森下千里(もりした・ちさと)
政治家・元タレント・元レースクイーン
- 生年月日:1981年9月1日
- 出身地:愛知県名古屋市
- 年齢:45歳(2026年11月現在)
- 所属政党:自由民主党
- 選挙区:宮城県第4区
- 現職:衆議院議員
- 政府役職:農林水産大臣政務官
森下さんは、20歳ごろから芸能活動を始めました。レースクイーンを出発点に、グラビア、テレビドラマ、バラエティー番組などへ活動を広げています。
その後、会社経営や東日本大震災の復興支援活動にも関わり、芸能界を離れてからは政治の道へ進みました。
自由民主党の公式プロフィールと衆議院議員情報によれば、2026年現在は当選2回。愛知県出身ですが、宮城県石巻市に生活の拠点を置いて活動しています。
【レースクイーン時代】2001年に注目された森下千里の活動と実績

森下千里さんの芸能活動を語るうえで、最初に押さえておきたいのが2001年のレースクイーン時代です。
2001年にレースクイーンとして活動開始日刊スポーツの2019年12月の報道によると、森下さんは2001年からレースクイーンとして活動していました。
当時の日本のレースクイーン業界は、モータースポーツの会場での活動に加え、雑誌やテレビを通じた知名度の獲得にもつながる芸能界への登竜門として機能していました。
特に2001~2002年ごろは、レースクイーン出身者がグラビアやテレビへ進出する動きが目立った時期です。週刊プレイボーイのレースクイーン文化35年史でも、森下さんは吉岡美穂さん、インリンさんらと並ぶ代表的なレースクイーン出身者として取り上げられています。
レースクイーン・オブ・ザ・イヤー2001を受賞森下さんのレースクイーン時代を象徴する実績が、2001年度のレースクイーン・オブ・ザ・イヤー受賞です。
週刊プレイボーイの特集記事では、2001年度の受賞者として森下さんを紹介しています。
この受賞は、当時のレースクイーンとしての存在感を示す実績の一つです。
単にサーキットで活動するモデルにとどまらず、その後のグラビアやテレビ出演へつながる知名度を獲得したことが、森下さんのキャリアの特徴でした。
レースクイーンからグラビアアイドルへレースクイーンとして活動した後、森下さんはグラビアアイドルとしても人気を集めました。
写真集やイメージDVDなどを発表し、雑誌を中心に知名度を広げていきます。
この時期の活動は、後のテレビ出演や女優業への足がかりにもなりました。
森下さんの経歴を理解するうえでは、レースクイーンとグラビアアイドルを別々のキャリアとして捉えるよりも、2001年に始まった芸能活動が、徐々に複数のメディアへ広がっていった流れとして見ると分かりやすいでしょう。
【芸能活動の歴史】グラビア・女優・タレントとしての出演歴
レースクイーン時代の後、森下さんはテレビや出版などへ活動の幅を広げました。
2002年『仮面ライダー龍騎』で女優デビュー2002年2月3日~2003年1月19日
- 原作:石ノ森章太郎
- 制作:テレビ朝日・東映
- 全50話
- 森下千里さんの女優デビュー作
2002年、森下さんは特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』で女優デビューしました。
同作は、鏡の中の世界を舞台に、複数の仮面ライダーが戦うという独特の設定で人気を集めた平成仮面ライダーシリーズの第3作です。
東映の公式作品情報でも、森下さんは出演者の一人として記載されています。
レースクイーンやグラビアで培った知名度を、映像作品での活動につなげた転換点といえます。
2003年以降はドラマやバラエティーにも進出女優としての活動は『仮面ライダー龍騎』だけではありません。
テレビドラマやバラエティー番組への出演を重ね、タレントとしても活動しました。
また、2003年には歌手としてシングル「Natural」を発表し、2004年には「emotion」をリリースしています。
芸能活動の中心がグラビアだけではなかった点も、森下さんのキャリアの特徴です。
