ドラマ『その女、ジルバ』のキャストは、池脇千鶴、江口のりこ、真飛聖、山崎樹範、草笛光子、中尾ミエ、久本雅美、草村礼子、中田喜子、品川徹の10人が中心です。なかでも注目したいのが、池脇千鶴が演じる主人公・笛吹新と、伝説の初代ママ・ジルバの二役。加えて、草笛光子演じる久慈きら子(くじらママ)をはじめ、熟女バー「OLD JACK&ROSE」を支える個性豊かな登場人物が物語を彩ります。
本作は2021年1月9日から3月13日まで、フジテレビ系で放送された全10話のヒューマンドラマです。2026年現在も、キャストを調べる際の基本資料は当時の東海テレビ公式キャスト・相関図。この記事では出演者10人の役名、人物関係、池脇千鶴の二役の意味、原作との関係まで整理します。
【キャスト一覧】その女、ジルバの出演者10人と役名・人物設定を紹介

『その女、ジルバ』の魅力は、主人公だけでなく、周囲を取り巻く女性たち一人ひとりに人生の背景があることです。
東海テレビの公式キャスト情報に掲載されている主要出演者は10人。池脇千鶴だけが笛吹新とジルバの二役を担当しているため、出演俳優は10人ですが、中心となる役名は11人分になります。
まずは、出演者と役名、物語における立ち位置を一覧で確認しましょう。
| 俳優名 | 役名 | 人物・役どころ |
|---|---|---|
| 池脇千鶴 | 笛吹新/ジルバ | 人生の転機を迎える40歳の新米ホステスと、伝説の初代ママの二役。新の源氏名はアララ。 |
| 江口のりこ | 浜田スミレ | 新が働く物流倉庫のグループリーダー。 |
| 真飛聖 | 村木みか | 新と同じ倉庫で働く同僚。仕事や将来に不安を抱えている。 |
| 山崎樹範 | 前園真琴 | 新の元婚約者。新の人生に再び関わる人物。 |
| 中尾ミエ | 大田原真知(チーママ) | OLD JACK&ROSEの元ホステス。店を支える存在。 |
| 久本雅美 | 七子(ナマコ) | 明るく世話好きなホステス。ジルバを母のように慕う。 |
| 草村礼子 | 菊子(ひなぎく) | 清純派で店のアイドル的存在のホステス。 |
| 中田喜子 | 花富屋敷衿子(エリー) | 恋に生きる個性的なホステス。 |
| 品川徹 | 蛇ノ目幸吉(マスター) | OLD JACK&ROSEを切り盛りするマスター。 |
| 草笛光子 | 久慈きら子(くじらママ) | 伝説の初代ママ・ジルバの後を継いだ2代目ママ。 |
この一覧で特に押さえたいのは、池脇千鶴と草笛光子の役割の違いです。ジルバは店の初代ママであり、久慈きら子はその後を引き継いだ2代目ママ。名前や立場が混同されやすいものの、別々の登場人物です。
また、江口のりこ、真飛聖、山崎樹範が演じる人物は、主人公の会社員時代と深く結び付いています。バーの女性たちだけでなく、職場での人間関係も物語を理解する要点です。
【相関図】熟女バーOLD JACK&ROSEと主人公を取り巻く人間関係
『その女、ジルバ』の人物関係は、大きく分けて「物流倉庫の職場」と「熟女バーOLD JACK&ROSE」の二つのコミュニティで構成されています。
主人公の新は、百貨店から物流倉庫へ左遷されたことをきっかけに、人生に希望を持てなくなっていました。そんな彼女が40歳以上を採用条件とするバーに出会い、昼は会社員、夜はホステスという新しい生活を始めます。
1.熟女バーの中心にいるジルバとくじらママバーの歴史を理解するうえで欠かせないのが、初代ママのジルバと2代目ママの久慈きら子です。
ジルバは『OLD JACK&ROSE』を築いた伝説的な女性。池脇千鶴が演じるもう一つの役であり、現在の店の仲間たちにも大きな影響を残しています。
その後を引き継いだのが草笛光子演じる久慈きら子、通称くじらママです。エレガントな佇まいと歯に衣着せぬ物言いを持ち合わせ、店にやってきた新を受け入れるようマスターに進言します。
きら子は単に店を経営する人物ではありません。人生の厳しさを経験してきた先輩として、新の成長を後押しする存在でもあります。
2.バーを支えるチーママ、ナマコ、ひなぎく、エリー中尾ミエ演じる大田原真知は、元ホステスで、名前をもじったチーママの愛称で呼ばれています。直木賞作家として成功しているという設定も特徴的です。普段は店を離れていても、時折顔を出して仲間を支えています。
