望海風斗がミュージカル『エリザベート』でタイトルロールのエリザベート(シシィ)を演じたことは、宝塚歌劇団時代から彼女を知るファンにとっても、大きな転換点となった。2025年10月10日に東京・東急シアターオーブで開幕した東宝版は、望海風斗と明日海りおによるダブルキャストを採用。トート役には古川雄大、井上芳雄、山崎育三郎という実力派が名を連ねた。
注目されたのは、元宝塚雪組トップスターの望海が、なぜ今シシィを演じることになったのかという点だ。本人は出演決定時の驚きや不安、役作りで意識した自由への意志、そして再演を重ねてきた作品への敬意をインタビューで語っている。2026年11月現在は公演を終え、Blu-rayの発売も予定されている。初日の古川トートとの組み合わせから、作品の評判、歴代キャストとの関係、最新の映像商品情報まで整理する。
【出演理由】望海風斗がエリザベート役に選ばれた背景と本人の思い

望海風斗が『エリザベート』への出演を知らされた際、最初に感じたのは驚きだった。
2025年10月9日公開のVOCE特別インタビューでは、本人がこれまでの作品との関わりを振り返っている。宝塚歌劇団の花組時代にはルイジ・ルキーニを演じ、退団後のガラ・コンサートではトートにも挑戦していた。そのため、自分が演じる役として思い浮かべていたのは、トートかルキーニだったという。
つまり、シシィ役は本人にとっても想定外の挑戦だった。
「でもせっかくチャンスをいただけたなら『やりたい!』という気持ちがフツフツと湧いてきました。」
この発言から伝わるのは、長く親しんできた作品だからこその喜びと、これまでとは異なる役柄に挑む緊張感だ。
なお、制作側が望海を起用した具体的な理由について、詳細な公式説明は公表されていない。本人のインタビューから読み取れるのは、これまでの男役としての経験を持つ俳優が、今度は物語の中心に立つ女性役に挑戦するという新しい可能性を感じていたことだ。
宝塚時代の経験がシシィ役につながった望海風斗は2003年に宝塚歌劇団へ入団。月組で初舞台を踏み、同年に花組へ配属された。2014年には雪組へ組替えとなり、2017年に雪組トップスターへ就任。2021年4月11日に退団している。
宝塚時代の『エリザベート』では、2014年の花組公演でルキーニを担当した。作品を外側から眺めるだけでなく、物語の構造や登場人物同士の関係を舞台上で体験してきた俳優でもある。
退団後もミュージカル『next to normal』『ガイズ&ドールズ』『DREAMGIRLS』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などに出演。2025年には『マスタークラス』でマリア・カラスを演じ、ストレートプレイにも挑戦した。
男役として培った身体表現や歌唱力に加え、退団後に積み重ねた女性役やストレートプレイの経験。こうしたキャリアの広がりが、今回のシシィ役を理解する重要な背景となっている。
【役作り】望海風斗のシシィは何が違う?自由への意志と生きる力
年齢を重ねて変化したエリザベートへの見方望海風斗のシシィを理解するうえで興味深いのが、本人が長年にわたって作品を観てきたという点だ。
VOCEのインタビューによると、10代の頃はエリザベートを身勝手な人物として見ており、むしろ夫フランツの側に気持ちを重ねていたという。
しかし、自身が年齢を重ねるにつれて、シシィの孤独や苦悩、宮廷という環境の中で自分らしく生きようとする姿が理解できるようになった。
この変化は、単に人物の性格を理解するだけではない。エリザベートという女性を、歴史上の美しい皇妃や悲劇のヒロインとしてではなく、自分の人生をどう生きるか悩み続けた一人の人間として捉え直すことにつながっている。
「自分と対話する女性」という役柄の核心望海が役作りで意識していたのは、シシィが自分自身と対話し続ける人物であるという解釈だ。
特に重要な楽曲として挙げたのが「私だけに」。自分の人生を自分で選びたいという願いを歌うこのナンバーは、シシィの内面にある強い意志を表現する場面だ。
望海は、自分自身の軸を持ったうえで、シシィという人物の芯を舞台上でも維持したいと語っている。
