ホーム 芸能人プロフィール・現在 青山学院陸上部の現在は?1918年創部の歴史と2026年最新成績を徹底解説

青山学院陸上部の現在は?1918年創部の歴史と2026年最新成績を徹底解説

宮部 宗介 宮部 宗介 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

青山学院陸上部(青山学院大学陸上競技部)は、箱根駅伝で数々の優勝を重ねてきた大学陸上界を代表する強豪チームだ。1918年の創部から100年以上の歴史を持ち、長距離ブロックを中心に、短距離、ハードル、跳躍など幅広い種目で競技活動を続けている。2026年1月の第102回箱根駅伝では大会新記録で3年連続9回目の総合優勝を達成した。

一方、2026年11月2日現在の活動を見ると、箱根駅伝だけでは捉えきれないチームの姿が浮かび上がる。11月1日の全日本大学駅伝では総合4位、夏にはU23アジア陸上競技選手権大会への選手派遣、秋には短距離ブロックの日本学生新記録樹立など、各ブロックが異なる舞台で実績を残している。創部の歴史、相模原の練習環境、原晋監督の組織づくりとともに、2026年の最新情報を整理する。

【基本情報】青山学院陸上部(大学)はどんなチーム?

青山学院陸上部

青山学院大学陸上競技部は、青山学院大学の体育会に所属する大学公認の陸上競技チームだ。関東学生陸上競技連盟の2026年度加盟校一覧にも青山学院大学の名前が掲載されている。

一般に「青学陸上部」と呼ばれる場合、箱根駅伝で活躍する長距離ブロックをイメージする人が多い。しかし、大学の陸上競技部は長距離だけで構成されているわけではない。短距離やリレー、ハードル、跳躍、中距離など、それぞれの種目で競技力の向上を目指している。

長距離ブロックは箱根駅伝を中心に活動

長距離ブロックは、原晋監督の指導のもと、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝という大学三大駅伝を中心に競技活動を行う。

2026年シーズンのチームテーマは「アオガチ〜繋いで勝つ 勝って継なぐ〜」。選手個人の能力だけでなく、学年を越えたチームづくりや、駅伝での連携を重視する姿勢が表れている。

短距離ブロックは個人種目とリレーで活躍

短距離ブロックは、100m、200m、400mを中心に、400mハードルや110mハードル、800m、走幅跳、三段跳などにも選手が所属する。

短距離ブロックの公式サイトでは、選手・スタッフの紹介、大会日程、競技結果、大学記録などが公開されている。長距離ブロックとは別に情報発信の窓口が設けられているため、箱根駅伝以外の青学陸上部の活動を知るうえでも重要な情報源だ。

つまり、青山学院大学陸上競技部は、駅伝の強豪という側面と、トラック競技全般に取り組む総合的な陸上競技チームという側面を併せ持っている。

【歴史】1918年創部から箱根駅伝の常勝チームになるまで

青山学院大学陸上競技部の創部は1918年(大正7年)。青山学院大学陸上競技部OB・OG会の部史にも、この年が正式な創部年として記録されている。

その歴史は箱根駅伝の実績だけで説明できるものではない。創部当初から学生陸上競技に取り組み、戦前から箱根駅伝に参加していた。学院の歴史資料では、1906年に設置された徒歩部が陸上競技部の前史として紹介されており、学校の運動組織としての源流はさらに古い。

青学陸上部の主な歴史と転換点
時期 出来事・関係 競技史上の意味
1918年 陸上競技部創部 大学陸上競技部の正式な創部年
1943年 第22回箱根駅伝に初出場 初出場時の総合順位は11位
1976年 第52回箱根駅伝に出場 その後、長期間にわたって箱根路から遠ざかる
2004年 原晋氏が長距離ブロック監督に就任 チーム強化と組織改革が本格化
2009年 33年ぶりに箱根駅伝出場 第85回大会で22位
2015年 第91回箱根駅伝で初優勝 青学初の総合優勝。大会新記録も樹立
2016~2018年 箱根駅伝3連覇を経て4連覇 大学駅伝の強豪としての地位を確立
2024~2026年 箱根駅伝3年連続総合優勝 2026年には通算9回目の優勝を達成
2026年11月1日 第58回全日本大学駅伝で総合4位 1区で区間賞、5区・6区で青学記録を更新

