2026年の直接対決は、5月25日から27日までのニューヨークでの3連戦と、6月15日から17日までのシンシナティでの3連戦に分かれている。
6試合の結果を時系列で並べると、次のとおりだ。
出典:MLB公式試合記録、各試合のボックススコア。勝利投手は公式記録に基づく。
この6試合を合計すると、レッズは34得点、メッツは20得点。得失点差はレッズのプラス14となった。
一方、安打数はレッズ49本、メッツ50本で、ほぼ互角だった。つまり、2026年の対戦では単純な安打数よりも、得点につながる場面での攻撃の集中力が勝敗を左右したことがうかがえる。
【5月の3連戦】レッズが連勝、メッツは最終戦で反撃

開催地:ニューヨーク・シティ・フィールド
5月25日:ロドロの好投と4回の集中攻撃で7対25月25日の初戦は、レッズが7対2で勝利した。
試合序盤からレッズが主導権を握った。2回に2点、3回に1点を奪い、4回にはさらに4点を追加。序盤の4イニングで7点を挙げた。
攻撃面では、スペンサー・スティアの2点適時打やタイラー・スティーブンソンの2ラン本塁打が大きかった。JJ・ブレイデーにもソロ本塁打が飛び出している。
投手陣では、先発ニック・ロドロが6回を投げて1失点、7奪三振。メッツ打線を効果的に抑え、試合を作った。
対するメッツは6回にマーカス・セミエンのソロ本塁打、7回に内野ゴロの間の1点で追い上げたものの、序盤の7失点が重かった。
- スコア:レッズ7-2メッツ
- レッズ安打:6本
- メッツ安打:9本
- 勝利投手:ニック・ロドロ
- 敗戦投手:ノーラン・マクリーン
特筆すべきは、レッズが6安打で7得点を挙げたことだ。安打数ではメッツが上回ったが、少ないチャンスを得点に結びつけたレッズが試合を支配した。
5月26日:チェイス・バーンズが8奪三振、レッズが再び7対22戦目もレッズが7対2で勝利。前日の試合に続く連勝となった。
この日の中心人物は先発チェイス・バーンズだった。
バーンズは5回1/3を投げて2失点、8奪三振。安定した投球でメッツ打線を抑え、シーズン7勝目を挙げた。
打線も好調だった。
1回にはエウヘニオ・スアレスの2点適時二塁打で先制。4回にはタイラー・スティーブンソンの適時打とエリー・デラクルーズの2点適時二塁打で3点を追加した。
6回にもスティーブンソンの適時二塁打で加点。8回にはサル・スチュワートの適時打で7点目を奪った。
メッツは6回にフアン・ソトの2ラン本塁打で反撃したが、流れを変えるには至らなかった。
- スコア:レッズ7-2メッツ
- レッズ安打:15本
- メッツ安打:5本
- 勝利投手:チェイス・バーンズ
- 敗戦投手:デビッド・ピーターソン
この試合では、レッズ打線の15安打が目立った。特にデラクルーズとスアレスの長打が、メッツ先発ピーターソンに大きな負担を与えた。
MLB公式の試合記録でも、バーンズの8奪三振とレッズ打線の攻撃力が主要な見どころとして取り上げられている。
5月27日:メッツが4対2で勝利、シリーズの全敗を回避5月の3連戦最終日は、メッツが4対2で勝利した。
この試合では、フアン・ソトが初回にソロ本塁打を放ち、メッツが先制。2回にはエリック・ワガマンの本塁打で追加点を挙げた。
さらに5回にはカーソン・ベンジの適時打、7回にもベンジの適時打が飛び出し、着実に得点を重ねた。
レッズも3回にナサニエル・ロウの適時打、6回にサル・スチュワートの適時打で反撃したが、追いつくことはできなかった。
この試合の投手起用にも注目したい。
メッツは先発というよりオープナーとしてフアスカル・ブラゾバンを起用し、ジョナ・トンが途中から登板。トンは3回2/3を無失点に抑え、メジャー初勝利を記録した。9回はデビン・ウィリアムズが締めている。
- スコア:レッズ2-4メッツ
- 両チーム安打:8本ずつ
- レッズ先発:アンドリュー・アボット
- メッツ先発:フアスカル・ブラゾバン(オープナー)
- 勝利投手:ジョナ・トン
- セーブ:デビン・ウィリアムズ
