女子プロゴルファーの稲見萌寧(いなみ・もね)選手は、東京都豊島区出身のトッププロです。1999年7月29日生まれで、家族の勧めをきっかけに9歳ごろからゴルフを始めました。2021年の東京2020オリンピックでは女子ゴルフで銀メダルを獲得し、日本ゴルフ界に歴史的な記録を残しています。
2026年11月現在、稲見選手は27歳。2018年のプロテスト合格、2019年のツアー初優勝、2020-21年シーズンの賞金女王、そして米女子ツアーでの優勝と、着実に実績を積み上げてきました。幼少期から練習拠点としてきた北谷津ゴルフガーデンや、指導者として関わった篠崎紀夫プロ、楽天グループとの所属関係など、競技人生を支えてきた背景にも注目が集まっています。
【プロフィール】稲見萌寧の生年月日・出身地・ゴルフを始めた年齢は?

稲見萌寧選手は、東京都豊島区で生まれ育ちました。幼いころから身体を動かすことが好きで、家族の勧めをきっかけにゴルフと出会います。父親も一緒にゴルフを始めたことが、競技人生の出発点になりました。
JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の選手プロフィールによると、生年月日は1999年7月29日。2018年7月28日にJLPGAへ入会し、90期生としてプロゴルファーの道を歩み始めています。
2026年11月2日時点で27歳。日本ウェルネススポーツ大学への進学・卒業を経て、国内外のツアーで活躍してきた選手です。
基本プロフィール一覧- 名前:稲見萌寧(いなみ・もね)
- 生年月日:1999年7月29日
- 年齢:27歳(2026年11月現在)
- 出身地:東京都豊島区
- 出身校:日本ウェルネス高等学校、日本ウェルネススポーツ大学
- 競技:女子プロゴルフ
- プロ転向:2018年
- JLPGA入会:2018年7月28日(90期生)
- 主な実績:東京2020オリンピック銀メダル、2020-21年賞金女王
- 所属:楽天グループ(所属選手として発表)
- Instagram:@mone173.golf
稲見選手のゴルフ開始年齢については、9歳と10歳の両方の情報が見られます。
日本ゴルフ協会の過去のプロフィールや所属マネジメント会社の紹介では9歳からゴルフを始めたとされています。一方、楽天グループの2021年のスポンサー契約発表や、本人の幼少期を振り返るゴルフ専門誌のインタビューでは10歳という表記も確認できます。
本人の経歴を紹介する際には、小学4年生ごろ、9~10歳の時期に父親とゴルフを始めたと整理するのが適切です。
興味深いのは、ゴルフを始めてからプロを目指すまでの期間が非常に短かったことです。本人のインタビューでは、ゴルフを始めて約1か月後にはプロになることを決めていたと語られています。
幼少期の段階から競技を職業にするという目標を持っていたことが、その後の長時間の練習や競技への取り組みにつながっていきました。
【原点】北谷津ゴルフガーデンと篠崎紀夫が支えたジュニア時代
稲見萌寧選手の成長を語るうえで欠かせない場所が、千葉県千葉市にある北谷津ゴルフガーデンです。
東京都豊島区で育った稲見選手ですが、ゴルフに本格的に取り組むため、小学校高学年のころに父親と千葉県へ移り、北谷津ゴルフガーデンを中心に練習する生活を送りました。ゴルフを続けるために生活環境そのものを変えたことからも、競技への強い意欲がうかがえます。
北谷津ゴルフガーデンはどんな施設?北谷津ゴルフガーデンは、ジュニアゴルファーの育成に力を入れてきたゴルフ施設です。通常の打撃練習場だけでなく、天然芝を使用した18ホールのショートコースを備えています。
この環境の特徴は、ドライバーやアイアンのショットだけでなく、アプローチやグリーン周りの技術を繰り返し練習できることです。
2021年のゴルフダイジェストの記事では、同施設に所属する篠崎紀夫プロが施設の特徴を紹介しています。ショートコースで実際にボールを打ち、グリーンを狙い、外した後のリカバリーまで経験できることが、実戦的な技術の習得につながっていました。
稲見選手が高いショット精度を武器に国内ツアーで活躍するようになった背景には、こうした練習環境があったと考えられます。
篠崎紀夫との関係は?篠崎紀夫プロは、北谷津ゴルフガーデンに所属するプロゴルファーで、ジュニア時代から稲見選手を知る人物です。
ゴルフ専門誌や関係者への取材記事では、篠崎プロが稲見選手の練習姿勢や成長を間近で見守ってきたことが紹介されています。日本人選手が東京五輪で銀メダルを獲得した際にも、北谷津で積み重ねた経験が注目されました。
