オードリーの春日俊彰さんが披露する「春日のここ、空いてますよ!」は、独特の自信に満ちた表情と、隣のスペースを示すポーズが印象的な定番ギャグです。相方の若林正恭さんとの漫才では、春日の強烈なキャラクターを観客に伝えるつかみとして知られています。
このフレーズが広く知られるようになったのは、2008年のM-1グランプリ準優勝を経て、オードリーが大きく注目された時期です。2009年1月には、すでに「春日のココ空いてますよ」という表現がインターネット上の投稿に残っています。加えて、2010年のイベント報道や日本テレビの『満天青空レストラン』公式ロケブログにも登場しています。
一方、2019年には春日さん自身の恋愛報道と結婚が話題になりました。長年の彼女募集ネタと実際の交際事情には、どのような関係があったのでしょうか。2026年11月現在の活動状況も含め、誕生時期、元ネタ、意味、ポーズ、若林さんとの掛け合いを時系列で整理します。
【意味と元ネタ】春日の「ここ空いてますよ」はどんなギャグ?

「春日のここ、空いてますよ!」の基本的な意味は、文字どおり自分の隣が空いていることをアピールするものです。
春日さんが自信たっぷりに胸を張り、片腕を広げたり、隣のスペースを指し示したりしながら発するのが特徴です。主に女性に向けた恋愛的なアピールとして機能し、春日さん特有のナルシスト風キャラクターを強調します。
ただし、単純に相手を誘っているだけではありません。このギャグの面白さは、自分を魅力的な男性として売り込む春日の態度と、実際には誰も座っていないというギャップにあります。
2009年3月のYahoo!知恵袋には、このフレーズとともに「埋まってた事がないんですけどね」という自虐的な返しも記録されています。こうした自信と寂しさの落差が、春日らしい笑いを生み出しています。
元ネタは別の作品ではなく春日のキャラクター?検索されることの多い「元ネタ」については、特定の映画や漫画、他の芸人の決めゼリフから生まれたと裏付けられる資料は見当たりません。
確認できるのは、オードリーの漫才で春日さんが使う自己紹介的なフレーズとして定着していることです。
春日さんには「トゥース!」「鬼瓦!」など、言葉と動作を組み合わせた特徴的なギャグがあります。「ここ空いてますよ」も同じく、言葉だけでなく、表情や腕の動き、立ち居振る舞いまで含めて成立する芸風の一つです。
また、「安心してください、彼女はいませんよ」といった彼女募集を思わせるフレーズも、当時の春日のつかみとして紹介されていました。恋愛に積極的なようで、どこか空回りしている人物像が一貫しています。
【初出と誕生時期】2009年の記録から分かる定着までの経緯
2008年のM-1グランプリが大きな転換点オードリーは2000年に結成されたお笑いコンビです。春日俊彰さんと若林正恭さんは、2008年12月21日のM-1グランプリで敗者復活戦から決勝へ進出し、最終的に準優勝を獲得しました。
ファーストラウンドでは1位を獲得。独特のテンポで進む漫才と、春日さんの強烈なキャラクターが大きな注目を集めました。
このブレイクを経て、春日さんのピンクのベスト、テクノカット、胸を張った姿勢、独特の言い回しが広く知られるようになります。
2009年1月9日付のYahoo!知恵袋には、春日の代表的なネタを尋ねる投稿があり、回答には「春日はこの後空いていますよ」という表現が登場しています。さらに翌10日の回答には「みなさん、春日のココ(腕の中)空いてますよ~」という、現在のフレーズに近い形が記録されています。
同年3月19日の投稿では、すでに「春日のここ空いてますよ」という言い回しと、隣を指し示す動作が紹介されていました。つまり、少なくとも2009年初頭には、このギャグが観客に認識されていたことが分かります。
初出は2009年1月と断定できるのかここで区別したいのが、最初に披露した日と、公開記録で確認できる最古級の日付です。
2009年1月の投稿は、当時の視聴者が実際に見聞きしたネタを記録したものです。しかし、投稿以前に舞台やテレビで披露されていた可能性は残ります。
したがって、2009年1月を確認できる記録上の目安とすることはできますが、誕生日のように正確な初披露日を特定することはできません。
2008年のM-1でオードリーがブレイクしたことと、2009年初頭にはフレーズが知られていたことを合わせると、誕生時期を考えるうえで重要なのは2008年から2009年にかけての時期です。
