青山学院駅伝は、箱根駅伝で数々の優勝を重ねてきた青山学院大学の陸上競技部・長距離ブロックを中心とする大学駅伝チームです。青学、青学大、AGUなど複数の呼び方がありますが、いずれも青山学院大学に関連する名称として使われています。
2026年1月の第102回箱根駅伝では、青山学院大学が総合10時間37分34秒の大会新記録で優勝。3年連続、通算9回目の総合優勝を達成しました。一方、2026年秋の出雲駅伝では11位、11月1日の全日本大学駅伝では4位となり、次の箱根駅伝に向けたチームの立て直しにも注目が集まっています。
【基本情報】青山学院駅伝とは?青学・青学大・AGUの意味を整理

青山学院駅伝の正式な競技組織として確認したいのが、青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックです。
一般的には「青学駅伝」「青山学院大学駅伝部」「青学大駅伝」などと呼ばれていますが、大学の陸上競技部に所属する長距離ブロックが、箱根駅伝や全日本大学駅伝、出雲駅伝などの大学駅伝大会に出場しています。
大学の歴史を理解するうえでは、1874年と1949年という2つの年を区別する必要があります。
- 1874年:青山学院の源流となる女子小学校が創設された年。
- 1949年:新制大学として青山学院大学が開設された年。
つまり、1874年は青山学院という学校法人・教育機関の歴史の始まりであり、現在の青山学院大学が大学として設置されたのは1949年です。
「青学」「青学大」「AGU」はどう違う?検索やスポーツ報道では、次のような名称が使われています。
- 青学(あおがく):青山学院、青山学院大学を親しみを込めて呼ぶ略称。
- 青学大(あおがくだい):青山学院大学の略称。スポーツニュースや大会結果でよく使われる。
- AGU:Aoyama Gakuin Universityの頭文字を取った英語表記。
- 青山学院大学陸上競技部:大学の陸上競技を担う正式な組織名称。
特にAGUは、大学の公式英語表記や駅伝チームの情報発信でも使われています。2026年シーズンの長距離ブロック公式サイトにも「AGU EKIDEN TEAM」という表記があります。
したがって、「青学駅伝」と「AGU駅伝」を別の大学や別チームと考える必要はありません。
【2026年最新】青山学院大学は箱根駅伝で3連覇・通算9回の優勝
青山学院大学の駅伝実績を語るうえで、最も大きな柱となるのが箱根駅伝です。
2026年1月2日・3日に開催された第102回東京箱根間往復大学駅伝競走で、青山学院大学は往路・復路の両方を制し、総合優勝を果たしました。
第102回箱根駅伝の大会結果- 大会:第102回箱根駅伝(2026年)
- 総合順位:1位
- 総合タイム:10時間37分34秒
- 往路タイム:5時間18分08秒
- 復路タイム:5時間19分26秒
- 優勝回数:通算9回目
- 連覇:3年連続
特筆すべきは、総合タイムだけでなく往路・復路の両方でも大会記録を更新したことです。217.1kmという長距離を10人でつなぐ箱根駅伝において、チーム全体の走力と選手配置の完成度が結果に表れました。
2026年大会で注目された選手第102回大会では、5区の黒田朝日選手が1時間7分16秒を記録。区間新記録となる走りで、青山学院大学の総合優勝を後押ししました。
また、8区では塩出翔太選手が1時間3分45秒で区間賞を獲得しています。
箱根駅伝は、エースが走る区間だけで勝敗が決まる競技ではありません。山登りや山下り、平地区間それぞれの特性に合わせた選手配置と、10人全員が安定した走りをすることが大切です。
青山学院大学の強さは、特定のスター選手だけに依存せず、各区間で役割を果たせる選手層の厚さにもあります。
【歴代成績一覧】青山学院駅伝の箱根駅伝優勝回数と歴史
青山学院大学が箱根駅伝で初めて総合優勝を果たしたのは、2015年の第91回大会です。
その後、2015年から2018年まで4連覇を達成。2020年、2022年にも優勝し、2024年から2026年にかけても3連覇を成し遂げました。
