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鼻をすする原因は鼻水だけ?花粉症・後鼻漏・癖の見分け方と対処法を徹底解説

高峰 弦 高峰 弦 • 更新: • 公開: • 読了約 21 分
目次

鼻をすする行為は、鼻水が出ているときだけに起こるとは限りません。鼻水がほとんど出ていないのに何度も鼻をすすってしまう人もいれば、鼻づまりや喉の奥に流れる鼻水が気になり、無意識に音を立ててしまう人もいます。背景には、花粉症やアレルギー性鼻炎、風邪、副鼻腔炎、後鼻漏などの鼻の病気から、鼻の乾燥や習慣化した動作まで、さまざまな原因があります。

一方、鼻をすする音が周囲に不快感を与えたり、自分でも癖をやめたいと悩んだりするケースも少なくありません。2026年11月時点の医療情報を踏まえ、鼻をすする理由、鼻水の状態から考えられる原因、正しい鼻のかみ方、日常でできる対策、耳鼻咽喉科を受診する目安まで詳しく解説します。

【原因を解説】鼻をすするのはなぜ?鼻水が出ないのに繰り返す理由

鼻をすする

鼻をすするとは、鼻から空気を吸い込む動作によって、鼻腔内の鼻水や分泌物を鼻の奥へ移動させる行為です。

通常、鼻水は鼻腔内の粘膜から分泌され、鼻の入り口から外へ出たり、自然に喉へ流れたりしています。鼻水が増えたり、粘膜が腫れて鼻の通りが悪くなったりすると、鼻の中に残る分泌物が気になり、何度もすすりたくなることがあります。

1. 鼻水が鼻の中に残っている

最も分かりやすい原因は、鼻水が鼻腔内にたまっていることです。

花粉症や風邪などで鼻水の分泌量が増えると、鼻の入り口まで流れてこなくても、鼻の奥に分泌物が残る場合があります。その違和感を取り除こうとして、無意識に鼻をすする動作を繰り返します。

2. 鼻づまりによって空気の通りが悪くなっている

鼻水が大量に出ていなくても、鼻の粘膜が腫れていると鼻づまりを感じます。

鼻をすすると一時的に鼻の奥の感覚が変わり、通りが改善したように感じることがあります。しかし、鼻をすするだけでは粘膜の腫れそのものは改善しません。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、鼻づまりはアレルギー性鼻炎だけでなく、鼻の乾燥、鼻中隔の形態、薬剤性鼻炎など、複数の要因で起こります。鼻が通っているにもかかわらず、通気感が悪いと感じる場合もあります。

3. 鼻水が喉に流れる後鼻漏

鼻をすする原因として見落とされやすいのが、後鼻漏(こうびろう)です。

後鼻漏とは、鼻水が鼻の前方ではなく、鼻の奥から喉へ流れる状態を指します。通常でも鼻水の一部は喉へ流れていますが、分泌量が増えたり、粘り気が強くなったりすると、喉に張り付くような違和感が生じます。

その結果、鼻をすすったり、咳払いをしたり、喉の奥の痰を取り除こうとしたりする動作が増えます。特に朝起きたときや横になったときに違和感が強くなる人は、後鼻漏が関係している可能性があります。

4. 鼻の乾燥や粘膜への刺激

空気が乾燥した環境やエアコンの効いた室内では、鼻の粘膜が乾燥しやすくなります。

鼻の中が乾くと、かさつきや異物感が生じ、実際には鼻水がほとんどなくても、鼻をすすりたくなることがあります。

また、寒暖差、ほこり、煙、香料などの刺激によって鼻水が出たり、鼻の違和感が強くなったりする場合もあります。

5. 無意識の癖や習慣になっている

最初は花粉症や風邪がきっかけだった鼻すすりが、症状の改善後も習慣として残ることがあります。

鼻に違和感を覚えるたびにすすっていると、その動作が無意識に繰り返されるようになります。集中しているときや緊張しているときなどに、本人が気づかないまま動作が出ることもあります。

ただし、鼻をすする癖があるからといって、心理的な問題があるとは限りません。心理状態だけで原因を判断するのではなく、鼻や喉の症状が残っていないかを先に確認することが大切です。

【病気との関係】花粉症・風邪・副鼻腔炎・後鼻漏の違いは?

