日本人ギタリストには、世界的な音楽賞を獲得したプレイヤーから、独自の奏法で海外のファンを魅了するアーティスト、ロックやジャズ、フュージョンの歴史を築いたレジェンドまで、個性豊かな才能がそろっている。2026年現在、国内外での評価が高いのは誰なのか。演奏技術で比較すると、どのギタリストがトップクラスなのだろうか。
総合的な実績では布袋寅泰、松本孝弘、Char、高崎晃らが有力候補に挙がる。一方、海外人気が急上昇している高中正義、独創的なスラップ奏法を持つMIYAVI、若手クラシックギタリストの宮川春菜など、評価の軸によって注目人物は変わる。ここでは歴代の名手と現役プレイヤーを比較し、代表曲、演奏スタイル、世界での実績、2026年の活動状況からランキングを整理する。
【2026年最新】日本人ギタリスト総合ランキングTOP10

日本人ギタリストランキングを考えるうえで、最初に押さえておきたいのは、人気と演奏技術、音楽史への影響力は必ずしも一致しないという点だ。
例えば、ライブパフォーマンスや作曲能力で評価されるプレイヤーもいれば、音楽理論や即興演奏、超絶技巧で高く評価されるプレイヤーもいる。
今回の総合ランキングでは、次の4項目を比較基準とした。
- 演奏技術と独自のギタースタイル
- 代表曲や参加作品、音楽業界への影響
- 国内外での知名度と評価
- キャリアの実績と2026年時点での活動状況
なお、以下はこれらを総合した編集上のランキングであり、特定の団体が発表した公式順位ではない。
日本人ギタリスト総合ランキング
第1位
ロック・ポップロック
BOØWYからソロ活動まで、日本のロック史に残る影響力を持つ。映画『KILL BILL』で使用された「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」も世界的に知られる。
第2位 < Entity value="松本孝弘" category="musical_artist"/>
ハードロック・ブルースロック
B'zのギタリスト。2011年、ラリー・カールトンとの共作『Take Your Pick』でグラミー賞最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバムを受賞。
第3位 < Entity value="Char" category="musical_artist"/>
ブルース・ロック・フュージョン
日本のギター文化を代表する存在。「Smoky」に象徴される独自のフレージングと、歌心のある演奏が魅力。
第4位 < Entity value="高崎晃" category="musical_artist"/>
ヘヴィメタル・ハードロック
LOUDNESSのギタリスト。高速ピッキングやテクニカルなソロで海外のメタルシーンにも強い影響を与えた。
第5位 < Entity value="高中正義" category="musical_artist"/>
フュージョン・インストゥルメンタル
「Blue Lagoon」「Ready To Fly」などの代表曲を持つ。シティポップやJフュージョンの海外再評価を背景に、若い世代の支持も拡大。
第6位 < Entity value="渡辺香津美" category="musical_artist"/>
ジャズ・フュージョン
高度な即興演奏と幅広い音楽性を持つ日本のジャズギター界の巨匠。
第7位 < Entity value="MIYAVI" category="musical_artist"/>
ロック・スラップギター
ピックを使わない独自のスラップ奏法と国際的な活動実績が強み。世界各地でライブを展開している。
第8位 < Entity value="押尾コータロー" category="musical_artist"/>
アコースティック・フィンガースタイル
タッピングやオープンチューニングを駆使し、一本のギターで多彩な音楽表現を生み出す。
第9位 < Entity value="野呂一生" category="musical_artist"/>
フュージョン・ジャズロック
CASIOPEAのリーダー兼メインコンポーザー。「ASAYAKE」などの名曲を生み出した。
第10位 < Entity value="SUGIZO" category="musical_artist"/>
