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安田記念2026追い切り全頭診断!最終時計と1週前の動きを徹底検証

相沢 里奈 相沢 里奈 • 更新: • 公開: • 読了約 21 分
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2026年の安田記念は6月7日、東京競馬場の芝1600mで開催された。第76回を迎えた今年は17頭が出走し、シックスペンスが武豊騎手との初コンビでGⅠ初制覇。ガイアフォースとワールズエンドが2着同着となる、最後まで目の離せない接戦だった。

レース前の追い切りを振り返ると、ガイアフォースの栗東坂路50秒3、パンジャタワーの栗東CWでの併せ馬、ステレンボッシュの美浦ウッドでの連続した好時計など、各馬の仕上がりには明確な特徴があった。レーベンスティールやトロヴァトーレも意欲的な調整を重ねており、最終追い切りだけでは判断できない材料がそろっていた。

【2026年安田記念の基本情報】17頭が激突した春のマイルGⅠ

安田記念追い切り

2026年の安田記念は6月7日(日)、東京競馬場の芝1600mで実施された。発走は15時40分。天候は曇り、芝コースは良馬場だった。

出走メンバーには、前年の安田記念で2着だったガイアフォース、NHKマイルカップを制したパンジャタワー、重賞実績のあるレーベンスティール、桜花賞馬ステレンボッシュなどが集結した。

加えて、重賞連勝中だったトロヴァトーレや、スワンステークスでレコード勝ちを記録したオフトレイルも参戦。実績馬と勢いのある上昇馬がそろった構成だった。

調教面で特に注目されたのは、栗東と美浦で異なる調整を進めた各馬の仕上がりだ。坂路で負荷をかけた馬、ウッドチップコースで長めから追った馬、併せ馬で反応を確かめた馬に分かれた。

2026年の追い切りを分析する際は、単純な時計の速さだけでなく、1週前から最終追い切りまでの負荷の変化を確認する必要がある。

【安田記念2026全頭調教診断】最終追い切りと1週前の時計を一覧比較

ここでは17頭すべての追い切り時計を整理する。時計は6F、5F、4F、800mなど、それぞれの計測距離を維持して掲載した。異なるコースや距離の数字を単純比較しないことが大切だ。

なお、以下の評価コメントは調教過程と時計、併せ馬の内容を踏まえた編集部の総合所見であり、JRAによる公式評価ではない。

馬名 1週前追い切り 最終追い切り 調教所見・結果
レーベンスティール 美浦W・6F 81.3-65.2-50.2-36.1-10.9 美浦W・6F 80.3-65.2-51.4-37.7-11.9 乗り込み豊富。7着
ロングラン 美浦W・6F 80.4-65.2-50.2-36.2-11.0 美浦W・5F 67.4-52.3-37.8-11.5 順調に調整。16着
オフトレイル 栗東CW・6F 77.5-64.0-50.7-36.6-11.8 栗東坂路・800m 54.5-39.5-25.4-12.5 1週前に自己ベスト。6着
シックスペンス 美浦W・6F 82.2-65.5-50.5-36.4-11.0 美浦W・6F 83.2-67.2-51.5-36.5-11.2 併せ馬で調整。1着
サクラトゥジュール 美浦W・5F 65.4-50.5-36.0-11.0 美浦W・4F 53.2-37.7-11.7 折り合いが課題。15着
ステレンボッシュ 美浦W・5F 66.2-51.6-37.3-11.1 美浦W・5F 65.2-50.0-36.1-11.3 2週連続で好内容。10着
スズハローム 栗東CW・6F 79.6-64.4-50.2-35.5-11.5 栗東坂路・800m 57.4-40.8-25.7-12.2 1週前に併せ馬先着。17着
シャンパンカラー 美浦W・6F 82.1-65.9-50.8-36.2-10.8 美浦坂路・800m 52.9-38.7-25.0-12.2 1週前に強い負荷。12着
ウォーターリヒト 栗東CW・6F 82.4-67.2-52.4-37.1-11.1 栗東坂路・800m 56.8-41.1-26.0-12.3 終いの伸びは良好。13着
ルクソールカフェ 美浦W・6F 82.4-65.4-50.8-35.9-10.9 美浦W・4F 52.2-37.2-11.8 1週前に好時計。11着
ワールズエンド 栗東坂路・800m 57.3-40.9-25.6-12.5 栗東坂路・800m 55.8-39.5-25.3-12.6 状態維持を重視。2着同着
シリウスコルト 美浦W・6F 86.3-69.7-54.5-39.7-11.6 美浦W・6F 84.2-67.5-52.3-37.4-11.2 最終追い切りで反応。14着
セイウンハーデス 栗東CW・6F 81.2-66.2-51.6-36.3-11.3 栗東坂路・800m 52.6-37.8-24.4-12.1 十分な乗り込み。4着
ガイアフォース 栗東坂路・800m 50.3-36.4-23.7-11.8 栗東坂路・800m 54.9-39.7-26.0-13.2 1週前に強い負荷。2着同着
ドラゴンブースト 栗東坂路・800m 51.3-37.1-24.1-12.2 栗東坂路・800m 55.6-39.9-26.1-13.3 成長を感じる調整。8着
パンジャタワー 栗東CW・6F 80.5-65.4-51.1-36.1-11.2 栗東CW・6F 82.8-67.1-51.6-36.3-11.2 併せ馬で先着。5着
トロヴァトーレ 美浦W・6F 83.3-67.6-52.7-37.5-11.2 美浦W・6F 85.4-69.2-53.9-38.6-11.3 追走先着で反応良好。9着

