杉田水脈氏の選挙区はどこなのか。2026年11月現在、注目すべき最新の選挙結果は、2026年2月8日投開票の第51回衆議院議員総選挙です。杉田氏は自由民主党公認で大阪5区から小選挙区に立候補し、比例代表の近畿ブロックにも重複立候補しました。しかし、小選挙区での得票は48,051票にとどまり、当選した日本維新の会の梅村聡氏に及ばず、比例代表での復活当選も果たせませんでした。
一方、杉田氏の選挙歴を振り返ると、2012年は比例近畿ブロック、2017年と2021年は比例中国ブロックから当選しています。つまり、杉田水脈氏には特定の小選挙区に一貫して所属してきた経歴があるわけではありません。過去の選挙区、比例代表での当選歴、2026年の大阪5区での落選理由を整理すると、その政治的な歩みが見えてきます。
【2026年最新】杉田水脈の選挙区は大阪5区!対象地域はどこ?

2026年の衆院選で杉田水脈氏が立候補したのは、大阪府第5区(大阪5区)です。自由民主党の公認候補として小選挙区に出馬し、同時に比例代表の近畿ブロックにも重複立候補しました。
大阪5区は大阪市北部に位置する選挙区で、具体的には次の4つの行政区で構成されています。大阪府が公表した2026年衆院選の選挙公報対象地域でも、この区割りが確認できます。
- 大阪市此花区
- 大阪市西淀川区
- 大阪市淀川区
- 大阪市東淀川区
そのため、杉田氏が2026年に立候補した大阪5区は、大阪市全域を対象とする選挙区ではありません。大阪市北部の4区に限定された小選挙区です。大阪府選挙管理委員会の2026年選挙公報資料でも対象地域が明示されています。
また、杉田氏は2026年の選挙以前から大阪5区を地盤とする現職議員だったわけではありません。過去には兵庫県の小選挙区や比例近畿、中国ブロックで選挙を戦っており、今回の大阪5区への立候補は新たな選挙区への挑戦でした。
したがって、「杉田水脈の選挙区は大阪5区」という情報は2026年の立候補先を指しています。過去の当選実績まで含めて調べる場合は、比例近畿ブロックと比例中国ブロックも区別する必要があります。
【48,051票で落選】2026年衆院選の結果と比例復活できなかった理由
2026年2月8日に投開票された第51回衆議院議員総選挙の大阪5区では、日本維新の会の梅村聡氏が93,472票を獲得して当選しました。杉田水脈氏は48,051票で2位となりましたが、小選挙区の議席には届きませんでした。
TBS NEWS DIGの開票結果によると、大阪5区の候補者別得票は次のとおりです。
- 梅村聡氏(日本維新の会):93,472票
- 杉田水脈氏(自由民主党):48,051票
- 前田英倫氏(国民民主党):24,018票
- 大石晃子氏(れいわ新選組):19,867票
- 松山恵子氏(参政党):18,421票
- 湊隆介氏(日本共産党):15,854票
杉田氏と当選した梅村氏の得票差は45,421票です。杉田氏の得票率は約21.9%、梅村氏は約42.5%でした。杉田氏は6人の候補者のうち2位でしたが、1議席を争う小選挙区では、2位という結果だけでは議席を得られません。TBS NEWS DIG・2026年衆議院選挙大阪5区開票結果。
比例代表にも重複立候補していたのになぜ落選した?ここで重要なのが、杉田氏が比例代表の近畿ブロックにも立候補していた点です。
衆議院選挙では、小選挙区で敗れた候補者が、一定の条件を満たせば比例代表で当選する場合があります。これが一般に「比例復活」と呼ばれる仕組みです。
2026年の杉田氏も自民党の比例近畿ブロックに重複立候補していました。選挙ドットコムの候補者情報では、名簿順位は3位、惜敗率は51.41%とされています。
惜敗率とは、小選挙区で当選した候補者の得票数に対し、落選した候補者がどの程度の票を獲得したかを示す数値です。杉田氏の場合、48,051票を獲得したものの、当選者の93,472票には及ばず、惜敗率は51.41%となりました。
加えて、2026年の比例近畿ブロックで自民党が獲得した議席は10議席でした。杉田氏は同じ名簿順位3位の候補者と惜敗率などによって当選順位を争う立場でしたが、最終的に比例当選者の枠に入ることができませんでした。
FNNプライムオンラインの比例近畿ブロック当選一覧でも、同じ名簿順位3位の候補者のうち、杉田氏より惜敗率の高い候補者が比例当選していることが確認できます。つまり、比例代表に重複立候補していたこと自体は事実ですが、重複立候補すれば必ず議席を得られるわけではないのです。
【過去の選挙歴】2012年から2026年までの当選・落選を時系列で整理
杉田水脈氏の選挙歴を理解するうえで、特に重要なのが2012年、2014年、2017年、2021年の4回の衆院選です。
最初の当選は2012年。日本維新の会から立候補し、小選挙区では敗れたものの、比例近畿ブロックで議席を獲得しました。その後、自民党に移り、2017年と2021年には比例中国ブロックから当選しています。
