東出昌大さんの若い頃は、現在の山暮らしや狩猟生活からは想像しにくいほど、華やかなファッション業界で活躍していました。高校時代に男性ファッション誌『MEN'S NON-NO(メンズノンノ)』の専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、その後はパリ・コレクションにも出演。モデルとして国内外で経験を積んだ後、2012年公開の映画『桐島、部活やめるってよ』をきっかけに俳優へ転身しました。
1988年2月1日生まれの東出さんは、2026年11月現在38歳。朝ドラ『あまちゃん』『ごちそうさん』で知名度を高めた時代を経て、現在は北関東の山間部で狩猟をしながら俳優業や執筆活動を続けています。2026年には新たな舞台や映画への出演も控えており、モデル時代から現在までの変化には興味深い転機があります。
【10代の東出昌大】高校時代にメンズノンノのグランプリを獲得したモデルデビュー

東出昌大さんが芸能界に入ったきっかけは、俳優への憧れではなく、ファッション誌のモデルオーディションでした。
1988年2月1日、埼玉県に生まれた東出さんは、幼少期から剣道に取り組んでいました。父親が剣道の指導者だったこともあり、小学1年生から剣道を始め、高校時代も部活動に打ち込んでいたといいます。
メンズノンノのオーディションに応募した意外な理由2004年、東出さんは第19回メンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリを獲得しました。
興味深いのは、本人が当初からモデルを目指していたわけではなかったことです。
2012年のCREAのインタビューでは、応募の経緯について、最初に兄が応募しており、余っていた履歴書やインスタントカメラがあったため、自分も何となく応募したと振り返っています。
当時は芸能界やモデル業界への強い憧れがあったわけではなく、本人にとっては思いがけない結果だったようです。
高校2年生の終わり頃からモデル活動を開始。剣道部での活動と並行しながら、学校生活を優先して仕事を続けていました。
若い頃の写真が注目される理由東出昌大さんの若い頃の写真を見ると、現在の山で生活する姿とは異なる、ファッションモデルらしい洗練された雰囲気が印象的です。
当時の特徴として挙げられるのは次の3点です。
- 長身を生かしたファッション映えするスタイル
- シンプルな服装でも存在感を放つ端正な顔立ち
- メンズファッション誌に合う落ち着いた表情と雰囲気
当時の写真を探す場合は、メンズノンノのバックナンバーや、2012年の映画出演時に掲載されたインタビュー写真が参考になります。
なお、集英社のメンズノンノ公式モデル歴代一覧にも、2004年第19回のモデルとして東出さんの名前が掲載されています。
【2006年〜2011年】パリコレ出演!モデル時代の経歴と大学中退の理由
メンズノンノのグランプリ獲得後、東出さんは国内のファッション業界だけでなく、海外のコレクションにも活動の場を広げていきました。
2006年から2011年までパリ・コレクションに出演東出さんのモデル時代を語るうえで欠かせないのが、パリ・コレクションへの出演です。
2006年から2011年にかけて、ZUCCaやヨウジヤマモトなどのブランドに関わり、海外のファッションショーでも経験を積みました。
当時の東出さんは、単に雑誌に登場するモデルではなく、国際的なファッションの現場を経験したモデルでした。
日本の男性ファッション誌から海外のランウェイへと活動範囲を広げた経歴は、後に俳優として活動する際にも、独自の存在感を形成する土台になったと考えられます。
大学を中退した理由は?ジュエリー専門学校に進んだ背景東出さんの学歴について、大学中退という経歴が気になる人も多いでしょう。
実際には、モデル活動の後に大学へ進学したものの、その後中退し、ジュエリーの専門学校で学ぶ道を選んでいます。
2026年1月にENCOUNTが報じた本人のテレビ出演時の説明によると、モデル活動後に俳優事務所のレッスンを受けたものの、当時は演技の才能がないと評価され、所属には至らなかったそうです。
そのため、大学へ進学する時期には明確な将来の目標がなく、とりあえず大学に進む選択をしました。
しかし、その後はジュエリーの世界に興味を持つようになります。
本人の説明によれば、ジュエリーを専門的に学び、将来的には宝飾品の仕事で生計を立てようと考えていたそうです。
つまり、大学中退は単純に学業が嫌になったという話ではなく、興味の対象が大学からものづくりへ移ったことが背景にあります。
俳優になることもジュエリーの仕事につなげる発想だった興味深いのは、俳優への転身を決めたときにも、ジュエリーへの関心が残っていたことです。
2026年のインタビューで、映画出演を引き受けた動機について、次のような趣旨を明かしています。
「名前が売れたら、ジュエリーを売りやすくなるんじゃない?」
俳優として有名になること自体を最終目標にしていたわけではなく、知名度をものづくりの仕事に生かせるのではないかと考えていたのです。
結果的に映画の仕事が忙しくなり、ジュエリーよりも俳優業に専念するようになりました。
この経緯からも、東出さんの俳優転身は、最初から計画された芸能界志望というより、いくつもの進路選択が重なって生まれたものだったことが分かります。
