2026年9月4日~13日に開催された「買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026」は、日本代表がアジア王者の座を獲得した大会だ。会場は福岡県北九州市の北九州市立総合体育館。開催国として臨んだ日本は、予選ラウンドから安定した戦いを見せた。
日本代表の試合日程と結果| 日程 | 対戦相手・ラウンド | 日本の結果 |
|---|---|---|
| 9月4日 | オマーン・予選 | 3-1で勝利 |
| 9月6日 | バーレーン・予選 | 3-0で勝利 |
| 9月8日 | オーストラリア・予選 | 3-0で勝利 |
| 9月11日 | インド・準々決勝 | 3-0で勝利 |
| 9月12日 | 韓国・準決勝 | 3-0で勝利 |
| 9月13日 | イラン・決勝 | 3-0で勝利 |
予選ラウンドでは3連勝。続く決勝トーナメントでも、インド、韓国をいずれもストレートで破り、決勝へ進んだ。準決勝の韓国戦は25-13、25-11、25-14というスコアで、日本が主導権を握った。
決勝の相手は前回大会優勝国のイラン。日本は第1セットを25-21、第2セットを26-24、第3セットを25-23で奪い、セットカウント3-0で優勝を決めた。特に第2セットは24点を超えてからも競り合う展開となり、終盤の得点力が勝敗を分けた。
大会の最終順位は、日本、イラン、韓国、オーストラリア、タイ、中国の順。日本はアジアのライバルを直接破って頂点に立った。JVAの大会記録でも、決勝のスコアと最終順位が確認できる。
アジア選手権の優勝を支えた選手たち大会の日本代表には、石川祐希、西田有志、髙橋藍、小野寺太志、深津英臣、山本智大らが名を連ねた。アウトサイドヒッター、オポジット、ミドルブロッカー、セッター、リベロという各ポジションが連携し、決勝までの6試合を戦い抜いた。
アジア選手権は、単に優勝国を決めるだけの大会ではない。アジアの強豪国との直接対決を通じて、サーブ、ブロック、レシーブの完成度を確認できる機会でもある。福岡大会で日本が予選から決勝まで安定した結果を残したことは、代表チームの総合力を示す材料となった。
【アジア競技大会2026】日本対イランは1-3、決勝で惜敗

アジア選手権の優勝から約3週間後、日本代表は第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)に出場した。男子バレーボール競技は9月27日~10月3日に開催され、会場は岡崎中央総合公園総合体育館と小牧市スポーツ公園総合体育館だった。
日本は予選ラウンドのA組で3連勝。準々決勝でカタールを破り、準決勝では中国とのフルセットの接戦を制した。しかし、10月3日の決勝ではイランに敗れ、銀メダルとなった。
日本代表のアジア競技大会全試合結果| 日程 | 対戦相手・ラウンド | セットカウント |
|---|---|---|
| 9月27日 | ウズベキスタン・予選 | 日本 3-0 |
| 9月28日 | カザフスタン・予選 | 日本 3-0 |
| 9月29日 | パキスタン・予選 | 日本 3-0 |
| 10月1日 | カタール・準々決勝 | 日本 3-0 |
| 10月2日 | 中国・準決勝 | 日本 3-2 |
| 10月3日 | イラン・決勝 | 日本 1-3 |
決勝のセットスコアは、26-28、25-19、21-25、24-26。日本は第2セットを取り返したものの、第3、第4セットを落とした。第4セットは24-24まで追いつく粘りを見せたが、最後はイランに押し切られた。
試合開始前のFIVB世界ランキングは日本が5位、イランが19位。ランキング上では日本が上位だったものの、決勝の結果はイランに軍配が上がった。JVAの公式試合報告では、大塚達宣のサービスエースやバックアタック、西山大翔と西本圭吾のブロックなど、終盤の追い上げにつながったプレーも紹介されている。
アジア選手権とアジア競技大会でイラン戦の結果が違った理由2026年の日本対イランは、2つの大会で正反対の結果になった。
2026年9月13日・アジア選手権決勝
日本3-0
イラン
