俳優の向井理には、芸能界に入る前にバーテンダーとして働き、バーの店長まで務めていたという意外な経歴がある。実はこの話は単なる芸能人の噂ではない。本人がテレビ番組で過去の仕事やスカウトされた経緯を語っており、大学卒業後に飲食業界へ就職したことも報道で確認されている。
加えて、明治大学農学部生命科学科で遺伝子工学を専攻していた学生時代、大学院への進学を考えていたことや、表参道で撮影された雑誌のスナップ写真が芸能界入りにつながったことも興味深い。2023年のドラマ『パリピ孔明』では、諸葛孔明役として本物のバーテンダー経験を生かしたカクテル作りを披露。2026年現在も俳優としてドラマや舞台で活動している。
【結論】向井理のバーテン経験は本当?大学卒業後はバーの店長だった

向井理がバーテンダーとして働いていたのは事実だ。大学生の頃からバーでアルバイトを始め、大学卒業後には飲食事業を展開する会社に就職。バーテンダーとして働きながら、店舗の店長も任されていた。
2025年4月27日放送のフジテレビ系『かのサンド』では、向井本人が大学卒業後にバーテンダーとなり、店長を務めていたことを改めて明かしている。加えて、当時のマネジャーが勤務先に声を掛けに来たことが芸能界入りにつながったと説明した。
また、2019年放送のフジテレビ系『ボクらの時代』に関する報道では、学生時代からのアルバイトと卒業後の勤務を合わせ、バーテンダー歴は延べ6年に及んだと紹介されている。
ここで押さえておきたいのは、学生時代のアルバイトと卒業後の社員としての勤務は別の段階だという点だ。大学卒業後に突然バーテンダーになったわけではなく、学生時代から経験を積み、その仕事ぶりが評価されて就職につながった。
2025年9月の『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』出演時にも、大学卒業後に飲食事業の会社で約1年間働き、店長を務めていたことを振り返っている。複数の番組で本人が同じ経歴を語っていることからも、バーテンダー経験は確かな過去のキャリアといえる。
【意外な学歴】明治大学農学部で遺伝子工学を専攻!なぜバーテンダーになった?
向井理の経歴が興味深い理由は、大学で学んでいた専門分野と卒業後の就職先が大きく異なることにある。
明治大学生命科学科で研究に取り組んだ学生時代向井理は明治大学農学部生命科学科に在籍し、遺伝子工学を専攻していた。
生命科学科は、動植物や微生物の生命活動を分子・遺伝子レベルで理解することを目指す学科だ。明治大学の公式学科紹介でも、生化学や分子生物学を基盤とした研究・教育が行われていることが説明されている。
向井は学生時代に研究にも力を入れていた。2017年のテレビ朝日POSTの記事によると、国際動物遺伝学会議に論文を提出し、ベストポスターアワードを受賞した経験もある。
つまり、向井理は単に理系学部に在籍していたというだけではない。研究者としての進路も視野に入れ、実際に研究成果を評価された経験を持っていた。
大学院進学を考えていたのにバーへ就職した理由大学卒業後、向井は大学院への進学を考えていた。しかし、学生時代からアルバイトをしていたバーの店長に誘われ、飲食業界への就職を決めた。
2023年10月8日放送の日本テレビ系『おしゃれクリップ』では、大学院に進む予定だったものの、教授に就職することを伝えた経緯を本人が説明している。
就職先として飲食業界を選んだ理由については、人とコミュニケーションを取る接客の仕事に面白さを感じていたことを挙げていた。
研究の世界で培った知識や経験を捨てたというより、学生時代に出会った別の仕事に魅力を感じ、進路を変更したという流れだ。
興味深いのは、研究とバーテンダーという一見異なる仕事に、手を動かして対象を観察し、状況を判断するという共通点があることだ。もちろん、これを本人が転職理由として説明したわけではないが、後年の接客経験に関する発言を踏まえると、理系の研究生活とは異なる対人コミュニケーションの面白さが進路選択に影響したことがうかがえる。
【芸能界入りの真相】表参道のスカウトから俳優・向井理が誕生した経緯
向井理の芸能界入りは、一般的なオーディションをきっかけとしたものではない。雑誌に掲載された写真と、勤務先のバーに現れた芸能事務所のマネジャーが人生の転機になった。
