NPB公式の日程・試合記録によると、3試合はいずれも横浜スタジアムで開催された。オリックスは初戦と第2戦を連取し、DeNAは最終戦で一矢を報いた。
5月26日(火)第1戦:オリックス7-1 DeNA横浜スタジアム・観客32,520人
初戦はオリックスが序盤から主導権を握った。
1回表に4点を先制。DeNAもその裏に1点を返したものの、その後は九里亜蓮の前に打線が沈黙した。
九里は115球を投げ、8回3安打1失点、7奪三振という内容。DeNA打線に長打を許さず、試合を通じて安定した投球を披露した。
DeNAの先発・平良拳太郎は5回4失点。5安打を許し、3四球と1死球で走者を背負う場面も多かった。
オリックスは6回に1点、7回に2点を追加。最終的には7対1で初戦を制した。
この試合の要点は、九里がDeNAの反撃を最小限に抑えたことと、オリックスが初回の好機を大量得点につなげたことだ。
5月27日(水)第2戦:オリックス5-2 DeNA横浜スタジアム・観客32,628人
第2戦は前日とは違い、DeNA打線にも反撃の機会があった。
1回裏、DeNAはヒュンメルの適時二塁打で先制。しかし、オリックスは2回に2点を挙げて逆転すると、4回に1点、5回にも2点を追加した。
オリックス打線では若月健矢が3打点、来田涼斗が2打点を記録。得点圏で確実に走者をかえしたことが勝利につながった。
DeNAも11安打を放っている。オリックスの12安打と大きな差はなかったが、得点は2点にとどまった。
先発の曽谷龍平は5回9安打2失点。7奪三振を奪い、苦しい場面でもリードを守った。その後は吉田輝星、寺西成騎、椋木蓮、マチャドの継投でDeNAの反撃を封じた。
一方、DeNAの篠木健太郎は5回9安打5失点。序盤から走者を背負い、オリックスの集中打を止められなかった。
結果は5対2。オリックスが2連勝を決め、3連戦の勝ち越しを確定させた。
5月28日(木)第3戦:DeNA3-1オリックス横浜スタジアム・観客32,971人
最終戦は、DeNAにとって連敗を止める重要な一戦となった。
試合は6回までオリックス先発のアンダーソン・エスピノーザがDeNA打線を無得点に抑える展開。オリックスは2回に東克樹の暴投で1点を先制していた。
しかし、7回裏に試合が動く。
DeNAは1死一、二塁の好機を作り、代打・京田陽太を送り出した。京田はオリックスの吉田輝星が投じたフォークを右翼スタンドへ運び、逆転3ランホームランを放った。
この一発でスコアは3対1。試合の流れは一気にDeNAへ傾いた。
先発の東は7回87球、6安打1失点、4奪三振、無四球。2回の失点後は追加点を許さず、味方の逆転を待った。
8回はレイノルズ、9回は山﨑康晃が登板。山﨑が13セーブ目を挙げ、DeNAが3対1で勝利した。
オリックスはエスピノーザが6回無失点、7奪三振と好投したものの、救援陣が逆転を許した。
【3連戦の比較表】スコア・先発投手・勝敗を一覧で確認

3試合の内容を整理すると、オリックスが序盤の得点力で優位に立ち、DeNAが最終戦の投手力と代打策で巻き返した構図が見える。
出典:日本野球機構(NPB)公式試合記録、各球団の試合結果。
【数字で徹底比較】DeNAとオリックスの打率・防御率はどう違った?
