戸郷翔征投手の2026年度年俸は、推定2億4000万円です。
この金額が決まったのは、2025年11月26日の契約更改交渉でした。東京都内の球団事務所で交渉に臨み、前年の3億円から6000万円減となる条件で契約にサインしています。金額は報道による推定額です。
6000万円減額はどれほど大きい?今回の減額を数字で整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 金額 |
|---|---|
| 2025年推定年俸 | 3億円 |
| 2026年推定年俸 | 2億4000万円 |
| 前年からの減額 | 6000万円 |
| 減額率 | 20% |
| 2026年時点の最高年俸 | 3億円 |
6000万円という減額幅は決して小さくありません。ただし、減額後も2億4000万円という高額年俸を維持しています。
これは、巨人が2025年の成績だけで戸郷投手の価値を判断しているわけではないことを示す材料です。
これまで複数年にわたって先発ローテーションを支え、エースとして実績を積み重ねてきたことも評価の土台にあると考えられます。
2026年の年俸は2025年の成績に対する評価注意したいのは、2026年の年俸と2026年シーズンの成績を混同しないことです。
2億4000万円は2025年シーズンの働きを踏まえ、2025年11月に決まった契約額です。2026年シーズンの成績が直接反映された金額ではありません。
したがって、2026年の活躍を評価するときには、年俸が決まった時期と実際のプレー内容を分けて考える必要があります。
【減額の理由】戸郷翔征が2025年に8勝9敗、防御率4.14となった背景

6000万円減額の最大の理由は、2025年シーズンの成績低下です。
戸郷投手は2024年まで3年連続で12勝を記録していました。しかし、2025年はその安定感を失い、プロ入り後初めてシーズン負け越しとなりました。
2024年と2025年の成績を比較NPBの公式年度別成績をもとに比較すると、次のようになります。
| 成績項目 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 登板試合数 | 26試合 | 21試合 |
| 勝利 | 12勝 | 8勝 |
| 敗戦 | 8敗 | 9敗 |
| 防御率 | 1.95 | 4.14 |
| 投球回 | 180回 | 111回 |
| 奪三振 | 156個 | 87個 |
特に目立つのが防御率の変化です。
2024年は防御率1.95と、先発投手として非常に安定した数字を残していました。それが2025年には4.14まで悪化しています。
加えて、投球回は180回から111回へ減少。奪三振も156個から87個となりました。
単純に勝ち星が減っただけではなく、先発投手として試合を長く支える力にも課題が表れたシーズンだったといえます。
開幕直後から不振、2度の二軍降格2025年の戸郷投手は、開幕から苦しいスタートを切りました。
2年連続で開幕投手を務めたものの、開幕戦では5回4失点。さらに3試合目には自己ワーストとなる10失点を喫し、二軍降格を経験しました。
一軍に復帰した後も本来の投球を取り戻せず、シーズン中には2度の二軍降格を経験しています。
日刊スポーツの契約更改報道でも、21試合で8勝9敗、防御率4.14という成績と、2度の二軍降格が取り上げられました。
戸郷本人も投球以外の課題を認識契約更改後の取材では、戸郷投手は投球そのものだけでなく、身体の使い方やトレーニングについても見直す考えを示しました。
この発言から読み取れるのは、単純な球速不足や一時的な不調だけを問題にしていたわけではないということです。
先発投手として長いイニングを投げるためには、投球フォームの再現性や身体のコンディション管理も欠かせません。
2025年は、そうした基本部分を改めて見直す必要が生じたシーズンだったのでしょう。
【歴代年俸一覧】戸郷翔征の2019年から2026年までの推移
戸郷翔征投手の年俸は、2019年の500万円から始まりました。
その後、先発投手として実績を積み上げるたびに大きく上昇し、2025年には最高額の3億円に到達しています。
2019~2026年・推定年俸の推移
年度別の年俸・背番号・主な成績以下は各年の推定年俸と一軍公式戦の成績をまとめたものです。
出典:NPB公式年度別成績、各年度の報道に基づく推定年俸資料。防御率は各年度の一軍公式戦の数字です。
2019年:プロ入り初年度は500万円戸郷投手は2018年のドラフト会議で読売ジャイアンツから6位指名を受けました。
当時は宮崎県の聖心ウルスラ学園高校に所属していた右腕です。
2018年11月の仮契約では、契約金3000万円、推定年俸500万円で合意。背番号68を与えられ、2019年にプロとしてのキャリアをスタートさせました。
高卒のドラフト6位という立場から、後に巨人のエース候補へ成長していくことになります。
2020~2021年:背番号変更と先発定着2020年には推定年俸650万円に上昇しました。
この年は19試合に登板して9勝6敗、防御率2.76。プロ2年目ながら一軍で存在感を示し、先発投手としての将来性を感じさせる成績を残しました。