CBCテレビ『まちイチ』で地域情報番組のナビゲーターを担当森下さんはCBCテレビの地域密着型情報番組『まちイチ~千里の道も一歩から~』でもナビゲーターを務めました。
WEBザテレビジョンのプロフィールでは、2015年12月まで約5年間にわたって番組を担当したと紹介されています。
旅や地域情報に関わる仕事は、後年の政治活動で本人が語った「日本各地を訪れ、地域への関心を深めた」という経験ともつながります。
2015年には小説家としてもデビュー森下さんは芸能活動に加え、執筆にも挑戦しています。
2015年11月には恋愛小説『倍以上彼氏』を河出書房新社から刊行しました。
作家としての活動は、芸能人という肩書きだけにとどまらない、幅広い仕事への関心を示すものです。
【経歴年表】森下千里の芸能活動から政治家転身までを一覧で整理
ここまでの経歴を、年代ごとの出来事と関係する人物・組織を含めて整理します。
| 時期 | 出来事・活動 | 関係する作品・組織 |
|---|---|---|
| 1981年9月 | 愛知県名古屋市に生まれる | 森下千里 |
| 2001年 | レースクイーンとして活動、同年度の賞を受賞 | レースクイーン・オブ・ザ・イヤー |
| 2002年 | 女優デビュー | 仮面ライダー龍騎 |
| 2003~2004年 | 歌手活動にも進出 | Natural、emotion |
| 2011年 | 復興応援チャリティーソングに参加 | RESTART |
| 2015年 | 小説家デビュー、地域情報番組の活動 | 倍以上彼氏、まちイチ |
| 2016年 | 会社を設立 | ジム経営・ゴルフ用品 |
| 2019年12月 | 所属事務所との契約を解消、芸能界引退 | ビクターミュージックアーツ |
| 2021年4月 | 自民党宮城県第5選挙区支部長に就任 | 自由民主党 |
| 2021年10月 | 宮城5区から初出馬、61,410票を獲得 | 第49回衆院選 |
| 2023年3月 | 自民党宮城県衆議院比例区第1支部長に就任 | 自由民主党 |
| 2024年10月 | 比例東北ブロックから初当選 | 第50回衆院選 |
| 2025年10月 | 環境大臣政務官に就任 | 高市内閣 |
| 2026年2月 | 宮城4区で当選、2期目へ | 第51回衆院選 |
| 2026年9月 | 農林水産大臣政務官に就任 | 農林水産省 |
この年表から読み取れるのは、森下さんのキャリアが芸能活動だけで完結していないことです。
2011年の復興支援活動、2016年の会社設立、2019年の芸能界引退という流れがあり、その後の政治活動へとつながっています。
【芸能界引退から政治家へ】森下千里が宮城で活動を始めた理由
森下さんの経歴で大きな転換点となったのが、2019年末の芸能界引退と、2021年から始まる政治活動です。
2019年12月31日に芸能界引退を発表2019年12月31日、森下さんは自身の公式ブログで、所属事務所ビクターミュージックアーツとのマネジメント契約を解消したことを報告しました。
オリコンの報道によれば、当時38歳だった森下さんは、これまでの仕事から離れる意向を示しています。
発表では、東京で過ごした18年間を振り返り、次のように感謝を伝えました。
もう十分に幸せだったと思う気持ちが、この決断へと導いてくれました。
また、メディアを通じた活動ではなく、一人の人間として出会った人たちを笑顔にできる人生を歩みたいという思いも記しています。
森下さんの公式プロフィールでも、2019年は芸能界引退の年として記録されています。
東日本大震災の復興支援が宮城との接点に政治家への転身を理解するうえで重要なのが、東日本大震災との関わりです。
森下さんは2011年、復興応援チャリティーソング「RESTART」に参加し、その後も復興支援のチャリティー活動に携わりました。
加えて、知人が石巻市へ移住し、ボランティアや事業を通じて地域を支える姿を見たことが、政治への関心を強めるきっかけになったと本人がインタビューで語っています。
2023年の週刊女性PRIMEのインタビューでは、政治への関心は芸能界引退後に突然生まれたものではなく、以前から持っていたと説明しています。