ただし、篠崎プロとの関係は、単純に現在の専属スイングコーチという意味だけで理解するものではありません。プロ転向後の指導体制については、奥嶋誠昭コーチらの名前も報じられています。
つまり、篠崎プロはジュニア時代の練習環境と成長を支えた重要な関係者であり、プロ入り後の専門的なコーチング体制とは分けて考える必要があります。
葭葉ルミ・吉田優利・西郷真央との共通点北谷津ゴルフガーデンの特徴は、稲見選手だけでなく、多くのプロゴルファーを育ててきたことにもあります。
同施設にゆかりのある女子プロゴルファーとして知られるのが、葭葉ルミ、吉田優利、西郷真央です。ゴルフダイジェストの施設紹介記事でも、これらの選手が北谷津ゆかりのプロとして紹介されています。
同じ施設に関係する選手だからといって、全員が同じ時期に同じ練習をしていたわけではありません。しかし、ジュニア育成に力を注ぐ環境から複数のトップ選手が育ったことは、北谷津の特徴をよく表しています。
稲見選手の原点を理解するには、本人の才能だけでなく、父親のサポート、練習施設、指導者、同じ環境で競技に励む仲間たちという複数の要素を見ることが大切です。
【経歴・年表】アマチュア時代からプロゴルファー、賞金女王への道
稲見萌寧選手のキャリアは、ジュニア時代からの実績に支えられています。早い段階で国内大会のタイトルを獲得し、2018年にプロテストへ合格。翌年にはプロ初優勝を達成しました。
その後、2020-21年シーズンの大躍進と東京五輪の銀メダルによって、国内女子ゴルフ界を代表する選手の一人へと成長しています。
稲見萌寧の主要経歴・キャリア年表| 時期 | 出来事・実績 | 関係人物・組織と意味 |
|---|---|---|
| 9~10歳ごろ | 父親とゴルフを始める | 家族の勧めが競技人生の出発点 |
| 2012年 | 関東小学生ゴルフ選手権優勝 | ジュニア選手として実績を残す |
| 2014年 | 関東中学校ゴルフ選手権春季大会優勝 | ジュニア大会での活躍が続く |
| 2015年 | 東日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手権優勝 | アマチュアとして存在感を示す |
| 2016年 | JGAナショナルチーム選出 | 日本代表として国際競技を経験 |
| 2018年7月 | JLPGAプロテスト合格・90期生として入会 | プロゴルファーとして本格始動 |
| 2019年7月 | センチュリー21レディスで初優勝 | 19歳でツアー初タイトルを獲得 |
| 2020-21年 | JLPGAツアー9勝・賞金女王 | 国内女子ゴルフ界のトップ選手へ |
| 2021年8月 | 東京2020オリンピック銀メダル | 日本女子ゴルフ史上初の五輪銀メダル |
| 2022年 | JLPGAツアー2勝 | リシャール・ミル ヨネックスレディス、ニトリレディスで優勝 |
| 2023年11月 | TOTOジャパンクラシック優勝 | 米女子ツアー初優勝、JLPGA通算13勝目 |
| 2024年 | 米国女子ツアーへの挑戦 | 海外を主戦場とする新たなキャリアへ |
| 2025年 | 日本ツアーに復帰 | 国内で再び競技経験を積む |
| 2026年 | 国内女子ツアーに参戦 | 27歳で現役選手として活動を継続 |
2018年7月28日、稲見選手はJLPGAのプロテストに合格しました。90期生としてプロの世界へ進み、翌2019年には早くも大きな成果を挙げます。
2019年7月28日に開催されたセンチュリー21レディスゴルフトーナメントで、通算9アンダーを記録して初優勝。19歳でプロ初タイトルを手にしました。
この優勝は、単なる初タイトルではありません。プロとして出場機会をつかみ、実力を結果に結びつけた重要な転換点でした。同年にはJLPGAの新人賞も受賞しています。
2020-21年シーズンは9勝で賞金女王に稲見選手のキャリアを大きく変えたのが、2020-21年シーズンです。
新型コロナウイルスの影響で統合されたシーズンにおいて、稲見選手はJLPGAツアーで9勝を挙げました。年間獲得賞金ランキング1位となり、初めての賞金女王に輝いています。
2021年にはヤマハレディースオープン葛城、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンなどで優勝。複数大会で安定して上位に入り、年間を通じて結果を残しました。
この時期の活躍によって、東京オリンピックの日本代表として出場する道も開けました。
【東京オリンピック】稲見萌寧の銀メダルは日本女子ゴルフ初の快挙