鼻をすする状態が続いている場合、背景に鼻の病気が隠れている可能性があります。代表的なのは、アレルギー性鼻炎、風邪、副鼻腔炎、後鼻漏です。

花粉症・アレルギー性鼻炎の場合

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉に対するアレルギー反応によって起こります。アレルギー性鼻炎には、花粉が原因となる季節性のものと、ダニやハウスダストなどが原因となる通年性のものがあります。

主な症状は、くしゃみ、透明でさらさらした鼻水、鼻づまりです。目のかゆみを伴うこともあり、鼻水が繰り返し出るため、鼻をすする回数が増えやすくなります。

日本アレルギー学会の2025年5月更新の一般向け解説では、アレルギー性鼻炎は国民の約半数にみられる有病率の高い疾患として紹介されています。鼻の症状が毎年同じ季節に出る場合は、花粉症を含むアレルギー性鼻炎が考えられます。

対策としては、花粉やダニなどの原因物質を避けることに加え、抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬など、症状に適した治療を検討します。薬の選択は症状や持病に応じて医師や薬剤師に相談しましょう。

風邪の場合

風邪は、ウイルスなどによって鼻や喉の粘膜に炎症が起こる感染症です。

初期には透明で水っぽい鼻水が出ることがあり、経過とともに粘り気が増す場合もあります。鼻水以外に、喉の痛み、咳、発熱、倦怠感などが現れることも特徴です。

風邪が治りかけても鼻水や鼻づまりだけが残ることがあり、その違和感から鼻すすりが続くケースもあります。

厚生労働省が2026年6月30日に改訂した急性呼吸器感染症に関するQ&Aでも、急性の鼻炎や副鼻腔炎、咽頭炎などは急性呼吸器感染症の対象として整理されています。風邪の症状があるときは、周囲への感染対策も心がけましょう。

副鼻腔炎の場合

副鼻腔炎は、鼻の周囲にある副鼻腔という空間の粘膜に炎症が起こる病気です。一般には蓄膿症とも呼ばれます。

風邪の後に発症することがあり、鼻づまり、粘り気の強い鼻水、鼻の奥の不快感、嗅覚低下などが代表的な症状です。

鼻水が喉に流れる後鼻漏を伴うこともあり、鼻をすすったり、咳払いを繰り返したりする原因になります。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、副鼻腔炎について、頬や額の痛み、顔やまぶたの腫れ、発熱などが現れる場合があると説明しています。鼻づまりや粘性の鼻水、嗅覚低下が長く続く場合は耳鼻咽喉科での診察が必要です。

後鼻漏の場合

後鼻漏は独立した病名というより、鼻水が喉へ流れる症状を表す言葉です。

原因には、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、風邪、上咽頭炎などがあります。

特に鼻の前から鼻水が出ないのに、喉に何かが張り付いている感じがする場合は、後鼻漏が関係している可能性があります。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、後鼻漏が痰や口臭、咳の原因になることを紹介しています。鼻水が出ないからといって、鼻の病気がないとは判断できません。

【症状別比較】鼻水の状態から考えられる原因と特徴

鼻をすする症状を理解するには、鼻水の色や粘り気だけでなく、鼻づまりの有無、症状が続く期間、喉や目の症状などを合わせて確認が必要です。

次の表は、代表的な症状と考えられる原因を整理したものです。

鼻水・症状の特徴 考えられる原因 主な特徴・確認ポイント
透明でさらさらした鼻水 花粉症・アレルギー性鼻炎 くしゃみ、目のかゆみ、季節性の変化
透明な鼻水と喉の痛み 風邪の初期 咳、発熱、倦怠感などを伴うことがある
黄色や緑色で粘り気がある鼻水 風邪の経過中・副鼻腔炎など 顔面痛、鼻づまり、嗅覚低下、症状の持続期間を確認
鼻水が前に出ず喉に流れる 後鼻漏 喉の違和感、痰、咳払いが増える
鼻水がほとんど出ないのに鼻が気になる 鼻粘膜の乾燥・鼻づまり・習慣 乾燥環境、鼻の通気感、繰り返す動作を確認
片方だけ鼻づまりが続く 鼻中隔弯曲症・副鼻腔疾患など 左右差が続く場合は耳鼻咽喉科で確認