2021年には年俸2600万円となり、背番号も13から20へ変更されています。
背番号20は、その後の戸郷投手を象徴する番号となりました。
2022~2024年:年俸が急上昇した黄金期年俸の上昇が特に顕著だったのは2022年以降です。
2022年には12勝8敗、防御率2.62を記録し、推定年俸4000万円に到達。最多奪三振のタイトルも獲得しました。
2023年も12勝5敗、防御率2.38と好成績を維持。年俸は9000万円となり、1億円プレーヤー目前まで迫りました。
そして2024年には12勝8敗、防御率1.95、156奪三振を記録。2度目の最多奪三振タイトルを獲得し、5月24日には阪神戦でノーヒットノーランを達成しています。
こうした実績が評価され、2025年の年俸は前年から1億2000万円増の3億円となりました。
2025~2026年:初めての減額2025年は推定年俸3億円で迎えましたが、8勝9敗、防御率4.14という結果に終わりました。
その結果、2026年の推定年俸は2億4000万円に減額されています。
ただし、2019年からの推移を長期的に見ると、2026年の年俸はプロ入り初年度の48倍です。
一度の減額だけで、これまでの実績や評価が失われたわけではありません。
【不調の本当の背景】戸郷翔征のフォームに何が起きていたのか
2025年の不振について、より踏み込んだ背景を伝えたのが、2026年2月27日公開のテレビ朝日系「GET SPORTS」に関する特集記事です。
同記事では、戸郷投手本人への取材に加え、桑田真澄氏の分析も紹介されました。
注目されたのは、投球フォームの変更と身体の開きのタイミングです。
セットポジションへの取り組みが転機に戸郷投手は、制球力や投球動作の再現性を高めるため、セットポジションを中心としたフォームに取り組んでいました。
動作をシンプルにすることで、コントロールを安定させる狙いがあったとされています。
しかし、実際には制球が悪化。開幕直前に従来のフォームへ戻そうとしたものの、以前のような投球を再現できなくなっていました。
開幕後も直球のばらつきやフォームのズレが改善されず、苦しいシーズンにつながっていきました。
桑田真澄氏が指摘した「体の開き」特集では、二軍で戸郷投手を指導した桑田真澄氏の分析も紹介されています。
桑田氏が問題として挙げたのは、左足が着地する際に上半身が早く開いてしまう動作でした。
投手の身体が早く開くと、打者にボールを見せるタイミングが早くなり、打者が球筋やタイミングを合わせやすくなるという説明です。
わずか0.1秒程度の違いでも、プロの打者との勝負では結果を左右する可能性があります。
戸郷投手自身も、身体の開きが早くなっていたことに気づいたと説明しています。
2026年は股関節の使い方を見直す同特集によると、戸郷投手は2026年1月、投球時の身体の開きを修正するため、股関節の使い方を意識したトレーニングに取り組んでいました。
特に注目されたのは、軸足から踏み出す足への体重移動です。
投球動作では、下半身から生み出した力を上半身へ伝える必要があります。股関節の使い方が安定すれば、上半身に余計な力が入りにくくなり、フォームの再現性を高めることにもつながります。
これは単なる筋力強化ではありません。投球動作のタイミングや身体の連動を整えるための取り組みです。
2025年の不振を踏まえ、戸郷投手が投球技術の根本部分から改善を目指していることが分かります。
【巨人での評価】3億円に到達した戸郷翔征は今もエース候補なのか
年俸の変遷を考えるうえで重要なのは、戸郷投手が巨人の中でどのような役割を担ってきたかという点です。
2019年に500万円で入団した投手が、わずか数年で3億円に到達した背景には、単年の好成績だけではない積み重ねがあります。
3年連続12勝が示す安定感2022年から2024年まで、戸郷投手は3年連続で12勝を記録しました。
加えて、2024年は防御率1.95、156奪三振という数字を残しています。
先発投手にとって重要なのは、単に一試合で好投することではありません。
シーズンを通じてローテーションを守り、チームに継続して勝利の可能性をもたらすことです。
戸郷投手はこの点で巨人に大きく貢献してきました。
2024年のノーヒットノーランや最多奪三振の獲得も、3億円という評価につながった実績です。
2026年の成績には改善の兆しも2026年のNPB掲載成績は、14試合登板、5勝3敗、防御率2.48です。
前年の防御率4.14と比較すると、数字は改善しています。
また、2026年の投球回は80回、奪三振は82個。投球回に対する奪三振数という面でも、前年とは異なる数字を残しています。
ただし、登板数は2025年の21試合から14試合に減少しています。
そのため、評価する際には防御率の改善だけでなく、シーズンを通じてどれだけ先発として稼働できたかも重要です。
2026年の年俸2億4000万円は、こうしたシーズンの成績を踏まえて決まったものではありません。次回の契約更改では、2026年の実績が新たな評価材料になります。
背番号20は巨人での存在感を象徴戸郷投手は2021年から背番号20を背負っています。
2019年の68番、2020年の13番を経て、現在の20番に変更されました。