加えて、役作りでは史実のエリザベートについて調べ、時代背景や人物の置かれた環境を理解するための資料を読み込んだ。実際にゆかりの地を訪れたことも、人物への理解を深める経験になったという。
ステージナタリーのインタビューでは、そうした作業を通じて、遠い存在だったエリザベートが一人の人間として身近に感じられるようになったと説明している。
望海シシィの核となる二つの楽曲2025年の公演を経て、望海が特に重要だと感じた楽曲は「パパみたいに(リプライズ)」と「夜のボート」だった。
「パパみたいに(リプライズ)」は、これまでの人生を振り返り、自分が父親のようには生きられないという現実に直面する場面。単なる失望ではなく、これまでの人生と向き合う深い感情が求められる。
一方の「夜のボート」は、フランツとの関係を描く楽曲だ。夫婦としての時間を重ねながらも、完全には分かり合えない二人の愛情や孤独が表現される。
望海の役作りでは、少女時代の自由への憧れだけでなく、皇后として生きた年月の重さまでを一つの人物の人生としてつなぐことが大切になる。
ステージナタリーの取材で望海は、自身のシシィについて「生へのエネルギー」があるという趣旨の解釈を明かしている。死に惹かれるだけの受動的な女性ではなく、最後まで自分の人生を生きようとする女性像だ。
【初日と共演】望海風斗×古川雄大の組み合わせが注目された理由
2025年10月10日、望海シシィと古川トートで開幕東宝版『エリザベート』2025年公演の東京初日は、2025年10月10日。会場は東急シアターオーブだった。
東宝公式のキャストスケジュールによると、初日18時公演はエリザベート役が望海風斗、トート役が古川雄大という組み合わせだった。
初日前の取材会では、望海と明日海りおがそろってシシィ役への初挑戦について語った。二人は宝塚音楽学校の同期で、寮では同室だった関係でもある。
望海は、音楽学校に入学した頃の夢や当時の気持ちを思い出し、感慨深くなったことを明かした。明日海も二人で舞台に立てることへの喜びを語っている。
この関係性は、単なるダブルキャスト以上の意味を持つ。異なる個性を持つ二人が、同じ役を通して互いの表現から刺激を受ける環境ができていたからだ。
古川雄大のトートが引き出す望海シシィの個性トートは、人間ではない「死」を擬人化した存在。エリザベートに強く惹かれ、彼女の人生に繰り返し現れる。
望海は初日前の取材で、トートとの関係は通常の人間同士の関係とは異なり、演じる俳優によって相手から受け取るものが大きく変わると話していた。
だからこそ、シシィ自身の人物像をしっかり作る必要がある。相手のトートに振り回されるだけでは、二人の関係が成立しないという考え方だ。
古川雄大は2025年公演で3度目のトート役を担当。開幕前の取材では、動きや身振りを削ぎ落とし、内面から生まれる感情を重視する方向で役を組み立てたことを明かしている。
ぴあの舞台レポートでも、2025年の古川トートは甘美な魅力を持ち、歌声の強弱を使ってエリザベートを死へ誘う存在として紹介された。
そのアプローチと、望海が作り上げた生への意志を持つシシィ。両者の対照的な存在感が、この組み合わせの見どころになった。
初日後に伝わった望海の感慨2025年10月10日の初日を観劇した一観客の記録には、望海が以前は客席から見ていた作品に主演として立つことへの感慨や、何度も再演されてきた演目への畏敬を語る姿が記されている。
その記録では、涙を見せながら話し続ける様子も描写されていた。これは一観客による観劇記録だが、長年親しんできた作品に新たな立場で参加することの重みを感じさせるエピソードだ。
初日前の公式取材で望海が語った、一回一回の公演を大切にしたいという姿勢とも重なる。
【キャスト・歴代比較】2025年から2026年のエリザベートを整理
2025~2026年東宝版の主要キャスト2025年公演は東宝版初演から25周年という節目にあたる新プロダクションだった。エリザベート役には望海風斗と明日海りお、トート役には古川雄大、井上芳雄、山崎育三郎が参加した。
東京公演では井上芳雄がトートを演じ、北海道・大阪・福岡公演では山崎育三郎が加わる構成だった。フランツやゾフィー、ルキーニなどにも複数キャストが配置されている。
| 区分・役柄 | キャスト・時期 | 関係性・注目点 |
|---|---|---|