ここで注意したいのは、鼻水の色だけで病気を決めつけないことです。

黄色や緑色の鼻水が出たからといって、必ず細菌感染や副鼻腔炎であるとは限りません。風邪の経過中にも鼻水の色や粘度は変化します。

2026年の東京都医師会による健康情報でも、鼻水の状態を症状や状況と合わせて確認する考え方が紹介されています。鼻水の色だけで抗菌薬が必要かどうかを判断することはできません。

自分の症状を把握する際は、次の5点を記録しておくと診察にも役立ちます。

  • 鼻をすするようになった時期
  • 透明・白色・黄色など鼻水の状態
  • 鼻づまりが片側か両側か
  • 目のかゆみ、喉の違和感、咳、発熱の有無
  • 朝・夜・外出時など症状が強くなるタイミング

【治し方・対処法】鼻をすする癖をやめたいときに実践すること

鼻をすする癖を改善するには、無理に動作だけを我慢するのではなく、鼻をすすりたくなる原因を取り除くことが先決です。

1. 鼻を片方ずつ優しくかむ

鼻水がある場合は、何度もすすって鼻の奥へ引き込むよりも、適切な方法で鼻をかむことを習慣にしましょう。

基本的な鼻のかみ方は次のとおりです。

  1. 清潔なティッシュを用意する。
  2. 口から軽く息を吸う。
  3. 片方の鼻を指で優しく押さえる。
  4. もう片方の鼻から、無理のない強さで息を出す。
  5. 左右を入れ替えて同じように行う。
  6. 使用したティッシュを捨て、手を洗う。

両方の鼻を同時に強くかむことは避けてください。強い圧力がかかると、耳管を通じて中耳に負担がかかり、耳の痛みや中耳炎につながる可能性があります。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、鼻はすすらず、片方ずつ静かにかむことを子どもの鼻のケアとして紹介しています。この基本は大人にも役立つ習慣です。

2. 室内の乾燥を防ぐ

鼻の乾燥が気になる場合は、室内の湿度を適度に保ち、乾燥した空気に長時間さらされないようにしましょう。

水分補給を心がけることや、鼻の粘膜を刺激する煙やほこりを避けることも役立ちます。

鼻の中が乾燥しているときは、無理に何度も鼻をかんだり、強くすすったりしないようにしてください。

3. 花粉やハウスダストを避ける

アレルギー性鼻炎が疑われる場合は、原因となるアレルゲンとの接触を減らすことが大切です。

  • 花粉の多い日はマスクや眼鏡を活用する。
  • 帰宅時は衣服についた花粉を室内に持ち込まない。
  • 寝具や室内を定期的に掃除する。
  • 換気や空気清浄機を適切に利用する。
  • 症状が続く場合は耳鼻咽喉科で治療について相談する。

症状を我慢して鼻をすすり続けるよりも、アレルギー反応そのものを抑える治療を検討するほうが合理的です。

4. 市販の点鼻薬を使いすぎない

鼻づまりを解消するために市販の点鼻薬を使用する人もいますが、血管収縮成分を含む点鼻薬には注意が必要です。

使いすぎると薬剤性鼻炎を起こし、かえって鼻づまりが悪化する場合があります。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会も、鼻づまり改善用の点鼻薬を過度に使用することによって、薬剤性鼻炎が生じる可能性を説明しています。製品ごとの使用期間や回数を守り、改善しない場合は医師や薬剤師に相談してください。

5. 鼻をすする癖を意識的に減らす

鼻水や鼻づまりなどの原因が改善しても、鼻をすする動作が残っている場合は、習慣を見直すことが必要です。

最初に、自分がどのような場面で鼻をすすっているのかを把握しましょう。

例えば、仕事中や勉強中、緊張しているとき、会話の途中など、特定の状況で繰り返していないか確認します。

鼻をすすりたくなったら、いったん動作を止め、鼻水がある場合は優しくかみます。鼻水がなければ、無理に吸い込最初に、鼻の違和感が続いていないか確認してください。

繰り返しの動作が自分の意思で抑えにくい場合や、ほかの不随意な動作・音声も伴う場合は、自己判断で単なる癖と決めつけず医療機関に相談しましょう。

【心理・マナー】鼻をすする人の心理と音がうるさいと感じる理由

鼻をすする音は、本人にとっては無意識の動作でも、周囲には繰り返し聞こえる音として認識されます。

特に静かな職場、会議室、図書館、電車内などでは、短い鼻すすりでも気になってしまう人がいます。

鼻をすする人にはどのような心理がある?