メッツにとっては、2連敗で迎えた最終戦を勝ち切ったことが大きい。3連敗を避け、ホームでのシリーズを1勝2敗で終えた。
この結果、5月の対戦はレッズの2勝1敗となった。
【6月の3連戦】12対0の大勝とメッツの最終戦勝利
開催地:シンシナティ・グレート・アメリカン・ボール・パーク
5月の対戦から約3週間後、両チームは今度はシンシナティで再び顔を合わせた。
結果は、レッズが初戦と2戦目を連取。最終戦でメッツが9対1と大勝したものの、シリーズ全体ではレッズが2勝1敗を確保した。
6月15日:スアレスの2本塁打、6打点で12対06月15日の試合は、2026年の6試合の中でも特に印象的な一戦となった。
レッズがメッツを12対0で完封。序盤から大量得点を奪い、試合を決定づけた。
最大の立役者はエウヘニオ・スアレスだ。
1回に2ラン本塁打を放つと、2回には満塁本塁打を記録。わずか2イニングで6打点を挙げる圧巻の活躍だった。
さらに8回にはJJ・ブレイデーの3ラン本塁打も飛び出した。
投手陣ではチェイス・バーンズが先発し、5回無失点、7奪三振。メッツ打線に得点を許さなかった。
一方、メッツは6安打を放ったものの、得点には結びつかなかった。MLBの試合記録によると、メッツはこの試合で満塁の好機を3度作りながら、得点できずに12人を残塁させている。
- スコア:メッツ0-12レッズ
- レッズ安打:9本
- メッツ安打:6本
- 勝利投手:チェイス・バーンズ
- 敗戦投手:トビアス・マイヤーズ
- 注目選手:エウヘニオ・スアレス(2本塁打、6打点)
なお、メッツは当初予定していた先発クリスチャン・スコットが負傷したため、トビアス・マイヤーズが急きょ先発を務めた。
この試合は単なる大量得点ではなく、レッズの長打力と投手陣の安定感が同時に発揮された試合だった。
6月16日:サル・スチュワートの4打点でレッズが5対32戦目もレッズが勝利し、シリーズ連勝を決めた。
この日の攻撃の中心はサル・スチュワートだった。
初回に3ラン本塁打を放ち、レッズが先制。さらにスペンサー・スティアにもソロ本塁打が飛び出し、初回だけで4点を奪った。
5回にはスチュワートが適時打を放ち、5点目を追加。最終的にスチュワートは4打点を記録した。
メッツも反撃した。
3回にはボー・ビシェットの適時打、6回にはマーク・ビエントスの2ラン本塁打で3点まで追い上げたが、逆転には届かなかった。
先発ブレイディ・シンガーは5回を投げて1失点、5奪三振。救援陣もリードを守り、トニー・サンティランがセーブを記録した。
対するメッツの先発は、故障者リストから復帰したばかりの千賀滉大。4回4失点で敗戦投手となった。
- スコア:メッツ3-5レッズ
- レッズ安打:6本
- メッツ安打:7本
- 勝利投手:ブレイディ・シンガー
- 敗戦投手:千賀滉大
- セーブ:トニー・サンティラン
- 注目選手:サル・スチュワート(4打点)
メッツは安打数で上回ったが、初回の4失点が最後まで響いた。
この試合は、レッズが序盤にリードを作り、投手陣がその優位を維持するという、6月のシリーズを象徴する展開だった。
6月17日:マクリーンが9奪三振、メッツが9対1で快勝6月の3連戦最終日には、メッツが9対1で勝利した。
この試合で存在感を発揮したのは、先発ノーラン・マクリーンだ。
7回を投げて自責点0、9奪三振。レッズ打線をわずか5安打に抑え、試合を通して安定した投球を披露した。
攻撃では3回に3点を先制。フアン・ソト、マーカス・セミエン、マーク・ビエントスがそれぞれ適時打を放った。
5回には犠牲フライとフランシスコ・アルバレスの適時打、A.J.ユーイングの2点適時二塁打で4点を追加。8回にも2点を加え、9得点とした。
レッズは3回にJJ・ブレイデーの犠牲フライで1点を返したが、その後は得点できなかった。
先発ニック・ロドロは4回2/3を投げて7失点。前回登板とは対照的に、メッツ打線に連打を浴びた。
- スコア:メッツ9-1レッズ
- メッツ安打:15本
- レッズ安打:5本
- 勝利投手:ノーラン・マクリーン