オルタナティブロック・エレクトロニカ
ギターとバイオリンを融合させ、LUNA SEA、X JAPANなどで独自の音楽世界を築いた。
この順位で特徴的なのは、単純な速弾きの能力だけでなく、音楽そのものにどれほど独自性を持ち込んだかを重視していることだ。
例えば、高崎晃はメタルギターの技術面で突出した存在だが、布袋寅泰はリフやサウンドメイキング、楽曲の認知度という別の軸で大きな強みを持つ。
そのため、演奏技術だけを基準にしたランキングなら、順位は大きく変わる。
【実力・演奏技術を徹底比較】上位ギタリストの評価が高い理由
1位:布袋寅泰――一度聴けば分かる独創的なギターサウンド布袋寅泰は、日本のロックギタリストを語る際に欠かせない存在だ。
1982年にBOØWYのギタリストとしてデビューし、バンド解散後の1988年にアルバム『GUITARHYTHM』でソロ活動を開始した。
布袋の魅力は、技巧を前面に押し出すだけではなく、楽曲の印象を決定づけるリフと音色の設計にある。
代表的な作品が「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」だ。映画『KILL BILL』のテーマ曲として世界的に知られ、日本人ギタリストの音楽が海外映画を通じて広く認知された代表例となった。
また、2014年にはThe Rolling Stonesと東京ドームで共演。海外レーベルとの契約や欧州ツアーなど、活動範囲も国際的だ。公式プロフィールでも、作曲家・プロデューサーとしての活動が紹介されている。
評価ポイント: 独創的なリフ、サウンドメイキング、ステージパフォーマンス、国際的な認知度。
2位:松本孝弘――世界的な賞で実力を証明したギタリスト松本孝弘は、B'zのギタリストとして日本の音楽市場で圧倒的な実績を築いてきた。
特に注目したいのが、アメリカのギタリスト、ラリー・カールトンとの共同制作だ。
2010年に発表されたアルバム『Take Your Pick』は、翌2011年の第53回グラミー賞で最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバムを受賞した。
グラミー賞公式記録にも両者の名前が受賞者として掲載されている。
また、1999年にはギブソン社から日本人初のレスポール・シグネチャー・アーティストに選出された実績もある。
代表的な演奏を聴くなら、B'zの「LOVE PHANTOM」「ギリギリchop」や、ソロ作品『House Of Strings』などが候補になる。
松本の特徴は、ハードロックを基盤としながら、メロディを際立たせるフレージングを使いこなす点だ。
評価ポイント: 安定した演奏技術、メロディ構築力、グラミー賞受賞、世界的な楽器メーカーからの評価。
3位:Char――日本のギターヒーローの原点Charは、1970年代から日本のロックギター文化を牽引してきた存在だ。
1976年に「NAVY BLUE」でソロデビューし、同年にファーストアルバム『Char』を発表した。
代表曲「Smoky」は、現在も日本のギタリストにとって重要な演奏課題の一つとして知られている。
Charの魅力は、音数の多さではなく、音のニュアンスやタイミング、チョーキングの表現力にある。
ブルースを基盤にした演奏は、フレーズの一つひとつに歌心があり、ギターを単なる伴奏楽器ではなく、歌う楽器として成立させている。
2016年にはギター・マガジン誌の音楽関係者による「ニッポンの偉大なギタリスト100」で1位に選ばれたことも、業界内での評価を示す実績だ。
4位:高崎晃――世界のメタルシーンに挑んだ超絶技巧派LOUDNESSの高崎晃は、日本人ロックギタリストの中でも特に演奏技術を重視する人から支持されている。
高速ピッキング、複雑なフレーズ、正確な運指など、ヘヴィメタルに必要な高度なテクニックを長年にわたり磨いてきた。
海外での実績も大きい。
LOUDNESSは1985年にアルバム『THUNDER IN THE EAST』を発表し、米ビルボードのアルバムチャートで74位を記録した。日本のロックバンドが米国市場で存在感を示した重要な出来事である。
代表曲としては「Crazy Nights」などが挙げられる。
速弾きの精度やハードロック特有の力強い音作りを学びたい人にとって、非常に参考になるプレイヤーだ。