旅番組などで日本各地を訪れた経験から、地域や出会った人々に恩返しをしたいという気持ちが強くなったという経緯です。
また、震災から10年を迎えた2021年に、復興を風化させないため自分にできることを考えたことも、宮城で政治活動を始めた理由として挙げています。
2021年4月に自民党の宮城5区支部長へ2021年3月14日、自民党宮城県第5選挙区支部は、森下さんを同区の支部長に選任し、次期衆院選に擁立する方針を決めました。
その後、同年4月に支部長に就任しています。
同年10月の第49回衆議院議員総選挙では宮城5区から立候補し、61,410票を獲得しました。
しかし、小選挙区での当選には届かず、比例代表東北ブロックでも次点となり、初挑戦は落選という結果に終わりました。
落選後も宮城での政治活動を継続森下さんは2021年の落選後も、宮城での政治活動を続けました。
選挙活動で注目されたのが、街頭に立って有権者と接する「辻立ち」です。
週刊女性PRIMEの2026年2月の報道では、寒さでスピーカーの電池が使えなくなるほどの環境でも、毎日街頭に立ち続けた経験を本人が振り返っています。
単発の選挙活動ではなく、落選後も地元で活動を重ねてきたことが、その後の当選につながる政治活動の基盤になりました。
【2026年最新】森下千里は現在、衆議院議員・農林水産大臣政務官
2026年現在の森下さんは、芸能活動を再開したタレントではなく、自由民主党所属の現職衆議院議員です。
しかも、2026年には選挙区での当選を果たし、政府の役職にも就いています。
2024年の衆院選で初当選2024年10月の第50回衆議院議員総選挙では、比例代表東北ブロックから立候補し、初当選しました。
2021年の宮城5区での落選から約3年後のことです。
この時点で森下さんは衆議院議員となり、国会での活動を始めました。
2025年10月に環境大臣政務官へ就任2025年10月には、高市内閣で環境大臣政務官に就任しました。
国会議員としての活動に加えて、政府の政策立案や行政運営を補佐する立場を担うことになったのです。
2026年2月の衆院選で宮城4区から当選2026年2月8日投開票の第51回衆議院議員総選挙では、宮城県第4区から立候補しました。
対立候補の一人は、長年宮城の選挙区で活動してきた安住淳氏です。
選挙ドットコムが掲載した開票結果は次のとおりです。
| 候補者 | 所属政党 | 得票数 | 得票率 |
|---|---|---|---|
| 森下千里 | 自由民主党 | 124,250票 | 57.1% |
| 安住淳 | 中道改革連合 | 78,671票 | 36.2% |
| 佐野誠 | 参政党 | 14,494票 | ― |
森下さんは安住氏に約4万5,000票の差をつけて勝利し、小選挙区で初当選しました。
2024年の比例代表での初当選に続き、2026年には選挙区で議席を獲得したことになります。
2026年9月から農林水産大臣政務官に就任2026年の現在の役職を確認する際に、注意したいのが政務官の担当省庁です。
森下さんは2025年10月から2026年9月まで環境大臣政務官を務めていましたが、2026年9月18日付で農林水産大臣政務官に就任しています。
農林水産省の公式幹部紹介にも森下さんの名前が掲載されています。
そのため、2026年11月時点での正確な肩書きは、次のとおりです。
- 衆議院議員(宮城県第4区)
- 自由民主党所属
- 当選2回
- 農林水産大臣政務官
過去の環境大臣政務官という肩書きだけを掲載したプロフィールは、最新の役職を反映していない可能性があります。
現在の政治活動で注目される政策分野森下さんの公式サイトでは、次のような政策分野が掲げられています。
- 農林水産業と地域産業の活性化
- 東日本大震災からの復興と防災力の向上
- 女性の活躍と子育て環境の整備
- 医療・福祉の充実
- 地域社会の持続的な発展
特に宮城県の地域産業や農林水産業は、現在の農林水産大臣政務官という役職とも接点のある分野です。