時計を比較すると、1週前にしっかり負荷をかけ、最終追い切りを調整程度にとどめた馬が目立つ。ガイアフォース、パンジャタワー、レーベンスティールは、その代表例だ。

一方、最終追い切りで時計が遅くなった馬もいる。これは必ずしも状態低下を意味しない。最終追い切りの馬場状態や調教目的、直前までに積んだ負荷を合わせて判断する必要がある。

【注目5頭の調教評価】ガイアフォース・パンジャタワーらの仕上がりは?

ガイアフォース:栗東坂路50秒3が示した充実度

今回の追い切りで特に目を引いたのがガイアフォースだ。

1週前の栗東坂路では、横山武史騎手が騎乗して800m50秒3-36秒4-23秒7-11秒8を記録。プラヤデルカルメンを0秒6追走し、0秒2先着した。

この追い切りは単に全体時計が速いだけではない。追走する形から最後に先着しており、負荷をかけた際の反応も確認できる内容だった。

最終追い切りは助手を背に栗東坂路で54秒9-39秒7-26秒0-13秒2。馬なりで、1週前とは明らかに負荷を変えた調整だった。

JRA-VANの調教情報によると、5月中旬の帰厩後は坂路を中心に計6本の追い切りを消化。1週前にしっかり負荷をかけたうえで、最終追い切りでは余力を残していた。

実戦では横山武史騎手を背に1分32秒1で2着同着。推定上がり33秒0は出走馬中でも優秀な数字だった。追い切りで確認できた反応と末脚が、本番でも発揮された形だ。

パンジャタワー:栗東CWで見せた併せ馬の迫力

パンジャタワーは1週前追い切りで栗東CWの6F80秒5-65秒4-51秒1-36秒1-11秒2を記録した。

松山弘平騎手が騎乗し、セイウンハーデスを外から0秒7追走。最後はクビ差先着している。相手も一杯に追われていたため、併せ馬として見応えのある内容だった。

最終追い切りも松山騎手が騎乗。栗東CWで82秒8-67秒1-51秒6-36秒3-11秒2を馬なりでまとめた。

1週前に負荷をかけ、最終追い切りでは終いの11秒2を維持しながら余裕を持たせた点が特徴的だ。

橋口調教師は、前走時は検疫の関係で調整期間が短かった一方、今回は時間をかけて仕上げられたと説明していた。調整過程の改善という点でも注目できる一頭だった。

本番では5着。勝ち馬から0秒1差の1分32秒2で、上位争いに加わった。

ステレンボッシュ:美浦ウッドで連続して好反応

ステレンボッシュは美浦ウッドで1週前、最終追い切りともに単走で調整された。

1週前は5F66秒2-51秒6-37秒3-11秒1。最終追い切りでは65秒2-50秒0-36秒1-11秒3と、全体時計を詰めている。

特に注目したいのは、最終追い切りが馬なりだった点だ。無理に追って時計を作るのではなく、自然な加速のなかで終い11秒3を記録した。

宮田調教師も、最終追い切りの動きについて前走以上の状態を感じさせる内容だったと評価していた。

ただし、レース結果は10着。追い切りの動きが良かったことと、マイルGⅠで結果を出せることは別問題だ。調教評価だけで能力や適性を断定できない典型的な例になった。

レーベンスティール:意欲的な乗り込みと終いの変化

レーベンスティールは5月12日に美浦へ帰厩。1週前から最終追い切りまで助手が騎乗し、ウッドコースで週2本ずつ、計6本の追い切りを消化した。

さらに坂路でも800m60秒を切る時計を8本記録しており、全体的な調教量は十分だった。

1週前の美浦ウッドでは6F81秒3-65秒2-50秒2-36秒1-10秒9。シックスペンスを追走して併入した。

最終追い切りは6F80秒3-65秒2-51秒4-37秒7-11秒9。雨で時計を要する馬場でも軽快さを保っていた。

一方で、1週前の終い10秒9から最終追い切りでは11秒9へ変化している。ここだけを切り取れば末脚の鋭さが落ちたようにも見えるが、最終追い切りは馬なりであり、調教全体の負荷と目的を考慮する必要がある。

