で2勝を挙げた。相手の攻撃を受け止める守備力に加え、要所で攻撃に転じるプレーが勝利につながった。
2. 張本美和は個人戦でも安定して上位に進出
アジア選手権の女子シングルス準優勝に加え、WTTモンペリエでも準々決勝に進出。国際大会での継続的な上位進出が注目される。
3. 国内大会では実業団選手の活躍が目立つ
永尾尭子の全日本社会人初優勝は、国際大会とは異なる国内競技の見どころを示した。日本生命やデンソーなど、企業チーム所属選手の競争も国内卓球を支えている。
卓球女子の最新結果を確認するときの判断基準卓球の結果を調べる際には、次の3点を区別すると情報を整理しやすい。
- 団体戦の結果: 日本代表全体の勝敗と、個々の選手の勝敗を分けて見る。
- シングルスの結果: 大会順位だけでなく、対戦相手とゲームカウントも確認する。
- 大会の種類: WTT、アジア選手権、全日本社会人選手権では、出場条件や競技形式が異なる。
例えば、アジア選手権では日本が団体優勝した一方、WTTモンペリエでは日本勢が準々決勝までに敗退した。
これを単純に日本女子の好不調と結びつけるのではなく、対戦相手、選手の組み合わせ、大会形式を含めて判断することが大切だ。
最新の大会結果や公式記録を確認する際は、公益財団法人日本卓球協会の大会情報・大会結果が基本的な確認先となる。
【卓球女子の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のアジア選手権女子団体で優勝したのはどこですか?
A1:日本です。2026年10月22日の決勝で中国を3-2で破り、2大会ぶりの優勝を果たしました。橋本帆乃香が2勝を挙げ、張本美和も1勝を記録しました。
Q2:2026年の全日本社会人卓球選手権で優勝した女子選手は誰ですか?
A2:デンソー所属の永尾尭子です。第60回大会の女子シングルスで初優勝を達成しました。
Q3:WTTチャンピオンズ・モンペリエ2026で日本女子は何位でしたか?
A3:張本美和、早田ひな、佐藤瞳が準々決勝に進出しましたが、いずれも敗退しました。大藤沙月は1回戦で敗れ、日本女子から準決勝進出者は出ませんでした。
2026年11月2日時点の女子卓球の主要結果を振り返ると、日本女子にとって印象的な大会が続いた。
- アジア選手権女子団体:日本が中国を3-2で破って優勝
- アジア選手権女子シングルス:張本美和が準優勝
- 全日本社会人選手権女子シングルス:永尾尭子が初優勝
- WTTモンペリエ:張本美和、早田ひな、佐藤瞳がベスト8
とりわけ、アジア選手権決勝で2勝した橋本帆乃香と、複数種目で結果を残した張本美和は、2026年秋の日本女子卓球を語るうえで欠かせない存在だ。
また、永尾尭子の国内タイトル獲得は、国際大会だけでは見えない日本の社会人卓球の層の厚さを感じさせる結果となった。
今後の卓球女子の試合結果速報を追う際は、団体戦の勝敗だけでなく、女子シングルスの対戦内容やダブルスの成績にも目を向けたい。日本代表の国際舞台での戦いと、国内実業団選手の活躍を合わせて見ることで、女子卓球の現在地がより明確になる。