5位:高中正義――2026年に世界的な再評価が加速2026年の日本人ギタリストを語るうえで、特に見逃せないのが高中正義だ。
1970年代からフュージョンシーンを牽引し、「Blue Lagoon」「Ready To Fly」などの作品で独自のサウンドを確立した。
その人気は2026年、海外で大きな広がりを見せている。
2026年4月のオリコン報道によれば、サブスクリプションサービスにおける楽曲の全再生数の90%以上が、米国や英国を中心とする海外からの再生だった。リスナーの中心には10〜20代も含まれている。
加えて、2026年には英国、米国、オーストラリア、ニュージーランドを巡るワールドツアーを実施。ロンドンをはじめとする海外公演で大きな反響を呼んだ。
かつての名曲が、現在の海外リスナーに新鮮な音楽として受け入れられている点は興味深い。
評価ポイント: メロディセンス、独自の音色、長期的な音楽的影響、海外での再評価。
【歴代・現役ギタリスト比較表】代表曲と音楽的な関係性
日本人ギタリストの評価を理解するには、個人の演奏技術だけでなく、所属バンドや共演者、代表作品との関係も重要になる。
次の表では、総合ランキングの上位10人について、音楽ジャンル、代表作品、評価につながる実績を整理した。
| ギタリスト | 主な所属・活動 | 代表曲・作品 | 評価される特徴 |
|---|---|---|---|
| 布袋寅泰 | BOØWY・ソロ | BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY | 独創的なリフと国際的な認知 |
| 松本孝弘 | B'z・ソロ | Take Your Pick | グラミー賞受賞と技巧 |
| Char | ソロ・JL&C | Smoky | ブルース表現と即興性 |
| 高崎晃 | LOUDNESS | Crazy Nights・THUNDER IN THE EAST | 超高速プレイとメタル技術 |
| 高中正義 | ソロ・サディスティック・ミカ・バンド | Blue Lagoon | フュージョンとメロディ |
| 渡辺香津美 | KYLYN・ソロ | TO CHI KA | ジャズと高度な即興演奏 |
| MIYAVI | ソロ・THE LAST ROCKSTARS | What's My Name? | 独自のスラップ奏法 |
| 押尾コータロー | ソロ | Wings〜You are the HERO〜 | フィンガースタイル |
| 野呂一生 | CASIOPEA | ASAYAKE | フュージョンと作曲能力 |
| SUGIZO | LUNA SEA・X JAPAN | LUCIFER・ROSIER | ギターとバイオリンの融合 |
この比較から分かるのは、同じギタリストでも評価される能力が異なるということだ。
例えば、松本孝弘と高崎晃はエレクトリックギターの高度な演奏技術で評価される一方、布袋寅泰はリフの構築やサウンドの個性で強みを発揮する。
また、渡辺香津美や野呂一生は、即興性や複雑な音楽構造を表現する能力が際立っている。
歴代の名手も忘れてはいけない現役プレイヤー以外にも、日本のギター史に大きな足跡を残した人物がいる。
X JAPANのギタリスト。ソロ作品「ROCKET DIVE」「ピンク スパイダー」などで、独創的な音作りとビジュアル表現を確立した。
エレキギターの普及に大きく貢献した存在。寺内タケシ&ブルージーンズを率い、日本のインストゥルメンタル音楽の発展を支えた。
THE ALFEEのエレキギタリスト。個性的な変形ギターと華やかな演奏スタイルが特徴。2025年度には文化庁長官特別表彰を受けた。
BOWWOWなどで活動。日本のハードロックを海外に紹介してきた先駆的ギタリストの一人。
特にhideは、テクニックだけでなく、ギターサウンドとファッション、映像表現を一体化させた点で後世への影響が大きい。
高見沢俊彦も、THE ALFEEの長期的な活動と独自の楽器・ステージ演出によって、一般層にも広く知られるギタリストとなっている。THE ALFEEの公式プロフィールでは、2025年度の文化庁長官特別表彰についても紹介されている。
【ジャンル別ランキング】ロック・ジャズ・フュージョンの実力派は誰?
