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則本昂大はなぜ巨人へ?2026年成績と楽天退団・海外FAの決断を徹底解説

相沢 里奈 相沢 里奈 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
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2026年11月現在、則本昂大投手は読売ジャイアンツに所属している。東北楽天ゴールデンイーグルスで13年間プレーした右腕は、海外FA権を行使してメジャーリーグ挑戦を視野に入れた後、国内移籍を決断。2026年から背番号43を着け、新たなキャリアを歩み始めた。

NPB公式の個人年度別成績によると、2026年シーズンの一軍成績は18登板、3勝4敗、防御率4.72、61投球回、43奪三振。楽天時代に先発エース、さらに抑えとして実績を積んだ投手が、巨人では再び先発を目指したことも大きな変化だ。2013年の新人王、2024年の最多セーブ、通算1847奪三振という実績を振り返りながら、移籍の背景と現在地を整理する。

【2026年最新】則本昂大の現在の所属球団は読売ジャイアンツ

則本昂大投手

則本昂大は、2026年から読売ジャイアンツに所属している。楽天時代の背番号14から巨人の背番号43へ変更し、セ・リーグで新たな挑戦を始めた。

1990年12月17日生まれ。滋賀県出身で、八幡商業高校、三重中京大学を経て、2012年ドラフト2位で楽天に入団した。右投左打の投手で、プロ入り後は長年にわたって楽天の投手陣を支えてきた。

巨人との契約合意は2026年1月16日に球団から発表された。1月19日の入団会見では、新天地で先発ローテーションを勝ち取る意欲を示している。

契約条件については、スポーツ紙の報道で3年総額13億円(推定)と伝えられた。35歳での移籍ながら、複数年契約を提示されたことは、球団が経験と実績を高く評価したことをうかがわせる。

巨人が則本を必要とした背景には、先発投手陣の補強というチーム事情があった。スポニチの報道によれば、巨人は前年の先発平均投球回がリーグワーストとなり、ローテーションの立て直しが課題だった。先発経験が豊富で、救援でも結果を残してきた則本は、複数の役割を期待できる補強選手だった。

つまり、今回の移籍は単なる楽天から巨人への球団変更ではない。先発投手としてキャリアを築いてきたベテランが、救援で培った経験を携えて再び先発の座を目指す転換点でもある。

【海外FA権行使の経緯】則本昂大が楽天を離れて巨人を選んだ理由

2023年に海外FA権を取得、2025年秋に行使を表明

則本が海外FA権を取得したのは2023年。2025年シーズン終了後、その権利を使って国内外の球団を選択肢に入れる決断をした。

2025年10月11日、楽天の秋季練習後に取材へ応じた則本は、海外FA権を行使する意向を明らかにした。翌12日付の日刊スポーツによると、本人は日本の12球団とメジャー30球団を選択肢として挙げ、悔いのない野球人生にしたいという考えを示していた。

この段階では、楽天残留も国内他球団への移籍も確定していなかった。則本自身も、FA宣言をすれば必ず移籍できるわけではないという認識を示し、球団側と対話する意向を語っていた。

メジャー挑戦を検討したものの、最終的には国内移籍へ

海外FA権を行使した最大の目的の一つは、メジャーリーグへの挑戦だった。則本は海外でプレーする可能性を探り、米球団からのオファーも検討したと報じられている。

しかし、スポニチなどの報道では、米国の移籍市場の状況や提示された条件、生活環境などを総合的に判断し、メジャー移籍を見送ったとされる。

ここで重要なのは、則本がメジャー挑戦そのものを否定したわけではないことだ。海外でのプレーを選択肢に入れたうえで、自分が納得して現役生活を続けられる環境を探した結果、国内球団への移籍を選んだのである。