杉田水脈の選挙歴一覧| 年 | 選挙区・比例ブロック | 政党・立候補形態 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2012年 | 兵庫6区・比例近畿 | 日本維新の会・重複 | 比例復活で初当選 |
| 2014年 | 兵庫6区・比例近畿 | 次世代の党・重複 | 落選 |
| 2017年 | 比例中国ブロック | 自由民主党・比例単独 | 当選 |
| 2021年 | 比例中国ブロック | 自由民主党・比例単独 | 当選 |
| 2024年 | 衆議院選挙には不出馬 | 自由民主党 | 出馬辞退 |
| 2025年 | 参議院・全国比例 | 自由民主党 | 落選 |
| 2026年 | 大阪5区・比例近畿 | 自由民主党・重複 | 落選 |
この経歴から分かるのは、杉田氏が一貫して同じ小選挙区から当選してきた政治家ではないということです。
2012年は兵庫6区で敗れ、比例近畿から初当選2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙で、杉田氏は日本維新の会から兵庫6区に立候補しました。小選挙区では79,187票を獲得したものの敗北しましたが、比例近畿ブロックで復活当選を果たしました。
このため、2012年の杉田水脈氏について「比例近畿ブロックから初当選」という説明は正しいものの、小選挙区にも立候補していた点を忘れてはいけません。
2014年は次世代の党から出馬するも落選2014年には次世代の党から兵庫6区に立候補し、比例近畿ブロックにも重複立候補しました。しかし、兵庫6区での得票は24,877票にとどまり、比例代表でも議席を得られず落選しています。
2017年・2021年は比例中国ブロックで連続当選その後、自民党に移った杉田氏は、2017年の第48回衆院選と2021年の第49回衆院選で比例中国ブロックから当選しました。
2017年は2回目、2021年は3回目の衆議院議員当選です。両選挙では比例単独候補として立候補しており、兵庫6区などの小選挙区での重複立候補とは仕組みが異なっていました。
この経歴は、首相官邸が公表した杉田氏の政務官時代のプロフィールや、過去の衆院選結果をまとめた国会議員白書にも記録されています。
【なぜ大阪5区に出馬?】2026年の候補者選定と選挙戦の背景
杉田氏が2026年に大阪5区から出馬した背景には、選挙区の候補者調整がありました。
2026年1月20日付の報道によると、自民党は、公明党が新党結成に伴って候補者擁立を見送った大阪5区に杉田氏を擁立する方針を固めました。それまで大阪5区では公明党が候補者を立てる構図が続いており、連立関係にあった自民党は独自候補を立てていませんでした。
杉田氏は1月22日に自身のXで大阪5区からの出馬を公表。集英社オンラインの2026年1月29日の選挙ルポによれば、党本部から直前に打診を受けて立候補を決断した経緯が紹介されています。
選挙戦で見られた地元へのアピール集英社オンラインの現地取材では、選挙戦2日目の1月28日、杉田氏が大阪市淀川区の地下鉄駅前で演説する様子が報じられました。演説では地域住民の生活を守る姿勢を強調し、生活に密着した訴えを前面に出していました。
同記事によると、前日の出発式では一部からヤジが飛んだ一方、通勤客の中には握手を求める人もいました。選挙戦の現場には、批判と支持の両方が存在していたことがうかがえます。
また、同記事は杉田氏がこれまでの政治活動で知られてきたイメージと、今回の地域密着型の訴えとの間にある違いにも着目しています。
ただし、選挙結果を候補者の知名度や過去の問題だけで説明することはできません。実際の得票には、政党支持、地域の政治状況、候補者個人への評価、選挙戦での訴えなど複数の要素が関係します。
【小選挙区と比例代表の違い】杉田水脈の選挙結果から分かる仕組み
杉田水脈氏の選挙歴が分かりにくい理由の一つは、小選挙区と比例代表という2つの制度が関係しているためです。
衆議院選挙では、有権者は小選挙区と比例代表の2種類の投票を行います。それぞれ投票対象と当選の仕組みが異なります。
小選挙区は候補者個人を選ぶ制度小選挙区では、選挙区ごとに立候補した候補者の中から、最も多く票を獲得した1人が当選します。
大阪5区の場合、梅村聡氏が93,472票で1位となったため、杉田氏が48,051票を獲得しても小選挙区の議席は得られませんでした。
比例代表は政党の得票と名簿によって議席が決まる一方、比例代表では、近畿や中国などの地域ブロックごとに政党が獲得した票数に応じて議席が配分されます。政党が獲得した議席数と、候補者の名簿順位などによって当選者が決まります。
小選挙区と比例代表の両方に立候補することを重複立候補といいます。小選挙区で敗れても、政党が比例代表で議席を獲得し、候補者が当選条件を満たせば議席を得られます。
杉田氏の場合は比例復活の条件を満たせなかった2026年の杉田氏は、大阪5区で落選した後、比例近畿ブロックでの当選も目指しました。しかし、自民党が獲得した10議席の範囲に入れず、最終的に落選しました。