表参道で撮影された写真がスカウトにつながる2023年10月の『おしゃれクリップ』出演時の本人の説明によると、東京・表参道で取材を受けて撮影された写真が雑誌に掲載されたことが始まりだった。
その写真を見た芸能事務所のマネジャーが向井に興味を持ち、勤務先のバーに客として訪問。そこで本人に芸能界入りを勧めたという。
この雑誌は、一般の人々を紹介する『Tokyo graffiti』だったと、2025年9月の『メシドラ』出演時にも説明されている。
つまり、表参道で直接スカウトされて芸能界入りしたという話ではなく、表参道で撮影された写真が雑誌に掲載され、それを見たマネジャーがバーまで訪ねてきたという経緯だ。
最初は芸能界入りを断っていた意外なことに、向井は最初から俳優を目指していたわけではない。
2023年の『おしゃれクリップ』では、最初のスカウトに対して芸能界入りに積極的ではなかったことを振り返っている。ところが、マネジャーは一度断られた後も再び連絡を取り、改めて会う機会を設けた。
その際、将来どのような作品に出演し、どのような仕事を目指すのかという具体的な計画を熱心に説明されたという。
向井の心を動かしたのは、芸能界そのものへの強い憧れというより、そこまで真剣に自分の将来を考えてくれるマネジャーと一緒に仕事をしてみたいという気持ちだった。
マネジャーが提示した目標を次々と実現マネジャーとの出会いが興味深いのは、スカウト時に示された目標が、その後の芸能活動で実現していったことだ。
本人の2023年の説明では、具体的な目標として『笑っていいとも!』への出演、『MEN'S NON-NO』の表紙、『世界ウルルン滞在記』への出演などが挙げられていた。
向井は後年の番組でも、提示された計画を実現していったことを振り返っている。バーテンダーから俳優への転身は、偶然のスカウトだけではなく、本人とマネジャー双方の熱意によって実現したキャリアの転換点だった。
【経歴年表】向井理のバーテンダー時代から2026年までの歩み
ここまでの情報を時系列で整理すると、向井理のキャリアには、研究者を目指した学生時代、飲食業界への就職、スカウトによる芸能界入りという3つの大きな転換点がある。
| 時期 | 出来事・活動 | ポイント |
|---|---|---|
| 大学在学中 | 明治大学農学部生命科学科で遺伝子工学を専攻 | 研究活動にも取り組み、国際学会での受賞経験を持つ |
| 大学在学中 | バーでアルバイト | バーテンダーとして接客やカクテル作りを経験 |
| 大学卒業後 | 飲食事業の会社に就職 | バーテンダーとして働き、店舗の店長を務める |
| 芸能界入り前 | 雑誌『Tokyo graffiti』に写真が掲載 | 写真を見たマネジャーが勤務先のバーを訪問 |
| 芸能界入り後 | 俳優として活動を開始 | 当初はアルバイトを続けながら芸能活動を行った時期もある |
| 2019年 | 『ボクらの時代』出演 | バーテンダー経験や接客で身につけた観察力について語る |
| 2021年 | 『人生最高レストラン』出演 | カクテル作りやバーで働いていた頃のエピソードを披露 |
| 2023年 | ドラマ『パリピ孔明』主演 | 諸葛孔明役でバーテンダーの技術を披露 |
| 2025年 | 映画『パリピ孔明 THE MOVIE』公開 | 諸葛孔明役を続投 |
| 2026年 | ドラマ『MR-医薬情報担当者-』、舞台『ブランク』 | ドラマ・舞台の両分野で活動 |
この年表で注目したいのは、バーテンダーとして働いた期間と、俳優として活動を始めた後の仕事が重なっている点だ。
2021年の『人生最高レストラン』に関するスポニチの報道では、芸能界入り当初は仕事がほとんどなく、オーディションにもなかなか受からなかったため、約1年間アルバイトを続けていたことも紹介されている。
つまり、スカウトを受けたからといって、すぐに安定した俳優生活が始まったわけではない。飲食業界での経験を持ちながら、芸能界でも地道に仕事を積み重ねていったのである。
【カクテルの腕前】『パリピ孔明』で向井理が披露したバーテンダー技術とは?