【ポーズと若林との掛け合い】オードリーの漫才で笑いが生まれる仕組み
春日のポーズは隣の空間を見せる動作このギャグを象徴するのが、春日さんの独特なポーズです。
基本的には、体を堂々と見せながら片腕を広げ、自分の隣にあるスペースを示します。観客に対して「ここに来てもいいですよ」と誘うような仕草です。
2009年の当時の投稿でも、腕の中や隣を示す動作が説明されていました。2010年10月16日のMANTANWEBによるイベント報道では、春日さんが報道陣の質問に対し、カメラ目線でおなじみのポーズを披露したことが紹介されています。
ポーズそのものに特別な公式設定があるというより、春日さんの自信満々な態度を視覚的に伝える役割が大きいと考えられます。
若林正恭のツッコミが春日のキャラクターを際立たせるオードリーの漫才の大きな特徴は、春日さんの突飛な発言や行動に対して、若林正恭さんが冷静にツッコミを入れる構造です。
春日さんが自分を一方的に高く評価する一方、若林さんはその言動を現実的な視点から切り返します。この温度差によって、春日さんのキャラクターがより鮮明になります。
「ここ空いてますよ」も、この関係性と相性のよいフレーズです。春日は自分の魅力を疑わずに相手を誘い、若林はその自信過剰な態度を受け止めながら笑いに変えていきます。
重要なのは、若林さんがこの一言を最初に考案したと断定できる公的な記録はないことです。ネタ作りやコンビの構成における若林さんの役割と、特定のギャグの考案者を同一視することはできません。
『満天青空レストラン』でも披露された定番フレーズこのフレーズは漫才の舞台だけに限定されていません。
日本テレビの『満天青空レストラン』公式ロケブログには、宮崎の郷土料理を取り上げた回の記録が残っています。その中では、冷や汁の調理を紹介する場面で、春日さんが「春日のここ、空いてますよ!」と発する様子が掲載されています。
番組ブログでは春日さんの熟女好きというキャラクターにも触れており、料理番組のロケでもおなじみのギャグが使われていたことが分かります。
漫才で生まれたキャラクターが、テレビのロケや共演者とのやり取りでも使える。これが春日さんのギャグが長く認識されてきた理由の一つです。
【年表・関係性一覧】春日のここ空いてますよをめぐる重要な出来事
フレーズの認知、オードリーの活動、恋愛報道、現在の出演状況を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事・記録 | 意味・確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2000年 | オードリー結成 | 春日俊彰・若林正恭のコンビとして活動開始。 |
| 2008年12月 | M-1グランプリ準優勝 | 敗者復活から決勝へ進出し、全国的な知名度を獲得。 |
| 2009年1月 | Yahoo!知恵袋の投稿 | 「春日のココ空いてますよ」に近い表現が記録される。 |
| 2009年3月 | Yahoo!知恵袋の投稿 | 現在知られるフレーズと隣を指す動作が紹介される。 |
| 2009年10月10日 | オードリーのオールナイトニッポン開始 | 若林とのラジオでの掛け合いも人気に。 |
| 2010年10月16日 | 小声トーク出版記念イベント | 春日がカメラ目線でおなじみのポーズを披露。 |
| 2019年2月 | 恋愛報道とラジオでの言及 | クミさんとの関係について「狙っている女」という独特の表現を使用。 |
| 2019年4月18日 | テレビ番組でプロポーズ | クミさんへのプロポーズが成功。 |
| 2019年5月12日 | 婚姻届を提出 | オードリーのオールナイトニッポンで入籍を報告。 |
| 2026年11月 | テレビ出演を継続 | テレビ東京の出演情報には『あちこちオードリー』『ソレダメ!』『ポケモンとどこいく!』などが掲載。 |
この年表で注目したいのは、2009年のフレーズの記録と、同年10月のラジオ開始が別々の出来事である点です。
『オードリーのオールナイトニッポン』は2009年10月10日に土曜レギュラー第1回を迎えました。ニッポン放送の公式番組告知にも開始日が記録されています。
