2026年の高校野球西東京大会は、八王子実践が創価との決勝を1-0で制し、初優勝を達成した。第108回全国高校野球選手権西東京大会の決勝が行われたのは7月26日。明治神宮野球場で繰り広げられた接戦は、八王子実践が7回に挙げた1点を守り抜く展開となった。学校創立100周年という節目の年に、春夏通じて初めての甲子園出場も決めている。
準決勝では八王子実践が明大八王子を4-2で破り、創価は日大三に7-4で勝利。準々決勝では東海大菅生、聖パウロ学園、佼成学園、駒大も上位進出を争った。強豪校が次々と姿を消すなか、最後に頂点へ立った八王子実践の勝ち上がりには、投手陣の踏ん張りと接戦をものにする力が表れていた。
この記事では、高校野球西東京2026年大会の最新結果を中心に、トーナメントの経過、八王子実践対創価の決勝の詳細、日大三・明大八王子・東海大菅生などの戦績、歴代優勝校との比較、そして甲子園での戦いまでを整理する。
【2026年最新結果】第108回全国高校野球選手権西東京大会の優勝校は八王子実践

2026年の西東京大会で頂点に立ったのは八王子実践だ。7月26日の決勝で創価を1-0で下し、初めて夏の西東京大会を制した。
大会は7月5日から26日まで開催され、抽選日は6月14日。東京都高等学校野球連盟の大会記録では、西東京の参加校は128校となっている。第108回全国高校野球選手権大会の地方予選として、強豪校が集まる西東京の代表枠を争った。
2026年西東京大会の最終順位- 優勝:八王子実践
- 準優勝:創価
- ベスト4:日大三、明大八王子
決勝のスコアは八王子実践1-0創価。両チームとも序盤から得点を許さず、7回まで緊張感の続く投手戦となった。
八王子実践にとって特別だったのは、単なる大会優勝にとどまらないことだ。1926年創立の同校は、2026年に創立100周年を迎えた。野球部は1985年創部で、これまで春夏を通じて甲子園出場経験がなかった。
その歴史を塗り替えたのが、2026年夏の西東京大会だった。記念すべき節目の年に初めて甲子園への切符をつかんだことは、学校にとっても大きな出来事となった。
2026年の西東京大会は、上位進出を狙う伝統校と勢いのあるチームがぶつかり合う展開となった。
特に準々決勝では、日大三と東海大菅生の対戦が1点差の接戦に。明大八王子は11得点を挙げて聖パウロ学園を破り、創価も駒大との試合を制した。
八王子実践は佼成学園に5-2で勝利。準決勝では明大八王子との対戦を4-2で制し、決勝進出を決めた。
2026年西東京大会の準々決勝結果- 7月20日:八王子実践 5-2 佼成学園
- 7月20日:創価 6-3 駒大
- 7月21日:日大三 5-4 東海大菅生
- 7月21日:明大八王子 11-4 聖パウロ学園
日大三と東海大菅生の対戦は、最後まで勝敗の分からない展開だった。日大三が5-4で競り勝ったものの、次の準決勝では創価の攻撃を止められず、7-4で敗退した。
準決勝の結果と決勝進出校- 7月24日:八王子実践 4-2 明大八王子
- 7月24日:創価 7-4 日大三
八王子実践は明大八王子を2点差で退け、決勝へ進出。一方の創価は、実績のある日大三を破る価値ある勝利を挙げた。
結果的に、2026年の決勝は八王子実践と創価という顔合わせになった。両校とも準決勝で実力校を倒しており、決勝進出が偶然ではなかったことが分かる。
主要試合の結果一覧| 日付 | 回戦・試合 | 対戦結果 | 勝ち上がった学校 |
|---|---|---|---|
| 7月20日 | 準々決勝 | 八王子実践 5-2 佼成学園 | 八王子実践 |
| 7月20日 | 準々決勝 | 創価 6-3 駒大 | 創価 |
| 7月21日 | 準々決勝 | 日大三 5-4 東海大菅生 | 日大三 |
| 7月21日 | 準々決勝 | 明大八王子 11-4 聖パウロ学園 | 明大八王子 |
| 7月24日 | 準決勝 | 八王子実践 4-2 明大八王子 | 八王子実践 |