【2012年】『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビュー!日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞
東出昌大さんの人生を大きく変えた作品が、2012年8月公開の映画『桐島、部活やめるってよ』です。
原作は朝井リョウさんの同名小説。監督は吉田大八さんが務めました。
東出さんは、学校内で人気のあるバレー部員・菊池宏樹役を演じています。
600人以上の候補者から選ばれた映画の重要人物東出さんは、この作品のオーディションを経て俳優デビューを果たしました。
イミダスの人物紹介では、600人を超える候補者の中から準主役に選ばれたと紹介されています。
当時の東出さんは、モデルとしてのキャリアこそありましたが、映画の演技経験はほとんどありませんでした。
2012年のシネマトゥデイのインタビューでも、演技の勉強や撮影現場の知識がなく、共演者にさまざまなことを尋ねながら撮影に臨んだと語っています。
特に印象的なのは、吉田大八監督から役柄のプロフィールを自分で作る宿題を出されたことです。
菊池宏樹の家族構成や好きな食べ物、交友関係などを細かく考え、自分なりに人物像を組み立てていったといいます。
モデル時代とは異なり、外見だけでなく、人物の内面を表現することが求められる仕事でした。
日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞『桐島、部活やめるってよ』への出演は、東出さんの俳優としての評価を大きく押し上げました。
受賞歴として特に知られているのが、次の2つです。
- 第36回日本アカデミー賞新人俳優賞
- 第67回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞
モデル出身の新人俳優が、デビュー作で映画賞を受賞したことは、その後のキャリアにとって大きな意味を持ちました。
ここで注目したいのは、東出さんがモデルとして培った身体表現やカメラの前での経験に加え、演技の現場で人物を理解する作業に取り組んだことです。
ファッションモデルから俳優へという転身は、肩書きの変更だけではありませんでした。
【2013年】『あまちゃん』『ごちそうさん』でブレイク!若い頃の俳優としての評判
映画デビューの翌年、東出さんはNHK連続テレビ小説への出演によって、映画ファン以外にも広く知られる存在になりました。
2013年は、東出昌大さんのキャリアを振り返るうえで非常に重要な年です。
『あまちゃん』で青年期の大向大吉を演じる2013年前期の連続テレビ小説『あまちゃん』に出演。
東出さんは青年期の大向大吉役を担当しました。
主演の能年玲奈さんをはじめ、個性的な登場人物が集まる作品の中で、朝ドラ出演という実績を積み上げています。
『ごちそうさん』で西門悠太郎役に抜てき続いて2013年後期の朝ドラ『ごちそうさん』では、ヒロイン・卯野め以子の夫となる西門悠太郎役を演じました。
主演の杏さんとの共演も大きな話題となりました。
大正から昭和にかけての時代を背景に、建築を学ぶ真面目で不器用な青年を演じ、東出さんの知名度はさらに高まりました。
モデル出身の長身と端正な顔立ちはもちろん、寡黙で実直な人物像との相性もよく、作品の主要キャストとして存在感を発揮しました。
若い頃の評判は?モデルとしての評価から俳優としての評価へ東出さんの若い頃の評判を整理すると、大きく2つの段階があります。
モデル時代
- メンズノンノのグランプリ受賞者という実績
- パリ・コレクションへの出演経験
- 海外ブランドのショーにも参加した経歴
俳優デビュー後
- 『桐島、部活やめるってよ』での新人俳優賞受賞
- NHK朝ドラ2作品への連続出演
- 『ごちそうさん』での主要人物への起用
特に2013年は、モデル出身という肩書きだけでなく、俳優としての認知度が高まった時期でした。
その後も映画やドラマへの出演を重ね、2014年には映画『クローズEXPLODE』で映画初主演を務めています。
【年表・比較】東出昌大の若い頃と現在を徹底比較!経歴の転換点一覧
ここまでの経歴を整理すると、東出さんはモデル、ジュエリー制作、俳優、山での生活と、複数の分野を経験してきた人物です。
東出昌大の年代別キャリア年表若い頃
モデル・俳優デビュー期
- ファッションモデル中心
- パリ・コレクション出演
- 洗練された都会的な印象
- 映画・ドラマで俳優として成長
現在
2026年・38歳
- 俳優・執筆活動
- 山間部での狩猟生活
- 地域の人々との交流
- 舞台や映画にも出演
若い頃と現在を比較すると、最も大きな違いは生活の拠点と仕事への向き合い方です。
若い頃はファッション業界を中心に活動し、海外のランウェイにも立っていました。一方、現在は自然の中で暮らしながら、興味を持った映画や舞台の仕事を選んで取り組むスタイルへと変化しています。
ただし、現在の生活を完全な自給自足や社会との断絶と捉えるのは正確ではありません。2026年5月の日刊ゲンダイの取材では、電気や水道が通っており、ポケットWi-FiやiPadも使っていると説明しています。
つまり、山暮らしを選びながらも、現代社会との接点や俳優としての仕事は維持しているのです。
【2026年最新】東出昌大の現在は山暮らしと狩猟生活!俳優活動も継続
2026年の東出昌大さんは、北関東の山間部を拠点にしながら、俳優業と執筆活動を続けています。
