漫画『強制除霊師・斎』に登場する霊能者・斎(いつき)は、本当に実在した人物なのか。毒舌ながら相談者に真剣に向き合う独特のキャラクターに魅了され、プロフィールや死因、現在の活動について調べる読者が少なくありません。
結論からいえば、斎は漫画のためだけに作られた架空の人物ではありません。ぶんか社は公式作品紹介で実在の霊能者として紹介しており、実際に受けた心霊相談をもとに漫画化したことも説明しています。2018年に病気で他界した後も、小林薫によるシリーズは継続し、2026年9月には第17巻『オーラの沼』が刊行されました。
ここでは、出版社の公式情報、本人のブログ、関連する闘病コミック、書誌情報、読者レビューをもとに、斎の人物像や逝去の経緯、漫画と実話の関係、2026年の最新刊までを整理します。
【実在した人物】霊能者・斎(いつき)とは何者?プロフィールと小林薫との関係

『強制除霊師・斎』の主人公である斎は、実在した霊能者です。ぶんか社の2026年9月の公式作品紹介では、実在の霊能者・斎が実際に相談を受け、解決した心霊案件をコミカライズしたシリーズと説明されています。
つまり、斎という人物そのものが漫画家によって一から創作されたわけではありません。実際の相談活動を背景に、漫画家がその人物像やエピソードを作品として描いてきたものです。
斎のプロフィール斎は「いつき」と読みます。本人のブログでは「霊力士・斎」という肩書きを使用しており、霊的な相談や除霊・浄霊に関する情報を発信していました。
公開されている情報から整理できる人物像は次のとおりです。
- 活動名:斎(いつき)
- 肩書き:霊能者・霊力士
- 活動内容:霊視、除霊、浄霊、心霊相談
- 漫画での人物像:毒舌で歯切れがよく、相談者には人情味のある霊能師
- 漫画化の担当:小林薫
- 逝去:2018年
- 関連作品:『強制除霊師・斎』『霊能者ですがガンになりました』
本名や正確な生年月日など、詳細な個人プロフィールについては、出版社の作品情報だけでは確認できません。漫画のキャラクター設定と本人の実生活上のプロフィールを同一視しないことが大切です。
漫画家・小林薫と斎は別人検索時に混乱しやすいのが、小林薫と斎の関係です。
小林薫は漫画を描く漫画家であり、斎は実際に心霊相談を受けていた人物です。ぶんか社の書籍情報でも両者の名前が著者として並んでいますが、役割は異なります。
小林薫は斎の相談事例や経験を取材し、読者に伝わる漫画作品へと仕上げてきました。斎本人が漫画家・小林薫として活動していたわけではありません。
この関係を理解するうえで参考になるのが、斎の本人ブログ「霊力士・斎のはてなさてな」です。ブログには、ぶんか社の心霊漫画シリーズの監修に関する案内が掲載されており、漫画活動とのつながりを確認できます。
【2018年の逝去】斎の死因と闘病の経緯は?現在の状況も解説
斎は2018年に病気で他界しました。この事実は、ぶんか社が2025年9月に公開した『強制除霊師・斎 二十四の因果』の公式紹介でも明らかにされています。
「残念ながら斎さんは2018年、ご病気で他界されました。」
この説明に加え、斎本人の闘病を題材にした作品『霊能者ですがガンになりました』が刊行されています。同作は、霊能者である斎ががんを患い、治療に向き合った経験を描くコミックエッセイです。
乳がんの闘病を描いた『霊能者ですがガンになりました』2019年3月に発売された『霊能者ですがガンになりました』は、斎の闘病生活を知るうえで重要な作品です。
出版社の作品紹介には、抗がん剤治療に伴うウィッグの問題や、乳房切除後のブラジャーの問題など、実生活に直結する出来事が記されています。
単なる病気の解説ではなく、霊能者自身が病気と向き合う中で感じたことや、治療生活の現実を描いた内容です。
この作品からは、普段は相談者の悩みに向き合っていた斎自身も、病気という困難に直面していたことが分かります。
逝去した日はいつ?2018年10月7日夕方に逝去したという情報は、当時の関係者による訃報の告知を転載した複数の記録に残されています。訃報は同月21日に斎の関係者名義のアカウントから告知されたとされています。
一方、出版社の公式紹介が明記しているのは2018年の病気による逝去です。乳がんの闘病については関連コミックで確認できますが、最終的な医学上の死因や詳しい病状の推移について、出版社が別途詳細な説明を公表しているわけではありません。
斎は現在どうしている?斎本人は2018年に亡くなっているため、現在、新たに本人が霊視や除霊の相談を受けているわけではありません。