久本雅美演じる七子は、ナマコという愛称を持つホステス。明るく世話好きな性格で、初代ママのジルバに救われた過去から、彼女を母親のように慕っています。
草村礼子演じる菊子は、ひなぎくの愛称で親しまれる清純派。店のアイドル的存在で、親衛隊と呼ばれるファンまでいます。
中田喜子演じる花富屋敷衿子はエリーと呼ばれ、恋愛に積極的な女性です。結婚詐欺師にだまされて財産を失い、ジルバに救われた過去を持っています。
この4人に共通しているのは、年齢や過去の失敗だけでは説明できない、それぞれの個性と人生経験です。新は彼女たちと接するなかで、これまで自分が抱いていた年齢への固定観念を少しずつ変えていきます。
3.マスター蛇ノ目幸吉とジルバの過去品川徹演じる蛇ノ目幸吉は、店を切り盛りするマスターです。ジルバやくじらママとともに長年店を支えてきた人物で、初代ママとの間には、ほかの仲間たちには明かされていないロマンスもあります。
店の女性たちが前面に出る作品ですが、幸吉の存在によってOLD JACK&ROSEは単なる女性たちの集まりではなく、長い歴史を持つ一つの場所として描かれています。
4.職場側の人物と新の過去もう一つの人間関係の軸が、物流倉庫で働く人々です。
江口のりこ演じる浜田スミレは、倉庫のグループリーダー。ぶっきらぼうで愛想がよいタイプではありませんが、自分の仕事に誇りを持っています。本社から出向してくる社員に対して距離を置いているのも、その仕事への責任感が背景にあります。
真飛聖演じる村木みかは、新と同い年の同僚です。先に倉庫へ出向しており、以前は百貨店で順調にキャリアを積んでいたものの、異動後は仕事への情熱を失い、将来に不安を感じています。
そして山崎樹範演じる前園真琴は、新の元婚約者。婚約中に別の女性を妊娠させたことで新との結婚は破談となり、その女性と結婚しています。さらに新の勤務先へ出向してくるため、過去の傷を抱える新にとって避けられない相手となります。
この職場の人間関係とバーの仲間たちとの出会いが交差することで、新の人生の変化がより立体的に描かれています。
【池脇千鶴の二役】笛吹新と伝説のママ・ジルバは何が違う?
本作で最も注目される配役の一つが、池脇千鶴による笛吹新とジルバの二役です。
東海テレビの2021年放送開始時の公式発表でも、池脇千鶴が40歳の新米ホステスと伝説のママを演じることが大きく紹介されました。
笛吹新は人生の折り返し地点に立つ40歳の女性主人公の笛吹新は福島県出身。大手百貨店のアパレル部門で働いていましたが、物流倉庫へ左遷され、婚約も破談となります。
仕事も恋愛も思うようにいかず、自分の人生に希望を見いだせなくなっていた新。そんなとき、偶然見つけた「40歳以上」という採用条件の求人に興味を持ちます。
それが熟女バーOLD JACK&ROSEとの出会いでした。
新は店でアララという源氏名を与えられ、先輩ホステスたちと働き始めます。最初は周囲から「小娘」扱いされることに戸惑いながらも、人生経験豊かな女性たちの考え方に触れて、少しずつ変化していきます。
ジルバはOLD JACK&ROSEを築いた初代ママ一方のジルバは、店の初代ママです。戦後の厳しい時代を生き抜き、自分の力で店を築いた伝説的な女性として描かれています。
新とジルバは同じ池脇千鶴が演じていますが、人物としては別々です。新はジルバの店に飛び込んだ現代の女性であり、ジルバはその店の歴史を作った過去の人物です。
この二役には、単に一人の俳優が二人を演じるという以上の意味があります。ジルバが切り開いた人生と、新がこれから歩んでいく人生が重なり合うことで、世代を超えて受け継がれる女性の生き方が物語に浮かび上がります。
草笛光子のくじらママとは別の人物ここで間違えやすいのが、草笛光子演じる久慈きら子との関係です。
ジルバは初代ママ、久慈きら子は2代目ママです。つまり、池脇千鶴が演じるジルバと、草笛光子が演じるくじらママは同一人物ではありません。
この違いを押さえると、バーの歴史やマスターとの関係、新が受け継いでいくものが理解しやすくなります。
【2021年放送情報】その女、ジルバの放送日・全話数・制作スタッフ
ドラマ『その女、ジルバ』は、東海テレビ・フジテレビ系の「オトナの土ドラ」シリーズ第31弾として制作されました。
初回放送は2021年1月9日。最終回は同年3月13日で、全10話の構成です。放送時間は毎週土曜日の23時40分から翌0時35分でした。