稲見萌寧選手を語るうえで最も象徴的な実績が、2021年8月の東京2020オリンピックで獲得した銀メダルです。
女子ゴルフ競技は8月4日から7日まで、埼玉県川越市の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催されました。稲見選手は最終ラウンドで猛追し、通算16アンダーの268ストロークでリディア・コ選手(ニュージーランド)と並びます。
リディア・コとのプレーオフを制して銀メダル金メダルを獲得したのは、通算17アンダーのネリー・コルダ選手(米国)でした。銀メダルを懸けた稲見選手とリディア・コ選手のプレーオフは、最後まで緊張感のある展開となりました。
迎えたプレーオフ1ホール目。稲見選手はパーをセーブし、銀メダルを獲得しました。
日本ゴルフ協会(JGA)は、この結果を日本女子ゴルフ初のオリンピック銀メダルとして紹介しています。また、日本オリンピック委員会(JOC)によると、ゴルフ競技での日本選手のメダル獲得自体が男女を通じて初めての出来事でした。
JOCのインタビューで語ったオリンピックへの思いJOCが2021年10月に掲載したメダリストインタビューでは、稲見選手がオリンピック出場そのものへの喜びを振り返っています。
「出場することが本当にうれしくて、私にとってはお祭りみたいな感じでした」
競技の結果だけでなく、世界中のトップアスリートと同じ舞台に立つことや、競技の垣根を越えた交流も印象に残ったと語っています。
このインタビューから伝わるのは、五輪という舞台を特別な経験として受け止めながら、競技そのものを楽しむ姿勢です。
銀メダル獲得は、日本の女子ゴルフにとって歴史的な成果であると同時に、稲見選手個人のキャリアにおいても大きな節目になりました。
【楽天グループ所属】スポンサー契約の経緯とInstagramの発信
稲見萌寧選手の所属先として知られているのが楽天グループです。
楽天グループは2021年4月に稲見選手とスポンサー契約を締結し、翌2022年2月22日には、同社が稲見選手の所属先となることを正式に発表しました。
楽天グループが所属選手として迎えた理由楽天グループの発表によると、稲見選手は2020-21年シーズンに9勝を挙げ、年間獲得賞金ランキング1位を獲得するなど、国内女子ゴルフ界で目覚ましい成績を残していました。
楽天は競技活動への支援に加え、楽天GORAが提供するゴルファー向けコンテンツへの参加や、グループの各種サービスに関するマーケティング活動でも協力する方針を示しました。
つまり、楽天との関係は単にウェアやキャップに企業ロゴを掲示するだけのスポンサー契約から、所属選手としての包括的な支援へと発展したものです。
2026年のスポーツナビの選手プロフィールでも所属はRakutenと表示されています。
稲見萌寧のInstagramは?稲見選手のInstagramアカウントは、@mone173.golfです。
本人のSNSは、試合や練習、ゴルフに関する活動などを知るための情報源の一つです。2026年8月には27歳の誕生日を迎えたことを本人がInstagramで報告したと、ゴルフ専門メディアでも紹介されました。
Instagramのプロフィールには、JLPGA90期生であることや、ゴルフ関連企業などのサポート情報が掲載されています。
選手の競技成績だけでなく、本人が発信する内容を確認したい場合には、ニュース記事の転載や非公式アカウントと区別し、本人のアカウントを確認することが大切です。
【2026年最新】稲見萌寧の現在は?国内ツアーの成績と今後の課題
2026年11月2日現在、稲見萌寧選手は27歳で現役を続けています。
2023年のTOTOジャパンクラシック優勝後、2024年には米国女子ツアーへの挑戦を表明。海外で経験を積んだ後、2025年から再び日本ツアーを主な舞台として活動しています。
JLPGAの選手プロフィールでは、2026年のツアー出場資格はシードとされています。現在も国内女子ツアーの競技に参加しており、現役選手として次の結果を目指している状況です。
2026年の最新ランキング・スタッツゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)が掲載する2026年度の国内女子スタッツでは、稲見選手の主な数字は次のようになっています。
- メルセデス・ランキング:133位
- 賞金ランキング:123位
- 平均ストローク:74.3(90位)
- ドライビングディスタンス:239ヤード(43位)
- フェアウェイキープ率:70.0%(28位)
- パーオン率:55.0%(92位)
- 平均パット数:1.89(91位)