3連戦の勝敗を考えるうえで、注目したいのが打撃と投手成績の差だ。
シーズン全体の数字ではなく、5月26〜28日の3試合だけを集計すると、両チームの特徴がはっきりする。
3試合のチーム打率を比較| 項目 | DeNA | オリックス |
|---|---|---|
| 安打 | 20 | 28 |
| 打数 | 95 | 99 |
| 3連戦打率 | .211 | .283 |
| 得点 | 6 | 13 |
オリックスは3試合で28安打、打率.283。DeNAは20安打、打率.211だった。
打率の差は約7分。安打数にも8本の開きがあり、オリックスが打撃面で優位に立っていた。
特に初戦では、オリックスが9安打で7得点を記録。第2戦も12安打で5得点を挙げている。
対するDeNAは第2戦に11安打を放ちながら2得点に終わった。単純な安打数だけでは勝敗を判断できず、走者を得点に結び付ける能力が重要だったことが分かる。
3連戦の防御率を比較| 項目 | DeNA投手陣 | オリックス投手陣 |
|---|---|---|
| 投球回 | 27回 | 27回 |
| 被自責点 | 8 | 6 |
| 3連戦防御率 | 2.67 | 2.00 |
防御率は、投手が9イニング当たり何点の自責点を許したかを示す指標だ。
今回の3試合では、DeNA投手陣が8自責点、オリックス投手陣が6自責点。防御率はそれぞれ2.67と2.00になった。
オリックスは初戦の九里が8回1失点、第2戦も救援陣が無失点でつなぎ、投手陣全体として安定感を示した。
DeNAも最終戦では東が7回1失点と好投しており、投手力そのものが一方的に劣っていたわけではない。
3連戦の総合成績では、打率と防御率の両面でオリックスが上回った。
集計方法:NPB公式の各試合ボックススコアに掲載されたチーム打数・安打・投手自責点を合算。防御率は自責点×9÷投球回で算出。シーズン通算成績ではない。
【注目選手を分析】九里亜蓮・平良拳太郎・東克樹・京田陽太の明暗
3連戦では、先発投手の安定感と試合終盤の選手起用が大きな意味を持った。
九里亜蓮:8回1失点で初戦を支配
- 投球回:8回
- 被安打:3
- 自責点:1
- 奪三振:7
- 投球数:115球
- 試合後の勝敗:5勝3敗
九里の投球で評価したいのは、長いイニングを投げながら失点を抑えた点だ。
8回までマウンドを守ったことで、オリックスは救援投手の負担を軽減できた。DeNAにとっては、序盤の失点を取り返す時間があったにもかかわらず、九里を攻略できなかったことが痛かった。
平良拳太郎:初回の失点が重い結果に
- 投球回:5回
- 被安打:5
- 自責点:4
- 奪三振:4
- 与四球:3
- 試合後の勝敗:2勝3敗
平良は5回4失点で降板した。
特に初回の4失点が大きく、DeNAは早い段階から追いかける展開を強いられた。
その後の継投でも追加点を許したため、打線が反撃する余地は限られた。初回の失点を防げていれば、試合展開は違ったものになっていた可能性がある。
東克樹:7回1失点で逆転劇を呼び込む
- 投球回:7回
- 被安打:6
- 自責点:1
- 奪三振:4
- 与四球:0
- 投球数:87球
東は2回に暴投で1点を失ったものの、その後は追加点を与えなかった。
特筆すべきは無四球という内容だ。走者を出しても四球で傷口を広げず、7回まで試合を1点差に保った。
打線が6回まで無得点だったことを考えると、東の投球がなければ京田の逆転弾も勝利には結び付かなかった。
京田陽太:代打起用に応えた逆転3ラン
- 出場:代打
- 打数:1
- 安打:1
- 本塁打:1
- 打点:3
京田のホームランは、単なる追加点ではなく試合をひっくり返す一発だった。
1点を追う7回、1死一、二塁。ここで必要なのは、走者を一人でもかえして同点にすることだった。しかし京田は一振りで3点を生み出した。
代打という限られた出場機会で結果を残したことも大きい。先発出場の有無にかかわらず、試合の流れを変えられる選手の価値を示した場面だった。
西川龍馬:3試合連続安打も得点への結び付きが課題
- 5月26日:5打数1安打
- 5月27日:4打数1安打
- 5月28日:4打数1安打
- 3試合合計:13打数3安打
- 3連戦打率:.231
西川は3試合すべてで安打を記録した。
ただし、今回の3連戦では3安打を得点に結び付ける場面は限られた。オリックス全体としては若月や来田、野口らが打点を挙げており、打線の複数選手が役割を果たしたことが勝ち越しにつながった。
西川個人の打率だけで打線全体の調子を判断するのではなく、誰が得点圏で結果を残したかまで見ることが大切だ。
【3連戦の勝敗分析】オリックスが2勝した理由とDeNAが巻き返した理由
今回の対戦は、単純な打力の差だけで決まったわけではない。3つのポイントに分けると、勝敗の構造が見えてくる。
1.オリックスは序盤の得点で試合を組み立てた第1戦は初回4得点、第2戦は2回に2得点。