- 敗戦投手:ニック・ロドロ
- マクリーンの成績:7回、9奪三振、自責点0
MLB公式の試合記事では、マクリーンの速球の制球力と投球の組み立てが勝因として紹介された。
レッズにとっては3連勝こそ逃したものの、シリーズを2勝1敗で終えた。一方のメッツは最終戦で大勝し、次の試合へ向けて攻撃面の手応えを得た。
【勝敗を分けたポイント】打線の集中力と先発投手の出来を比較
6試合を通して見えてくるのは、レッズの得点力と、メッツが試合終盤や最終戦で見せた反発力の違いだ。
1. レッズは得点機会を確実に生かしたレッズは6試合で34得点を記録した。
特に目立つのは、スアレス、スチュワート、デラクルーズ、スティーブンソンらが得点に絡んだことだ。
スアレスは6月15日に2本塁打、6打点を記録。スチュワートも6月16日に4打点を挙げた。
一人の打者だけに依存するのではなく、複数の打者が重要な場面で結果を残したことが4勝2敗という成績につながった。
2. メッツは大量失点を防げなかった試合が響いたメッツは6試合中4試合で敗れた。
特に5月25日と26日は連続で7失点。6月15日には12失点を喫した。
先発投手が序盤に崩れると、救援陣にも負担がかかる。打線が反撃しても、序盤の失点を埋めきれない展開が目立った。
一方、6月17日はマクリーンが7回無失点と好投。メッツが本来の投手力を発揮できれば、レッズ打線を抑えられることも示した。
3. チェイス・バーンズの存在感2026年の対戦で特に印象的だった投手はチェイス・バーンズだ。
5月26日は8奪三振、6月15日は7奪三振で無失点。メッツ相手に2試合で連続して勝利投手となった。
レッズにとって、先発投手が試合の流れを作り、打線がそれに応える形が理想的に機能した。
対するメッツでは、最終戦のマクリーンが強い印象を残した。つまり、個々の先発投手の好投はあったものの、シリーズ全体で安定した結果を残したレッズに軍配が上がった。
【レッズ対メッツの歴代対戦成績】通算記録から見る両チームの関係
2026年の4勝2敗だけを見ると、レッズが一方的に優位だったように見える。しかし、両チームの歴史を振り返ると、より長い視点で対戦関係を理解できる。
野球の対戦記録を集計するデータベースによると、2026年シーズン終了時点の記録は次のようになっている。
- レッズのレギュラーシーズン通算成績:341勝309敗
- ポストシーズンを含む通算成績:343勝312敗
- 2026年のシーズン対戦成績:4勝2敗
- 2026年の本拠地別成績:両チームの本拠地でそれぞれ2勝1敗
1973年にはナショナルリーグ優勝決定シリーズでも対戦しており、このときはメッツが5試合で3勝2敗と勝ち抜いた。
つまり、レッズはレギュラーシーズンの通算ではリードしているものの、ポストシーズンではメッツが勝ち越している。
両チームの対戦史は、2026年のシーズン結果だけでは語れない。
【試合速報・スタメン・ボックススコア】観戦時に確認したい情報
レッズ対メッツの試合情報を調べる際には、最終スコアだけでなく、先発投手やスタメン、イニング別の得点も確認すると試合の内容が理解しやすい。
スタメンと先発投手2026年の対戦で注目された先発投手は次のとおり。
| 試合日 | レッズ先発 | メッツ先発・起用 |
|---|---|---|
| 5月25日 | ニック・ロドロ | ノーラン・マクリーン |
| 5月26日 | チェイス・バーンズ | デビッド・ピーターソン |
| 5月27日 | アンドリュー・アボット | フアスカル・ブラゾバン(オープナー) |
| 6月15日 | チェイス・バーンズ | トビアス・マイヤーズ |
| 6月16日 | ブレイディ・シンガー | 千賀滉大 |
| 6月17日 | ニック・ロドロ | ノーラン・マクリーン |
5月27日は通常の先発起用とは異なり、メッツがブラゾバンをオープナーとして起用し、ジョナ・トンが後を受けた。
また、6月15日は予定されていたクリスチャン・スコットの負傷によってマイヤーズが先発に回った。