ここで覚えておきたいのは、比例代表に重複立候補していることと、比例代表で当選することは別だという点です。比例代表の議席数、名簿順位、惜敗率などの条件が重なって初めて比例当選が成立します。
また、比例近畿ブロックと比例中国ブロックは別々の選挙単位です。2017年・2021年の当選実績があるからといって、2026年も中国ブロックから出馬していたわけではありません。
【現在は元衆議院議員】過去の問題と2026年の落選をどう見るべきか
2026年11月現在、杉田水脈氏は衆議院の現職議員ではありません。2026年2月の衆院選で小選挙区と比例代表の双方で議席を得られなかったため、現在の肩書は元衆議院議員です。本人の公式プロフィールでも「元衆議院議員」と表記されています。
2023年には過去の投稿を巡って人権侵犯認定杉田氏の政治活動を振り返る際には、過去の発言や投稿を巡る問題も背景として押さえておく必要があります。
2016年にブログなどへ掲載したアイヌ民族や在日コリアンの女性らに関する投稿について、2023年には大阪法務局が人権侵犯と認定したことが報じられました。また、2018年には同性カップルを念頭に置いた「生産性」を巡る発言が批判を集めました。
これらの問題は、杉田氏の政治家としての評価を考えるうえで重要な経緯です。テレビ朝日などの報道では、法務局による認定や本人側の対応についても伝えられています。
2024年の政治資金問題と2025年参院選2024年には、自民党旧安倍派の政治資金パーティーを巡る問題で、杉田氏の政治資金収支報告書に1,564万円の不記載があったことが明らかになりました。自民党の党紀委員会は同年4月、杉田氏に党の役職停止6か月の処分を決定しています。
同年10月の衆院選には出馬せず、翌2025年の参議院選挙では全国比例に立候補しました。しかし、こちらも当選には至りませんでした。東京都選挙管理委員会が公表した比例代表名簿登載者の得票結果では、杉田氏の個人得票は11,457票です。
その後、2026年の衆院選で大阪5区から再び国政選挙に挑みましたが、結果は小選挙区での敗北と比例復活の失敗でした。
ただし、政治資金問題や過去の発言が2026年の落選を直接引き起こしたと断定することはできません。選挙結果として確認できるのは、梅村氏との得票差、比例ブロックでの自民党の獲得議席、杉田氏の惜敗率です。政治的評価と選挙結果の因果関係は分けて考える必要があります。
杉田水脈の選挙区に関するよくある質問(FAQ)
Q1:杉田水脈の2026年の選挙区はどこですか?
A1:2026年2月の衆議院議員総選挙では、大阪府第5区から自由民主党公認で立候補しました。大阪市の此花区、西淀川区、淀川区、東淀川区が対象地域です。
Q2:杉田水脈は2026年の衆院選で何票獲得しましたか?
A2:大阪5区の小選挙区で48,051票を獲得しました。梅村聡氏の93,472票に届かず、2位で落選しました。比例近畿ブロックでも議席を得られませんでした。
Q3:杉田水脈は比例中国ブロックから当選したことがありますか?
A3:あります。2017年の第48回衆院選と2021年の第49回衆院選で、自民党の比例中国ブロックから当選しています。2012年の初当選は日本維新の会から比例近畿ブロックでの当選でした。
Q4:杉田水脈はなぜ比例復活できなかったのですか?
A4:2026年の比例近畿ブロックでは、自民党が10議席を獲得しました。杉田氏は名簿順位3位の重複候補で、惜敗率は51.41%でしたが、同じ順位の候補者との競争で当選枠に入れませんでした。
Q5:杉田水脈は現在も衆議院議員ですか?
A5:いいえ。2026年の衆院選で落選したため、2026年11月現在は元衆議院議員です。
杉田水脈氏の選挙区を整理すると、2012年は兵庫6区と比例近畿ブロック、2017年・2021年は比例中国ブロック、そして2026年は大阪5区と比例近畿ブロックという変遷をたどっています。
2026年の衆院選では48,051票を獲得しましたが、梅村聡氏に45,421票の差をつけられて小選挙区で敗北。比例代表でも自民党の獲得議席数と惜敗率による順位の関係から当選できませんでした。
今回の選挙結果を理解するうえで大切なのは、次の3点です。
- 大阪5区は2026年の立候補先であり、過去から一貫した選挙区ではない。
- 比例近畿ブロックでの初当選と、比例中国ブロックでの2回の当選は、それぞれ異なる選挙である。
- 重複立候補しても比例当選が保証されるわけではなく、政党の獲得議席数や惜敗率が結果を左右する。
杉田水脈氏の選挙歴は、単純に「大阪の政治家」「中国地方の比例議員」と分類できるものではありません。小選挙区と比例代表を行き来した経歴を時系列で追うことで、2012年の初当選から2026年の落選までの流れを正確に把握できます。
編集上の重要な参照資料: 大阪府選挙管理委員会、TBS NEWS DIG、FNNプライムオンライン、首相官邸、集英社オンライン、選挙ドットコム、東京都選挙管理委員会の公表・報道資料を基に構成しています。