| 7月24日 | 準決勝 | 創価 7-4 日大三 | 創価 |
| 7月26日 | 決勝 | 八王子実践 1-0 創価 | 八王子実践・優勝 |
| 8月9日 | 甲子園1回戦 | 八王子実践 1-2 鳴門渦潮 | 鳴門渦潮 |
大会の結果を振り返ると、八王子実践は準々決勝、準決勝、決勝と勝ち進む過程で、相手の特徴に対応しながら勝利を積み重ねた。創価も日大三を破って決勝へ進出しており、両校の実力が拮抗していたことがうかがえる。
【決勝を解説】八王子実践対創価1-0、初優勝を決めた7回の攻防
2026年7月26日、明治神宮野球場で行われた西東京大会決勝。八王子実践と創価の対戦は、両チームの投手陣が互いに譲らない緊迫したゲームとなった。
試合時間は2時間10分。最終スコアは八王子実践1-0創価だった。
6回まで両先発が無失点の投手戦八王子実践の先発は奥山慎太郎投手、創価の先発は平井勇征投手。ともに3年生の右腕が先発マウンドを任された。
日刊スポーツの決勝報道によると、両投手は6回まで無失点の投球を続けた。創価は2回裏に2死満塁のチャンスをつくったものの、八王子実践の奥山が踏ん張り、得点を許さなかった。
この場面は決勝の大きなポイントだった。序盤に失点していれば、八王子実践は追いかける展開を強いられていた可能性がある。先制点を与えなかったことが、後半の攻撃につながった。
7回表、荒木孝介の犠牲フライで待望の先制点試合が動いたのは7回表だった。
八王子実践は4番の山本悠生内野手が内野安打で出塁。犠打と座間愛斗外野手の中前打で1死一、三塁のチャンスをつくった。
ここで打席に立ったのが7番の荒木孝介内野手だった。荒木はセンターへの犠牲フライを放ち、三塁走者が生還。八王子実践がついに均衡を破った。
この1点が決勝点となった。
本塁打や大量得点による決着ではなく、出塁、犠打、安打、犠牲フライという攻撃の積み重ねで奪った1点。接戦を勝ち切るための基本的なプレーが、最も重要な場面で結果につながった。
投手リレーで創価の反撃を封じる八王子実践は奥山から塚原翔太への継投でリードを守った。創価も平井から川久保頼太へ投手を交代し、最後まで逆転を目指した。
試合記録によると、八王子実践の安打は8本、創価は6本。両校とも本塁打はなく、スコアだけでなく試合内容も接戦だった。
特筆すべきは、八王子実践が相手に追いつく機会を与えなかったことだ。決勝という大舞台で先制後のリードを守り切り、創価の最後の反撃を抑えた。
八王子実践の初優勝を支えた要素は、次の3点に整理できる。
- 先発投手の踏ん張り:奥山が序盤の満塁の危機を切り抜け、6回まで無失点。
- 好機を得点につなげる攻撃:山本の出塁から座間の安打、荒木の犠牲フライへとつないだ。
- 継投によるリードの維持:奥山から塚原への投手リレーで1点を守った。
優勝の理由を一つのプレーだけに求めることはできない。2回のピンチをしのぎ、7回に得点し、その後の失点を防いだという一連の流れが、八王子実践の初優勝を形づくった。
【強豪校の勢力図】日大三・明大八王子・東海大菅生・創価の2026年成績
西東京大会の勢力図を考えるうえで、日大三、東海大菅生、早稲田実、創価などの存在は欠かせない。これらの学校は過去の大会でも上位進出や優勝を経験してきた。
2026年は、伝統的な強豪校が必ずしも最後まで勝ち残るわけではないことが示された。準々決勝から準決勝にかけての結果を比較すると、各校の強みと今大会の難しさが見えてくる。
日大三:東海大菅生を破るも創価に敗退日大三は準々決勝で東海大菅生に5-4で勝利した。実績ある両校による対戦は1点差となり、日大三が準決勝へ進出した。
しかし、準決勝では創価と対戦し、4-7で敗れた。
日大三は2025年の西東京大会優勝校であり、2023年、2022年にも優勝している。過去の実績から見ても、西東京を代表する強豪の一つだ。
2026年はベスト4で大会を終えたが、東海大菅生を破った準々決勝の結果は、依然として高い競争力を持っていることを示している。
