2017年8月、元SPEEDの上原多香子と俳優・阿部力(あべつよし)の関係をめぐる報道が大きな波紋を広げた。きっかけとなったのは、2014年に亡くなった上原の夫、ET-KINGのTENNさんの遺書をめぐる週刊誌報道だった。2014年の舞台共演、TENNさんのスマートフォンに残されていたとされるLINEのやりとり、遺族による告白などが相次いで伝えられ、芸能界でも大きな話題となった。
それから約9年が経過した2026年11月現在、上原多香子は沖縄での飲食関連のプロデュース活動などが報じられ、阿部力も映画出演など俳優活動を続けている。二人の関係について何が報じられ、どこまでが確認できる事実なのか。2014年から2017年までの経緯と、最新の公表された活動状況を時系列で整理する。
【関係の始まり】上原多香子と阿部力は2014年の舞台『夕-ゆう-』で共演

2014年・二人の接点
上原多香子と阿部力の接点として確認できる重要な出来事が、2014年のタクフェス第2弾『夕-ゆう-』での舞台共演である。
この舞台は、俳優・演出家の宅間孝行が脚本・演出を担当した作品。2014年7月から東京公演が行われ、その後も各地で公演された。
出演者には上原多香子、阿部力のほか、内山理名、高橋光臣、藤吉久美子、山崎静代、宅間孝行らが名を連ねていた。
二人が演じた役柄- 上原多香子:高橋薫役
- 阿部力:塩屋憲太郎役
作品は1980年代の長崎を舞台に、幼なじみや友人たちの恋愛模様を描いた青春物語だった。
当時の公式公演告知には、二人の出演と配役が掲載されている。したがって、舞台で共演したという点には疑いがない。
舞台共演から関係が深まったと報じられた理由2017年8月のスポニチの報道では、上原と阿部は2014年7月の舞台共演を通じて距離を縮め、地方公演などを経て親密な関係になったと伝えられた。
同紙は、TENNさんが亡くなる約2か月前の時期に二人が接近していたとも報じている。
ただし、舞台で共演したことと、報道された私的な交際の経緯は別の事柄だ。
共演は公演資料で確認できる一方、交際の開始時期や具体的な経緯については、当時の報道や関係者証言に基づく情報として区別する必要がある。
【2017年8月の不倫報道】女性セブンが伝えたTENNさんの遺書とLINEの内容
2017年8月9日から10日にかけて、上原多香子と阿部力をめぐる報道が相次いだ。
中心となったのが、小学館の週刊誌『女性セブン』によるTENNさんの遺書をめぐる記事である。
報道では、TENNさんの弟が遺書の内容を明かし、上原と阿部の関係を示す記述があったと説明した。
加えて、TENNさんのスマートフォンには、二人のLINEのやりとりや写真が残されていたと伝えられた。
TENNさんの遺書には何が書かれていたのかTENNさんは2014年9月25日、大阪市内で亡くなった。
ET-KINGのメンバーとして活動し、上原とは2012年8月に結婚。結婚後は大阪で生活していた。
2014年9月26日、ET-KINGの公式サイトでは、TENNさんがファンに向けて残した遺書が公開された。
そこには音楽活動を支えてくれたファンへの感謝や、メンバーの今後を応援してほしいというメッセージが記されていた。
重要なのは、2014年に公式公開されたファン向けの遺書と、2017年に女性セブンが取り上げた遺族側の説明に登場する私的な遺書は、報道上、別のものとして扱われているという点だ。
2014年の公式公開文には、不倫や阿部力の名前、自死の理由を説明する記述はなかった。
LINE報道で何が伝えられたのか2017年の女性セブンの報道では、TENNさんが生前、上原のスマートフォンに保存されていたLINEのやりとりなどを確認し、自身のスマートフォンで記録していたとされた。
その内容については、上原と阿部の親密な関係をうかがわせるものだったと報じられた。
一部の報道では、二人の将来や子どもに関する会話なども紹介され、大きな衝撃を与えた。
ただし、ここで区別したいのは次の3点だ。
1. 女性セブンが遺族側の説明としてLINEの存在や内容を報じたこと。
2. 他の報道機関も、その内容を引用・紹介したこと。
3. LINEの全履歴や通信記録が、公的な検証資料として一般公開されたわけではないこと。
報道されたメッセージの断片だけで、すべての会話の文脈や二人の関係の全容を確定することはできない。
TENNさんの自死原因は不倫だったのかこの問題は、現在も検索されることが多い。