青山学院大学の箱根駅伝・歴代総合優勝記録| 開催年 | 大会 | 総合順位 | 総合タイム |
|---|---|---|---|
| 2015年 | 第91回 | 優勝 | 10時間49分27秒 |
| 2016年 | 第92回 | 優勝 | 10時間53分25秒 |
| 2017年 | 第93回 | 優勝 | 11時間04分10秒 |
| 2018年 | 第94回 | 優勝 | 10時間57分39秒 |
| 2020年 | 第96回 | 優勝 | 10時間45分23秒 |
| 2022年 | 第98回 | 優勝 | 10時間43分42秒 |
| 2024年 | 第100回 | 優勝 | 10時間41分25秒 |
| 2025年 | 第101回 | 優勝 | 10時間41分19秒 |
| 2026年 | 第102回 | 優勝 | 10時間37分34秒 |
2026年終了時点の箱根駅伝総合優勝は通算9回。大会公式サイトの歴代優勝回数ランキングでは6位に位置しています。
青山学院大学の強さを示す2つの転換点1つ目は、2015年から2018年までの4連覇です。
この時期に青山学院大学は、箱根駅伝の優勝争いにおける常連校として存在感を確立しました。原晋監督のチームづくりや、選手の個性を生かした区間配置が注目されるようになった時期でもあります。
2つ目は、2024年から2026年にかけての3連覇です。
2023年には総合3位に終わりましたが、翌2024年に優勝を奪還。その後も2025年、2026年と勝ち続けました。過去の成功を再現するだけでなく、世代交代を経ても競争力を維持している点が、この期間の大きな特徴です。
なお、通算9回という数字は箱根駅伝の総合優勝回数です。出雲駅伝や全日本大学駅伝の優勝回数と合算した数字ではありません。
【青学駅伝の現在】2026年の出雲駅伝・全日本大学駅伝の結果
2026年秋の青山学院大学は、箱根駅伝で見せた圧倒的な結果とは対照的に、大学三大駅伝で苦戦を経験しています。
2026年10月12日・出雲駅伝は11位第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走で、青山学院大学は2時間9分53秒の総合11位となりました。
1区の石川浩輝選手が区間2位の好走を見せ、チームは序盤に上位でレースを進めました。しかし、その後は順位を落とし、最終的に11位でフィニッシュしています。
箱根駅伝の王者として臨んだ大会だっただけに、チームにとっては課題の残る結果でした。
2026年11月1日・全日本大学駅伝は4位続く第58回全日本大学駅伝では、青山学院大学は総合4位、5時間10分16秒で大会を終えました。
優勝した早稲田大学は5時間03分31秒の大会新記録。青山学院大学は優勝を逃したものの、出雲駅伝の11位から順位を7つ上げ、巻き返しを見せました。
特に注目されたのは、1区を担当した榅山一颯選手です。終盤のスパートで先頭に立ち、区間賞を獲得しました。
その後も3区の松田煌希選手が区間5位、4区の黒田然選手が区間5位、5区の小河原陽琉選手が区間3位と、それぞれ好走。中盤には上位争いに加わりました。
一方、最終的には4位となり、表彰台には届きませんでした。優勝争いをするためには、各区間での安定性と終盤の競り合いへの対応が課題として残ります。
2026年シーズンのチームテーマは「アオガチ」青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックは、2026年シーズンのテーマに「アオガチ ~繋いで勝つ 勝って継なぐ~」を掲げています。
駅伝は個人競技の集合体であると同時に、襷をつなぐチーム競技です。個々の記録を伸ばすことに加え、チームとして結果を残す意識がテーマに込められています。
11月1日の全日本大学駅伝後、原晋監督は箱根駅伝に向けて戦える見通しについて手応えを示したと報じられています。出雲の11位から全日本の4位へと順位を上げたことは、箱根に向けた重要な材料です。
ただし、全日本の4位をそのまま箱根の順位予想に置き換えることはできません。箱根駅伝は217.1kmを10区間で競う大会であり、106.8kmの全日本大学駅伝とは距離も区間構成も異なります。