しかし、斎の活動が完全に途絶えたわけではありません。生前の相談事例や、関係する相談者への取材を通じて、漫画シリーズは2026年も刊行されています。
ぶんか社は2025年の公式紹介で、逝去後も小林薫が相談者への取材を続けることでシリーズを継続できていると説明しています。
したがって、現在の斎を知る方法は、生前の記録や闘病コミック、本人のブログ、そして小林薫が描き続ける漫画作品を読むことです。
【人物・作品の関係を整理】斎の逝去から2026年最新刊までの年表と関係者一覧
斎をめぐる情報は、実在した人物の活動、漫画家による作品化、本人の逝去後の連載継続という3つの段階に分けると理解しやすくなります。
特に重要なのは、2018年の逝去によって本人の活動は終わったものの、漫画の刊行は終了していないという点です。
| 時期・人物 | 出来事・役割 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 斎(いつき) | 実在した霊能者 | 心霊相談や霊視、除霊・浄霊に関する活動を行う。 |
| 2013年 | 『強制除霊師・斎』第1巻 | 『怨念旅館』を収録した単行本が刊行される。 |
| 2017年以降の闘病期 | がん治療 | 闘病体験は『霊能者ですがガンになりました』に描かれている。 |
| 2018年 | 斎の逝去 | ぶんか社が病気による他界を公式紹介で明らかにしている。 |
| 2019年 | 闘病コミック刊行 | 『霊能者ですがガンになりました』が刊行される。 |
| 2023年 | 第14巻『消された陵』 | 実在の霊能師が霊視した相談案件を漫画化した作品を収録。 |
| 2024年 | 第15巻『隠された十字架』 | 歴史上の人物に関するエピソードなどを収録。 |
| 2025年 | 第16巻『二十四の因果』 | 逝去後も相談者への取材によってシリーズが継続していることを出版社が説明。 |
| 2026年9月16日 | 第17巻『オーラの沼』 | 紙版が発売。シリーズ第17冊目。 |
| 2026年10月8日 | 第17巻電子版 | 電子書籍の配信が開始される。 |
| 小林薫 | 漫画家・シリーズ制作者 | 斎の相談事例を取材し、漫画作品として継続的に発表。 |
この年表から分かるのは、斎の逝去とシリーズの終了は同じ意味ではないということです。生前の相談内容をもとにした作品だけでなく、相談者への新たな取材もシリーズを支える要素になっています。
また、2026年には斎シリーズから派生した『白の結界師・恵以子 迷い人の残像』も発売されています。これは斎の助言を受けた霊能師・恵以子を中心とする作品で、シリーズの世界観が別の人物へと広がっていることを示しています。
【実話と漫画の違い】『強制除霊師・斎』はどこまで本当なのか?
『強制除霊師・斎』を読む人が最も気になるのは、作品中の出来事がすべて実際に起こったことなのか、という疑問でしょう。
ぶんか社の公式説明によれば、作品は実在の霊能者・斎が実際に受けた心霊相談や解決した案件をコミカライズしたものです。その意味では、現実の相談経験を出発点にした実話ベースの作品です。
実際の出来事と漫画上の表現を区別するただし、実話をもとにした漫画であることと、漫画の描写が一字一句そのままの記録であることは別です。
読者が理解しておきたい違いは次のとおりです。
- 実在した人物:斎は実際に活動していた霊能者として出版社が紹介している。
- 相談案件:実際に斎が受けた相談をもとに作品化している。
- 会話や場面:漫画として構成されているため、実際の会話を完全再現した記録とは限らない。
- 登場人物の描写:作品として読みやすくするための表現や演出が含まれる。
- 霊的現象の解釈:相談者や斎の体験・見解として描かれるもので、超常現象の科学的証明とは異なる。
この区別は非常に重要です。心霊相談の体験談を漫画として楽しむことと、霊障の存在を客観的な事実として証明することは同じではありません。
小林薫による漫画化で何が変わったのか漫画版の斎は、歯に衣着せぬ発言や、霊に対しても相談者に対しても毅然とした態度を取る人物として描かれています。
特に特徴的なのは、恐怖を煽るだけでなく、相談者が抱えている問題の背景を説明し、物語の中で解決へ導いていく構成です。
読者にとっては、心霊現象そのものだけでなく、人間関係や家庭問題、家系にまつわる悩みなど、身近なテーマが作品に盛り込まれている点も魅力になっています。