鼻をすする行為から、その人の性格や心理状態を直接判断することはできません。

考えられる背景は、大きく次の3つです。

無意識の習慣:以前から鼻炎や風邪があり、鼻をすすって不快感を解消する動作が習慣になっているケースです。

鼻の違和感への反応:鼻水が少なくても、粘膜の乾燥や後鼻漏によって鼻の奥が気になり、繰り返しすすってしまうケースです。

緊張や集中時の反復動作:特定の状況で無意識の動作が増えることもあります。ただし、緊張やストレスが鼻すすりの直接的な原因だと一律に判断することはできません。

本人が意識していない可能性もあるため、周囲が単純にマナーや性格の問題として扱わないことも大切です。

鼻をすする音がうるさいと感じるのはなぜ?

鼻すすりの音は、短時間で終わっても繰り返し発生することが特徴です。

会話や仕事に集中しているとき、静かな空間で同じ音が何度も聞こえると、注意がそちらに向いてしまいます。

また、音の大きさだけでなく、頻度や周囲の環境によっても不快感は変わります。

鼻をすする本人が音に気づいていないこともあるため、指摘するときは相手を責めるのではなく、体調を気遣う伝え方が適切です。

鼻をすするのはマナー違反?

鼻をすすることに対する感じ方は、場所や状況、個人の価値観によって異なります。

日本でも、食事中や会議中に何度も大きな音を立てることを気にする人はいます。一方、鼻水を我慢してすすり続けるより、適切に鼻をかむことを優先したほうが衛生面や身体への負担という点で合理的な場面もあります。

周囲への配慮と鼻の健康を両立するには、次のような対応が現実的です。

  • 鼻水が出る場合は、ティッシュで静かに鼻をかむ。
  • 鼻をかみにくい場所では、必要に応じて席を外す。
  • 鼻炎などの症状がある場合は、マスクや治療を活用する。
  • 鼻すすりを指摘するときは、相手の体調にも配慮する。

鼻をすする音が気になることと、鼻をすする人を非難することは別の問題です。症状が原因なら、本人の努力だけで完全に止めることは難しい場合もあります。

【耳鼻咽喉科の受診目安】鼻をすする症状はいつ病院に行くべき?

鼻をすする行為そのものは、必ずしも病気を意味するものではありません。しかし、鼻づまりや鼻水、後鼻漏が長く続く場合には、原因となる病気を調べる必要があります。

耳鼻咽喉科を受診したい症状
  • 鼻をすする動作が何週間も続いている。
  • 鼻水や鼻づまりがなかなか改善しない。
  • 黄色や緑色の粘り気のある鼻水が続いている。
  • 鼻水が喉に流れる感覚や咳払いが続いている。
  • においを感じにくくなった。
  • 頬や額、鼻の周囲に痛みや圧迫感がある。
  • 片側だけの鼻づまりや鼻水が続いている。

特に、風邪の症状が改善した後も鼻づまりや粘性の鼻水が残る場合は、副鼻腔炎などを確認するために受診を検討してください。

急性鼻副鼻腔炎の診療ガイドラインでは、膿性鼻汁が10日以上続く場合や、いったん改善した症状が再び悪化する場合は、細菌性の副鼻腔炎を考える目安として整理されています。ただし、期間だけで診断が確定するわけではありません。

早急な受診が必要な症状

次の症状がある場合は、通常の鼻炎とは異なる重い状態の可能性があります。

  • 目の周囲が強く腫れる、赤くなる。
  • 視力が低下する、物が二重に見える。
  • 激しい頭痛や高熱がある。
  • 顔面の腫れや強い痛みが急速に悪化する。
  • 意識の異常や呼吸困難がある。

特に目の周囲の腫れや視覚異常、激しい頭痛などは、副鼻腔炎の合併症を含めた緊急性の高い病気も考えられます。通常の診察予約を待たず、速やかに医療機関を受診してください。呼吸困難や意識障害がある場合は救急対応が必要です。

耳鼻咽喉科ではどのような検査をする?