基本情報は次のとおりです。
- 作品名:その女、ジルバ
- 放送開始日:2021年1月9日
- 最終回:2021年3月13日
- 放送局:東海テレビ・フジテレビ系
- 放送枠:オトナの土ドラ
- 話数:全10話
- 放送時間:毎週土曜日23時40分~翌0時35分
- 主演:池脇千鶴
- 原作:有間しのぶ『その女、ジルバ』
- 脚本:吉田紀子
- 監督:村上牧人、根本和政ほか
- 制作:東海テレビ、テレパック
作品の企画は東海テレビの市野直親が担当し、プロデューサーには東海テレビとテレパックのスタッフが参加しました。
また、音楽は吉川慶とHAL、主題歌は山本彩の「ドラマチックに乾杯」です。作品の明るさや人生を前向きに捉えるテーマとも結び付く楽曲になっています。
最終話では、2020年10月という時間設定のなかで、世の中の状況が一変し、バーも客足が途絶えるという展開が描かれます。物語の舞台となる店の存続と、新たちの未来が最終回の大きな見どころです。
【原作との関係】有間しのぶの漫画とドラマ版の見どころ
『その女、ジルバ』の原作は、漫画家・有間しのぶによる同名作品です。小学館の「ビッグコミックオリジナル増刊号」で連載され、ビッグコミックスから全5巻が刊行されています。
原作の中心にあるのは、人生に行き詰まりを感じていた40歳の女性が、高齢の女性たちが働くバーで新たな生き方を見つけていく物語です。
ドラマ版の魅力は世代を超えた女性たちの競演ドラマ版では、池脇千鶴の主人公としての変化に加え、草笛光子、中尾ミエ、久本雅美、草村礼子、中田喜子といった幅広いキャリアを持つ俳優たちがバーの女性を演じています。
それぞれの人物には、恋愛、仕事、過去の失敗、人間関係など、異なる背景があります。年齢を重ねた女性たちを、単に若い主人公を導く脇役として描いていない点が特徴です。
新が彼女たちから学ぶ一方、店の女性たちも新との交流によって新たな刺激を受けます。年齢や立場によって一方的に教える側と教わる側が決まるわけではありません。
池脇千鶴の演技は作品の評価にもつながった本作は放送後、複数のテレビ番組関連の賞で評価されました。
- 2021年3月度ギャラクシー賞月間賞
- 第58回ギャラクシー賞テレビ部門選奨
- 第47回放送文化基金賞ドラマ部門奨励賞
- 第47回放送文化基金賞演技賞・池脇千鶴
- 第37回ATP賞テレビグランプリ優秀賞
- 2021年日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組優秀賞
特に池脇千鶴は、放送文化基金賞の演技賞を受賞しています。選考理由では、うだつの上がらない女性から徐々に変貌し、輝いていく過程の表現力が評価されました。
この評価は、笛吹新という人物が物語のなかで変化していくことと、池脇千鶴の演技が作品の印象を強く支えたことを示しています。
制作会社テレパックの作品情報にも、これらの受賞歴が掲載されています。キャストの豪華さだけでなく、脚本、演出、俳優の演技が一体となって評価された作品です。
【2026年最新情報】その女、ジルバのキャストは変わった?再放送や続編情報の見方
2026年に『その女、ジルバ』のキャストを調べる際に注意したいのは、2021年の放送情報と、その後の新しい作品情報を混同しないことです。
フジテレビの番組情報では、2021年3月13日をもって放送終了した作品として掲載されています。また、東海テレビの公式キャストページには、池脇千鶴、江口のりこ、真飛聖、山崎樹範、草笛光子ら当時の主要キャストが掲載されています。
2026年時点で押さえておきたい3つのポイント1.キャスト一覧は2021年版の配役が基準
池脇千鶴の二役をはじめ、江口のりこや草笛光子らの役名は、放送当時の公式資料で確認できます。2026年の最新キャストという表現を見ても、まず2021年版の出演者一覧と照らし合わせると混乱しません。
2.ジルバとくじらママは別人
池脇千鶴演じるジルバは初代ママ、草笛光子演じる久慈きら子は2代目ママです。二人の役割を混同すると、バーの歴史や登場人物の関係性が分かりにくくなります。
3.原作漫画とドラマ版は別々の作品情報として確認する