なお、JLPGA公式プロフィールの10月4日時点のメルセデス・ランキングは132位です。GDOの集計では133位となっており、集計・更新時点によって順位に差があります。
2026年10月30日~11月1日の最新大会結果直近の出場大会は、埼玉県の武蔵丘ゴルフコースで開催された「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント2026」です。
大会の成績は次のとおりです。
- 開催期間:2026年10月30日~11月1日
- 第1ラウンド:74
- 第2ラウンド:71
- 合計:145ストローク
- スコア:1オーバー
- 結果:予選落ち(CUT)
GDOの大会結果によると、2日間の合計は145。決勝ラウンドへの進出はなりませんでした。
2026年の数字から見える稲見萌寧の現在地2026年の成績で注目したいのは、ショットの各指標に差があることです。
ドライビングディスタンスは239ヤードで43位、フェアウェイキープ率は70.0%で28位と、ティーショット関連の数字は比較的上位に位置しています。
一方、パーオン率は55.0%で92位です。フェアウェイをキープする能力と比較すると、グリーンをとらえる精度には順位の開きがあります。
もちろん、ランキングだけでショットの不調や技術的な原因を断定することはできません。しかし、数字からは、セカンドショット以降の精度やグリーン周りを含めたスコアメイクが、今後の注目ポイントとして浮かび上がります。
2020-21年シーズンに賞金女王となり、東京五輪で銀メダルを獲得した選手だけに、過去の実績と2026年の数字を比較する読者も少なくありません。
ただ、海外ツアーへの挑戦を経て再び国内で戦う現在は、過去のタイトルだけで評価するのではなく、試合ごとの内容やスタッツの変化を追うことが重要です。
【よくある質問】稲見萌寧に関するFAQ
Q1:稲見萌寧は何歳ですか?生年月日はいつですか?
A1:1999年7月29日生まれです。2026年11月2日現在、27歳です。出身地は東京都豊島区です。
Q2:稲見萌寧は何歳からゴルフを始めましたか?
A2:小学4年生ごろ、9~10歳の時期に始めました。家族の勧めがきっかけで、父親と一緒にゴルフを始めています。
Q3:稲見萌寧は東京オリンピックで何のメダルを獲得しましたか?
A3:2021年の東京2020オリンピック女子ゴルフで銀メダルを獲得しました。リディア・コ選手とのプレーオフを制し、日本女子ゴルフ初の五輪銀メダルを手にしました。
Q4:稲見萌寧は現在もプロゴルファーとして活動していますか?
A4:はい。2026年も国内女子ツアーに出場しています。JLPGAのプロフィールでは2026年の出場資格はシードとされており、ツアー通算13勝の実績を持っています。
Q5:稲見萌寧の師匠は誰ですか?
A5:ジュニア時代から関わりの深い人物として、北谷津ゴルフガーデン所属の篠崎紀夫プロが知られています。プロ転向後のコーチング体制については奥嶋誠昭コーチらの名前も報じられています。
Q6:稲見萌寧のInstagramアカウントは?
A6:本人のInstagramアカウントは「@mone173.golf」です。競技や日常に関する本人の発信を確認できます。
稲見萌寧選手は、1999年7月29日生まれ、東京都豊島区出身の女子プロゴルファーです。家族の勧めで9~10歳ごろにゴルフを始め、父親と千葉県へ移り、北谷津ゴルフガーデンを練習拠点として成長しました。
篠崎紀夫プロをはじめとする関係者や練習環境に支えられながらジュニア時代に実績を積み、2018年にプロテスト合格。2019年の初優勝を経て、2020-21年には9勝を挙げて賞金女王となりました。
さらに2021年の東京五輪では、日本女子ゴルフ初の銀メダルを獲得。2023年にはTOTOジャパンクラシックで米女子ツアー初優勝を飾り、国際舞台でも実力を証明しています。
楽天グループとの所属関係やInstagramでの発信も、競技活動を知るうえで注目したいポイントです。
2026年はランキングや大会成績に苦戦する場面もありますが、27歳の現役選手として国内ツアーに参戦しています。今後はショット精度やスコアメイクの改善、そして再び上位争いに加わることができるかが見どころです。
稲見萌寧のキャリアを評価する際には、東京五輪の銀メダルや賞金女王という過去の栄光だけでなく、現在の競技成績、ショットの数値、海外挑戦で得た経験を合わせて見ることが大切です。日本女子ゴルフ界を代表する実績を持つ選手が、これからどのような結果を残していくのか、引き続き注目されます。