近年の巨人の背番号9を理解するうえで、重要なのが松原聖弥の存在だ。亀井善行が引退した後、松原が番号を引き継いだものの、着用期間はわずか1シーズンだった。
2021年12月:松原聖弥が背番号31から9へ2021年12月16日、松原聖弥は契約更改に臨み、背番号を31から9へ変更することが明らかになった。
松原は2021年シーズンに135試合へ出場し、12本塁打を記録。育成選手から支配下登録を勝ち取った選手としても注目されていた。亀井が現役時代に着用した番号を受け継ぐことになり、翌2022年シーズンへの期待が高まった。
2022年11月:背番号59への変更しかし、松原の背番号9は長く続かなかった。
2022年11月26日、松原は契約更改後に背番号を9から59へ変更することを明らかにした。2022年シーズンの1軍出場は50試合にとどまり、本人もシーズンを振り返って悔しさを語っていた。
日刊スポーツの報道によると、背番号59は球団から提案されたもので、松原は育成から支配下登録された当時の気持ちに戻って再出発する意向を示した。こうして、背番号9は再び空き番号となった。
2023~2025年:3シーズンにわたる空白松原の変更後、背番号9を着用する支配下選手は確認できない。2023年から2025年までの3シーズンは、歴代の変遷の中でも比較的珍しい空白期間となった。
巨人は歴史ある番号を必ずしも毎年誰かに割り当てるわけではない。選手の移籍、退団、引退、球団の編成方針などによって、番号が空くこともある。背番号9も、次の着用者が決まるまで保留されていた。
2025年11月:松本剛の入団で再始動2025年11月27日、松本剛の巨人入団会見で背番号9が発表された。松原の変更から約3年を経て、再び一軍の外野手がこの番号を着用することになった。
直近の変遷をただし、松原の着用は2022年だけで、2023~2025年には空白があった。この3段階を区別することが、背番号9の変遷を正確に理解するポイントだ。
【歴史を読み解く】巨人の背番号9はなぜ多くの選手に受け継がれたのか

巨人の背番号9の特徴は、特定のポジションや選手像に固定されていないことにある。1935年の球団創設期から現在まで、捕手、外野手、外国人選手など、さまざまな選手が着用してきた。
捕手が長く着用した昭和の時代昭和の背番号9を代表するのは、藤尾茂、吉田孝司、有田修三らの捕手だ。
特に藤尾茂は1953年から1965年まで、吉田孝司は1969年から1984年まで着用した。吉田は15年以上にわたって同じ番号を背負っており、長期着用者として目立つ存在だ。
この時代の背番号9には、捕手の番号という印象を持つファンもいるだろう。ただし、すべての着用者が捕手だったわけではなく、番号と守備位置が制度的に結び付いていたわけでもない。
平成以降は外野手の番号という印象が強まる1991年から2001年までは村田真一が捕手として着用したが、2002年に清水隆行へ引き継がれて以降、外野手が中心となった。
清水、亀井、松原、松本と、平成から令和にかけての主要な着用者は外野手だ。村田までの捕手中心の時代と、それ以降の外野手中心の時代を比較すると、同じ背番号でも球団内でのイメージが変化していることが分かる。
この変化は、背番号が単なる選手識別の数字ではなく、球団の編成や世代交代を映し出す記録でもあることを示している。
背番号9は永久欠番なのか?ここは間違えやすいポイントだ。巨人には王貞治の1、長嶋茂雄の3、黒沢俊夫の4、沢村栄治の14、川上哲治の16、金田正一の34という6つの永久欠番がある。
背番号9は永久欠番ではない。歴代の着用者が複数存在し、2026年も松本剛が現役選手として着用している。巨人の永久欠番一覧にも9は含まれていない。
また、育成選手の3桁番号に含まれる「009」などと、支配下選手の「9」は別の番号として扱う必要がある。歴代背番号を調べる際には、数字の表記にも注意したい。
【よくある質問】巨人の背番号9に関するFAQ
Q1:2026年現在、巨人の背番号9は誰ですか?
A1:松本剛外野手です。2025年11月27日の巨人入団会見で背番号9が発表され、2026年シーズンから着用しています。
Q2:巨人の背番号9を最も長く着用した選手は誰ですか?
A2:主な長期着用者では、1969~1984年の吉田孝司が15年以上にわたり着用しています。近年では2009~2021年の亀井善行が13年間着用しました。
Q3:亀井義行と亀井善行は別人ですか?
A3:同一人物です。2009~2012年は亀井義行、2013年からは亀井善行の登録名でプレーしました。背番号9はその間も継続しています。
Q4:松原聖弥は何年間、背番号9を着用しましたか?
A4:2022年の1シーズンです。2021年までの31から9へ変更しましたが、2022年11月に59への変更が発表されました。
Q5:巨人の背番号9は永久欠番ですか?
A5:永久欠番ではありません。2026年現在も松本剛が着用しています。
Q6:清水隆行が背番号9を着用したのはいつですか?
A6:2002年から2008年までの7年間です。村田真一から引き継ぎ、亀井義行へ受け継がれる前の着用者でした。
巨人の背番号9は、2026年現在、松本剛が着用している。2025年11月のFA移籍に伴う入団会見で決定した番号であり、2026年のNPB公式選手名鑑・個人成績でも松本の背番号は9と確認できる。
歴代の主な着用者を振り返ると、村田真一が1991~2001年、清水隆行が2002~2008年、亀井善行が2009~2021年、松原聖弥が2022年、そして松本剛が2026年から着用している。
背番号9の歴史を正しく理解するために、特に押さえておきたい要点は次の3つだ。
- 長期着用者の系譜: 吉田孝司、村田真一、清水隆行、亀井善行らが長く背負ってきた。
- 直近の変更: 亀井から松原へ引き継がれた後、松原は1年で59へ変更。2023~2025年は空き番号だった。
- 2026年の最新情報: 松本剛が新たな着用者となり、巨人の背番号9の歴史を引き継いでいる。
背番号9は永久欠番ではないものの、長年にわたって多くの主力選手が着用してきた歴史ある番号だ。今後、松本剛がどのような成績や活躍を残し、巨人の背番号9に新たな印象を加えていくのか。これまでの着用者と比較しながら、その歩みに注目したい。