25-21、26-24、25-23
2026年10月3日・アジア競技大会決勝
日本1-3
イラン
26-28、25-19、21-25、24-26
この2試合を比較する際に見落とせないのが、代表メンバーの違いだ。
アジア選手権では石川祐希、西田有志、髙橋藍らが登録された。一方、アジア競技大会では大塚達宣、甲斐優斗、西山大翔、西本圭吾、河東祐大らを中心とした12人の編成となった。大会ごとに選手の構成が異なり、同じ日本代表という名称でも、戦うメンバーは一様ではなかった。
つまり、アジア選手権での勝利とアジア競技大会での敗戦は、単純に日本の実力が短期間で低下したことを意味しない。大会の目的、登録メンバー、対戦相手の準備状況を合わせて見る必要がある。
【男子日本代表メンバー2026】登録37人と注目選手を整理
2026年度の男子日本代表は、4月17日に日本バレーボール協会から登録メンバーが発表された。ロラン・ティリ監督のもと、選ばれたのは初選出4人を含む37人。VNLからアジア競技大会までの強化活動を見据えた登録だった。
2026年度の主要登録選手| 選手名 | ポジション | 主な所属・特徴 |
|---|---|---|
| 石川祐希 | OH | 日本代表の主力、海外クラブでプレー |
| 髙橋藍 | OH | 攻守に優れたアウトサイドヒッター |
| 西田有志 | OP | 強力なサーブと攻撃力 |
| 宮浦健人 | OP | 高い打点を生かす攻撃型選手 |
| 大塚達宣 | OH | 攻守のバランスに優れる |
| 小野寺太志 | MB | 高さを生かしたブロック |
| 山内晶大 | MB | ミドルブロッカーとして活躍 |
| 深津英臣 | S | 試合を組み立てるセッター |
| 関田誠大 | S | 多彩なトスワークが持ち味 |
| 山本智大 | L | 守備を支えるリベロ |
OHはアウトサイドヒッター、OPはオポジット、MBはミドルブロッカー、Sはセッター、Lはリベロを意味する。ポジションごとの役割が異なるため、選手名だけでなく登録ポジションにも注目すると試合を理解しやすい。
また、37人の登録は全大会で同じ選手が出場するという意味ではない。実際の試合では大会ごとに出場登録選手が選ばれる。アジア競技大会の決勝記録に登場する甲斐優斗、西山大翔、西本圭吾、河東祐大らは、若い世代の戦力としても注目された。
2026年度の登録選手と監督については、JVAの男子日本代表メンバー公表資料に掲載されている。
監督ロラン・ティリ体制の注目点2026年度も男子日本代表を率いたのは、フランス出身のロラン・ティリ監督だ。2026年はロサンゼルス2028オリンピックを見据えた強化の重要なシーズンとして位置付けられていた。
37人という幅広い登録枠には、経験豊富な主力選手だけでなく、若手や新たに代表へ選ばれた選手も含まれる。代表登録と実際の試合メンバーを分けて見ることで、チームの世代交代や選手層の変化を把握できる。
【国内男子バレー2026-27】VリーグとSVリーグの日程・順位表
日本代表の国際大会が終了した一方、国内クラブのシーズンは続いている。2026年11月3日時点で男子バレーを観戦するなら、国内リーグの日程にも目を向けたい。
ここで注意したいのが、2026-27シーズンのリーグ名称だ。従来のV.LEAGUEと、2026年度にJVAが新設した日本バレーボールリーグ(Vリーグ)は同じものではない。
2026-27シーズンのリーグ構成1. 大同生命SV.LEAGUE
SV.LEAGUEは国内トップリーグに位置付けられる大会。2026-27シーズンの男子は12クラブが参加し、10月17日に開幕した。レギュラーシーズンは2027年4月までの予定で、チャンピオンシップ進出を目指す戦いが続いている。
2. 大同生命SV.LEAGUE GROWTH
SV.LEAGUEの下部リーグとして2026-27シーズンから新設されたカテゴリー。男子は8クラブが参加し、10月24日に開幕した。上位リーグを目指すクラブにとって、競技力を高める重要な舞台となる。
3. 日本バレーボールリーグ(Vリーグ)
