2026年11月2日現在、久保建英はレアル・ソシエダに所属している。注目された2026年夏の移籍市場では、リバプールなどプレミアリーグのクラブへの移籍報道が相次いだものの、最終的に移籍は成立せず、スペインで2026-27シーズンを迎えた。現在も久保建英の移籍先として具体的に決まった新クラブはない。
大きな要点は、レアル・ソシエダとの契約が2029年まで残っていること、2025-26シーズンの負傷と成績の低下、そして2026-27シーズンにおける出場機会の変化だ。11月1日のアスレティック・ビルバオ戦でも久保はベンチスタートとなり、後半75分からの途中出場にとどまった。移籍の噂だけでなく、現在の起用状況も今後の去就を考えるうえで見逃せない。
【最新結論】久保建英の移籍は2026年11月現在どうなっている?

久保建英の2026年夏の移籍は実現しなかった。現在の所属先はスペイン1部ラ・リーガのレアル・ソシエダであり、2026-27シーズンも同クラブでプレーしている。
夏の移籍市場ではプレミアリーグへの移籍が注目された。とりわけリバプールの獲得関心を伝える報道は大きな話題となり、日本代表の遠藤航との共闘を期待する声も出た。しかし、移籍先クラブとの正式な合意やクラブ間交渉が成立したという確かな情報は確認されていない。
2026年夏に移籍が成立しなかった経緯2026年6月、スペインのスポーツ紙『ムンド・デポルティーボ』は久保の移籍市場における状況を分析。長期契約が残っていることに加え、直近シーズンの負傷や出場時間の減少によって、欧州の有力クラブからの関心が以前より落ち着いていると報じた。
加えて、7月9日付のスペイン紙『AS』も、レアル・ソシエダのクラブ幹部のもとに大きなオファーが届いていない状況を伝えている。
つまり、移籍の噂が存在したことと、実際に獲得交渉が進んでいたことは別問題だった。最終的に久保はソシエダに残り、クラブも新シーズンの戦力として起用を続けている。
2026年11月1日のバスク・ダービーでも途中出場直近の試合となった11月1日のアスレティック・ビルバオ戦では、久保はベンチスタート。後半75分から投入された。
試合はレアル・ソシエダが1-2で敗戦。久保は右サイドハーフでプレーし、終盤には中央への突破からフリーキックを獲得する場面もあったが、得点には結びつかなかった。
日刊スポーツによると、久保は前節のレバンテ戦でも出場機会がなく、2試合連続のベンチスタートだった。チーム内での立場が以前ほど安定していないことが、現在の大きな焦点となっている。
【契約・移籍先】2029年までの契約と移籍金・市場価値の実態
久保建英の今後を考えるうえで、最も重要な条件の一つがレアル・ソシエダとの契約期間だ。
2024年2月12日、レアル・ソシエダは久保との契約延長を正式発表した。クラブ公式発表によると、新契約は2028-29シーズン終了まで。実質的には2029年6月30日までの契約となる。
契約延長時にはクラブ会長のホキン・アペリバイとともに新契約に署名しており、クラブが久保を長期的な戦力として位置づけていたことが分かる。
契約解除金は6000万ユーロと報道スペイン紙『AS』や『ムンド・デポルティーボ』は、久保の契約解除金を6000万ユーロと報じている。
契約解除金とは、契約期間中に他クラブが一定の条件を満たして選手を獲得するための金額だ。通常の移籍交渉における移籍金とは性質が異なる。
2026年6月の『ムンド・デポルティーボ』の記事では、久保の市場価値は約2000万ユーロと報じられた。6000万ユーロという契約解除金との間には大きな開きがある。
この差は、獲得を検討するクラブにとって重要な判断材料となる。選手の能力を高く評価していても、実際の移籍に必要な費用や契約条件が折り合わなければ交渉は成立しない。
レアル・マドリードとの関係も移籍交渉のポイント久保は2019年にレアル・マドリードへ加入し、その後、複数のスペインクラブへの期限付き移籍を経験した。
『AS』は2026年7月の記事で、レアル・マドリードが久保の権利の50%を保持していると報じている。この契約上の関係も、将来的な移籍交渉を考える際の要素となる。
ただし、これはレアル・マドリードが現在の所属クラブであるという意味ではない。久保の登録上の所属先はあくまでレアル・ソシエダだ。