オリックスは序盤にリードを奪い、先発投手が余裕を持って投球できる状況を作った。
特に第1戦では、九里が8回まで投げたことで試合終盤の継投にも余裕が生まれた。
2.DeNAは安打を得点に変える力が不足した第2戦のDeNAは11安打を放ちながら2得点だった。
安打数だけを見ると、オリックスとの差はわずか1本。しかし、得点では3点の差が付いた。
野球では、走者を出すことと走者をかえすことは別の課題だ。今回の第2戦は、その違いが結果に表れた試合だった。
3.最終戦は東の好投と京田の代打策がかみ合った最終戦はDeNAの投手力とベンチワークが機能した。
東が1点差を保ち続け、7回に京田の代打起用が成功。さらに救援陣がリードを守った。
一人の選手の活躍だけではなく、先発・代打・中継ぎ・抑えがそれぞれの役割を果たしたことが勝利の背景にある。
両チームの評価を整理| 評価項目 | DeNA | オリックス |
|---|---|---|
| 序盤の得点 | 課題が残った | 優位 |
| チーム打率 | .211 | .283 |
| 3連戦防御率 | 2.67 | 2.00 |
| 先発の印象的な投球 | 東 | 九里 |
| 印象的な打撃 | 京田の逆転3ラン | 若月らの適時打 |
| 3連戦の結果 | 1勝2敗 | 2勝1敗 |
オリックスは攻撃と投手運用の両面で安定していた。一方、DeNAは最終戦で試合を決める一発を生み出し、次につながる勝利を手にした。
【速報・対戦成績の見方】2026年のDeNA対オリックスで確認したいポイント
DeNA対オリックスの試合速報や対戦成績を見る場合、最終スコアだけでは分からない情報がある。
特に今回の3連戦では、次の3つを押さえると試合の本質を理解しやすい。
- イニング別得点: 初回や中盤にどちらが先に得点したか。
- 投手の自責点: 失点と自責点を区別し、投手自身の責任を評価する。
- 得点圏での打撃: 安打数だけでなく、走者をかえす打撃ができたかを見る。
例えば第1戦のDeNAは1失策を記録しており、オリックスの7得点すべてが投手の自責点だったわけではない。実際、DeNA投手陣の自責点は合計5点だった。
このように、失点と自責点を分けて考えると、投手の実際のパフォーマンスをより正確に評価できる。
また、今回の打率.211と.283、防御率2.67と2.00は、あくまで5月26〜28日の3試合に限定した集計だ。2026年シーズン全体のチーム成績と混同しないことも大切である。
【よくある質問】DeNA対オリックス2026年交流戦に関するFAQ
Q1:2026年5月26〜28日のDeNA対オリックスは何勝何敗?
A1:DeNAが1勝2敗、オリックスが2勝1敗。オリックスが3連戦を勝ち越した。
Q2:2026年5月26日のDeNA対オリックスのスコアは?
A2:オリックスが7対1で勝利した。九里亜蓮が8回1失点と好投し、勝利投手となった。
Q3:九里亜蓮の5月26日の投球成績は?
A3:8回115球、被安打3、1失点、7奪三振。四球は2個だった。
Q4:京田陽太の逆転3ランはいつ出た?
A4:2026年5月28日の第3戦、7回裏1死一、二塁の場面で記録した。代打で登場し、吉田輝星から右翼スタンドへ本塁打を放った。
Q5:東克樹の5月28日の成績は?
A5:7回87球、6安打1失点、4奪三振、無四球。今季5勝目を挙げた。
Q6:3連戦の打率はDeNAとオリックスのどちらが上だった?
A6:オリックスが.283、DeNAが.211だった。3試合合計ではオリックスが28安打、DeNAが20安打を記録した。
Q7:西川龍馬の3連戦の打撃成績は?
A7:3試合すべてで1安打を記録し、合計13打数3安打、打率.231だった。
2026年5月26〜28日のDeNA対オリックスは、オリックスが2勝1敗で勝ち越した。
初戦は九里亜蓮の8回1失点、第2戦は若月健矢らの勝負強い打撃が光った。DeNAは2試合続けて敗れたものの、最終戦では東克樹の7回1失点と京田陽太の代打逆転3ランによって3対1で勝利した。
今回の3連戦から読み取れる要点は3つある。
1. オリックスは打率.283という高い数字に加え、投手陣も防御率2.00と安定していた。
2. DeNAは第2戦で11安打を放ちながら2得点にとどまり、得点効率に課題を残した。
3. 最終戦では東の好投と京田の一発がかみ合い、DeNAが連敗を止めた。
3試合を通じて目立ったのは、オリックスの総合力とDeNAの試合終盤の勝負強さだ。
セ・パ交流戦では、異なるリーグのチーム同士が対戦するため、普段とは違う投手や打者との相性も勝敗に影響する。今後の対戦を追う際も、スコアだけでなく、先発投手の投球回、得点圏打率、救援陣の防御率まで確認すると、チームの状態をより深く理解できる。
今回の3連戦はオリックスの勝ち越しで幕を閉じたが、京田の逆転3ランと東の好投は、DeNAにとっても次の戦いにつながる大きな収穫となった。