2021年春から始まった山暮らし東出さんが東京を離れ、山での生活を始めたのは2021年春です。
2026年9月の日刊スポーツのインタビューでは、山暮らしを始めた背景について、2020年に発覚したスキャンダル後、仕事のオファーがなくなり、経済的にも厳しい状況になったことを明かしています。
以前から狩猟のために山へ通っていたこともあり、東京を離れる選択をしました。
その後、現地で車のトラブルに遭った際、地域の人に助けてもらい、空き家を紹介されたことが山暮らしの始まりにつながったそうです。
現在は狩猟を生活の一部とし、シカやイノシシなどの獲物を食料として活用しています。
2026年9月に初の単著『誰が為にか書く』を発売2026年9月25日には、初の単著となる『誰が為にか書く〜東京から離れた山暮らし日記〜』を扶桑社から発売しました。
同書は『週刊SPA!』で2024年から2026年3月まで連載したエッセーを中心に構成されたものです。
収録されているのは、山での生活、狩猟、地域の人々との交流、日々の思索などをつづった24編。
俳優としての活動だけでなく、自分の暮らしや考え方を文章として発信する取り組みも進めています。
また、2026年9月の日刊スポーツの取材では、子どもたちを中心に自然や狩猟について学ぶ「山の学校」という取り組みについても語っています。
2026年の俳優活動も注目山暮らしをしているからといって、俳優業を引退したわけではありません。
2025年11月に配信されたNetflixシリーズ『イクサガミ』にも出演しており、2026年も新たな作品への参加が発表されています。
特に注目したいのが次の2作品です。
舞台『ハムレット、冬の旅 HAMLET'S WINTER』
出演:東出昌大、栗原英雄ほか
シェイクスピアの『ハムレット』とシューベルトの『冬の旅』を組み合わせた舞台作品。東出さんはハムレットを演じます。
- 東京公演:11月20日〜30日
- 大阪公演:12月12日〜13日
映画『雨のエトランゼ』
監督:城定秀夫/原作・脚本:石井隆
東出さんは村木役を担当。井筒しまさん、毎熊克哉さん、竹中直人さんらが出演します。
このほか、2026年9月のオリコンの報道では、今後も芸能事務所に所属する予定はないと話しています。
若い頃のモデル時代から考えると、現在の活動スタイルは大きく変わりました。しかし、表現者としての仕事を完全に手放したわけではなく、舞台や映画という新しい挑戦を続けています。
【東出昌大の若い頃】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東出昌大は若い頃、何のモデルをしていましたか?
東出昌大さんは高校時代にメンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、モデル活動を始めました。2006年から2011年にはパリ・コレクションにも出演し、ZUCCaやヨウジヤマモトなどのブランドに関わっています。
Q2:東出昌大の10代の写真はどこで見られますか?
メンズノンノのバックナンバーや、過去の映画インタビュー記事などで若い頃の写真を確認できます。特に2012年の『桐島、部活やめるってよ』公開時のインタビュー写真は、モデル時代から俳優へ転身した頃の姿を知る参考になります。
Q3:東出昌大が大学を中退した理由は何ですか?
大学進学時には明確な将来の目標がなく、その後、ジュエリー制作への関心が強くなったためです。大学を中退してジュエリー専門学校に進み、宝飾品の仕事を目指して勉強していました。
Q4:東出昌大の俳優デビュー作品は何ですか?
2012年公開の映画『桐島、部活やめるってよ』です。菊池宏樹役を演じ、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞しました。
Q5:東出昌大は2026年現在も俳優を続けていますか?
はい。Netflix『イクサガミ』などへの出演に加え、2026年11月から舞台『ハムレット、冬の旅』、12月4日から映画『雨のエトランゼ』への出演が予定されています。
Q6:東出昌大は現在どこで何をしていますか?
北関東の山間部を拠点に、狩猟を取り入れた生活を送っています。俳優業やエッセーの執筆も続けており、2026年9月には初の単著も発売しました。
東出昌大さんの若い頃は、メンズノンノのグランプリ獲得から始まるモデルとしての華やかな経歴が特徴です。
2006年から2011年のパリ・コレクション出演を経て、大学中退、ジュエリー専門学校への進学という進路変更を経験。その後、2012年の『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
2013年には『あまちゃん』『ごちそうさん』への出演で全国的な知名度を獲得。モデルから俳優への転身を成功させた人物として知られるようになりました。
一方、2026年現在は山暮らしや狩猟を生活に取り入れながら、映画・舞台・書籍などの活動を継続しています。
特に注目したいのは、若い頃から現在まで、一つの職業や生き方に固執せず、自分の興味や環境に応じて進路を変えてきたことです。
2026年11月以降も舞台や映画への出演が控えており、今後は俳優としてどのような役柄に挑むのか、そして山での生活や執筆活動をどう発展させるのかにも注目が集まります。