日本人ギタリストの演奏技術を比較するとき、ジャンルを分けることは欠かせない。
ロックとジャズでは、求められる技術や音楽的な役割が異なるためだ。
日本人ロックギタリストランキングロックギターの評価では、演奏技術だけでなく、リフの独創性、音色、ライブでの表現力も重要になる。
| 注目順位 | ギタリスト | 主な評価ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 布袋寅泰 | リフ・サウンド構築 |
| 2 | 松本孝弘 | メロディ・技巧 |
| 3 | Char | ブルース・表現力 |
| 4 | 高崎晃 | 速弾き・メタル技術 |
| 5 | SUGIZO | 音響表現・多様性 |
世論調査にも興味深い傾向がある。
ねとらぼリサーチが2023年8月17日に全国の20〜40代146人を対象として実施した調査では、「日本一だと思う男性ロックギタリスト」の1位は布袋寅泰で47.9%、2位は松本孝弘で20.5%、3位はMIYAVIで5.5%だった。
これは演奏技術の測定結果ではなく、世代の認知や支持を反映したアンケートだが、布袋と松本の存在感を示す参考データになる。
日本人ジャズギタリストランキングジャズギタリストには、即興演奏、コード進行への理解、リズム感、音楽的な対話能力が求められる。
この分野では、次の3人が特に重要だ。
1位候補:渡辺香津美
17歳でアルバムデビューを果たし、1979年には坂本龍一とKYLYNを結成。YMOのワールドツアーにも参加した。
1980年のアルバム『TO CHI KA』は、ジャズ・フュージョンを代表する作品として知られている。
公式プロフィールでも、速いテンポのアドリブと豊かな旋律を組み合わせる独自の演奏スタイルが紹介されている。
2位候補:小沼ようすけ
1999年にギブソン・ジャズ・ギター・コンテストで優勝。2001年にアルバム『nu jazz』でデビューした。
ジャズを基盤にしながら、R&Bやヒップホップなどの音楽性も取り込んでいる。テクニックと現代的なアレンジ感覚を兼ね備えたプレイヤーだ。
3位候補:野呂一生
CASIOPEAのリーダー兼メインコンポーザーとして、フュージョンの発展に大きく貢献した。
代表曲「ASAYAKE」は、ギターのメロディとバンド全体の演奏力を楽しめる作品だ。
日本人フュージョンギタリストランキングフュージョンでは、ジャズの即興性とロックの力強さ、ポップスの親しみやすさを組み合わせる能力が評価される。
| 注目人物 | 代表作品 | 強み |
|---|---|---|
| 高中正義 | Blue Lagoon | 爽快なメロディと音色 |
| 野呂一生 | ASAYAKE | 高度なアンサンブル |
| 渡辺香津美 | TO CHI KA | 即興演奏と表現力 |
2026年は高中正義の海外人気が大きく伸びているため、フュージョン部門では特に注目したい。
ただし、ジャズやフュージョンは、速く弾けることだけで評価が決まるジャンルではない。音の選択、リズムの揺らぎ、バンドメンバーとの相互作用も重要な評価要素となる。
【女性・若手ランキング】2026年に注目したい日本人ギタリスト
日本のギターシーンでは、女性プレイヤーや若い世代の存在感も高まっている。
クラシック、ロック、ヘヴィメタルでは、それぞれ異なる才能が活躍している。
女性ギタリストランキング日本版1位候補:
クラシックギター界を代表する演奏家。
15歳でCDデビューし、2003年には英国の名門クラシックレーベルDECCAと日本人として初めて長期専属契約を結んだ。
オーケストラとの共演や海外での活動も多く、クラシックギターの魅力を広く伝えてきた。
2位候補:
Mary's BloodやNEMOPHILAなどで活動してきたロック・メタルギタリスト。
テクニカルなギタープレイと力強いステージパフォーマンスが特徴だ。
2026年6月24日にはキングレコードからソロメジャーデビューアルバム『PLUVIA』を発売。ソロアーティストとして新たなキャリアを築いている。
3位候補:
クラシックギター界で急速に存在感を高めている若手演奏家。
2025年には神戸日本ギターコンクールのプロフェッショナル部門で第1位、スペインのアンドレス・セゴビア国際ギターコンクールでも優勝を果たした。