背番号の変更だけでチーム内の序列を断定することはできませんが、若手時代から主力投手へ成長してきた経歴を振り返るうえで、分かりやすい節目となっています。
巨人で先発の柱を担うことへの期待は、2026年の推定年俸が2億4000万円であることからも読み取れます。
【プロの結論】戸郷翔征の年俸から読み解く評価と今後の注目点
戸郷翔征投手の年俸推移には、プロ野球選手の評価がどのように変化するのかを理解するためのポイントが詰まっています。
特に注目したいのは、年俸が単純に勝利数だけで決まるわけではないということです。
年俸を評価するときに見るべき3つの基準1. 勝敗だけでなく防御率を見る
8勝9敗という数字だけでは、投手の働きを十分に把握できません。
防御率4.14という数字からは、失点を防ぐ能力にも課題があったことが分かります。
2024年の防御率1.95との比較は、2025年の評価が厳しくなった理由を理解するうえで重要です。
2. 投球回数と登板数を確認する
先発投手の評価では、年間を通じた稼働量も重要です。
2024年の180投球回に対して、2025年は111投球回でした。
年間を通じて先発ローテーションを支えられるかどうかは、球団にとって大切な評価項目です。
3. 複数年の実績と将来性を考慮する
2025年は不振でしたが、それ以前には3年連続12勝という実績があります。
2026年も2億4000万円という高い年俸を維持していることから、過去の実績も評価に残っていると考えられます。
一時的な不調と、選手としての長期的な価値は分けて考えるべきです。
3億円から2億4000万円への減額は選手生命の転換点なのか今回の減額を、戸郷投手のキャリアが下降線に入った証拠と捉えるのは早計です。
むしろ、2025年に表面化した投球フォームの問題をどこまで修正できるかが、今後の評価を左右します。
2026年には防御率が改善しており、復調を示す数字も見られます。一方、登板数や投球回数の回復も必要です。
球団が期待するのは、単に防御率を改善することだけではなく、年間を通じて安定した投球を続けることだと考えられます。
戸郷投手にとって2026年は、3億円の評価を取り戻すためだけでなく、巨人の先発陣を再び引っ張る存在になれるかを示す重要なシーズンです。
【戸郷翔征の年俸】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:戸郷翔征の2026年の年俸はいくらですか?
2026年の推定年俸は2億4000万円です。2025年の3億円から6000万円減額となりました。2025年11月26日の契約更改で決まった金額です。
Q2:戸郷翔征の歴代最高年俸はいくらですか?
歴代最高年俸は2025年の3億円です。2024年の12勝8敗、防御率1.95、156奪三振などの実績が評価され、大幅な増額となりました。
Q3:戸郷翔征の年俸が6000万円減額された理由は何ですか?
2025年の成績が8勝9敗、防御率4.14と低迷したことが主な理由です。開幕直後から不振に陥り、シーズン中に2度の二軍降格を経験しました。
Q4:戸郷翔征のプロ入り初年度の年俸はいくらでしたか?
2019年のプロ入り初年度は推定500万円でした。2018年のドラフト6位で巨人に入団し、背番号68でプロ生活をスタートさせています。
Q5:戸郷翔征の背番号は何番ですか?
現在の背番号は20です。入団時は68番、2020年は13番で、2021年から20番を着用しています。
Q6:戸郷翔征の2025年の成績はどうでしたか?
21試合に登板して8勝9敗、防御率4.14でした。前年の12勝8敗、防御率1.95と比べると成績が大きく低下し、プロ入り後初のシーズン負け越しとなりました。
Q7:戸郷翔征は2026年に復調していますか?
NPBに掲載された2026年成績は14試合で5勝3敗、防御率2.48です。前年より防御率は改善しています。ただし、登板数や投球回数についても合わせて評価する必要があります。
戸郷翔征投手の2026年推定年俸は2億4000万円です。
2025年の3億円から6000万円減額となりましたが、2019年の500万円から始まった年俸は、プロ入り後の活躍によって大きく上昇してきました。
これまでの歩みを振り返ると、次の3点が重要です。
- 2019年: 推定年俸500万円でプロ入り。
- 2025年: 3年連続12勝などの実績を背景に最高額3億円へ到達。
- 2026年: 2025年の不振を受けて6000万円減額の2億4000万円で契約。
2025年はフォームの問題や制球の乱れに苦しみましたが、2026年には防御率の改善も見られています。
今後の注目点は、2024年までのような安定感を取り戻し、年間を通じて先発ローテーションを支えられるかどうかです。
戸郷翔征の年俸6000万円減額は、これまでの実績を否定するものではなく、2025年の成績に対する評価です。
最高年俸3億円を経験した右腕が、再び巨人のエースとして存在感を示せるのか。次回の契約更改に向けても、その投球内容とシーズンを通じた稼働状況が大きな注目材料になります。
主な参照資料:NPB公式年度別成績、日刊スポーツの2025年11月26日付契約更改報道、スポーツニッポンの契約更改報道、テレビ朝日POST「GET SPORTS」2026年2月27日付特集、年度別推定年俸資料。