【2026年メンバー・監督】青山学院大学駅伝部の注目選手と体制
青学駅伝の監督は原晋氏青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックを率いる監督は、原晋(はら・すすむ)氏です。
原監督は青山学院大学を箱根駅伝の強豪校へと成長させた指導者として知られています。選手の競技力向上だけでなく、チーム全体の目標設定や組織づくりにも力を入れてきました。
2026年現在も監督を務めており、公式の部員紹介ページには田幸寛史氏、橋本崚氏、伊藤雅一氏、下田裕太氏らのコーチ陣も掲載されています。
2026年秋の全日本大学駅伝出場メンバー2026年11月1日の全日本大学駅伝では、次の8選手が青山学院大学の代表として出走しました。
- 1区:榅山一颯(2年)
- 2区:石川浩輝(2年)
- 3区:松田煌希(3年)
- 4区:黒田然(3年)
- 5区:小河原陽琉(3年)
- 6区:飯田翔大(3年)
- 7区:平松享祐(4年)
- 8区:鳥井健太(4年)
このメンバー構成を見ると、3年生を中心に、2年生と4年生が組み合わさったチームであることが分かります。
また、青山学院大学陸上競技部の公式部員紹介では、4年生の中村海斗選手が主将として掲載されています。主将と大会の出走メンバーは必ずしも一致するわけではなく、チームをまとめる役割と実際の区間配置は分けて見る必要があります。
箱根駅伝に向けて注目したい選手層2026年秋のチームをチェックするなら、全日本大学駅伝で区間賞を獲得した榅山一颯選手や、複数区間で上位の走りを見せた小河原陽琉選手、飯田翔大選手、黒田然選手などが注目候補です。
また、公式部員紹介には折田壮太選手や佐藤愛斗選手など、長距離種目で高い自己記録を持つ選手も掲載されています。
ただし、全日本大学駅伝の出走メンバーが、そのまま箱根駅伝の区間エントリーになるわけではありません。選手のコンディションや距離適性、チーム事情によって最終的な配置は変わります。
【所在地とキャンパス】青山学院大学の青山キャンパスと駅伝部の練習拠点
青山キャンパスは東京都渋谷区にある青山学院大学の青山キャンパスは、東京都渋谷区渋谷4丁目に位置しています。
- 所在地:〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
- 渋谷駅:徒歩約10分
- 表参道駅:徒歩約5分
大学公式のキャンパスマップによると、青山キャンパスには文学部、経済学部、法学部、経営学部などの学部・大学院が設置されています。
青山学院大学は青山キャンパスだけでなく、神奈川県相模原市にも相模原キャンパスを持つ大学です。
駅伝部の練習場所は青山キャンパスだけではないここで注意したいのが、大学の所在地と陸上競技部の練習拠点は同じものではないという点です。
青山学院大学の公式施設案内や相模原キャンパスの紹介資料では、陸上競技部の練習場所として相模原グラウンドが紹介されています。
相模原キャンパスは神奈川県相模原市中央区淵野辺5-10-1にあり、JR横浜線の淵野辺駅から徒歩約7分です。
陸上トラックやクロスカントリーコースなどを備えた施設で、長距離選手のトレーニングを支える環境が整っています。
つまり、青山学院大学の所在地を調べる場合は青山キャンパスの渋谷区、駅伝部の練習環境を調べる場合は相模原キャンパスにも目を向ける必要があります。
「青学駅伝の練習場所は青山キャンパスにある」という理解は正確ではありません。
【情報源ガイド】箱根駅伝の結果・歴代成績・区間エントリーの調べ方
青山学院大学の駅伝情報を調べる際は、何を知りたいのかによって参照する情報源を使い分けると、誤解が少なくなります。
1. 青山学院大学の公式情報大学の基本情報、キャンパス所在地、大学の歴史、陸上競技部に関する公式発表を確認するなら、青山学院大学の公式サイトが基本です。
特に、青山学院大学陸上競技部の長距離ブロック公式サイトでは、部員紹介、大会予定、大会結果、大学記録、チームの活動情報などを確認できます。