2026年もコンサート活動を続けており、次世代を担う日本人ギタリストとして注目度が高い。
4位候補:
NUMBER GIRLやbloodthirsty butchersなどで活動してきたギタリスト。オルタナティブロックにおける独特の音作りと演奏表現が評価されている。
女性ギタリストの評価は、単一の順位にまとめるよりも、クラシック、ロック、メタルといったジャンルごとに比較する方が実態に合っている。
実際、ねとらぼリサーチが全国の30〜50代162人を対象に実施した調査では、村治佳織が1位となり、五十嵐美貴、中山加奈子、田渕ひさ子らも上位に入っている。
若手日本人ギタリストの注目株
宮川春菜
クラシックギターの国際コンクールで実績を積み、2025年のアンドレス・セゴビア国際ギターコンクール優勝を経て、2026年も演奏活動を展開。
幼少期から高速ギター演奏動画で海外の注目を集めたプレイヤー。ポール・ギルバートとの交流や共演でも知られる。
SAKI
2026年のソロメジャーデビューで活動の幅を拡大。ロック・メタル界で引き続き注目したい存在。
特に宮川春菜は、2025年の国際コンクールでの実績があり、2026年には国内のホール公演にも出演している。
若手を評価するときは、SNSの再生数だけでなく、コンクール実績、ライブ活動、オリジナル作品の質なども確認したい。
【世界で評価される日本人ギタリスト】海外人気と2026年の最新動向
日本人ギタリストの海外評価を考えるとき、重要なのは海外で名前が知られていることと、実際に現地の音楽市場で評価されていることを区別することだ。
その観点から、特に注目したいのが次の4人である。
布袋寅泰:映画音楽を通じた世界的な知名度布袋寅泰は『KILL BILL』のテーマ曲を通じて、海外の映画ファンにも知られる存在となった。
ギターの演奏そのものに加え、楽曲が映画の印象を決定づける役割を果たした点が大きい。
松本孝弘:グラミー賞という明確な国際的実績松本孝弘の強みは、グラミー賞という国際的な音楽賞での受賞実績だ。
ラリー・カールトンとの共作『Take Your Pick』は、ロックだけでなくインストゥルメンタル音楽の領域でも評価されたことを示している。
MIYAVI:独自の奏法と国境を越えるライブ活動MIYAVIは、ピックを使わず指で弦を叩くように演奏するスラップ奏法で知られる。
ユニバーサルミュージックや所属事務所の公式プロフィールによると、これまでに約30カ国で380公演以上のライブを行い、8度のワールドツアーを成功させている。
映画『Mission: Impossible – Rogue Nation』の日本版テーマソングのアレンジ制作や、海外アーティストとのコラボレーションなど、活動領域も広い。
高中正義:海外の若年層から支持されるレジェンド2026年の海外人気という観点では、高中正義の動向が際立つ。
オリコンの2026年4月の報道では、ストリーミング再生の90%以上が海外からであり、10〜20代のリスナーも多いと紹介された。
これは単なる懐メロ人気とは異なる動きだ。
過去の作品が現在のリスナーに新しい音楽として受け入れられ、ライブへの来場につながっている点に意味がある。
2026年の評価を左右する3つのポイント2026年の日本人ギタリストを取り巻く環境では、次の3つの動きが重要だ。
1. 海外ストリーミングの拡大: 過去の名盤が海外の若い世代に再発見されている。
2. 演奏動画とSNSの普及: Li-sa-Xのように、国境を越えて演奏技術を認知される若手が登場している。
3. ジャンルの境界の変化: ロック、クラシック、ジャズ、エレクトロニカを横断するギタリストが増えている。
ギター・マガジンも創刊45周年企画として、2026年1月号で「史上最も偉大なギタリスト100」を発表した。この企画ではプロギタリストや有識者501人、本誌読者800人が投票に参加している。
さらに同年2月号では「もっと語られるべき偉大なギタリスト100」を特集し、SNS世代の若手も取り上げた。専門家と読者の双方からギターの歴史を捉え直す動きが生まれている。
【プロの結論】日本人ギタリストの本当の実力は何で決まる?