| 日本初演 | 1996年・宝塚雪組 | 小池修一郎演出による日本初演。 |
| 東宝版初演 | 2000年・一路真輝 | 東宝版の初代エリザベート役。 |
| 歴代シシィ | 涼風真世、朝海ひかる、瀬奈じゅん、花總まり、蘭乃はな、愛希れいか ほか | 歴代の宝塚OGが作品を受け継いできた。 |
| エリザベート | 望海風斗/明日海りお | 2025~2026年東宝版のダブルキャスト。 |
| トート | 古川雄大/井上芳雄/山崎育三郎 | 東京では古川・井上、地方公演では古川・山崎などの組み合わせ。 |
| フランツ・ヨーゼフ | 田代万里生/佐藤隆紀 | 皇帝としての責任と、一人の夫としての感情を描く。 |
| ルドルフ | 伊藤あさひ/中桐聖弥 | エリザベートとフランツの息子。 |
| ゾフィー | 涼風真世/香寿たつき | 宮廷の規律とシシィの自由への意志がぶつかる。 |
| ルイジ・ルキーニ | 尾上松也/黒羽麻璃央 | 物語を進行させる暗殺者。 |
今回の公演は東京だけで完結したわけではない。東宝公式の公演情報によると、次のスケジュールで全国を巡った。
- 東京:2025年10月10日~11月29日、東急シアターオーブ。
- 北海道:2025年12月9日~18日、札幌文化芸術劇場 hitaru。
- 大阪:2025年12月29日~2026年1月10日、梅田芸術劇場メインホール。
- 福岡:2026年1月19日~31日、博多座。
2026年1月31日の博多座大千穐楽をもって、この公演シリーズは幕を閉じた。
歴代キャストと比較した望海風斗の位置づけ東宝版『エリザベート』の歴代シシィには、一路真輝、涼風真世、朝海ひかる、瀬奈じゅん、花總まり、蘭乃はな、愛希れいかなど、宝塚歌劇団出身の俳優が名を連ねてきた。
特に花總まりや愛希れいかが演じた時代を経て、2025年には望海風斗と明日海りおという元男役トップスター二人が同じタイトルロールを担うことになった。
ここで興味深いのは、望海自身が過去にルキーニを経験していることだ。作品の中でエリザベートの人生を語る側から、今度はその人生を生きる側へと立場が変わった。
この役柄の変化は、単なる配役変更ではない。作品を異なる角度から理解してきた俳優が、長年の経験をもとに新しいシシィ像を提示する機会になった。
【評判・感想】望海風斗のエリザベートは何が評価されたのか
ぴあの舞台レポートが評価した歌唱力と人物表現2025年10月15日公開のぴあの舞台レポートでは、望海のエリザベートについて、歌唱力の高さと歌声に宿る意志の強さが評価されている。
特に注目されたのは、自由を求めるシシィの素直さと、信念が打ち砕かれてもなお顔を上げる気高さだ。
望海の強みは、歌を単独の見せ場にせず、登場人物の内面を伝える手段として活用できるところにある。宝塚時代から積み上げてきた歌唱表現と、退団後の芝居への取り組みが組み合わさっている。
観客の感想に見られる歌と舞台全体への反応観劇後の感想としては、CoRich舞台芸術に掲載された2025年11月27日のレビューが参考になる。
望海風斗と井上芳雄の組み合わせを鑑賞した観客は、主演者の歌唱力に加え、舞台美術、衣裳、音楽、ダンスを含めた作品全体の完成度を高く評価していた。
もちろん、一件の感想をすべての観客の総意として扱うことはできない。それでも、専門メディアの舞台評と個人の観劇記録の双方から、歌唱力と舞台全体の世界観が大きな見どころになっていたことが分かる。
望海シシィを観るときの三つの判断基準望海風斗のシシィを映像や今後の関連公演で楽しむなら、次の三点に注目すると人物像が理解しやすい。
1. 少女時代から皇后時代への変化
自由を愛する少女が、宮廷の規律や家庭の問題に直面し、どのように自分の生き方を見つけていくのか。声や表情の変化を追いたい。
2. トートに対する態度
トートに魅了されながらも、単純に支配されるわけではない。死との関係を通じて、シシィが生きることをどう捉えているかが見どころになる。
3. フランツとの関係
「夜のボート」などでは、夫婦としての愛情とすれ違いが描かれる。皇后という肩書を外した一人の女性としての感情にも注目したい。