2017年の報道では、TENNさんが上原と阿部の関係を知っていたことや、それに関連する内容が遺書に記されていたことが伝えられた。
スポニチも、遺族や関係者の証言として、不倫問題が背景にあったとする内容を報じている。
一方で、TENNさんの自死の原因を、上原と阿部の関係だけに限定して断定することはできない。
自死の背景には複数の要因が関係する場合があり、週刊誌が報じた遺書の内容と、医学的・公的に確定した死因の説明は同じではない。
TENNさん本人が亡くなる前に何を考え、どのような事情を抱えていたのか。その全体像を第三者が完全に把握することは難しい。
亡くなった本人の尊厳と遺族の心情にも配慮しながら、報道された内容を読み解く必要がある。
【時系列・関係者一覧】上原多香子、阿部力、TENNさんをめぐる出来事
ここまでの経緯を整理すると、2014年の舞台共演、同年9月のTENNさんの死去、2017年8月の遺書報道という3つの出来事が大きな転換点になっている。
以下は、確認できる公演記録や当時の報道を基にした関係・経緯の整理である。
| 時期 | 出来事・関係者 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2012年8月 | 上原多香子とTENNさんが結婚 | 結婚は当時の報道で確認 |
| 2014年7月 | 舞台『夕-ゆう-』 | 上原と阿部が共演 |
| 2014年9月25日 | TENNさん死去 | ET-KINGのメンバーとして活動していたTENNさんが35歳で亡くなる |
| 2014年9月26日 | ET-KING公式発表 | ファン向けの遺書を公開 |
| 2017年8月9〜10日 | 女性セブンの報道 | 遺族側が私的な遺書の内容を明かし、LINEについても報道 |
| 2017年8月10〜11日 | スポーツ紙の続報 | 二人の関係や所属事務所の対応について報道 |
| 2017年8月12日 | 上原が舞台に出演 | 『のど自慢~上を向いて歩こう~』の名古屋公演に出演 |
| 2026年4〜10月 | 上原の近況 | 沖縄での活動や島辛そばのプロデュースなどが報じられる |
| 2026年2月 | 阿部の映画出演 | 『DEAD OR ZOMBIE』が公開 |
- 上原多香子: SPEEDの元メンバーで、2014年当時はTENNさんの妻だった。2017年に阿部との関係をめぐる報道の対象となった。
- 阿部力: 俳優。2014年に上原と舞台で共演し、2017年に不倫疑惑の相手として報じられた。
- TENNさん: ET-KINGのメンバー。2014年9月に35歳で亡くなった。2017年の遺書報道の中心人物となった。
- 宅間孝行: 舞台『夕-ゆう-』の脚本・演出を担当した。
- TENNさんの弟: 2017年の女性セブンの報道で、遺書に関する説明をした人物。
この問題を理解するうえでは、舞台共演という公的記録と、遺族側の証言を基にした私的な関係の報道を混同しないことが大切だ。
【当時の事務所コメント】上原多香子と阿部力は何と説明した?
2017年の報道が広がるなか、二人の所属事務所にも取材が行われた。
日刊スポーツの2017年8月11日付の記事によると、上原と阿部の双方の事務所は、プライベートに関して関知していないという趣旨の回答をしていた。
また、スポニチの報道では、それぞれの事務所の対応について、さらに具体的な説明が伝えられている。
- 上原の事務所:TENNさんと暮らしていた大阪在住中は仕事を休止していたため、プライベートについては関知していないという趣旨。
- 阿部の事務所:所属タレントのプライバシーについては回答できないという趣旨。
日刊スポーツは2017年8月11日の記事で、当時の二人がSNSやブログなどで今回の件について言及していなかったと伝えている。
つまり、報道直後に双方がそろって公の場で詳細な説明を行ったという状況ではなかった。
一方、スポニチは8月11日、関係者の話として、上原がTENNさんの遺族との面会で不倫を認め、解決金の支払いを申し出たと報じている。
ただし、これは同紙が関係者の証言として伝えた内容であり、本人による公開会見や、裁判所などによって認定された事実とは区別される。
報道後の評判はどう変わった?報道直後、上原に対する世間の反応は厳しいものとなった。
2017年8月のガジェット通信の記事では、上原の公式Twitterアカウントに批判的な返信が相次いだ状況が紹介されている。
SPEEDのメンバーとして長年親しまれてきたこともあり、今回の報道によるイメージへの影響は小さくなかった。
