2017年、口町さんはSUBARU陸上競技部に加入しました。
ここから始まった9年間は、選手としての知名度を大きく高めた時期です。
ニューイヤー駅伝で存在感を発揮口町さんの名前を全国の駅伝ファンに広めた大会が、毎年元日に開催されるニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)です。
SUBARU公式の2026年3月31日付の勇退選手紹介によると、口町さんは入社9年間で実に8回、ニューイヤー駅伝のメンバーに選ばれました。
本人のインタビューでは、出場した区間について次のように説明しています。
- 5区を5回担当
- 最終7区のアンカーを2回担当
特に注目されたのが、向かい風や上り坂のある厳しい区間での走りでした。
本人も、自分より走力のある選手に対して、悪条件を武器に勝負することが強みだったと振り返っています。
2022年ニューイヤー駅伝でSUBARUが過去最高の準優勝口町さんの競技人生を語るうえで欠かせないのが、2022年1月1日の第66回全日本実業団対抗駅伝です。
この大会で口町さんは7区のアンカーを務めました。
SUBARUは最終的に2位でフィニッシュ。チームにとって過去最高順位となる準優勝を達成しました。
口町さん自身も、2026年2月の引退前インタビューで、最も印象に残っている試合としてこの大会を挙げています。
SUBARU公式の勇退選手紹介でも、準優勝のゴールテープを切った姿が大きく取り上げられました。
「口町ロケット」と呼ばれた豪快なラストスパート口町さんの代名詞となったのが、ファンから名付けられた「口町ロケット」です。
レース終盤、それまでの走りから一変するような勢いで加速し、前方の選手を追い抜いていく姿が特徴でした。
特に2023年のニューイヤー駅伝で見せたスパートは印象的で、SUBARU公式もその走りを紹介しています。
興味深いのは、本人がこの走りについて、必ずしも計算された作戦ではなかったと明かしていることです。
SUBARU公式の引退前インタビューでは、次のように説明しています。
「あの時は無我夢中でした。前の相手がキツそうだとか、残り距離とかを見ながら、最後は直感で『いける』と思った瞬間に体が出ていました」
また、後ろを振り返って相手との間合いを確認し、最後に一気に飛び出す動きについては、子どものころから見ていた自転車レースの影響だと語っています。
つまり、口町ロケットは単純なスピード勝負だけではありません。相手の状態や残り距離を判断し、勝負どころで一気に仕掛けるレース感覚も魅力だったのです。
長距離走でも結果を残した実績駅伝での活躍に加え、口町さんはハーフマラソンやフルマラソンにも取り組みました。
月刊陸上競技が2026年2月に報じた主な記録は次のとおりです。
- 大阪ハーフマラソン(2022年):1時間1分46秒
- 大阪・びわ湖統合大会(2022年):2時間12分54秒
ロードレースにも対応できる走力を備えていたことが分かります。
駅伝での印象的なスパートだけでなく、長い距離を走り切る持久力も口町さんの競技力を支えていました。
【口町亮の現在は?2026年2月に現役引退】

2026年現在、口町さんは現役の陸上競技選手ではありません。
2026年2月2日、SUBARUは口町さんが2025年度限りで現役を引退すると発表しました。
引退レースに選ばれたのは、2月15日に開催された第58回青梅マラソンです。
最後のレースは2026年2月15日の青梅マラソン
第58回青梅マラソン
8位
1時間36分12秒
30kmの部・2026年2月15日
東京都青梅市
SUBARU公式の大会結果によると、口町さんは30kmの部に出場し、8位でフィニッシュしました。
当日は晴天で気温も高く、本人は折り返し地点を過ぎてからのペースアップに対応できなかったと振り返っています。
それでも先頭集団に食らいつき、沿道やすれ違うランナーからの声援を受けながら最後まで走り切りました。
本人はレース後、次のようにコメントしています。
「長い競技人生では苦しい時も良い時もありましたが、たくさんの方に走る姿を見ていただいてうれしかった。良い競技人生だったと思います。ありがとうございました。」
30kmを走り終えたこの日が、19年間に及ぶ陸上競技生活の最後となりました。
引退後はSUBARUの社業に専念気になるのが、引退後の所属や仕事です。
2026年3月31日、SUBARU陸上競技部は2025年度の勇退選手として口町さんを正式に紹介しました。
その発表では、口町さん自身のコメントとして、次の内容が掲載されています。
- SUBARU陸上競技部で9年間活動したこと
- 中学・高校・大学・社会人を合わせて19年間、陸上競技を続けたこと
- 競技生活を支えてくれた会社や地域、応援する人々への感謝
- 今後もSUBARUの優勝を願っていること
また、2026年2月の公式インタビューでは、引退後について「社業を頑張りながら、趣味を楽しみたい」と話しています。