JVAが2026年度から新たに発足させた社会人リーグ。男子は16チームで、東西それぞれ8チームに分かれる。11月7日に開幕し、2027年3月まで開催される予定だ。
なお、旧V.LEAGUEは2025-26シーズンをもって運営終了となっている。2026-27シーズンに検索される「V.LEAGUE」と「Vリーグ」は、運営主体やリーグ構成を確認して区別したい。
SV.LEAGUE MENの現在の順位と勝敗2026年11月1日までの試合結果を反映した男子SVリーグの順位表では、ジェイテクトSTINGS愛知が4勝0敗で首位に立っている。大阪ブルテオン、日本製鉄堺ブレイザーズ、ウルフドッグス名古屋が続く。
- 1位:ジェイテクトSTINGS愛知 4勝0敗
- 2位:大阪ブルテオン 3勝1敗
- 3位:日本製鉄堺ブレイザーズ 3勝1敗
- 4位:ウルフドッグス名古屋 3勝1敗
- 5位:東京グレートベアーズ 3勝3敗
シーズン序盤の順位は試合消化数に差があるため、勝率や勝ち点も併せて確認したい。例えば、東京グレートベアーズは6試合を消化している一方、4試合消化のクラブもある。順位の数字だけでチームの優劣を判断するのは早い。
最新の勝敗や順位は、SVリーグ公式の順位情報や各クラブの試合結果で確認できる。
Vリーグ男子2026-27の開幕日と参加チーム新しい日本バレーボールリーグの男子は、東西カンファレンス制を採用する。各カンファレンスで3回総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームずつ、計4チームがセミファイナルとファイナルへ進む仕組みだ。
参加する16チームは以下の通り。
東カンファレンス
- OWLS岩手
- スカイロケッツ秋田
- 埼玉アザレア
- TM東京スパークル
- 警視庁フォートファイターズ
- 東京ヴェルディ
- SHIZUKA Vikings厚木
- VC山梨
西カンファレンス
- 長野GaRons
- トヨタ自動車サンホークス愛知
- 大同特殊鋼知多レッドスター
- 奈良ドリーマーズ
- 近畿クラブスフィーダ
- BALLENA倉敷
- GRiNSHĀMO KAGAWA
- 熊本Virex
開幕は2026年11月7日。大会期間は2027年3月までの予定で、各チームの試合日程や会場はJVAが公表した東西別の大会日程表で確認できる。
【テレビ放送・ネット配信】男子バレーの試合を視聴する方法
男子バレーの試合を見逃さないためには、大会ごとに放送局と配信サービスを確認する必要がある。2026年は大会によって中継体制が異なっていた。
2026年の主要大会の放送・配信先| 大会 | テレビ放送 | ネット配信 |
|---|---|---|
| VNL 2026 | TBS系列・BS-TBS | TBS関連の放送情報を確認 |
| アジア選手権2026 | フジテレビ系列・CSフジテレビ | TVer・FOD |
| アジア競技大会2026 | TBS系列 | TVer・U-NEXT |
| SVリーグ2026-27 | BS・CSの対象試合 | J SPORTSオンデマンド |
VNLは、BS-TBSと地上波TBS系列で日本戦を放送。アジア選手権はフジテレビ系列で日本戦全試合を放送し、TVerとFODでも日本代表戦を配信した。
アジア競技大会はTBS系列のテレビ放送に加え、TVerとU-NEXTでの配信が案内された。ライブ配信と録画放送、見逃し配信の対象は試合ごとに異なるため、試合当日の番組表を確認することが大切だ。
SVリーグはJ SPORTSオンデマンドが有力国内リーグを継続的に視聴するなら、J SPORTSオンデマンドが選択肢になる。2026-27シーズンはSV.LEAGUEとSV.LEAGUE GROWTHの男女全試合をライブ配信する方針が発表されている。
テレビ放送については注目試合を中心に編成されるため、応援しているクラブの全試合を追いたい場合はネット配信の対象試合を確認するとよい。対象カードによってはBSでの無料放送や無料ライブ配信も実施される。
J SPORTSは2026年11月2日にもSV.LEAGUEの特別中継「SV GOLDEN LIVE」を発表しており、シーズン中の注目カードにも力を入れている。