久保建英の歴代所属クラブ久保はスペインと日本の複数のクラブで経験を積んできた。単純にビッグクラブへ移籍することだけでなく、出場機会を確保しながら成長できる環境を選んできたキャリアでもある。
- FCバルセロナ:少年時代に下部組織ラ・マシアで育成を受ける。
- FC東京:日本に戻り、ユース年代からトップチームへ進出。
- 横浜F・マリノス:2018年に期限付き移籍でプレー。
- レアル・マドリード:2019年に完全移籍で加入。
- RCDマジョルカ:期限付き移籍でプレー。2021-22シーズンにも再び所属。
- ビジャレアル:2020-21シーズンに期限付き移籍。
- ヘタフェ:2020-21シーズンに期限付き移籍。
- レアル・ソシエダ:2022年夏に完全移籍。2026年11月現在も所属。
Jリーグ公式サイトやFC東京の公式発表でも、このキャリアの流れを確認できる。特にソシエダへの移籍は、期限付き移籍を繰り返す段階から、欧州のトップリーグで継続的に主力を目指す段階へ移った転換点だった。
【移籍の噂と真相】リバプールなどプレミアリーグ移籍報道を検証
2026年の久保建英の移籍報道で特に注目されたのが、プレミアリーグへの移籍だった。
久保は右ウイングを主戦場としながら、攻撃的MFとしてもプレーできる。左足の技術、狭いスペースでのボールコントロール、相手守備を突破する能力は、イングランドのクラブにとっても魅力的な特徴だ。
しかし、報道されたクラブ名や金額を、そのまま正式なオファーや合意と受け取ることはできない。
2026年の主な移籍報道と確認できる事実| 時期 | 関連クラブ・人物 | 報道内容 | 確認できる状況 |
|---|---|---|---|
| 2026年4月 | トッテナム | プレミアリーグ移籍候補として関心が報じられる。 | 海外メディア発の関心報道。正式オファーは確認されていない。 |
| 2026年6月 | レアル・ソシエダ | 市場価値の低下や有力クラブの関心減少が報じられる。 | スペイン紙は大型オファーが届いていないと報道。 |
| 2026年7月24日 | リバプール | 久保の代理人への接触や約115億円規模の獲得準備が報じられる。 | 英国メディア発の情報。クラブ間交渉の有無は不明。 |
| 2026年夏の市場終了時 | レアル・ソシエダ | プレミアリーグ移籍の実現が注目される。 | 移籍は成立せず、ソシエダ残留。 |
| 2026年11月2日 | レアル・ソシエダ | 2026-27シーズンの出場機会や起用状況に注目。 | 引き続き所属中。新たな移籍先は決まっていない。 |
2026年7月24日、Football Tribe Japanは英国メディア『Merseyside Plus』の報道を紹介した。
同メディアはリバプールが久保の獲得を検討し、代理人に移籍条件を問い合わせたと伝えた。報道では約6900万ドル、日本円にして約115億円という金額も取り上げられた。
ただし、Football Tribe Japanの記事自体も、リバプールとレアル・ソシエダの間でクラブ間交渉が行われたかどうかは明らかになっていないと説明している。
一方、同時期のスペイン紙『AS』は、久保がワールドカップ後にレアル・ソシエダのプレシーズンへ合流する予定であり、新シーズンでの復活を目指していると報道した。
したがって、リバプール移籍は関心や問い合わせをめぐる報道の段階にとどまり、成立した移籍交渉とは区別する必要がある。
トッテナムやエバートンの名前も浮上プレミアリーグ関連では、トッテナムやエバートンの名前も過去の関心報道に登場している。
スペイン紙『AS』は、久保がレアル・ソシエダで最初の3シーズンを過ごした時期に、トッテナムやエバートン、バイエルン・ミュンヘンなどが関心を示した経緯を紹介している。
ただし、過去に関心が報じられたクラブと、2026年夏に実際の獲得交渉を進めていたクラブは同じではない。現時点で特定のプレミアリーグクラブへの移籍が決定的になっている状況ではない。
【レアル・ソシエダ残留理由】負傷・市場価値・クラブの事情を分析
久保建英が2026年夏に移籍しなかった背景には、契約条件だけでなく、2025-26シーズンの成績とコンディションの問題もあった。