青山学院大学陸上競技部の歴史で大きな転換点となったのは、2004年の原晋監督就任だ。

当時のチームは長年にわたって箱根駅伝から遠ざかっていた。2009年に33年ぶりの出場を果たし、2010年には8位でシード権を獲得。その後も着実に順位を上げ、2012年には出雲駅伝で初優勝を遂げた。

そして2015年、第91回箱根駅伝で悲願の初総合優勝を達成。2016年から2018年まで4連覇を成し遂げ、2016年には全日本大学駅伝でも初優勝を記録した。

2026年の箱根駅伝で達成した3連覇は、単発の好成績ではなく、長期間にわたって築いてきた強化体制の延長線上にある。

【練習拠点】相模原キャンパスの施設と短距離ブロックの実態

青山学院大学陸上競技部の主な活動拠点は、神奈川県相模原市にある青山学院大学相模原キャンパスだ。

青山学院大学の学生向け情報メディア「AGU LiFE」でも、長距離ブロックが原晋監督のもと相模原キャンパスで練習に励んでいることが紹介されている。

相模原グラウンドの設備

短距離ブロックの公式チーム紹介によると、相模原グラウンドには、ブルートラックの直線8レーン、コーナー4レーンが整備されている。加えて、跳躍用ピット2か所、トラック内側の人工芝、周囲のクロスカントリーコースも備えている。

陸上競技部が基本的に専用施設として使用できる環境であり、短距離走から跳躍、持久力を養う練習まで、種目に合わせた活動が可能だ。

ウェイトトレーニングには大学のフィットネスセンターを活用する。施設は青山キャンパスと相模原キャンパスの両方に設置され、通常は授業の合間にもトレーニングを行える。長期休暇中には相模原キャンパス内の施設が活用されている。

短距離ブロックは2026年も全国レベルの実績

短距離ブロックの2026年10月7日付公式発表では、「住友電工陸上フェスタ2026 第15回日本記録挑戦記録会 兼 住友電工杯」の女子4×200mリレーで、青山学院大学が1分35秒22を記録。大会新記録と日本学生新記録を同時に樹立し、優勝した。

出場したのは井上瑞葵、杉本心結、佐藤葵唯、瀬田陽菜の4人だ。

加えて、10月10日から11日に行われた第110回日本陸上競技選手権大会・リレー競技では、女子4×100mリレーで44秒42を記録して2位、女子4×400mリレーでは3分39秒78で6位に入賞した。

これらの実績は、青山学院大学陸上競技部が箱根駅伝のためだけに存在するチームではないことを示している。

【2026年最新成績】U23アジア選手権・ホクレン・全日本インカレの結果

2026年の青山学院大学陸上競技部は、国内外の大会に選手を送り出している。長距離ブロックの公式サイトでは、大会ごとの出場予定選手と競技結果が随時更新されている。

U23アジア陸上競技選手権大会では折田壮太が6位

2026年7月8日、長距離ブロックの公式サイトはU23アジア陸上競技選手権大会の出場予定選手を発表した。出場したのは、当時3年生の折田壮太だ。

大会は中国・オルドスで開催され、7月9日の男子5000m決勝で折田は15分02秒19、6位という結果を残した。

国際大会への出場は、大学内の競争にとどまらず、選手がより広い舞台で経験を積む機会になる。箱根駅伝を目指す選手が国際大会にも挑戦している点は、長距離ブロックの活動の幅を示す実績だ。

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026千歳大会

7月4日に北海道千歳市青葉陸上競技場で開催されたホクレン・ディスタンスチャレンジ2026第1戦にも、青学の選手が複数出場した。

長距離ブロック公式の競技結果には、男子5000mで次の記録が掲載されている。

  • 平松享祐:13分34秒05(自己ベスト)
  • 黒田然:13分42秒18(自己ベスト)
  • 佐藤愛斗:13分42秒37(自己ベスト)
  • 小河原陽琉:13分55秒11

女子3000mでは1年生の芦田和佳が9分16秒68を記録し、シーズンベストを更新した。

特に複数の選手が自己ベストを更新したことは、夏場の競技力向上を確認できる材料となる。箱根駅伝の区間配置を考える際にも、トラックでの記録は選手の状態を判断する一つの指標になる。