向井理のバーテンダー経験が改めて注目された大きなきっかけが、2023年9月27日にスタートしたフジテレビ系ドラマ『パリピ孔明』だ。
諸葛孔明が現代のバーでカクテルを作る設定本作は、中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に転生し、歌手を目指す月見英子を音楽の世界で成功へ導いていく物語。向井理が諸葛孔明を演じ、上白石萌歌が月見英子を演じた。
劇中の孔明は、英子が働くライブハウスでバーテンダーとしても働くことになる。
その第1話で描かれたのが、孔明がカウンターに立ち、客の注文に合わせて次々とカクテルを作るシーンだ。
ジントニックからマティーニまで、手際の良さが話題にシネマトゥデイの2023年9月28日の報道によると、劇中ではジントニック、ダイキリ、ピンクダイキリ、マティーニ、ソルティドッグ、ジンライムなどを手際よく作る姿が描かれた。
シェーカーを振る動きだけでなく、バースプーンを使ったステアやレモンピールによる香り付けなど、バーテンダーらしい細かな所作も見どころになった。
注目すべきは、こうした動きが単なる演技上の振り付けではなかったことだ。フジテレビの公式番組情報でも、上白石萌歌が向井の元バーテンダー経験に触れ、手さばきの速さと美しさを評価している。
また、番組の公式発信を紹介したシネマトゥデイの記事では、バーテンダーのシーンは実際のスピードで撮影されていたことも伝えられた。
なぜ諸葛孔明のバーテンシーンがこれほど自然だったのかこの場面の魅力は、俳優がバーテンダーらしく見えるように演じたというだけでは説明できない。
向井には実際に店舗で働き、客の注文を受け、複数の作業を並行してこなしてきた経験がある。カウンターでの立ち位置や道具の扱い、グラスを置く動作など、日常的な仕事の中で身についた身体感覚が演技に反映されている。
原作の諸葛孔明は、現代社会の仕組みを驚くほど速く理解していく人物だ。バーテンダーとしての仕事を難なくこなすシーンは、その適応能力を視覚的に伝える役割も果たしている。
現実の向井理が持つ経歴と、劇中の孔明の設定が重なったことで、実写ドラマならではの説得力が生まれたのである。
【現在もバーテンダー?】向井理のバー勤務の真相と2026年最新活動
では、向井理は現在もバーテンダーとして働いているのだろうか。
2026年11月現在、俳優業と並行して特定のバーに勤務しているという公式発表は確認できない。過去のバーテンダー経験は確かなものだが、現在の職業は俳優であり、過去の勤務先に在籍しているという情報もない。
2021年には現在もカクテルを作る機会があると説明2021年4月17日放送のTBS系『人生最高レストラン』では、向井がバーで働いていた頃のエピソードを紹介した。
番組では、タレントのYOUが、知り合いのバーが混雑している際に向井へカウンターに入るよう頼むことがあると語っている。カクテルを作れることを知っていたためだ。
向井自身も、知人の店などでカクテルを作ることがあると説明していた。
ただし、これは知人との交流の中で腕前を披露するエピソードであり、現在も飲食店の従業員や店長として定期的に働いていることを意味するものではない。
将来は飲食店を経営したいという思いも2025年4月27日放送の『かのサンド』では、向井が将来的に飲食店をやってみたいという思いを語った。
食べることが好きで、いつか飲食店を持つことにも関心があるという内容だった。
この発言からも、バーテンダー時代の仕事が単なる若い頃のアルバイト経験として終わっているわけではなく、現在も本人の中に飲食業への興味が残っていることがうかがえる。
ただし、2026年11月現在、本人が新しいバーや飲食店を開業したという公式発表は確認できない。将来の希望と実際の開業は区別して考える必要がある。
2026年はドラマ『MR-医薬情報担当者-』に出演2026年の活動では、WOWOWの連続ドラマW『MR-医薬情報担当者-』が挙げられる。
同作は2026年10月4日に放送・配信がスタートした医療ビジネスサスペンス。向井理は主人公の紀尾中正樹を演じ、要潤、正門良規、豊原功補らと共演した。
製薬会社のMRを主人公に、医療現場と製薬業界の関係、患者の利益と企業の利益を巡る葛藤を描く作品だ。最終話は2026年11月1日に放送された。
舞台『ブランク』でも主演として活躍もう一つの2026年の注目作が、M&Oplaysプロデュースの舞台『ブランク』だ。
作・演出は倉持裕。向井理のほか、西田尚美、入野自由、森優作、中井千聖、池津祥子が出演する。
2026年10月3日から東京・本多劇場で上演が始まり、その後は広島、愛知、新潟、宮城、富山、大阪へと巡演するスケジュールが発表されている。
11月3日時点では新潟公演の日程にあたり、11月7日の宮城公演、11月10日の富山公演、11月13日から15日までの大阪公演へと続く。
こうした活動を見ると、2026年の向井理は、過去のバーテンダー経験を生かした俳優という側面だけでなく、ドラマや舞台で異なる人物を演じる実力派俳優として活動の幅を広げている。
【プロの結論】向井理のバーテン経験が俳優としての強みになった理由
