2026年の大波三兄弟には、これまでの関係を振り返るうえで大きな節目がありました。長兄の若隆元が現役を引退し、若者頭として日本相撲協会に残る道を選んだことです。
長兄・若隆元は2026年5月場所で引退日本相撲協会は2026年5月27日、若隆元の現役引退を発表しました。若隆元は2009年11月場所に初土俵を踏み、最高位は幕下七枚目。本名は大波渡で、引退場所は2026年5月場所です。
長年目指してきた関取昇進は実現しませんでした。2026年3月の春場所で左膝を負傷して途中休場し、5月場所も全休。現役を続けるための手術も検討・実施したものの、最終的には引退と若者頭への転身を決断しました。
若隆元が関取になれば、若元春、若隆景と合わせて3兄弟全員が関取となる可能性がありました。相撲界でも注目された目標でしたが、その夢は土俵上では実現しませんでした。
引退後は若者頭に転身!現在の仕事内容若隆元は引退後も日本相撲協会に残り、若者頭として活動しています。
若者頭は、主に幕下以下の力士への指導や、本場所の運営補佐などを担う役職です。現役時代に培った経験を、今度は若い力士たちや相撲界全体を支える仕事に生かすことになります。
2026年5月30日には、東京・両国国技館で行われた元小結・北勝富士の引退相撲で初仕事を務めました。日刊スポーツの報道によると、若隆元は新しい仕事について「しっかり自分の仕事を覚えていきたい」と意欲を示しました。
この日、支度部屋では若元春と談笑し、3兄弟そろって記念撮影する姿も見られました。現役引退によって兄弟の関係が変わるわけではなく、長兄は相撲協会の裏方として弟たちを支える立場になったのです。
次兄・若元春の2026年現在の番付
若元春(大波港)
東前頭七枚目

2026年11月場所
最高位:関脇
得意技:左四つ・寄り
若元春は2026年11月場所、東前頭七枚目に位置しています。日本相撲協会の公式プロフィールによると、9月場所では10勝5敗と勝ち越しました。その結果、11月場所では番付を上げています。
最高位は関脇。2023年1月場所に新三役となり、その後も幕内上位で戦ってきました。左四つからの寄りを持ち味とする、安定感のある取り口が特徴です。
若隆景がけがからの復帰を目指すなか、若元春は現役力士として幕内で戦い続けています。
末弟・若隆景は2026年11月に十両で復帰を目指す
若隆景(大波渥)
西十両五枚目
2026年11月場所
最高位:関脇
得意技:右四つ・寄り
若隆景にとって2026年は、栄光と試練が重なった年でした。
5月場所では12勝3敗で幕内優勝。2022年3月場所以来となる2度目の幕内最高優勝を達成し、技能賞も獲得しました。福島市の公式発表によると、5月24日の千秋楽には福島駅西口でパブリックビューイングが行われ、約400人が優勝の瞬間を見守りました。
ところが、名古屋場所を控えた7月1日の稽古で左太ももを負傷。大腿コンパートメント症候群と診断され、緊急手術を受けました。7月場所と9月場所を連続で全休することになり、番付も関脇から十両まで下がっています。
復帰に向けた動きが伝えられたのは10月以降です。10月には部屋でぶつかり稽古に参加し、11月場所に向けた調整を進めていました。
加えて、2026年11月2日には福岡県志免町で行われた時津風一門の連合稽古に参加し、幕内の大栄翔らを相手に5戦全勝。術後、他の部屋の関取と相撲を取るのは初めてだったと報じられています。
そして11月3日には、荒汐部屋での朝稽古でも6戦全勝。兄の若元春との稽古では2戦2勝を記録しました。弟が兄を相手に力強い相撲を見せたことは、復帰に向けた明るい材料です。
ただし、九州場所への出場は11月3日時点で正式決定していません。日刊スポーツの報道によると、師匠の荒汐親方は11月5日をめどに出場の可否を判断する考えを示しています。11月8日初日の本場所に間に合うかどうかは、最終的な体の状態次第です。