巨人移籍の決め手は球団の熱意と長期的な現役構想

最終的に巨人を選んだ理由として、2026年1月の入団会見で伝えられたのが、球団からの熱意あるオファーだった。

デイリースポーツの報道によると、則本は移籍先を決めるまで長い時間悩み、最終的には球団からの熱意ある言葉を決め手として挙げた。また、本人は40歳まで一線でプレーすることを目標にしており、複数年契約の提示が心強かったという。

巨人側にも明確な補強意図があった。先発投手の層を厚くする必要があり、通算120勝を超える実績と先発・救援の両方を経験した則本は、チーム編成上の価値が高かった。

移籍の背景を整理すると、メジャー挑戦の可能性を探ったこと、巨人の補強ニーズ、則本自身の現役生活への考え方が重なった決断だったことが分かる。

【経歴・転換点】楽天時代から巨人移籍までの年表と関係者一覧

則本昂大のキャリアを理解するには、先発投手としての全盛期、救援への転向、FA権行使という三つの段階を押さえる必要がある。

特に、田中将大との関係や楽天で獲得したタイトルは、現在の則本を語るうえで欠かせない要素だ。

時期 球団・関係者 主な出来事・実績
2013年 東北楽天・田中将大 15勝8敗、防御率3.34でパ・リーグ新人王。楽天初の日本一を経験。
2014~2018年 東北楽天 5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得。
2019年 東北楽天 国内FA権を行使して残留を表明。長期契約を背景に楽天でのプレーを選択。
2023年 NPB・海外FA制度 海外FA権を取得。
2024年 東北楽天 抑えに転向。54試合で32セーブを記録し、初の最多セーブ投手賞を受賞。
2025年 東北楽天・海外FA 56試合、防御率3.05、16セーブ、10ホールド。シーズン終了後に海外FA権を行使。
2026年1月 読売ジャイアンツ 巨人との契約合意を発表。背番号43、3年総額13億円(推定)。
2026年 巨人・田中将大 18登板、3勝4敗、防御率4.72。再び田中将大とチームメートになる。
2013年の新人王から楽天のエースへ

則本のプロ入り1年目は、現在の評価を考えるうえでも重要なシーズンだ。

2013年は27試合に登板し、15勝8敗、防御率3.34を記録。NPBの表彰記録でも、パ・リーグ最優秀新人として正式に記録されている。

当時の楽天には田中将大という絶対的なエースがいた。則本はその背中を追いながら先発投手として成長し、チームのリーグ優勝と日本一を経験した。

2014年から2018年までは5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得。単年の活躍だけでなく、複数年にわたってリーグを代表する奪三振能力を発揮したことが、則本の大きな特徴である。

2019年の残留と2024年の抑え転向

2019年には国内FA権を行使しながら楽天残留を表明している。楽天球団の公式発表では、長期契約を結んだことを踏まえ、引き続き楽天で頑張りたいという意思が示されていた。

その後も先発投手としてチームを支えたが、2024年には抑えへ転向。役割が変わっても結果を残し、32セーブで自身初の最多セーブ投手賞を獲得した。

2019年には残留を選び、2025年には海外FA権を行使して移籍を選んだ。この違いは、則本の野球人生における環境や目標の変化を考えるうえで興味深い。

【2026年成績を徹底分析】18登板・3勝4敗・防御率4.72の評価

2026年の則本は、巨人移籍1年目として18試合に登板した。NPB公式の個人年度別成績に掲載された数字は次のとおりだ。

  • 登板:18試合
  • 勝敗:3勝4敗
  • 防御率:4.72
  • 投球回:61回
  • 奪三振:43個
  • 被安打:72本
  • 被本塁打:9本
  • 与四球:20個
  • WHIP:1.51
  • ホールド:1
  • セーブ:0

まず目を引くのは、防御率4.72という数字だ。楽天時代の2025年は防御率3.05だったため、数字だけを比較すれば2026年は苦戦したシーズンとなった。

ただし、2025年と2026年では起用方法が違う。2025年は56試合に登板した救援中心のシーズンで、2026年は先発投手としての役割を取り戻そうとした年だった。単純に防御率だけを並べて投手としての能力が低下したと判断するのは早計だ。