実戦は7着。上位争いには届かなかったものの、1週前の負荷と豊富な調教量は、仕上がりを考えるうえで重要な材料だった。

トロヴァトーレ:最終追い切りの先着に見る成長

トロヴァトーレは美浦ウッドを中心に調整された。1週前は6F83秒3-67秒6-52秒7-37秒5-11秒2で、イゾラフェリーチェを1秒0追走して併入。

最終追い切りは6F85秒4-69秒2-53秒9-38秒6-11秒3。馬なりながら、同じ相手を0秒8追走し、0秒1先着した。

最終追い切り時は不良馬場だったため、1週前より全体時計が遅くなったことだけで評価を下げる必要はない。

鹿戸調教師は、以前は調教でよく動く馬と併せると最後に苦しくなる面があったものの、今回は余裕を持って先着できた点を評価していた。

調教内容からは成長が感じられたが、本番では9着。重賞で連勝していた勢いをGⅠで結果につなげるには、さらなる課題が残った。

【コース別の調教分析】美浦ウッド・栗東CW・栗東坂路の違い

安田記念の追い切りを読むうえでは、どのコースを使ったかも重要だ。美浦ウッド、栗東CW、栗東坂路では、それぞれ調教の目的や時計の見方が異なる。

美浦ウッド追い切り:長めの距離と終いの反応を見る

美浦ウッドでは、レーベンスティール、ステレンボッシュ、トロヴァトーレ、シックスペンスなどが調整された。

ウッドコースの追い切りでは、長めの距離を走った際のリズム、コーナーでの動き、直線に入ってからの反応を確認できる。

今回のレーベンスティールは1週前に終い10秒9、ステレンボッシュは最終追い切りで5F65秒2を記録。異なる調整方法ながら、それぞれの仕上がりを示す材料になった。

栗東CW追い切り:長い距離での持続力と併せ馬

栗東CWではパンジャタワー、オフトレイル、セイウンハーデスなどが追い切られた。

特にオフトレイルの1週前6F77秒5は目立つ時計だった。吉村調教師も栗東CWでの自己ベストだったと説明しており、体の充実を感じさせる内容だった。

パンジャタワーは6F80秒5でセイウンハーデスに先着。単走の時計だけでは見えない、実戦を意識した併せ馬の内容が評価材料となった。

栗東坂路調教:加速力と最終段階の負荷を確認

栗東坂路ではガイアフォースの50秒3が注目された。

坂路では800mの全体時計だけでなく、終いの1F、加速の仕方、騎乗者の手応えなどを確認したい。

ガイアフォースは1週前に強く追われ、最終追い切りでは馬なり。オフトレイルも1週前のCWで強く負荷をかけた後、最終追い切りを坂路で調整していた。

このように、最終追い切りで速い時計を出すことだけが正解ではない。前週に十分な負荷をかけていれば、直前は疲労を残さない調整が合理的な場合もある。

【併せ馬調教評価】先着・併入・遅れから見える各馬の状態

追い切りのなかでも、併せ馬は各馬の反応や競走意欲を確認するための重要な材料だ。

ただし、先着した馬が必ず優れているわけではない。追走した距離、相手の調教強度、騎乗者の指示、最後の手応えまで確認して初めて意味のある評価につながる。

ガイアフォース:追走から0秒2先着

1週前の坂路ではプラヤデルカルメンを追走し、最後は0秒2先着した。全体時計50秒3と合わせ、負荷をかけた際の反応の良さが際立っていた。

パンジャタワー:セイウンハーデスとの直接対決