全日本インカレでは短距離ブロックが躍動

2026年9月5日から7日に日産スタジアムで開催された第95回日本学生陸上競技対校選手権大会、通称・全日本インカレでも、青山学院大学の選手が活躍した。

青山スポーツの大会報道によると、女子100mでは佐藤葵唯が11秒88で4位。女子200mでも24秒18で4位に入り、2種目で決勝進出と入賞を果たした。

リレー種目では女子4×100mが44秒77で2位、女子4×400mが3分37秒08で3位。後者は青学記録の更新も伴う結果だった。

また、女子100mハードルでは井上凪紗が4位、加藤美都が5位に入賞。短距離だけでなくハードル種目でも若い選手が存在感を示した。

28分台の選手がそろう長距離ブロック

青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックを評価する際に注目したいのが、10000mの記録水準だ。

2026年の公式部員紹介に掲載されている男子選手の自己記録には、次のような28分台が並んでいる。

  • 鳥井健太:28分10秒02
  • 平松享祐:28分25秒01
  • 安島莉玖:28分19秒81
  • 黒田然:28分24秒38
  • 小河原陽琉:28分37秒01
  • 遠藤大成:28分39秒12

加えて、2026年5月の関東学生陸上競技対校選手権大会男子10000mでは、平松享祐が28分39秒99を記録した。

ここで注意したいのは、部員紹介に掲載されている数字は選手の自己記録であり、すべてが2026年に記録されたタイムという意味ではないことだ。自己ベストと大会ごとのシーズン記録を分けて見ることで、選手の実力と現在の調子をより正確に判断できる。

【箱根駅伝と全日本大学駅伝】青山学院陸上部の強さの理由

青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックが高い競技力を維持できる背景には、選手個人の走力だけではなく、指導方法、組織運営、練習環境が関係している。

2026年箱根駅伝で3年連続9回目の総合優勝

2026年1月2日・3日に開催された第102回箱根駅伝で、青山学院大学は10時間37分34秒の大会新記録をマークした。

往路は5時間18分08秒、復路は5時間19分26秒。往路・復路・総合のすべてで大会新記録を更新し、3年連続9回目の総合優勝を達成した。

この優勝は、同一大学による2度目の箱根駅伝3連覇という歴史的な記録でもある。原晋監督の指導のもと、2015年から2018年の4連覇、2024年から2026年の3連覇と、複数世代にわたって結果を残してきた。

原晋監督が重視する「技体心」と組織づくり

2026年夏、日本銀行の広報誌「にちぎん」に掲載された原晋監督と植田和男総裁の対談では、青学駅伝チームの指導理念や組織づくりが詳しく語られている。

原監督が説明する指導の基本的な考え方は、従来の「心技体」とは順序を変えた「技体心」だ。正しい技術と練習方法を身につけ、健全な身体を育て、その積み重ねによって精神面も成長させるという考え方である。

「4年生威張るな、下級生萎縮するな。」

これは同対談で原監督がチーム内の関係性について語った言葉の一部だ。学年や経験にかかわらず意見を出し合える環境をつくり、選手が主体的にチームの改善に関われるようにすることを重視している。

また、原監督は中国電力での会社員経験を通じて、目標設定や人員配置、組織運営を学んだ。その経験を陸上競技の現場に取り入れたことも、青学のチームづくりを特徴づける要素となっている。

学生が主体となって成長する仕組み

青山学院大学の学生メディア「AGU LiFE」に掲載された元主将・神林勇太さんのインタビューでは、学生同士の月例ミーティングについて紹介されている。

選手が月ごとの目標を設定し、達成するために自分が取り組むことをプレゼンテーションする。ほかの学生が意見を出し合い、目標達成に向けた計画を共有する仕組みだ。

これは、監督の指示を受けて練習するだけの組織とは異なる。選手が自分の課題を把握し、周囲と協力して改善する経験を積むことが、卒業後の社会生活にもつながっている。

2026年11月1日の全日本大学駅伝は総合4位

箱根駅伝で3連覇を達成した青学だが、2026年度の大学三大駅伝がすべて順調だったわけではない。

10月12日の出雲駅伝では総合11位。続く11月1日の第58回全日本大学駅伝では、総合4位、5時間10分16秒でフィニッシュした。

11月1日には全日本大学駅伝の確定版区間エントリーも公式サイトで発表され、実際の出走選手は次の8人だった。

  • 1区:榅山一颯(2年)
  • 2区:石川浩輝(2年)
  • 3区:松田煌希(3年)
  • 4区:黒田然(3年)
  • 5区:小河原陽琉(3年)
  • 6区:飯田翔大(3年)
  • 7区:平松享祐(4年)
  • 8区:鳥井健太(4年)