2026年11月3日現在の兄弟の状況を整理すると、次のようになります。
- 若隆元:現役を引退し、若者頭として協会に残る。
- 若元春:東前頭七枚目で幕内力士として活動。
- 若隆景:西十両五枚目。左脚の手術から復帰を目指して調整中。
3人が同じ立場で土俵に立つ時代は一区切りを迎えましたが、兄弟それぞれが相撲界で役割を持ち続けています。
【プロの結論】若隆景の双子説が生まれた理由と本当の魅力
若隆景の双子説を整理すると、誤解が生まれた理由は主に3つあります。
1つ目は、若元春と若隆景の年齢が近いこと。2つ目は、同じ荒汐部屋に所属し、兄弟で幕内上位まで昇進したこと。3つ目は、毛利元就の三兄弟をモチーフにした共通の四股名によって、3人のつながりが強く印象づけられていることです。
しかし、双子かどうかを判断する際に、見た目や名前の共通点は決定的な根拠になりません。確認すべきなのは、生年月日と兄弟順位です。
今回のケースでは、福島市の公式情報と日本相撲協会の力士プロフィールを照合すれば、若隆元・若元春・若隆景という3人兄弟であることが分かります。
また、大波三兄弟の本当の魅力は、3人全員が同じように出世したわけではない点にもあります。長兄は幕下七枚目で現役を終え、次兄は関脇まで昇進し、末弟は幕内優勝を2度達成しました。それぞれ違う相撲人生を歩みながら、同じ家族の名前を背負ってきました。
2026年の若隆元の引退も、単なる力士の引退ニュースではありません。兄弟3人が関取になるという目標に一区切りがつき、長兄が若者頭として新しい形で角界に関わる転機でした。
これから大波三兄弟のニュースを追うなら、若隆景の復帰状況だけでなく、若元春の幕内での成績、若隆元の若者頭としての活動にも注目すると、3人の関係をより深く理解できます。
【若隆景の双子説・兄弟関係】よくある質問(FAQ)
Q1:若隆景と若元春は双子ですか?
A1:いいえ、双子ではありません。若元春は1993年10月5日生まれ、若隆景は1994年12月6日生まれで、約1年2か月の年齢差があります。若元春が兄、若隆景が弟です。
Q2:若隆景には何人の兄弟がいますか?
A2:兄が2人います。長兄が若隆元、次兄が若元春で、若隆景は三男です。3人は「大波三兄弟」と呼ばれています。
Q3:若隆景の本名は何ですか?
A3:大波渥(おおなみ・あつし)です。1994年12月6日生まれで、福島県福島市出身です。
Q4:若隆元は2026年に引退したのですか?
A4:はい。2026年5月場所を最後に現役を引退し、若者頭に転身しました。5月30日には両国国技館で初仕事を務めています。
Q5:若隆景と若元春の四股名の由来は何ですか?
A5:戦国武将・毛利元就の息子である小早川隆景と吉川元春に由来します。長兄の若隆元も毛利隆元から名前を取っています。「若」は祖父の元小結・若葉山から受け継いだものです。
Q6:2026年11月現在、若隆景と若元春の番付は?
A6:若元春は東前頭七枚目、若隆景は西十両五枚目です。若隆景は左脚の手術から復帰を目指しており、11月3日時点では九州場所への出場判断が未確定でした。
若隆景は双子ではありません。1991年生まれの若隆元、1993年生まれの若元春、1994年生まれの若隆景という、年齢の近い3人兄弟です。
本名はそれぞれ大波渡・大波港・大波渥。祖父は元小結・若葉山、父は元幕下・若信夫という相撲一家に生まれ、毛利元就の三兄弟にちなんだ四股名を受け継いでいます。
2026年には長兄の若隆元が引退して若者頭に転身しました。次兄の若元春は東前頭七枚目で現役を続け、末弟の若隆景は左脚の手術を乗り越えて土俵復帰を目指しています。
双子説の答えは明確ですが、大波三兄弟の物語はまだ終わっていません。長兄の新しい役割、次兄の幕内での挑戦、末弟の復活。それぞれの歩みを追うことが、2026年以降の大波三兄弟を楽しむポイントです。