向井理のバーテンダー経験を振り返ると、単にカクテルを作れるという技術以上に、接客の現場で身につけた観察力と対応力が重要だったことが分かる。
2019年の『ボクらの時代』に関するRBB TODAYの報道では、向井はバーテンダーの仕事について、カウンターから店全体を見渡せることが面白かったと説明している。
客の時計や靴、話し方などから、誰が会計をするのかを予測できるようになったというエピソードも紹介された。
これは、接客の仕事が単純に注文を受けて飲み物を提供するだけではないことを示している。客の様子を観察し、会話の流れや場の雰囲気を読み取り、必要なタイミングで対応する能力が求められる。
俳優の仕事にも、相手の表情や反応を読み取る力、場面全体の流れを理解する力は欠かせない。バーテンダー時代に培った対人経験が、俳優としての表現に直接どの程度影響しているかを数値で示すことはできないが、本人が過去の仕事で得た観察経験を現在にも生きるものとして語っている点は興味深い。
また、向井理のキャリアから読み取れる要点は、次の3つだ。
1つ目は、専門分野を学んだ後でも進路を柔軟に変更できること。大学院進学を考えていた理系学生が、飲食業界に魅力を感じて就職したことは、学歴と職業が必ずしも一直線につながるわけではないことを示している。
2つ目は、学生時代の仕事が将来の選択肢を広げること。アルバイト先での働きぶりが評価され、社員としての就職につながり、さらに芸能界入りのきっかけにもなった。
3つ目は、過去の経験が別の仕事で価値を持つこと。バーテンダーとして身につけた動作や接客感覚は、約20年後の『パリピ孔明』でリアリティーを生む要素になった。
向井理の経歴は、最初に選んだ仕事が人生の最終地点になるとは限らないことを示す好例だ。研究、飲食、芸能という異なる世界で得た経験が、現在の俳優としての個性を形作っている。
【よくある質問】向井理のバーテン経験に関するFAQ
Q1:向井理は本当にバーテンダーだったのですか?
A1:本当です。大学時代からバーでアルバイトを始め、卒業後は飲食事業の会社に就職。バーテンダーとして働き、店長も務めていました。2019年には延べ6年のバーテンダー経験が報じられています。
Q2:向井理が働いていたバーの店名は何ですか?
A2:過去の報道では勤務先が飲食事業会社の系列店だったことなどが紹介されていますが、具体的な店舗名を特定できる公式情報は確認できません。店舗名については未公表の情報として扱うのが適切です。
Q3:向井理はなぜバーテンダーになったのですか?
A3:学生時代から働いていたバーの仕事に面白さを感じ、店長に誘われたことが就職のきっかけです。特に、人とコミュニケーションを取る接客の仕事に魅力を感じていたと本人が語っています。
Q4:向井理は明治大学の何学部・何学科出身ですか?
A4:明治大学農学部生命科学科です。遺伝子工学を専攻し、大学院への進学も考えていました。学生時代には国際動物遺伝学会議でベストポスターアワードを受賞した経験も報じられています。
Q5:向井理はどこでスカウトされたのですか?
A5:表参道で撮影された写真が雑誌『Tokyo graffiti』に掲載され、それを見た芸能事務所のマネジャーが、当時勤務していたバーに客として訪れたことがスカウトのきっかけです。
Q6:『パリピ孔明』で向井理が作ったカクテルは何ですか?
A6:ジントニック、ダイキリ、ピンクダイキリ、マティーニ、ソルティドッグ、ジンライムなどです。元バーテンダーならではのシェーカーさばきやステアの技術も見どころになりました。
Q7:向井理は2026年現在もバーの店長をしていますか?
A7:現在も特定のバーで店長として働いているという公式情報はありません。2025年には将来的に飲食店を経営したいという希望を語っていますが、開業が発表されたわけではありません。
向井理のバーテンダー経験は、本人の発言や複数のテレビ番組に関する報道によって裏付けられている。明治大学農学部生命科学科で遺伝子工学を学び、大学院進学を考えていた学生時代から一転、飲食業界に就職してバーの店長を務めたという異色の経歴だ。
その勤務先に訪れたマネジャーからスカウトされたことが芸能界入りのきっかけとなり、後に『パリピ孔明』では本物のバーテンダー経験を生かした演技を披露した。
2026年現在はWOWOW『MR-医薬情報担当者-』や舞台『ブランク』などで活躍しており、バーテンダーとしての現役勤務が確認されているわけではないものの、飲食業への関心は今も残っている。
向井理の魅力は、俳優になる前の経歴が珍しいというだけではない。研究、接客、店舗運営、俳優という異なる経験を積み重ね、それぞれの仕事で得たものを次のキャリアにつなげてきた点にある。
『パリピ孔明』のカクテルシーンが多くの視聴者を驚かせたのも、画面の中の演技と現実の経験が自然に結びついていたからだろう。バーテン時代は、向井理という俳優の意外な一面であると同時に、そのキャリアを理解するうえで欠かせない原点でもある。
主な確認資料: スポニチアネックス(2019年・2021年・2023年・2025年)、テレビ朝日POST、フジテレビ『パリピ孔明』公式情報、向井理オフィシャルサイト、WOWOW公式番組情報、M&Oplays公式公演情報。