したがって、2026年11月現在の口町さんについては、SUBARUでの競技活動を終え、会社の業務に取り組む立場へ移ったと整理できます。
具体的な配属先や担当業務については公表されていません。陸上競技部の現役選手として所属しているという理解は、2026年の勇退発表を踏まえると正確ではありません。
【口町亮の魅力と実績から分かる3つのポイント】
口町さんのキャリアを振り返ると、単に速いランナーというだけでは説明できない特徴があります。
ここでは、競技実績や本人の発言から読み取れる選手像を整理します。
1. 苦しい条件を勝負の武器に変える力口町さんが得意としていたのは、向かい風や上り坂など、選手にとって負担の大きい条件です。
SUBARU公式のインタビューでは、こうした厳しい区間で自分より走力のある選手に勝つことが強みだったと説明しています。
長距離走では、単純な走力だけでなく、レース展開やコースの特徴に応じた判断も求められます。
口町さんは自分の特徴を理解し、勝負できる条件で力を発揮するタイプだったと考えられます。
2. 個人の成績だけでなくチームへの貢献を重視大学駅伝では東洋大学の初優勝に貢献し、実業団ではSUBARUの準優勝を経験しました。
特に駅伝は、個人競技でありながらチーム全体の順位が最終結果を左右します。
口町さんがアンカーを任された2022年のニューイヤー駅伝は、その象徴的な大会でした。
個人としての走力を発揮しながら、チームの順位を背負う役割を担ったことが、実業団選手としての評価につながっています。
3. ファンとの交流も大切にした選手2026年2月のSUBARU公式インタビューでは、口町さんのファン対応についても紹介されています。
本人は、サインや記念撮影を求められた際には、できる限り応えるようにしていたと説明しました。
また、レースで頑張ることだけでなく、応援してくれる人に元気や楽しさを届けることも自分の仕事だと考えていたそうです。
SUBARU公式の勇退選手紹介には、長年応援してきた地元ファンからのメッセージも掲載されています。
競技成績に加え、ファンとの接し方も、口町さんが親しまれた理由の一つです。
ネット上で混同しやすい情報と事実口町さんについて調べる際には、次の点を区別しておくと理解しやすくなります。
- 「口町ロケット」は正式な競技種目名ではない。 豪快なラストスパートにつけられた愛称です。
- 東洋大学時代とSUBARU時代は別のキャリア。 大学では学生駅伝、卒業後は実業団駅伝を中心に活躍しました。
- 2026年は現役引退の年。 2026年3月のSUBARU公式発表で勇退が確認されています。
- 引退は陸上競技生活の終了を意味する。 SUBARUでの社業まで終了したという意味ではありません。
特に、古い選手プロフィールには「SUBARU陸上競技部所属」と記載されたものが残っています。2026年の情報を確認する際は、勇退発表と最後のレース結果を優先することが大切です。
【口町亮に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:口町亮の生年月日と年齢は?
A1:1994年7月11日生まれです。2026年11月現在、32歳です。
Q2:口町亮の出身地はどこ?
A2:埼玉県川口市です。市立川口高校(現・川口市立高校)を卒業しています。
Q3:口町亮の出身大学と学部は?
A3:東洋大学法学部です。イブニングコース(夜間課程)に在籍していました。
Q4:口町ロケットとは何?
A4:口町さんの豪快なラストスパートにつけられた愛称です。ニューイヤー駅伝での印象的な加速が多くのファンに親しまれました。
Q5:口町亮は2026年現在もSUBARU陸上競技部に所属している?
A5:競技選手としては引退しています。2026年3月31日にSUBARUが勇退を正式発表し、今後は社業に取り組むことが紹介されています。
Q6:口町亮の現役最後の大会は?
A6:2026年2月15日の第58回青梅マラソンです。30kmの部で1時間36分12秒、8位という結果を残しました。
Q7:口町亮の代表的な競技実績は?
A7:2015年全日本大学駅伝3区区間賞・大会MVP、箱根駅伝の6区4位・3区3位、2022年ニューイヤー駅伝でのSUBARU準優勝などです。
口町亮さんは、埼玉県川口市出身で、東洋大学法学部からSUBARU陸上競技部へ進んだ長距離ランナーです。
大学時代には2015年の全日本大学駅伝で区間賞と大会MVPを獲得。実業団では「口町ロケット」の愛称で親しまれ、2022年ニューイヤー駅伝の準優勝にも貢献しました。
そして2026年2月15日、青梅マラソンを最後に現役を引退。3月31日にはSUBARUから勇退が正式に発表されました。
2026年11月現在、口町さんは競技者としてのキャリアから社業へと活動の軸を移しています。
19年間の競技生活で残した駅伝の実績、印象的なラストスパート、そしてファンに愛された人柄。これらが、口町亮というランナーのキャリアを振り返るうえで欠かせない要素です。
今後は陸上競技で培った経験を新しい仕事や生活にどう生かしていくのかにも注目が集まります。