男子バレーの試合開始時間と対戦相手を確認する方法試合開始時間を調べる際は、次の順番で確認すると間違いが少ない。
1. JVAの大会公式ページで大会期間と対戦カードを確認する。
2. 大会別の競技日程で日本時間と現地時間を区別する。
3. テレビ局や配信サービスで番組開始時刻を確認する。
4. 試合当日は選手登録、欠場情報、開始時刻の変更を確認する。
5. 終了後は公式試合結果でセットスコアと勝敗を確認する。
特に海外開催のVNLは時差の影響を受ける。現地時間で表示された日付と日本時間の日付が異なる場合もあるため、検索結果の時刻だけで判断しないことが大切だ。
男子バレーの試合チケット情報チケットを購入したい場合は、大会主催者とクラブの公式販売情報を優先したい。
2026-27シーズンのSVリーグでは、各クラブの公式チケット案内やチケットVなどでホームゲームの販売情報を確認できる。座席の種類、価格、販売開始日時、会員先行販売の条件はクラブごとに異なる。
新設Vリーグについては、JVAが大会日程を公開しており、各クラブの公式サイトやSNSでもチケット情報が案内される。開幕直前は販売状況が変わるため、購入前に対象試合と会場を照合したい。
観戦を計画する人は、試合日だけでなく、会場へのアクセスや開場時間も確認しておくと安心だ。
【バレーの試合・男子日本代表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の男子日本代表の次の試合はいつですか?
A1:2026年11月3日時点では、男子日本代表の今シーズンの活動は10月3日のアジア競技大会決勝で終了している。JVAも同大会をもって今シーズンの男子日本代表活動が終了したと発表している。次の代表戦については、翌シーズンの公式スケジュールを確認したい。
Q2:2026年の日本対イランの試合結果はどうなりましたか?
A2:大会によって結果が異なる。9月13日のアジア選手権決勝では日本が3-0で勝利して優勝。10月3日のアジア競技大会決勝では日本が1-3で敗れ、準優勝となった。
Q3:男子バレーの2026-27シーズンはいつ開幕しますか?
A3:SV.LEAGUE MENは2026年10月17日に開幕済み。JVAが新設した日本バレーボールリーグ(Vリーグ)の男子は11月7日に開幕予定で、16チームが東西各8チームに分かれて戦う。
Q4:男子バレーの試合を無料で見る方法はありますか?
A4:大会によって異なる。VNLやアジア選手権は地上波・BS放送があり、アジア選手権はTVerでも配信された。SVリーグは一部の対象試合でBS無料放送や無料ライブ配信が行われるため、各試合の放送予定を確認したい。
2026年の男子日本代表は、VNL予選12戦全勝、アジア選手権優勝、アジア競技大会準優勝という結果を残した。国際大会での安定感を示した一方、アジア競技大会決勝ではイランに敗れ、最後のタイトル獲得には届かなかった。
国内ではSV.LEAGUE MENがすでに開幕し、JVAの新しい日本バレーボールリーグも11月7日にスタートする。代表戦が一区切りとなった今、国内クラブの勝敗や順位争いに注目が移っている。
【プロの結論】男子バレーの試合情報で失敗しない3つの判断基準男子バレーの試合情報を追うときは、次の3点を押さえておきたい。
- 大会の違いを確認する: VNL、アジア選手権、アジア競技大会は、それぞれ大会の目的や登録メンバーが異なる。
- 予選順位と最終順位を分ける: VNLのように予選全勝でも、ファイナルラウンドの結果によって最終順位は変わる。
- 代表戦と国内リーグを分ける: 日本代表の活動が終了しても、SVリーグやVリーグではクラブの試合が続く。
とりわけ2026年は、9月のアジア選手権と10月のアジア競技大会で日本対イランの結果が逆転したことが象徴的だった。大会名、開催日、登録選手、セットスコアをセットで確認することが、男子バレーの試合を正しく理解する近道となる。
これから観戦するなら、11月7日開幕の新Vリーグと、すでに始まっているSVリーグの両方をチェックしておきたい。2026-27シーズンの国内男子バレーは、各クラブの新たな競争が本格化する時期を迎えている。