特筆すべきは1区の榅山一颯だ。9.5kmを27分45秒で走り、区間賞を獲得した。さらに5区の小河原陽琉は35分36秒、6区の飯田翔大は36分58秒を記録し、それぞれ青学記録を更新している。

箱根駅伝での優勝実績と、出雲・全日本での結果には違いがある。駅伝はコースの特徴、距離、選手のコンディション、区間配置によって結果が変わる競技だ。青学の強さを正しく評価するには、箱根駅伝の優勝回数だけでなく、各大会の結果も合わせて見る必要がある。

【よくある誤解】青山学院中等部・高等部と大学陸上部の違い

「青山学院陸上部」と検索すると、青山学院中等部・高等部の陸上競技活動と大学陸上競技部の情報が混同される場合がある。

しかし、両者は所属する学校段階も競技活動の組織も異なる。

中等部・高等部は渋谷の学校教育機関

青山学院中等部・高等部は、東京都渋谷区渋谷4丁目に所在する中高一貫教育の学校だ。中等部は中学校、高等部は高等学校として、それぞれの教育課程に基づく学校生活を提供している。

学校の公式サイトには、独自の教育課程、学校行事、クラブ活動、入試情報などが掲載されている。大学の体育会陸上競技部とは別の学校組織として運営されている。

大学陸上部は相模原を拠点とする大学の体育会

一方、青山学院大学陸上競技部は大学生や大学院生が所属する体育会の競技組織だ。長距離ブロックは箱根駅伝をはじめとする大学駅伝に出場し、短距離ブロックは日本インカレや各種リレー大会などで競技実績を積み重ねる。

大学陸上部の相模原グラウンドと、渋谷にある中等部・高等部の学校施設は、活動拠点も異なる。

また、大学陸上部の選手は全国各地の高校から進学している。現在の部員紹介にも、須磨学園、佐久長聖、世羅、八千代松陰など、さまざまな高校の出身者が掲載されている。

したがって、青山学院中等部や高等部の陸上部員と、箱根駅伝に出場する大学の長距離選手を同じ組織の選手として扱うのは正確ではない。

青山学院陸上部の情報を調べるときの判断基準

青学陸上部の情報を探す場合、次の3点を確認すると情報の混同を避けやすい。

  • 学校段階:中等部・高等部の情報か、青山学院大学の体育会の情報か。
  • 競技ブロック:箱根駅伝を目指す長距離ブロックか、短距離・リレー・跳躍などを扱うブロックか。
  • 記録の種類:自己ベスト、シーズンベスト、大会順位、区間順位、区間エントリーのどれを示しているか。

特に駅伝の区間エントリーは、大会前の登録情報と実際の競技結果を分けて確認したい。選手が登録されていても、最終的な出走メンバーや区間順位まで確定したことにはならない。

【青山学院陸上部】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:青山学院大学陸上競技部はいつ創部された?

A1:1918年(大正7年)に創部された。1943年には箱根駅伝に初出場し、2009年に33年ぶりの出場を果たした。2015年には初の総合優勝を達成している。

Q2:青山学院大学陸上競技部の練習拠点はどこ?

A2:主な活動拠点は神奈川県相模原市の青山学院大学相模原キャンパスだ。相模原グラウンドには陸上競技用トラックや跳躍用ピット、クロスカントリーコースなどが整備されている。

Q3:2026年の青山学院大学陸上競技部の最新成績は?

A3:2026年1月の第102回箱根駅伝で3年連続9回目の総合優勝を達成。7月のU23アジア陸上競技選手権大会では折田壮太が男子5000mで6位、11月1日の全日本大学駅伝では総合4位だった。短距離ブロックも女子4×200mで日本学生新記録を樹立している。

参照した公式資料・大会記録

- 青山学院大学陸上競技部・2026年競技結果、部員紹介、公式発表。
- 青山学院大学・第102回箱根駅伝優勝発表、箱根駅伝公式記録。
- 青山学院大学陸上競技部OB・OG会・部史。
- 短距離ブロック公式サイト・日本学生新記録、相模原グラウンド紹介。
- 青山スポーツ・2026年日本インカレおよび全日本大学駅伝の競技報道。
- 日本銀行広報誌「にちぎん」・原晋監督インタビュー。
- 関東学生陸上競技連盟・2026年度加盟校一覧。

同じカテゴリの記事

宮部 宗介
トレンドリサーチャー 宮部 宗介
プロフィールを見る →

アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

おすすめの関連記事