日本人ギタリストランキングを見ていると、「結局、誰が一番上手いのか」という疑問が生まれる。
しかし、プロの演奏を評価する際には、速弾きの速度や演奏の正確さだけでは判断できない。
本質的には、次の5つの能力を総合的に見る必要がある。
1. 技術力
正確なピッキング、運指、リズム感、音程のコントロールなど、基礎技術の高さ。
2. 表現力
音の強弱、ビブラート、チョーキング、フレージングによって感情を表現する能力。
3. 独創性
他のギタリストと区別できる音色や奏法、楽曲構成を生み出す力。
4. 音楽的な対応力
バンド演奏、セッション、即興演奏など、状況に応じて最適なプレイを選択できる能力。
5. 影響力
後進のギタリストや音楽業界にどれほど影響を与えたかという実績。
この5つを踏まえると、それぞれのギタリストの強みが明確になる。
例えば、高崎晃は高度なテクニック、Charは表現力、布袋寅泰は独創性、松本孝弘は技巧と国際的な実績、高中正義はメロディと音色の個性で際立つ。
誰か一人を絶対的な1位にすることよりも、どの能力に優れているのかを見極める方が、ギタリストの魅力を正しく理解できる。
また、これからギターを始める人なら、自分の好きな音楽ジャンルに近いプレイヤーを参考にするのがおすすめだ。
- ハードロックを学びたいなら松本孝弘や高崎晃
- ロックのリフやサウンドを研究したいなら布袋寅泰
- ブルースや即興演奏ならChar
- ジャズなら渡辺香津美や小沼ようすけ
- フュージョンなら高中正義や野呂一生
- アコースティックギターなら押尾コータロー
- 独創的な奏法を学びたいならMIYAVI
自分が求める演奏スタイルと、ギタリストの得意分野が一致しているかどうかが、参考にする人物を選ぶポイントになる。
【日本人ギタリストランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本人ギタリストで一番上手いのは誰ですか?
A1:演奏技術の評価基準によって異なる。高速ピッキングやメタルの技巧なら高崎晃、ジャズの即興演奏なら渡辺香津美、ブルースの表現力ならChar、総合的な技巧と国際的実績なら松本孝弘が有力候補となる。
Q2:世界で最も評価されている日本人ギタリストは誰ですか?
A2:代表的な候補は松本孝弘、布袋寅泰、MIYAVI、高中正義など。松本孝弘にはグラミー賞受賞実績があり、布袋寅泰は映画音楽を通じて世界的な認知を獲得。MIYAVIは国際的なライブ活動、高中正義は2026年の海外人気で注目されている。
Q3:歴代日本人ギタリストのレジェンドは誰ですか?
A3:Char、寺内タケシ、高中正義、渡辺香津美、松本孝弘、布袋寅泰、高崎晃、hideなどが代表的。ジャンルごとに日本のギター文化へ大きな影響を与えてきた。
Q4:日本人女性ギタリストで有名なのは誰ですか?
A4:村治佳織、五十嵐美貴、中山加奈子、田渕ひさ子、SAKIなどが挙げられる。クラシックでは村治佳織、ロック・メタルではSAKIなど、それぞれのジャンルで評価が高い。
Q5:2026年に注目すべき若手日本人ギタリストは誰ですか?
A5:宮川春菜、Li-sa-Xなどが注目株。宮川春菜は国際コンクールでの優勝実績があり、Li-sa-Xは幼少期から海外のギターファンに注目されてきた。
Q6:速弾きが最も得意な日本人ギタリストは誰ですか?
A6:高崎晃は日本のヘヴィメタル界を代表する高速ギタープレイヤーの一人。ほかにも松本孝弘やMIYAVIなど、それぞれ異なるアプローチで高度な演奏技術を持っている。
Q7:日本人ギタリストの代表曲を聴くなら何がおすすめですか?
A7:布袋寅泰の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」、Charの「Smoky」、高中正義の「Blue Lagoon」、野呂一生が率いるCASIOPEAの「ASAYAKE」、松本孝弘とラリー・カールトンの『Take Your Pick』がおすすめ。ジャンルごとの個性を比較しやすい作品だ。
2026年の日本人ギタリストを総合的に見ると、布袋寅泰、松本孝弘、Char、高崎晃が歴代の実績と国内外での評価を兼ね備えた代表的な存在となっている。
一方、高中正義の海外人気拡大、MIYAVIの国際的な活動、渡辺香津美や野呂一生のジャズ・フュージョン分野での功績など、ジャンルごとに注目すべき人物は異なる。
女性ギタリストでは村治佳織やSAKI、若手では宮川春菜やLi-sa-Xの活躍が見逃せない。
大切なのは、ランキングの順位だけで演奏者の価値を判断しないことだ。速弾き、表現力、作曲能力、音色の個性、国際的な実績など、評価するポイントによってトップに立つ人物は変わる。
日本人ギタリストの本当の魅力は、世界に通用する技術だけでなく、一人ひとりが異なる音楽性を確立していることにある。 2026年以降も、歴代のレジェンドと新しい世代がどのような音楽を生み出していくのか、引き続き注目したい。