2025-26シーズンは負傷によって出場時間が減少2026年1月18日のバルセロナ戦で、久保は左太腿裏を負傷して途中交代した。試合後、マタラッツォ監督は重度の筋肉損傷であることを明らかにした。
その後、久保は日本に一時帰国してリハビリを進めた。1月24日には監督が回復に時間を要する見通しを説明している。
スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』によると、2025-26シーズンの久保は公式戦27試合に出場し、2得点4アシスト、出場時間は1746分だった。過去のシーズンと比べても出場時間が少なく、負傷による影響が数字に表れている。
この状況では、獲得を検討するクラブも、過去の実績だけでなく、現在のコンディションや継続的に出場できるかどうかを慎重に判断する。
ワールドカップでも負傷が影響2026年の北中米ワールドカップでも、久保は日本代表の初戦で負傷し、その後の大会に出場できなかった。スペイン紙『AS』は、クラブでの負傷離脱に続いてワールドカップでも出場機会を失ったことを、新シーズンに向けた課題として取り上げている。
欧州の有力クラブが獲得を検討する場合、代表戦でのパフォーマンスや国際大会での実績も評価材料になる。久保にとっては、2026-27シーズンに健康状態とプレーの質を取り戻すことが、再び移籍市場で高く評価されるための重要な条件となる。
クラブ側は久保を必要な戦力と評価2026年2月、スポーツディレクターのエリック・ブレトス氏について、スポニチはスペイン現地メディアの報道をもとに、久保の移籍に関するクラブ側の考えを紹介した。
「夏の移籍市場については全く考えていない。建英は我々にとって不可欠な選手」
これはシーズン途中の負傷離脱中に伝えられた発言であり、クラブが久保を戦力として重視していたことを示している。
また、2026年7月の『AS』も、マタラッツォ監督が久保を高く評価していると報道した。
クラブ側にとっても、負傷から復帰したばかりの選手を安易に放出するより、コンディションを回復させて再び攻撃の中心として活用する選択肢には合理性がある。
【2026-27シーズン成績】久保建英の出場機会と起用状況は?
移籍問題を考えるうえで、2026-27シーズンのプレー状況は非常に重要だ。
11月2日時点の試合記録を確認すると、久保はラ・リーガで7試合に出場し、1得点1アシストを記録。ヨーロッパリーグでは3試合に出場している。
公式戦全体では10試合、約396分の出場となっている。数字だけを見れば得点に関与する力は残しているものの、先発出場が安定していない。
2026-27シーズンの主な成績- 所属:レアル・ソシエダ
- 背番号:14
- ラ・リーガ:7試合出場
- リーグ戦得点:1得点
- リーグ戦アシスト:1アシスト
- ヨーロッパリーグ:3試合出場
- 公式戦合計:10試合、約396分
成績の集計は試合記録に基づくもので、データ提供元や更新タイミングによって出場時間に若干の差が生じる場合がある。
10月18日のマラガ戦で1得点1アシスト今季の久保にとって大きな転機となったのが、10月18日のマラガ戦だ。
この試合では久保が先発出場し、1得点1アシストを記録。チームの5-2の勝利に貢献した。約10か月ぶりのゴールでもあり、復調を印象づける試合となった。
続く10月22日のヨーロッパリーグ、リレストローム戦でも先発出場。58分までプレーし、攻撃面での存在感を示す機会を得た。
一方で先発の座はまだ安定していない問題は、その後の起用状況だ。
10月25日のレバンテ戦では出場機会がなく、11月1日のアスレティック・ビルバオ戦でも先発から外れた。マラガ戦での活躍によって完全復活が期待されたものの、継続的な先発起用には至っていない。
現在のレアル・ソシエダでは、ゴンサロ・ゲデスやアンデル・バレネチェアなど、サイドのポジションを争う選手もいる。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督にとっては、選手のコンディションや対戦相手の守備戦術に応じて起用を調整する必要がある。
久保の課題は単に出場時間を増やすことだけではない。右サイドからの突破、ゴール前での判断、チャンスメークといった本来の強みを、試合ごとに安定して発揮できるかどうかが重要になる。
【今後の去就】久保建英は2027年に移籍する可能性がある?