このような投手起用の変更は、試合前のスタメン情報と実際の試合記録を照らし合わせる際に要点だ。
ボックススコアで見るべき項目ボックススコアでは、次の5項目を確認すると試合の実態をつかみやすい。
- R(Runs): 得点。最終的な勝敗を決める数字。
- H(Hits): 安打数。攻撃の量を把握できる。
- E(Errors): 失策数。守備の乱れを確認できる。
- IP(Innings Pitched): 投球回。先発投手がどこまで試合を作ったかを示す。
- SO(Strikeouts): 奪三振数。投手の支配力を判断する材料になる。
特に今回の6試合では、安打数と得点数が必ずしも一致しなかった。
5月25日はメッツが9安打を放ちながら2得点にとどまり、6月16日もメッツが7安打を記録したものの3得点だった。
反対に、レッズは5月25日に6安打で7得点。こうした数字の違いを見ることで、単なる勝敗表からは分からない攻撃の特徴を読み取れる。
ハイライトで注目したい選手2026年の対戦で特に振り返る価値があるのは次の選手たちだ。
- チェイス・バーンズ: 5月26日の8奪三振、6月15日の無失点投球。
- エウヘニオ・スアレス: 6月15日の2本塁打、6打点。
- サル・スチュワート: 6月16日の4打点。
- フアン・ソト: 5月27日の先制本塁打など、メッツの攻撃をけん引。
- ノーラン・マクリーン: 6月17日の7回無失点、9奪三振。
試合全体を振り返るなら、特に6月15日のスアレスの満塁本塁打と、6月17日のマクリーンの投球が重要なハイライトになる。
【レッズ対メッツの2026年対戦】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のレッズ対メッツはどちらが勝ち越しましたか?
レッズが4勝2敗で勝ち越した。5月の3連戦で2勝1敗、6月の3連戦でも2勝1敗を記録している。
Q2:2026年のレッズ対メッツで最も点差が開いた試合は?
6月15日の試合だ。レッズがメッツを12対0で破り、12点差の完封勝利を記録した。
Q3:2026年の対戦で活躍した投手は誰ですか?
レッズではチェイス・バーンズが5月26日に8奪三振、6月15日に7奪三振で勝利投手となった。メッツではノーラン・マクリーンが6月17日に7回無失点、9奪三振の好投を見せた。
Q4:レッズとメッツの2026年の試合は何試合ありましたか?
レギュラーシーズンでは合計6試合。5月25日から27日までの3試合と、6月15日から17日までの3試合が開催された。
Q5:レッズとメッツの歴代対戦成績はどちらが優勢ですか?
レギュラーシーズンの通算記録では、レッズが341勝309敗でリードしている。ポストシーズンを含めてもレッズが343勝312敗で上回るが、1973年のナショナルリーグ優勝決定シリーズではメッツが勝ち抜いている。
2026年のレッズ対メッツは、全6試合を通じてレッズが4勝2敗で勝ち越した。
5月の3連戦では、ロドロとバーンズの好投に打線が応え、最初の2試合を連続して7対2で制した。6月にはスアレスの2本塁打を含む12対0の大勝と、スチュワートの4打点による5対3の勝利で、再びシリーズを制した。
メッツも最後まで一方的に敗れたわけではない。5月27日に4対2で勝利し、6月17日にはマクリーンの好投と15安打の猛攻で9対1と快勝している。
今回の対戦で重要なのは、単純な安打数ではなく、得点機会を生かす力と先発投手の安定感だった。
2026年の直接対決では、攻撃の集中力と試合運びの安定感でレッズが一歩上回った。 ただし、メッツもマクリーンのような先発投手が本来の力を発揮すれば、十分に対抗できることを最終戦で示した。
両チームの次の対戦をチェックする際には、スコアだけでなく、先発投手の顔ぶれ、打線の状態、直近のシリーズ成績にも注目したい。
2026年のレッズ対メッツは、4勝2敗という結果以上に、投手力と得点効率の差が際立った6試合だった。