小林薫は斎の逝去後も相談者への取材を行い、作品を継続しています。つまり、現在のシリーズは生前の斎の記録を引き継ぐだけでなく、周囲の人々の体験を通して人物像を伝える役割も担っています。
【歴代シリーズ一覧】『強制除霊師・斎』全17巻と2026年最新刊の内容
『強制除霊師・斎』は、ぶんか社の「あなたが体験した怖い話」に掲載されてきた女性向けホラー漫画シリーズです。
2026年11月現在、単行本は第17巻まで刊行されています。最初の『怨念旅館』から始まり、家系、悪霊、因縁、職場、歴史、オーラなど、幅広いテーマが扱われています。
全17巻のサブタイトル一覧- 第1巻『怨念旅館』
- 第2巻『因縁の家系』
- 第3巻『守護悪霊』
- 第4巻『悪行の代償』
- 第5巻『呪念の地』
- 第6巻『哀しみの悪鬼』
- 第7巻『疫神』
- 第8巻『自殺女房』
- 第9巻『贖罪』
- 第10巻『霊圧の匣』
- 第11巻『水子霊の呪縛』
- 第12巻『女系家族』
- 第13巻『屍人の聲』
- 第14巻『消された陵』
- 第15巻『隠された十字架』
- 第16巻『二十四の因果』
- 第17巻『オーラの沼』
シリーズを初めて読むなら、第1巻から順番に読む方法がおすすめです。斎の人物像や作品の雰囲気を理解しやすくなります。
一方、特定のテーマに興味がある場合は、各巻の表題作から選ぶ方法もあります。基本的には相談案件ごとのエピソードを楽しめる構成です。
2026年最新刊『オーラの沼』の発売情報2026年の最新刊は『強制除霊師・斎 オーラの沼』です。
ぶんか社の公式書籍情報で確認できる基本情報は次のとおりです。
- 作品名:強制除霊師・斎 オーラの沼
- 巻数:第17巻
- 漫画:小林薫
- 著者表記:斎
- 出版社:ぶんか社
- レーベル:ぶんか社コミックス
- 紙版発売日:2026年9月16日
- 電子版配信日:2026年10月8日
- ISBN:9784821112180
紙版と電子版で発売日が異なるため、検索結果によって9月発売と10月発売の両方が表示されることがあります。どちらも誤りではなく、販売形態による違いです。
第17巻「オーラの沼」のあらすじと見どころ表題作では、結婚相談所の紹介で結婚した女性・雅美をめぐる家族間のトラブルが描かれます。
当初は義両親からの評判もよかった雅美ですが、次第に身内に対する態度が変わり、義母への暴言や義父への濡れ衣など、家族内で問題を起こすようになります。
相談者は、その変化に何らかの霊的な原因があるのではないかと考え、斎に相談します。
斎が注目するのは、雅美のオーラです。今回の作品では、単純な心霊現象だけでなく、人間同士の相性や性格の問題をオーラという視点から読み解く展開が見どころになっています。
ぶんか社の2026年9月の編集部紹介によると、本巻には表題作を含めて全4作が収録されています。
また、同日には斎シリーズから派生した『白の結界師・恵以子 迷い人の残像』も発売されています。斎の物語を読み続けてきた人にとっては、関連作品を広げる機会にもなっています。
【評判と口コミ】斎シリーズの人気の理由と霊視・除霊の実態
『強制除霊師・斎』は、電子書籍ストアでも継続的に読まれているシリーズです。レビューでは、斎の性格や作品のテンポ、心霊相談の内容に対する評価が目立ちます。
読者レビューに見られる評価コミックシーモアでは、シリーズのレビュー評価が4.7点、レビュー数90件として掲載されています。また、Renta!では4.6点、2,237件の評価が表示されています。
これらは各サービスに投稿された利用者評価であり、調査機関による満足度調査ではありません。それでも、長期間にわたって読者の関心を集めていることを示す参考材料になります。
レビューで見られる主な評価要点は次のとおりです。
- 斎のキャラクター:毒舌で迷いのない発言が印象的で、頼もしさを感じるという評価。
- ストーリー展開:心霊相談の原因から解決までの流れが分かりやすく、読み進めやすいという感想。
- 人間ドラマ:幽霊だけでなく、人間の執着や家族関係を描く点が面白いという意見。
- 独特の作風:絵柄や展開の速さについては、好みが分かれる部分もある。
また、斎の闘病作品を読んでから本シリーズに興味を持ったという読者もいます。本人の逝去を知った後も、作品を読み続けているという感想が見られる点も特徴的です。