通算成績と1847奪三振が示す実績

2026年シーズン終了時点でのNPB公式通算成績は、以下のとおりである。

  • 通算登板:391試合
  • 通算勝利:123勝
  • 通算敗戦:103敗
  • 通算セーブ:48セーブ
  • 通算奪三振:1847個
  • 通算投球回:1899回
  • 通算防御率:3.17

通算1847奪三振は、則本が長年にわたって先発投手として高い水準の投球を続けてきたことを示す数字だ。

2014年から2018年まで5年連続で最多奪三振を獲得した実績もあり、三振を奪う能力はキャリアを通じた大きな武器となっている。

2026年の43奪三振だけを見れば過去の全盛期には及ばないものの、通算記録と照らし合わせることで、これまでの実績と現在の課題を分けて考えられる。

【先発と中継ぎの起用法】楽天時代との違いはどこにある?

2026年の則本を分析するうえで欠かせないのが、先発と救援の起用方法の違いだ。

楽天時代の則本は、長年にわたって先発ローテーションの中心を担っていた。しかし、2024年に抑えへ転向し、2025年も救援を中心に56試合へ登板。短いイニングを全力で投げる役割が続いていた。

巨人への移籍にあたっては、再び先発投手としての競争に挑戦することになった。

2024年・2025年は救援投手として活躍

2024年の則本は54試合に登板し、52投球回で32セーブ、防御率3.46を記録した。抑え転向1年目でタイトルを獲得したことは、キャリアの大きな転換点だった。

翌2025年は56試合に登板。16セーブ、10ホールド、防御率3.05という成績を残している。前年に続いて救援陣の一角としてチームを支えた。

この2年間は、先発時代とは異なる調整方法や登板間隔への対応が求められた時期でもある。

2026年は3年ぶりに先発投手として開幕

2026年は、巨人で3年ぶりに先発投手として開幕を迎えた。スポルティーバの5月21日付インタビューでは、則本自身が先発と救援の違いや、新しい環境での調整について語っている。

同記事によると、シーズン序盤には先発として5試合に登板し、本人も先発投手としての新しい挑戦に手応えを感じていた。

2026年の登板内訳を掲載した野球データ集計では、18試合のうち10試合が先発。残る8試合は救援登板となっている。先発だけに固定されたわけではなく、シーズンを通して複数の役割を担ったことが分かる。

先発投手に求められるのは、単に試合序盤を抑えることではない。長いイニングを投げ、救援陣の負担を減らし、ローテーションを安定させることも重要になる。

則本自身も入団会見で先発ローテーションを勝ち取り、規定投球回到達や2桁勝利を目標に掲げていた。

2026年の防御率4.72という結果は、当初の目標に対する課題を残した。一方で、通算120勝を超える投手が新しい環境で先発に再挑戦したことには、数字だけでは測れない意味もある。

【田中将大との関係】楽天時代の先輩と巨人で再び共闘

則本昂大を語る際に欠かせない人物が田中将大だ。

2人は楽天時代のチームメートであり、2013年には球団初の日本一をともに経験した。田中は当時の絶対的エースで、則本にとっては目標とする先輩でもあった。

その後、田中は2025年に巨人へ移籍。翌2026年には則本も巨人へ加わり、再び同じユニフォームを着ることになった。

憧れの先輩であり、先発ローテーションを争うライバル

2026年1月24日の日刊スポーツの報道によると、則本は巨人のジャイアンツ球場を訪れた際、田中と再会した。田中からは新しいチームに溶け込みやすいという助言も受けたという。