有間しのぶの原作漫画は全5巻で完結しています。一方、ドラマは全10話のテレビ作品です。原作の登場人物とドラマ版の配役を調べるときは、小学館の原作情報と東海テレビのドラマ情報を使い分けるのが確実です。
なお、再放送や見逃し配信の実施状況は時期によって変わります。フジテレビの番組ページには過去の放送回に関する案内がありますが、2026年の現在の配信対象や視聴条件については、各配信サービスの最新番組表示で確認する必要があります。
【プロの結論】その女、ジルバのキャストを知るなら人物の背景まで押さえたい
『その女、ジルバ』のキャストを理解するうえで大切なのは、俳優の名前と役名を覚えるだけでなく、それぞれの人物が主人公の新にどのような影響を与えるのかを把握することです。
池脇千鶴の二役は、作品の過去と現在を結び付ける重要な仕掛けです。ジルバが築いた場所に新が飛び込み、くじらママやチーママ、ナマコ、ひなぎく、エリーたちと関わることで、人生の見方が変わっていきます。
一方、江口のりこ演じるスミレや真飛聖演じるみかは、仕事や将来に悩む同世代の女性として、新の会社員生活を支える重要な存在です。山崎樹範演じる前園も、新が過去の出来事と向き合ううえで欠かせません。
作品をより深く楽しむための判断基準は、次の3点です。
- 配役を確認したい人:東海テレビ公式のキャスト一覧を基準に、10人の俳優と役名を照合する。
- 人物関係を理解したい人:ジルバとくじらママの世代交代、バーの女性たちの過去、新の職場での関係を整理する。
- 作品の背景まで知りたい人:有間しのぶの原作漫画と、2021年放送の全10話を合わせて確認する。
反対に、2026年の新作ドラマの出演者や続編キャストを探している場合は、2021年版のキャスト一覧だけで新作の存在まで判断しないことが大切です。放送終了済みの作品情報と新しい公式発表は分けて確認しましょう。
【よくある質問】その女、ジルバのキャストに関するFAQ
Q1:その女、ジルバのキャストは全部で何人ですか?
A1:主要キャストは10人です。池脇千鶴が笛吹新とジルバの二役を演じているため、主要俳優10人に対して役名は11人分あります。
Q2:池脇千鶴が演じた二役は何ですか?
A2:40歳の主人公・笛吹新と、熟女バーOLD JACK&ROSEの初代ママ・ジルバです。新の店での源氏名はアララです。
Q3:草笛光子の役名は何ですか?
A3:久慈きら子です。愛称はくじらママで、ジルバの後を継いだ2代目ママを演じています。
Q4:江口のりこは何役で出演していますか?
A4:浜田スミレ役です。新が働く物流倉庫のグループリーダーで、仕事に誇りを持つ女性として描かれています。
Q5:その女、ジルバはいつ放送されましたか?
A5:2021年1月9日から3月13日まで、フジテレビ系で放送されました。毎週土曜日23時40分からの全10話です。
Q6:その女、ジルバの原作は誰が描いていますか?
A6:漫画家の有間しのぶです。小学館の「ビッグコミックオリジナル増刊号」で連載され、単行本は全5巻で完結しています。
Q7:久本雅美の役名と愛称は何ですか?
A7:七子役で、愛称はナマコです。明るく世話好きなホステスで、初代ママのジルバを母親のように慕っています。
Q8:その女、ジルバは2026年に新しいキャストで放送されていますか?
A8:基本となる作品は2021年放送の全10話です。2026年のキャスト情報を調べる場合も、まず当時の東海テレビ公式キャスト一覧を基準にしてください。新作や続編については、制作会社や放送局の公式発表で確認する必要があります。
『その女、ジルバ』の主要キャストは、池脇千鶴、江口のりこ、真飛聖、山崎樹範、中尾ミエ、久本雅美、草村礼子、中田喜子、品川徹、草笛光子の10人です。
池脇千鶴が演じる笛吹新とジルバの二役、草笛光子演じるくじらママの存在、そしてOLD JACK&ROSEを支える女性たちの個性が、作品の大きな魅力になっています。
2021年の放送から時間が経った2026年現在も、キャストを調べる際には、東海テレビの公式キャスト情報と相関図が基本資料です。原作漫画の世界観や人物の背景も合わせて知ることで、単なる出演者一覧では見えてこない作品の奥深さを楽しめます。
年齢を重ねることは、何かを諦めることではない。『その女、ジルバ』は、そんなメッセージを個性豊かな登場人物たちの人生を通して伝える、世代を超えて楽しめるヒューマンドラマです。