霊視と除霊は実際にどのような活動だったのか斎の活動について本人のブログや漫画から分かるのは、霊的な相談を受け、本人の見解に基づいて霊視や除霊・浄霊を行っていたということです。
漫画では、相談者が体験した不可解な出来事について原因を探り、斎が霊的な存在や因縁を指摘し、解決へ導くという展開が描かれています。
ただし、霊視の能力や除霊による効果が、科学的な検証によって客観的に証明されているわけではありません。作品で描かれる体験や解釈は、斎や相談者の証言をもとにしたものとして受け止める必要があります。
特に健康問題や精神的な不調、家庭内のトラブルについては、霊的な原因だけで説明しようとせず、医療機関や専門家への相談も大切です。
斎の公式ホームページは現在も見られる?斎の情報を調べる際には、本人のブログ「霊力士・斎のはてなさてな」も参考になります。
このブログには、本人による霊的な考え方や活動内容、漫画連載に関する案内が掲載されています。また、当時のホームページとして「霊力士・斎」のウェブサイトが紹介されていました。
ただし、旧ホームページが現在も本人の公式窓口として稼働しているとは確認できません。過去のホームページ情報と、現在利用できる出版社の作品情報は分けて考える必要があります。
また、インターネット上には「斎」という名前を使用する別の霊能者やサービスも存在します。本人のブログでも同名の別人に関する注意書きが掲載されていました。検索結果に表示された同名の人物を、漫画の斎と混同しないよう注意してください。
【よくある質問】霊能者・斎に関するFAQ
Q1:霊能者の斎は本当に実在した人物ですか?
A1:はい。ぶんか社が公式作品紹介で実在の霊能者として紹介しています。漫画家の小林薫とは別人で、実際に心霊相談を受けていた人物です。
Q2:斎の死因は乳がんですか?
A2:斎は2018年に病気で他界しました。『霊能者ですがガンになりました』では、乳房切除や抗がん剤治療などの闘病経験が描かれています。ただし、最終的な医学上の死因の詳細は、出版社の公式紹介では明らかにされていません。
Q3:漫画家の小林薫が霊能者の斎本人なのですか?
A3:違います。小林薫は漫画家で、斎は実在した霊能者です。小林薫が斎の相談事例を取材して漫画化しています。
Q4:『強制除霊師・斎』は完全な実話ですか?
A4:実際の相談案件をもとにしたコミカライズです。ただし、漫画としての構成や演出が含まれているため、会話や場面がすべてそのまま再現されているとは限りません。また、霊的現象が科学的に証明されていることを意味するものではありません。
Q5:2026年の最新刊は何巻ですか?
A5:第17巻『オーラの沼』です。紙版は2026年9月16日、電子版は10月8日に発売されました。
Q6:斎の公式ホームページはありますか?
A6:本人のブログには、当時の公式ホームページへの案内が残っています。ただし、現在の公式相談窓口として稼働していることは確認できません。本人の活動を知る資料としては、ブログのアーカイブやぶんか社の公式作品情報が参考になります。
Q7:斎が亡くなった後も漫画が続いているのはなぜですか?
A7:生前に斎が受けた相談事例に加え、小林薫が相談者への取材を続けているためです。ぶんか社も2025年の公式紹介で、逝去後のシリーズ継続について説明しています。
霊能者・斎は、漫画のために作られた架空の人物ではなく、実際に心霊相談を受けていた人物です。漫画家・小林薫がその活動や相談事例を作品化したことで、『強制除霊師・斎』というシリーズが生まれました。
斎は2018年に病気で他界しました。乳がんの闘病については『霊能者ですがガンになりました』に記録されており、霊能者として活動していた人物の人間的な一面を知ることができます。
そして2026年11月現在、シリーズは第17巻『オーラの沼』まで刊行されています。生前の相談事例を漫画化するだけでなく、逝去後も小林薫が相談者への取材を続けていることが、作品が継続している大きな理由です。
斎という人物を深く知りたいなら、最初に『強制除霊師・斎』で人物像や相談事例に触れ、次に『霊能者ですがガンになりました』を読むと、霊能者としての姿だけではない斎の人間性が見えてきます。
心霊漫画としての面白さと、実在した人物の記録としての価値。その両方を意識して読むことが、このシリーズをより深く理解するためのポイントです。
主な情報確認資料: ぶんか社公式作品情報・2025年9月および2026年9月の編集部紹介、国立国会図書館の書誌情報、斎本人の旧ブログ、電子書籍各社の作品情報・読者レビュー。