ラジオでは、春日さんのプライベートや女性関係も、若林さんがツッコミを入れる話題になりました。「カスココ」という略記でこのフレーズとラジオの掛け合いを検索する人にとっても、漫才でのつかみとラジオでのキャラクター展開を分けて理解すると、経緯が分かりやすくなります。
【2019年の恋愛報道】彼女募集ネタと春日俊彰の実際の結婚事情
2019年2月、クミさんとの交際が報道される春日さんの恋愛事情が大きく注目されたのは2019年2月です。
2019年2月15日発売の写真週刊誌『FRIDAY』が、春日さんと一般女性とのお泊まり愛を報道しました。相手は、以前からラジオやテレビで話題になっていたドッグカフェ店員のクミさんです。
翌16日深夜の『オードリーのオールナイトニッポン』では、春日さんが報道について言及。若林さんが記事を取り上げると、春日さんは交際相手について従来どおり「狙っている女」という表現を使いました。
当時のオリコンニュースによると、春日さんは実家に泊まっていること自体は認めつつ、結婚を決めたという報道の見出しには異議を唱えていました。
ここで面白いのは、プライベートの話題さえも春日さん独特のキャラクターを崩さずに語っていたことです。若林さんも報道を題材にしながら、いつもの漫才に近い掛け合いを展開しました。
4月18日にプロポーズ、5月12日に入籍その後、春日さんの恋愛事情は大きく進展します。
2019年4月18日放送のTBS系『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』で、春日さんはクミさんにプロポーズしました。番組ではプロポーズまでの120日間を追った企画が放送され、クミさんが申し出を受け入れたことが報じられました。
4月21日放送の日本テレビ系『スクール革命!』でも、春日さんは共演者に結婚を報告。オリコンニュースは、交際期間について春日さんが「狙ってた期間は10年ぐらい」と説明したことを伝えています。
加えて、2019年5月12日深夜には『オードリーのオールナイトニッポン』で入籍を生報告。日刊スポーツによると、春日さんはクミさんと婚姻届を提出したことを番組内で明らかにしました。
つまり、「ここ空いてますよ」という彼女募集を思わせるギャグが知られていた時期にも、実際には長い交際関係が続いていたということです。
ギャグの設定と現実の恋愛は別物春日さんの恋愛ネタを理解するうえで大切なのは、舞台上のキャラクターと本人の実生活を混同しないことです。
「春日のここ、空いてますよ」は、春日さんの自信過剰な人物像を笑いに変えるためのギャグです。実際に恋人がいないことを証明する発言でも、現実の交際状況を説明する言葉でもありません。
2019年の報道では、春日さん自身がラジオで恋愛事情を語り、若林さんがそれを笑いに変えていました。長年のギャグのイメージを保ちながら、現実の出来事も番組の魅力に取り込んでいたのです。
その意味では、春日さんの恋愛報道はギャグの終わりではなく、長年積み重ねてきたキャラクターと実生活が交差した出来事だったといえます。
【2026年現在】春日のここ空いてますよは今も使われている?
春日俊彰は2026年もテレビで幅広く活動2026年11月現在、春日俊彰さんはオードリーとしての活動に加え、単独でのテレビ出演も続けています。
テレビ東京の公式出演番組一覧では、2026年11月2日から9日までの出演情報として、『あちこちオードリー』『ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜』『ポケモンとどこいく!』などが掲載されています。
また、TBS系『ベスコングルメ』など、食やバラエティーの分野でも活動しています。
こうした出演状況からも、春日さんの魅力は一つのギャグだけに依存していません。身体能力を生かした企画、食レポ、トーク、スポーツ関連の仕事など、幅広い分野で個性を発揮しています。
「ここ空いてますよ」は現在も春日の代表的なイメージこのフレーズが2026年に毎回の漫才で必ず使われていると確認できるわけではありません。しかし、2009年の投稿、2010年のイベント報道、テレビ番組の公式アーカイブに記録されたことから、春日さんを象徴するギャグの一つとして認識されてきたことは確かです。
特に、春日さんのキャラクターを初めて知る人にも伝わりやすい点が、このギャグの強みです。
難しい言葉遊びや複雑な前提知識は必要ありません。自信満々に隣を示すだけで意味が伝わり、その自信と現実のギャップが笑いにつながります。