明大八王子:準々決勝で11得点、準決勝で八王子実践に惜敗明大八王子は準々決勝で聖パウロ学園に11-4と大勝した。打線が得点を重ね、準決勝へ進出した。
準決勝では八王子実践と対戦。結果は2-4で敗れ、決勝進出には届かなかった。
大量得点で勝ち上がった準々決勝と、接戦となった準決勝では試合展開が異なった。八王子実践の投手陣を攻略し切れなかったことが、明大八王子にとって大きな壁となった。
東海大菅生:日大三との接戦でベスト8敗退東海大菅生は準々決勝で日大三と対戦し、4-5で敗れた。
同校は2021年、2017年の西東京大会優勝校であり、近年も上位争いに加わってきた。2026年は準々決勝で姿を消したものの、日大三との1点差の試合は、強豪校同士の競争の激しさを象徴している。
創価:日大三を破って決勝進出、あと一歩で優勝を逃す創価は準々決勝で駒大を6-3で破り、準決勝では日大三に7-4で勝利した。
決勝までの勝ち上がりは力強く、日大三を破ったことは大会の大きなトピックだった。
決勝では八王子実践を相手に最後まで無得点に終わり、0-1で準優勝。19年ぶりの夏の甲子園出場を目指したが、あと一歩届かなかった。
2026年の創価は準優勝という結果を残した。優勝には届かなかったものの、強豪校を連破して決勝まで進んだ戦績は高く評価できる。
2026年の西東京大会から見える勢力図各校の結果を比較すると、2026年は伝統校の実績だけで優勝候補を決められない大会だった。
- 八王子実践:初優勝。投手力と接戦を制する力を発揮。
- 創価:準優勝。日大三を破るなど攻撃力を示した。
- 日大三:ベスト4。東海大菅生を破ったが準決勝で敗退。
- 明大八王子:ベスト4。準々決勝で11得点を挙げた。
- 東海大菅生:ベスト8。日大三に1点差で敗れた。
2026年の結果が示すのは、過去の優勝回数や知名度だけでは、その年の代表校を予測できないということだ。夏の大会では、投手の状態、試合ごとの調整、得点機会を生かす力が勝敗を左右する。
【歴代優勝校一覧】日大三・東海大菅生・早稲田実が築いた西東京の伝統
西東京大会では、日大三、東海大菅生、早稲田実などが長年にわたって優勝争いを繰り広げてきた。
日刊スポーツの過去20年の大会記録を振り返ると、日大三は複数回の優勝を記録。東海大菅生や早稲田実も、継続的に上位へ進出している。
近年の西東京大会優勝校- 2026年:八王子実践
- 2025年:日大三
- 2024年:早稲田実
- 2023年:日大三
- 2022年:日大三
- 2021年:東海大菅生
- 2020年:東海大菅生(独自大会)
- 2019年:国学院久我山
- 2018年:日大三
- 2017年:東海大菅生
- 2016年:八王子
2020年は新型コロナウイルスの影響で通常の選手権大会が中止となり、代替となる独自大会が開催された。そのため、通常開催の大会と同じ条件で比較しないことが大切だ。
歴代実績から見える各校の特徴日大三は、西東京大会の優勝回数という観点で存在感の大きい学校だ。2022年、2023年、2025年と近年だけでも複数回の優勝を記録している。
東海大菅生は2017年と2021年に優勝。近年も日大三などと並ぶ代表的な強豪として知られる。
早稲田実は2024年の優勝校。過去には2015年や2010年にも西東京大会を制しており、伝統と実績を持つ。
創価は2026年に準優勝。2007年には西東京大会で優勝しており、過去にも夏の代表争いで実績を残している。
こうした歴代記録の中に、2026年の八王子実践が新たに加わった。従来の強豪校が築いてきた歴史に、初出場・初優勝という新しい記録が刻まれたことになる。
【甲子園出場のその後】八王子実践は鳴門渦潮と初戦で激突
西東京大会で初優勝を果たした八王子実践は、夏の甲子園に初出場した。
2026年8月9日、1回戦で対戦した相手は徳島代表の鳴門渦潮。春夏を通じて初めて聖地に立った八王子実践は、初勝利を目指して試合に臨んだ。