また、上原が出演予定だった舞台にも注目が集まった。
デイリースポーツによると、上原は2017年8月12日の『のど自慢~上を向いて歩こう~』名古屋公演に出演。開演前には共演者の楽屋を訪れ、騒動について謝罪したと報じられた。
その後の芸能活動についても、報道や世間の評価が影響したとみられる時期が続いた。
【2026年最新】上原多香子の現在は?沖縄そばプロデュースで活動
2026年の上原多香子については、沖縄での活動が複数のメディアによって取り上げられている。
以前のようにテレビドラマや舞台を中心とした活動というよりも、地元・沖縄とのつながりを生かした活動が目立っている。
沖縄の「島辛そば」をプロデュース2026年6月18日、週刊女性PRIMEは、上原が沖縄そばのプロデュースに携わっていると報じた。
紹介された商品は「元祖島辛そば」。
那覇市の国際通りにある飲食店「おきなわハイサイ酒場ニューオキナワ」で提供され、通販や土産用商品としての展開も伝えられている。
また、沖縄出身のタレント・さくみが出演するYouTubeチャンネル「しにめんそーれOKINAWA」にも上原が登場。
沖縄の食文化を広める活動に取り組んでいる様子が紹介された。
2026年4月には沖縄のイベントにも登場日刊ゲンダイDIGITALの2026年5月2日付の記事によると、上原は4月25日、26日に那覇市で開催された「第2回 島ぜんぶでお~きな祭 沖縄国際文化祭」のカラオケ大会に登場した。
SPEEDの楽曲を歌って踊る姿が話題になり、元メンバーとしての存在感を見せたという。
同記事では、知人や友人のSNSを通じて近況が伝えられていることも紹介された。
加えて、10月17日には島辛そば関連の公式Instagramに登場した上原の近影や、13歳で上京した当時の思い出を語る様子が報じられている。
芸能界への完全復帰は発表されている?2026年11月現在、公表された活動として目立つのは、沖縄でのイベント出演や商品プロデュース、他者のSNS・動画への登場である。
一方、全国ネットのテレビ番組や連続ドラマ、舞台への本格的な復帰を示す大規模な公式発表は確認できない。
そのため、現在の上原については、従来の芸能活動への完全復帰というより、沖縄を拠点とする活動が表面化している段階と捉えるのが適切だ。
【2026年最新】阿部力の現在は?花より男子から最新映画まで
阿部力は、上原多香子との報道以前から俳優として活動してきた人物だ。
中国・黒龍江省出身で、1982年2月13日生まれ。中国と日本にルーツを持ち、9歳で日本に移住した。その後、中国の北京電影学院で学び、俳優としてのキャリアを築いた。
『花より男子』の美作あきら役で知名度を獲得阿部力を語るうえで外せない代表作の一つ。TBSのドラマシリーズでF4のメンバー、美作あきらを演じた。2008年公開の映画『花より男子ファイナル』にも出演している。
美作あきらは、F4の一員として物語に登場するキャラクターだ。
阿部の落ち着いた雰囲気や端正な印象もあり、ドラマを見ていた視聴者にとって印象深い役柄となった。
そのほか、映画『劇場版 MOZU』や『仮面ライダー1号』、Netflixシリーズ『今際の国のアリス』などにも出演している。
2026年には映画『DEAD OR ZOMBIE』に出演2026年の阿部の出演作品として確認できるのが、映画『DEAD OR ZOMBIE』だ。
同作は佐藤智也監督による日本映画で、2026年2月21日に劇場公開された。
倉島颯良、みやべほの、紀那きりこ、宮澤寿、阿部力らが出演している。
また、2025年公開の『THE RIGHTMAN 正義の男』にも出演しており、俳優としての活動記録が続いている。
ホリプロの公式プロフィールも公開されており、出演歴や経歴を確認できる。
阿部力は現在も上原多香子と関係がある?ここは検索ユーザーが気にするポイントだ。
2017年には二人の関係が大きく報道されたものの、2026年現在、二人が交際を継続していることを示す信頼できる公表情報は確認されていない。
阿部については俳優活動、上原については沖縄での活動がそれぞれ報じられている。
過去の報道を理由に、現在も二人が一緒に活動している、あるいは交際していると判断することはできない。
【誤解を整理】上原多香子と阿部力の関係で知っておきたい5つのポイント
検索結果やSNSでは、2017年の報道内容が現在の出来事であるかのように紹介されることもある。
ここでは、混同されやすい情報を整理する。