また、2019年の結婚報道によって、以前の彼女募集ネタを知る視聴者にとっては、フレーズの受け取り方にも変化が生まれました。現在は、実際の恋愛事情を表す言葉というより、春日さんの芸人としてのキャラクターを象徴するフレーズとして捉えるのが自然です。
【プロの結論】春日の「ここ空いてますよ」が長く愛される理由
春日の「ここ空いてますよ」が印象に残る最大の理由は、短い言葉、分かりやすい動作、人物像が一体になっていることです。
春日さんは自信満々に自分を売り込みます。しかし、観客はその態度の裏にある空回りや自虐的な面白さも感じ取ります。そこへ若林さんの冷静なツッコミが加わることで、単なる自己アピールがオードリーらしい漫才の笑いへと変化します。
加えて、2009年の記録から2010年のイベント、2019年の恋愛報道まで、フレーズがさまざまな場面で話題になってきたことも特徴です。
このギャグを正しく理解するための判断基準は、次の3点です。
- 元ネタを知りたい場合:2009年1月の投稿を確認できる記録上の手掛かりとし、実際の初披露日とは区別する。
- ポーズを知りたい場合:隣の空間を指し示す動作と、春日さんの自信満々な表情をセットで捉える。
- 恋愛事情を知りたい場合:漫才の彼女募集ネタと、2019年のクミさんとの結婚報道を別々の事実として理解する。
芸人の決めゼリフは、単に繰り返されるだけでは長く残りません。本人のキャラクター、相方との関係、視聴者が共有するイメージが重なって初めて定番になります。
春日の「ここ空いてますよ」は、まさにその条件を備えたフレーズです。
春日の「ここ空いてますよ」に関するよくある質問(FAQ)
Q1:春日の「ここ空いてますよ」の元ネタは何ですか?
A1:オードリーの漫才で春日俊彰さんが披露する定番のつかみです。別の作品から引用したと特定できる資料はなく、春日さんの自信過剰なキャラクターを生かしたギャグとして知られています。
Q2:春日の「ここ空いてますよ」はいつから始まったのですか?
A2:2009年1月のYahoo!知恵袋に類似表現が記録されています。同年3月には現在知られる形のフレーズも確認できます。ただし、実際の初披露日までは特定されていません。
Q3:春日の「ここ空いてますよ」のポーズはどういう意味ですか?
A3:自分の隣を示して、相手に座る場所や自分の隣が空いていることをアピールする動作です。春日さんの堂々とした態度と組み合わせて笑いを生み出します。
Q4:若林正恭さんがこのギャグを考えたのですか?
A4:若林さんはオードリーの漫才において、春日さんの発言にツッコミを入れる重要な役割を担っています。ただし、この特定のフレーズを若林さんが最初に考案したと裏付ける公開記録はありません。
Q5:春日俊彰さんは2019年に彼女募集ネタを卒業したのですか?
A5:2019年4月にクミさんへプロポーズし、同年5月12日に入籍しました。ただし、ギャグ自体が結婚によって公式に終了したという発表はありません。
Q6:満天青空レストランでもこのギャグを披露していますか?
A6:はい。日本テレビの公式ロケブログには、宮崎の郷土料理を紹介する回で春日さんが「春日のここ、空いてますよ!」と発する場面が掲載されています。
Q7:春日の「ここ空いてますよ」は2026年現在も有名ですか?
A7:春日さんを象徴する過去の定番ギャグの一つとして知られています。2026年も春日さんはテレビ出演など幅広い活動を続けていますが、このフレーズがすべての出演や漫才で使用されているわけではありません。
春日俊彰さんの「ここ空いてますよ」は、オードリーの漫才における春日さんのキャラクターを象徴するフレーズです。
確認できる記録では、2009年1月にすでに類似表現が登場し、同年3月には現在知られる形が紹介されています。ただし、正確な初披露日や考案者は特定されていません。
隣を指し示すポーズ、春日さんの自信満々な表情、若林正恭さんの冷静なツッコミ。この3つが組み合わさることで、短い一言が印象的な笑いに変わります。
そして2019年には、長年交際していたクミさんとの結婚が実現。かつての彼女募集ネタと実生活の恋愛事情には、芸人としてのキャラクターと一人の人間としての人生という違いがありました。
2026年現在もテレビで幅広く活動する春日さん。「ここ空いてますよ」という一言は、オードリーのブレイク期を思い出させるとともに、春日俊彰という芸人の個性を伝える代表的なギャグとして残っています。