パンジャタワーは1週前にセイウンハーデスを外から追走し、クビ差先着した。セイウンハーデスも一杯に追われており、相手関係を考慮しても内容の濃い併せ馬だった。

セイウンハーデス自身も最終追い切りでは栗東坂路で52秒6-37秒8-24秒4-12秒1を記録。レースでは4着と健闘した。

トロヴァトーレ:最終追い切りで余裕の先着

トロヴァトーレはイゾラフェリーチェを追走する形で最終追い切りを実施。0秒8追走から0秒1先着した。

調教師の評価では、以前と比べて調教駆けする相手に対しても最後まで苦しくならなくなった点が成長として挙げられていた。

シックスペンスとレーベンスティール:1週前の併せ馬

シックスペンスとレーベンスティールも1週前に美浦ウッドで併せ馬を実施。シックスペンスが外から0秒9先行する形で併入した。

シックスペンスはレース前、気持ちの面を改善するためにブリンカーを試していた。最終追い切りでもその変化を確認し、本番では初めてブリンカーを装着して出走した。

結果はシックスペンスが優勝。調教時の工夫とレースでの装備変更が、勝利を考えるうえで興味深いポイントとなった。

併せ馬の評価で大切なのは、単純な着順ではなく、負荷をかけた状況でどのような反応を見せたかという点だ。

【追い切り評価とレース結果を検証】調教の良さは着順に直結したのか

2026年の安田記念は、追い切り評価と実際の着順を比較するうえでも興味深い結果になった。

JRA公式のレース結果によると、シックスペンスが1分32秒1で優勝。ワールズエンドとガイアフォースが同タイムで2着同着となり、セイウンハーデスが4着だった。

上位4頭がいずれも1分32秒1で走破する接戦だった。さらにパンジャタワーが5着、オフトレイルが6着と続いた。

追い切りで好内容だった馬の実戦結果
  • シックスペンス:1週前と最終追い切りで併せ馬を消化し、初ブリンカーでGⅠ初制覇。
  • ガイアフォース:1週前の坂路50秒3が実戦でも生き、2着同着。
  • パンジャタワー:栗東CWで好内容を続け、5着。
  • セイウンハーデス:パンジャタワーとの併せ馬を経て4着。
  • オフトレイル:1週前のCW自己ベストを記録し、6着。

一方、ステレンボッシュは調教で好反応を示したものの10着。レーベンスティールも7着に終わった。

この結果から分かるのは、調教での仕上がりとレースでのパフォーマンスは完全に一致しないということだ。

追い切りで確認できるのは、馬のコンディションや反応、調整過程の充実度である。実戦では展開、位置取り、馬場適性、相手関係、騎手の判断なども結果に影響する。

【プロの結論】追い切り評価で重視したい5つの判断基準

今回の17頭の調教過程から、今後のGⅠ予想にも応用できる判断基準を整理したい。

1. 1週前追い切りで十分な負荷をかけているか

ガイアフォースのように、1週前にしっかり負荷をかけ、最終追い切りで余力を残す調整は注目したい。直前の時計だけで仕上がりを判断するのは危険だ。

2. 最終追い切りでの反応が良いか

時計が速くても、騎乗者の手応えが悪かったり、最後に失速したりする場合は慎重に評価したい。馬なりでスムーズに加速できているかも重要だ。

3. 併せ馬の相手と追走条件を確認する

0秒1先着という結果だけで評価を決めず、どちらが追走したのか、相手がどの程度追われていたのかを確認する。パンジャタワーとセイウンハーデスのような比較は参考になる。