壮大な音楽や衣裳、宝塚歌劇団の舞台文化を含む作品世界を楽しみたい人には、特に見応えのある公演だ。一方、歴史上のエリザベートの人生を完全に史実どおり再現したドキュメンタリーを期待する人は、史実をもとにしたフィクションとして鑑賞する必要がある。
【2026年最新情報】望海風斗EditionのBlu-ray予約とファンクラブ情報
2025年キャストBlu-rayは2027年2月発売予定2026年4月16日、望海風斗の公式サイトで『エリザベート 望海風斗 Edition』Blu-rayの予約受付開始が告知された。
東宝モールの商品情報によると、発売予定日は2027年2月26日(金)。販売価格は39,000円(税込)となっている。
大きな特徴は、望海風斗が演じるエリザベートと、三人のトートとの組み合わせをそれぞれ収録していることだ。
- DISC 1:望海風斗×古川雄大。
- DISC 2:望海風斗×井上芳雄。
- DISC 3:望海風斗×山崎育三郎。
- DISC 4:ボーナスディスク。
さらにスペシャルステージフォトブックも付属する。本編にはバリアフリー日本語字幕が収録される予定だ。
本編映像は2025年11月の東急シアターオーブと2026年1月の博多座で収録。DISC 3の望海風斗×山崎育三郎については、2026年1月30日の博多座公演の配信映像を編集して収録する予定となっている。
2026年11月2日時点の予約特典に注意予約を検討している人が注意したいのは、予約商品そのものと期間限定特典の受付期限が異なることだ。
東宝モール限定のオリジナルチケットファイル付き先行予約特典は、2026年10月31日23時59分で受付期間を終了している。
一方、東宝モールの商品ページでは商品が予約扱いで掲載されている。したがって、11月2日時点では、限定特典の終了と商品そのものの予約可否を分けて確認する必要がある。発売予定日や在庫、受付条件は購入画面の最新表示を確認したい。
望海風斗Editionの基本仕様は次のとおり。
- 商品名:『エリザベート』2025年キャスト Blu-ray 望海風斗 Edition
- 価格:39,000円(税込)
- 発売予定日:2027年2月26日
- 構成:本編3枚、特典1枚、ブックレット
- 本編収録:2025年11月・2026年1月
また、望海風斗オフィシャルファンクラブ「nozomist」でも、会員限定特典付きの予約販売が案内されていた。こちらの受付期間も2026年10月31日までで、プリントメッセージ入りの写真が特典として設定されていた。
望海風斗ファンクラブのチケット先行とは今後の舞台出演情報を追いかけるなら、公式ファンクラブ「nozomist」も確認しておきたい。
公式サイトで案内されている主な特典は、以下のとおり。
- 会員証・チケットホルダーなどの入会特典。
- 年2回のグリーティングカード。
- バースデーカード。
- 会員限定の動画などのデジタルコンテンツ。
- 出演作品のチケット先行予約(抽選)。
- 会員限定イベントやオリジナルグッズ。
ただし、チケット先行はすべての公演で実施されるわけではない。実施される場合も抽選方式であり、申し込めば必ずチケットを確保できる制度ではない点に注意したい。
入会費は500円、年会費は6,000円(税込)。最新の受付条件や公演ごとの先行情報は、望海風斗オフィシャルサイトのWHAT'S NEWやSCHEDULEで確認するのが確実だ。
2026年の宝塚花組版との違いにも注目2026年11月現在、宝塚歌劇団でも花組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』が上演されている。
宝塚大劇場公演は2026年10月17日から11月22日まで。東京宝塚劇場公演は2026年12月19日から2027年2月7日までの予定だ。
主要キャストはトート役が永久輝せあ、エリザベート役が星空美咲。これは2025~2026年の東宝版とは別の宝塚花組公演であり、望海風斗が出演する公演ではない。
同じ『エリザベート』でも、宝塚版と東宝版では作品の見せ方や役柄の重点が異なる。望海のシシィを理解したうえで、宝塚版の新しい配役を観ると、演出や人物表現の違いも楽しめるはずだ。
【よくある質問】望海風斗のエリザベートに関するFAQ
Q1:望海風斗はなぜエリザベート役に出演することになったのですか?