1. 舞台で共演したことは事実2014年の『夕-ゆう-』で共演したことは、公式公演情報と阿部の所属事務所のプロフィールから確認できる。
ただし、共演したという事実だけで、その後の私的な関係のすべてが証明されるわけではない。
2. 不倫疑惑は2017年の週刊誌報道が中心女性セブンが遺書やLINEの内容を報じたことは、当時の日刊スポーツやスポニチなどの報道でも確認できる。
ただし、すべての情報が公的に検証・認定されたわけではない。
3. TENNさんの死去と2017年の遺書報道は時期が違うTENNさんが亡くなったのは2014年9月25日。
不倫疑惑を含む私的な遺書の内容が大きく報道されたのは2017年8月だった。
この約3年間の時間差を理解することが、報道の経緯を正確に把握するポイントとなる。
4. 当時の事務所コメントは交際を公式に認めた声明ではない双方の事務所はプライベートへの回答を控える対応をしていた。
報道された内容と、事務所が公式に認めた内容は分けて考える必要がある。
5. 2026年の二人の活動は別々に確認できる上原は沖縄でのプロデュース活動やイベント出演、阿部は映画出演などが確認できる。
現在の二人の関係について、新たな交際報道や共同活動を裏付ける公表情報は見当たらない。
【よくある質問】上原多香子と阿部力の関係に関するFAQ
Q1:上原多香子と阿部力はいつから関係があったと報じられた?
A1:2014年のタクフェス『夕-ゆう-』での共演が接点として報じられた。スポニチは同年7月の共演や地方公演を通じて親密になったと伝えている。ただし、具体的な交際開始時期は報道に基づく情報である。
Q2:TENNさんの遺書には阿部力の名前が書かれていた?
A2:2017年8月の女性セブンの報道では、TENNさんの私的な遺書に阿部の名前が記されていたと伝えられた。遺族側の説明として報じられた内容であり、2014年にET-KINGが公開したファン向けの遺書とは別のものとして扱われている。
Q3:上原多香子と阿部力のLINEには何が書かれていた?
A3:2017年の報道では、二人の親密なやりとりや将来に関する内容が紹介された。TENNさんがスマートフォンで記録していたとされるLINEの内容が報道の中心となった。
Q4:TENNさんの自死の原因は上原多香子の不倫だった?
A4:2017年の女性セブンやスポーツ紙は、不倫問題が背景にあったとする遺族側の説明や関係者証言を伝えた。ただし、自死の原因を一つの出来事だけで断定することはできない。
Q5:上原多香子は2026年現在、何をしている?
A5:2026年は沖縄での活動が報じられている。特に「島辛そば」のプロデュースや沖縄のイベントへの登場、YouTubeなどへの出演が近況として伝えられている。
Q6:阿部力は2026年現在も俳優を続けている?
A6:はい。2026年2月公開の映画『DEAD OR ZOMBIE』への出演が確認できる。『花より男子』の美作あきら役をはじめ、映画やドラマ、舞台で活動してきた経歴を持つ。
Q7:上原多香子と阿部力は現在も交際している?
A7:2026年11月現在、二人が交際を続けていることを裏付ける公表情報は確認されていない。過去の報道と現在の関係は分けて考える必要がある。
上原多香子と阿部力の関係が大きく注目された背景には、2014年の舞台『夕-ゆう-』での共演と、2017年8月の女性セブンによるTENNさんの遺書・LINEをめぐる報道があった。
当時の報道は、TENNさんの死去から約3年後に大きな反響を呼び、上原と阿部の芸能活動や世間からの評価にも影響を与えた。
一方、2017年に伝えられた内容のすべてが、公的に確定した事実というわけではない。舞台共演、遺族による説明、週刊誌が掲載したLINEの内容、所属事務所のコメントは、それぞれ異なる証拠の性質を持っている。
2026年現在、上原多香子は沖縄で「島辛そば」のプロデュースなどに携わり、地元での活動が報じられている。阿部力は『DEAD OR ZOMBIE』などの映画出演を通じて俳優活動を続けている。
この一連の報道を理解するうえで大切なのは、過去の疑惑を現在の事実として扱わないこと、そしてTENNさんという一人の人物の人生と尊厳にも目を向けることだ。
2017年の出来事だけで二人の現在を判断するのではなく、それぞれの公表された活動と、確認できる情報を基に動向を見ていくことが求められる。
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