4. 調教コースと馬場状態を考慮する

美浦ウッドと栗東CW、坂路の時計を横並びにしても正確な比較にはならない。距離、馬場状態、コース取りまで含めて考える必要がある。

5. 調教評価とコース適性を分けて考える

ステレンボッシュのように追い切りで好内容でも、レースで結果が伴わないケースはある。東京芝1600mでの実績、位置取り、折り合い、展開なども併せて判断したい。

特に馬券検討では、追い切り評価だけで本命を決める人より、調教と過去の競走内容を組み合わせて判断する人のほうが、馬の状態を多角的に捉えやすい。

【安田記念の追い切りに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:安田記念2026はいつ開催された?
A1:2026年6月7日(日)に東京競馬場の芝1600mで開催された。第76回安田記念で、出走頭数は17頭だった。

Q2:安田記念2026で追い切りが特に注目された馬は?
A2:ガイアフォース、パンジャタワー、ステレンボッシュ、レーベンスティール、トロヴァトーレなど。ガイアフォースは1週前の栗東坂路で800m50秒3を記録し、パンジャタワーは栗東CWでの併せ馬でセイウンハーデスに先着した。

Q3:ガイアフォースの最終追い切り時計は?
A3:栗東坂路で800m54秒9-39秒7-26秒0-13秒2。馬なりでの調整だった。1週前に50秒3を記録しており、直前は負荷を抑えた内容だった。

Q4:パンジャタワーの追い切り評価はどうだった?
A4:1週前の栗東CWで6F80秒5-65秒4-51秒1-36秒1-11秒2を記録。セイウンハーデスを追走してクビ差先着し、最終追い切りも馬なりで終い11秒2を記録した。

Q5:最終追い切りの時計が速ければ好走する?
A5:必ずしもそうではない。追い切り時計はコース、距離、馬場状態、騎乗者、調教目的によって変わる。1週前の負荷や最終追い切りでの反応、併せ馬の内容も合わせて判断する必要がある。

Q6:美浦ウッドと栗東CWの違いは?
A6:どちらもウッドチップを使用する調教コースだが、調教時計を直接比較するのは適切ではない。各コースでの過去の時計や当日の馬場状態、追い切り内容を基準に評価したい。

2026年の安田記念は、シックスペンスのGⅠ初制覇で幕を閉じた。ガイアフォースとワールズエンドが2着同着、セイウンハーデスが4着、パンジャタワーが5着と、上位は非常に僅差だった。

追い切りではガイアフォースの栗東坂路50秒3、パンジャタワーの栗東CWでの併せ馬、ステレンボッシュの美浦ウッドでの連続した好時計、レーベンスティールの豊富な乗り込みなど、それぞれに見どころがあった。

今回の検証で改めて浮かび上がったのは、最終追い切りの時計だけで馬の状態を判断できないという事実だ。

1週前の調教内容、最終追い切りでの反応、併せ馬の手応え、調教コース、馬場状態を総合的に見ることで、数字だけでは分からない仕上がりの特徴が見えてくる。

今後の安田記念や春のマイルGⅠを予想する際にも、今回の17頭の調整過程は参考になる。時計の速さだけを追いかけず、馬がどのような意図で調整され、最終的にどんな動きを見せたのか。その過程まで読み解くことが、精度の高い調教診断につながる。

主な事実確認資料: JRA公式の開催情報・レース結果、JRA-VANの追い切り情報、競馬の魅力の全頭調教時計・関係者コメントを参照。

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相沢 里奈

スポーツ報道8年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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