2. 箱根駅伝の大会公式サイト箱根駅伝の歴代成績や総合順位、区間記録、優勝回数を確認するなら、東京箱根間往復大学駅伝競走の公式サイトが重要です。
大学別の過去記録では、青山学院大学の大会ごとの総合順位、往路タイム、復路タイムなどを確認できます。
また、優勝回数ランキングでは、他大学との歴代実績の比較も可能です。
3. 区間エントリーと当日変更を区別する箱根駅伝の選手情報を調べる際に、特に注意したいのが「部員紹介」「チームエントリー」「区間エントリー」「当日変更」の違いです。
- 部員紹介:大学の陸上競技部に所属している選手の情報。
- チームエントリー:大会に登録されたチーム全体の選手情報。
- 区間エントリー:各区間を担当する予定の選手情報。
- 当日変更:大会直前に行われる選手配置の変更。
区間エントリーが発表されても、実際のレースでは選手が変更される可能性があります。そのため、予想記事やSNSの情報だけで出走選手を確定的に判断するのは避けたいところです。
2026年11月2日時点では、次回の第103回箱根駅伝に向けた情報が更新されている段階です。青山学院大学の最終的な区間エントリーについては、大会公式サイトに掲載される最新の登録情報と選手変更情報を確認する必要があります。
特に、2026年秋の全日本大学駅伝に出場した選手と、次の箱根駅伝で実際に走る選手を混同しないことが大切です。
【青山学院駅伝に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:青山学院大学の箱根駅伝の優勝回数は何回ですか?
A1:2026年の第102回大会終了時点で、総合優勝は通算9回です。2015~2018年の4連覇、2024~2026年の3連覇などを達成しています。
Q2:青山学院大学駅伝部の監督は誰ですか?
A2:2026年現在の監督は原晋氏です。青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックを率いており、箱根駅伝での複数回の総合優勝を支えてきました。
Q3:青山学院大学の駅伝部は青山キャンパスで練習していますか?
A3:青山キャンパスは大学の主要キャンパスの一つですが、陸上競技部の練習場所として相模原キャンパス内の相模原グラウンドが紹介されています。大学の所在地と実際の練習拠点は区別して理解する必要があります。
青山学院駅伝は、青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックを中心とする大学駅伝チームです。青学、青学大、AGUという呼称は、それぞれ異なる場面で使われる同じ大学に関連する名称です。
大学の源流は1874年にさかのぼり、大学としては1949年に開設。青山キャンパスは東京都渋谷区にありますが、駅伝部の練習環境については相模原キャンパスも重要な拠点となっています。
競技面では、2026年の第102回箱根駅伝で総合10時間37分34秒の大会新記録を樹立し、通算9回目の優勝を達成しました。歴代成績を見ても、2015年以降の強さは際立っています。
一方、2026年秋は出雲駅伝11位、全日本大学駅伝4位という結果でした。原晋監督と選手たちがどのように課題を修正し、次の箱根駅伝に向けてチームを仕上げていくのかが注目されます。
青山学院駅伝の情報を正しく理解するためには、大学の基本情報は大学公式サイト、選手情報は陸上競技部公式サイト、箱根駅伝の順位や歴代記録は大会公式サイトというように、情報の種類に応じて確認先を使い分けることが大切です。
2027年の第103回箱根駅伝で青山学院大学が4連覇を達成するのか。歴代の優勝実績だけでなく、2026年秋のチーム状況や新たな選手の台頭にも注目したいところです。
主な確認資料: 青山学院大学公式サイト、青山学院大学陸上競技部公式サイト、東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録、日本テレビ箱根駅伝番組公式サイト、青山スポーツ、月刊陸上競技の2026年大会報道。