今後は、芸能界で培った知名度や地域活動の経験だけでなく、担当政策でどのような成果を出すかが評価のポイントになります。
【誤解を整理】森下千里の経歴について知っておきたい3つのポイント
森下さんの名前を検索すると、レースクイーン、芸能界引退、政治家転身、現在の役職など、異なる時期の情報が一緒に表示されることがあります。
特に整理しておきたいのは次の3点です。
1. レースクイーン時代とグラビアアイドル時代は同じではない
2001年にレースクイーンとして活動を始め、その後グラビアやテレビへ活動を広げています。芸能活動の初期を一つの時期として捉えると、経歴を理解しやすくなります。
2. 政治家への転身は2021年から本格化した
2019年末の芸能界引退と、2021年の自民党宮城県第5選挙区支部長就任は別の出来事です。引退直後に国会議員になったわけではありません。
3. 2026年現在は環境分野ではなく農林水産分野の政務官
2025年から2026年9月までは環境大臣政務官でしたが、現在は農林水産大臣政務官です。最新の役職を調べる際は、農林水産省の幹部情報を確認するのが確実です。
【よくある質問】森下千里のレースクイーン時代に関するFAQ
Q1:森下千里がレースクイーンとして活動していたのは何年ですか?
A1:日刊スポーツの報道によると、活動開始は2001年です。同年度のレースクイーン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、その後グラビアアイドルとしても活躍しました。
Q2:森下千里は仮面ライダー龍騎に出演していましたか?
A2:はい。2002年放送開始の『仮面ライダー龍騎』で女優デビューしました。作品は2003年1月まで放送された全50話の特撮ドラマです。
Q3:森下千里はいつ芸能界を引退しましたか?
A3:2019年12月31日に所属事務所との契約解消と、これまでの仕事から離れる意向を公表しました。本人の公式プロフィールでも2019年が芸能界引退の年として記載されています。
Q4:森下千里が政治家になった理由は何ですか?
A4:以前から政治に関心があり、東日本大震災の復興支援や、宮城県石巻市と関わる知人たちの活動が政治を志すきっかけになったと本人が語っています。2021年4月に自民党宮城県第5選挙区支部長に就任しました。
Q5:森下千里は2026年現在、何をしていますか?
A5:自由民主党所属の衆議院議員として宮城県第4区を選挙区に活動しています。2026年9月18日から農林水産大臣政務官を務めています。
Q6:森下千里は2026年の衆院選で当選しましたか?
A6:はい。2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙で宮城4区から立候補し、124,250票を獲得して当選しました。
森下千里さんの歩みを振り返ると、2001年のレースクイーン活動から、グラビアアイドル、女優、タレント、会社経営者、そして政治家へと、複数の分野でキャリアを築いてきたことが分かります。
特に押さえておきたい転換点は次の3つです。
1. 2001年: レースクイーンとして活動し、同年度のレースクイーン・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2. 2019~2021年: 芸能界を引退し、宮城で政治活動を開始。
3. 2024~2026年: 衆議院議員に初当選し、2026年には宮城4区で再選。農林水産大臣政務官に就任。
レースクイーン時代の知名度や芸能界での経験は、森下さんのキャリアを形づくった重要な要素です。一方、政治家としての評価は、それまでの芸能活動とは切り離して考える必要があります。
今後注目したいのは、農林水産大臣政務官としての政策への取り組み、宮城の農林水産業や地域経済への貢献、そして国会議員としての具体的な実績です。
森下千里さんは、かつてのレースクイーンという肩書きだけでは語りきれない経歴を持つ人物です。 2026年以降は、政治家としてどのような成果を積み重ねていくのかが、その評価を左右することになります。