則本は田中について、長く背中を追い続けてきた偉大な先輩という思いを持っている。一方で、巨人では同じ先発ローテーションの座を争う関係にもなる。

「追いつけ追い越せ」

この言葉には、尊敬する先輩と再び同じチームでプレーできる喜びだけでなく、現役選手として競争に勝ちたいという気持ちも表れている。

2人の関係は単なる元同僚という枠に収まらない。楽天の日本一を経験した世代が巨人で再び合流し、ベテランとしてチームを支える立場になったことは、2026年の巨人を象徴する話題の一つとなった。

【プロの結論】則本昂大の評価は2026年の防御率だけでは決まらない

2026年の則本昂大を評価する際には、現在の成績、過去の実績、起用方法という三つの視点が必要だ。

防御率4.72、3勝4敗という数字は、期待された先発投手として十分な結果を残せたとは言いにくい。しかし、楽天時代に先発と抑えの両方で結果を残し、通算123勝、48セーブ、1847奪三振を積み上げてきた実績は変わらない。

今後の評価で注目したい3つのポイント

1. 先発としての安定感

先発として重要なのは、防御率だけでなく、クオリティースタートの数や1試合あたりの投球回数だ。安定して6回以上を投げられるようになれば、巨人の救援陣にかかる負担を減らせる。

2. 被本塁打とWHIPの改善

2026年は9本の被本塁打とWHIP1.51を記録した。走者を出した場面での投球や、長打を許さない組み立てをどこまで改善できるかは、今後の重要な評価材料になる。

3. 先発・救援のどちらでも力を発揮できるか

則本の強みは、先発と救援の双方を経験していることだ。先発としてローテーションを支えることが理想だが、チーム事情に応じて救援を担える柔軟性も価値になる。

特に35歳という年齢を考えると、若手投手と同じ調整方法を続けるのではなく、コンディション管理や登板間隔を含めた戦い方が重要になる。

楽天時代のような先発エースとしての姿を期待するファンもいれば、2024年の最多セーブを獲得した抑えとしての復活を期待するファンもいるだろう。どちらの評価も、実際の起用と投球内容を見ながら判断する必要がある。

則本昂大の現在に関するよくある質問(FAQ)

Q1:則本昂大は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
A1:読売ジャイアンツです。2026年1月に楽天からFA移籍し、背番号43でプレーしています。

Q2:則本昂大の2026年の成績は?
A2:NPB公式記録によると、18登板、3勝4敗、防御率4.72、61投球回、43奪三振です。先発と救援の両方を経験したシーズンでした。

Q3:則本昂大はなぜ楽天から巨人へ移籍したのですか?
A3:海外FA権を行使してメジャー挑戦を検討した後、条件や環境を総合的に判断して国内移籍を選びました。巨人の熱意あるオファーや複数年契約も決断の理由として報じられています。

則本昂大は、2013年の新人王から楽天の先発エース、2024年の最多セーブ投手へと役割を変えながら、プロ野球で実績を積み重ねてきた投手だ。

2025年秋に海外FA権を行使し、メジャー挑戦を視野に入れた後、2026年1月に読売ジャイアンツへの移籍を決断。楽天で過ごした13年間に区切りをつけ、田中将大と再びチームメートになった。

2026年の成績は18登板、3勝4敗、防御率4.72。数字だけを見ると課題の残るシーズンだったが、先発への再挑戦というキャリア上の大きな変化もあった。

今後の注目点は、先発としてどこまで安定した投球を取り戻せるか、そして必要に応じて救援でも力を発揮できるかという点にある。

通算1847奪三振、123勝、48セーブという実績を持つ右腕が、巨人でどのような役割を築いていくのか。楽天時代の輝かしい記録と2026年の課題、その両方を踏まえて評価することが、則本昂大の現在を正しく理解するポイントだ。

主な根拠資料: NPB公式個人年度別成績、NPB表彰記録、東北楽天ゴールデンイーグルス公式発表、日刊スポーツ、スポニチ、デイリースポーツ、スポルティーバの2026年報道・インタビュー。

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相沢 里奈

スポーツ報道8年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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