9回に追いつく粘りを見せるもタイブレークで敗退試合は鳴門渦潮との投手戦となった。八王子実践は0-1で迎えた9回に金子侑樹の適時打で同点に追いついた。
しかし、延長タイブレークに突入した10回裏、鳴門渦潮の山本飛佑雅にサヨナラ打を許し、1-2で敗れた。
日刊スポーツの報道によると、八王子実践は9回に追いつく粘りを見せたものの、初出場での甲子園初勝利には届かなかった。試合は両チーム無失策という記録も残した。
八王子実践の2026年夏をどう評価するか甲子園では初戦敗退となったが、西東京大会での初優勝と初出場という成果が失われるわけではない。
特に注目したいのは、地方大会の決勝と甲子園の初戦で、どちらも接戦を経験したことだ。
創価との決勝では1点を守り切って勝利し、鳴門渦潮との甲子園初戦では9回に追いつきながら延長で敗れた。結果は異なるが、最後まで勝敗が分からない展開を戦い抜いた経験は、選手たちにとって大きな財産となる。
創立100周年の夏に初めて甲子園へ進んだ八王子実践。2026年は同校野球部の歴史において、忘れられないシーズンとなった。
【よくある質問】高校野球西東京2026に関するFAQ
Q1:2026年の高校野球西東京大会で優勝した高校はどこですか?
A1:八王子実践です。7月26日の決勝で創価を1-0で破り、初優勝を達成しました。
Q2:八王子実践と創価の決勝のスコアは?
A2:八王子実践が1-0で勝利しました。7回表に荒木孝介の中犠飛で挙げた1点が決勝点となりました。
Q3:2026年の西東京大会の準決勝結果は?
A3:八王子実践が明大八王子に4-2で勝利し、創価が日大三に7-4で勝利しました。この2校が決勝に進出しました。
Q4:日大三と東海大菅生は何回戦で敗退しましたか?
A4:東海大菅生は準々決勝で日大三に4-5で敗れました。日大三は準決勝で創価に4-7で敗退しています。
Q5:明大八王子の2026年大会の成績は?
A5:ベスト4です。準々決勝で聖パウロ学園を11-4で破りましたが、準決勝で八王子実践に2-4で敗れました。
Q6:八王子実践は甲子園で勝利しましたか?
A6:2026年8月9日の1回戦で鳴門渦潮と対戦し、延長タイブレークの末に1-2で敗れました。初出場で初勝利とはなりませんでした。
Q7:八王子実践の甲子園出場は初めてですか?
A7:はい。2026年の西東京大会優勝によって、春夏を通じて初めて甲子園出場を決めました。学校創立100周年の節目の年でもありました。
2026年の第108回全国高校野球選手権西東京大会は、八王子実践の初優勝という結果で幕を閉じた。
7月26日の決勝では創価を1-0で破り、7回に荒木孝介が放った犠牲フライによる1点を守り切った。学校創立100周年という節目に、野球部創部以来初めての甲子園出場も実現した。
一方、創価は準優勝、日大三と明大八王子はベスト4、東海大菅生はベスト8という結果だった。歴代の優勝実績を持つ学校が上位に進みながらも、最終的には八王子実践が頂点に立ったことは、2026年大会の大きな特徴だ。
甲子園では鳴門渦潮に1-2で敗れ、初出場初勝利はならなかった。それでも、初の西東京大会優勝と甲子園出場という成果は、学校と野球部にとって大きな歴史的転換点となった。
今回の大会から読み取れる要点は、過去の実績だけで勢力図を判断しないことだ。日大三や東海大菅生といった伝統校の強さは健在だが、夏の大会では投手力、接戦への対応、得点機会を生かす力が最終結果を左右する。
八王子実践の初優勝によって、西東京の高校野球は新たな時代の一歩を踏み出した。次の大会では、日大三や東海大菅生などの巻き返しに加え、創価や明大八王子、そして八王子実践がどのようなチームをつくり上げるのかにも注目したい。
主な事実確認資料: 東京都高等学校野球連盟の歴代大会記録、日刊スポーツの2026年大会・甲子園試合報道、高校野球ドットコムの西東京大会試合結果、一球速報.comの決勝公式記録。