2026年11月現在、久保建英の次の移籍先として正式に決まったクラブはない。2029年まで契約が残っているため、短期間での移籍が必然という状況でもない。
一方、25歳という年齢を考えると、今後数シーズンはキャリアの重要な時期になる。欧州のトップクラブでさらに高いレベルを目指すのか、ソシエダで中心選手としての地位を取り戻すのか、選択肢は残されている。
今後の移籍を左右する3つの条件1. レアル・ソシエダで先発ポジションを取り戻せるか
まず注目したいのは出場時間だ。2026-27シーズンの現状では、ベンチスタートや途中出場が目立つ。継続的に先発し、攻撃の中心として結果を残せれば、他クラブからの評価も変わってくる。
2. 負傷の影響を克服し、安定した成績を残せるか
2025-26シーズンは負傷によって出場機会が減った。移籍市場で高い評価を得るには、単発の活躍だけでなく、長期間にわたって試合に出続けられることが重要だ。
3. 移籍金と契約条件が獲得クラブの要求に合うか
6000万ユーロと報じられる契約解除金は、獲得を検討するクラブにとって小さな金額ではない。ソシエダ側が売却を検討するか、獲得クラブがどの程度の金額を提示するかによって交渉の可能性は変わる。
プレミアリーグ移籍は今後も選択肢になる久保のプレースタイルは、プレミアリーグのクラブが求める攻撃的なサイドアタッカー像と重なる部分がある。
特に、相手の守備ブロックをドリブルで崩す能力や、右サイドから中央に入って左足で攻撃を組み立てる技術は魅力的だ。
ただし、リバプールやトッテナムなどの名前が報道に登場したからといって、次の移籍先が決まっているわけではない。今後の移籍報道では、クラブの公式発表、信頼性の高い記者による具体的な交渉情報、実際のオファーの有無を確認する必要がある。
久保建英の移籍に関するよくある質問(FAQ)
Q1:久保建英は2026年夏にリバプールへ移籍した?
A1:移籍していない。2026年夏にはリバプールからの関心や代理人への問い合わせを伝える報道があったが、クラブ間交渉の成立は確認されず、久保はレアル・ソシエダに残留した。
Q2:久保建英の契約期間はいつまで?
A2:レアル・ソシエダとの契約は2029年6月末まで。2024年2月12日にクラブが契約延長を正式発表している。
Q3:久保建英の移籍金はいくら?
A3:契約解除金は6000万ユーロとスペインメディアが報じている。一方、2026年6月時点の市場価値は約2000万ユーロと報道されており、契約解除金と市場価値は別の数字だ。
Q4:久保建英は2026-27シーズンにレギュラーとして出場している?
A4:現時点では先発が安定しているとはいえない。10月18日のマラガ戦では1得点1アシストを記録したが、10月25日のレバンテ戦は出場なし、11月1日のビルバオ戦は途中出場だった。
Q5:久保建英の次の移籍先はどこになる?
A5:2026年11月現在、次の移籍先は決まっていない。プレミアリーグのクラブへの移籍は今後も選択肢になり得るが、現状ではレアル・ソシエダとの契約が続いている。
2026年11月2日現在、久保建英はレアル・ソシエダに残留している。2026年夏にはリバプールをはじめとするプレミアリーグ移籍の噂が浮上したものの、正式な移籍には至らなかった。
その背景には、2029年までの長期契約、6000万ユーロと報じられる契約解除金、2025-26シーズンの負傷による出場時間の減少、市場価値の変化など複数の事情がある。
2026-27シーズンは10試合に出場して1得点1アシストを記録しているが、直近では2試合連続で先発から外れている。10月のマラガ戦で見せた1得点1アシストのような活躍を継続できるかが、今後の評価を左右する。
【プロの結論】移籍報道よりもピッチ上の変化に注目久保建英の去就を判断するうえで、最も重要なのは移籍先の候補となるクラブ名ではない。実際の出場時間、先発回数、得点・アシスト数、そして負傷からの回復状況だ。
移籍市場では、選手への関心、代理人への問い合わせ、正式オファー、クラブ間合意、契約成立という段階がある。それぞれは意味が異なり、単なる関心報道を移籍決定のように受け取ると実態を見誤る。
久保にとって2026-27シーズンは、レアル・ソシエダで再び絶対的な主力として評価されるための重要なシーズンとなる。2029年までの契約がある以上、焦って移籍する必要はない一方、出場機会が安定しない状況が長引けば、将来的な環境変更を検討する可能性も出てくる。
今後の注目要点は、冬の移籍市場に向けたクラブの動きと、久保自身が先発ポジションを取り戻せるかどうかだ。プレミアリーグ移籍の実現を占う意味でも、まずはソシエダでのパフォーマンス回復が最大の鍵になる。