A1:出演決定の具体的な制作側の選定理由は公表されていません。本人は当初、過去に演じたルキーニやガラ・コンサートで挑戦したトートを想定していたとインタビューで語っています。想定外のシシィ役に驚きながらも、新しい挑戦として出演を決意しました。
Q2:望海風斗と古川雄大の初日はいつですか?
A2:2025年10月10日、東急シアターオーブでの東京公演初日です。この日の公演は望海風斗がエリザベート、古川雄大がトートを担当しました。
Q3:望海風斗EditionのBlu-rayには何が収録されますか?
A3:望海風斗と古川雄大、井上芳雄、山崎育三郎の各トートとの本編3種類に加え、ボーナスディスクとスペシャルステージフォトブックが予定されています。発売予定日は2027年2月26日、価格は39,000円(税込)です。
Q4:望海風斗のファンクラブに入るとチケットを先行購入できますか?
A4:公式ファンクラブ「nozomist」にはチケット先行予約の特典があります。ただし抽選制で、公演によっては先行予約を実施しない場合もあります。各公演の案内を確認してください。
Q5:2026年の宝塚版『エリザベート』にも望海風斗は出演していますか?
A5:出演していません。2026年の宝塚花組公演では、トート役を永久輝せあ、エリザベート役を星空美咲が務めています。望海風斗がシシィを演じたのは、2025~2026年の東宝版です。
望海風斗の『エリザベート』出演は、宝塚歌劇団で培った男役としての経験と、退団後に広げてきた俳優としての表現力が結びついた挑戦だった。
過去にはルキーニを演じ、ガラ・コンサートではトートにも挑戦。そして2025年には、作品の中心人物であるエリザベートを演じる立場へと進んだ。
役作りで大切にしたのは、自由を求める女性の芯と、自分の人生を自分の力で生き抜こうとする姿勢だった。特に「私だけに」「パパみたいに(リプライズ)」「夜のボート」といった楽曲には、望海が考えるシシィの人生が凝縮されている。
古川雄大、井上芳雄、山崎育三郎という異なるトートとの共演を映像で見比べられることも、2025年版Blu-rayの大きな魅力だ。
2026年11月現在、東宝版の舞台公演は終了しているが、2027年2月26日発売予定のBlu-rayによって、その表現を改めて楽しむ機会が控えている。さらに宝塚花組版も上演中であり、同じ作品を異なるキャストと演出で比較できる時期でもある。
望海風斗のシシィを知るうえで大切なのは、単に歴代キャストの中で誰が優れているかを比べることではない。彼女がどのように作品と向き合い、男役時代から積み上げた経験を一人の女性の人生表現へと変えていったのか。その過程にこそ、今回の『エリザベート』の大きな価値がある。
今後の出演情報やチケット先行、関連商品の追加情報については、望海風斗オフィシャルサイトと「nozomist」の公式発信を確認しておきたい。
主な参照資料:東宝公式公演情報・商品情報、望海風斗公式サイト、ワタナベエンターテインメント公式プロフィール、VOCE特別インタビュー、ステージナタリー、ぴあエンタメ情報、THEATER GIRL、CoRich舞台芸術、宝塚歌劇公式公演情報。