診察では、まず鼻をすする頻度や症状が始まった時期、鼻水の状態、花粉やほこりとの関係などを確認します。

必要に応じて、次のような検査を行います。

  • 鼻内視鏡検査:鼻腔内の炎症、鼻水、ポリープなどを確認する。
  • アレルギー検査:血液検査などで原因となるアレルゲンを調べる。
  • 画像検査:副鼻腔炎などが疑われる場合に、X線やCTで副鼻腔の状態を確認する。
  • 鼻腔の診察:鼻づまりや鼻中隔の形態などを調べる。

すべての人に同じ検査を行うわけではありません。症状や診察所見に応じて必要な検査が選択されます。

【よくある質問】鼻をすすることに関するFAQ

Q1:鼻水が出ないのに鼻をすするのはなぜですか?
A1:鼻粘膜の乾燥、鼻づまり、後鼻漏、鼻の奥の違和感、習慣化した動作などが考えられます。鼻水が前に出ていなくても、喉へ流れている場合があります。長く続く場合は耳鼻咽喉科で原因を確認しましょう。

Q2:鼻をすする癖は自分で治せますか?
A2:鼻水や鼻づまりなどの原因が改善すれば、鼻をすする頻度が減る可能性があります。鼻水がある場合は片方ずつ優しくかみ、鼻水がない場合は無理にすすらない習慣をつけましょう。動作を抑えにくい場合は医療機関に相談してください。

Q3:鼻をすすり続けると身体に悪いですか?
A3:鼻すすりだけで必ず病気になるわけではありません。ただし、鼻水や鼻づまりを解消できないまま繰り返している場合は、原因となる鼻炎や副鼻腔炎が残っている可能性があります。強く鼻をかむことも避け、適切な対処を心がけましょう。

Q4:鼻をすする音がうるさいと言われたらどうすればよいですか?
A4:まず鼻水や鼻づまりがないか確認しましょう。鼻水があれば静かに鼻をかみ、鼻炎などの症状があれば治療を検討してください。鼻水が出ないのに繰り返す場合は、習慣や後鼻漏なども考えられます。

Q5:透明な鼻水と黄色い鼻水では原因が違いますか?
A5:透明でさらさらした鼻水はアレルギー性鼻炎や風邪の初期などで見られます。黄色や緑色で粘り気のある鼻水は、感染に伴う炎症や副鼻腔炎などで見られることがあります。ただし、色だけでは原因を確定できません。症状の期間や発熱、顔面痛なども合わせて判断します。

Q6:鼻をすする癖がある場合、何科を受診すればよいですか?
A6:鼻水、鼻づまり、後鼻漏などが関係している可能性があるため、まず耳鼻咽喉科が適しています。鼻の病気が見つからず、意思とは関係なく反復する動作や音が続く場合は、症状に応じてほかの診療科への相談も検討してください。

鼻をすする原因は、単純な鼻水だけではありません。花粉症やアレルギー性鼻炎、風邪、副鼻腔炎、後鼻漏、鼻粘膜の乾燥など、さまざまな要因が関係しています。

特に、鼻水が出ないのに鼻をすすってしまう場合は、鼻の奥に残る違和感や喉へ流れる鼻水、習慣化した動作なども考える必要があります。

改善を目指すなら、まず鼻水の状態や鼻づまりの有無、症状が強くなる時間帯を確認しましょう。そのうえで、鼻は片方ずつ優しくかみ、室内の乾燥やアレルゲンを避け、必要に応じて適切な治療を受けることが大切です。

【プロの結論】

鼻をすする癖を改善するうえで最も大切なのは、動作だけを無理に我慢することではなく、鼻をすすりたくなる原因を見つけることです。

鼻水の色だけで病気を判断したり、心理的な癖だと決めつけたりせず、鼻水の性状、症状の期間、鼻づまり、後鼻漏などを総合的に確認してください。

鼻の不快感が長引いている場合や日常生活に支障が出ている場合は、耳鼻咽喉科で診察を受けることが改善への近道です。身体への負担を抑えながら、周囲への配慮もできる鼻のケアを続けていきましょう。

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