2026年11月現在、福島県第2区の衆議院議員を務めているのは、自由民主党の根本拓(ねもと・たく)氏です。2026年2月8日投開票の第51回衆議院議員総選挙では、128,948票、得票率52.01%を獲得し、中道改革連合の玄葉光一郎氏ら4人を破って小選挙区で当選しました。
福島2区は、郡山市・須賀川市・田村市と、岩瀬郡・石川郡・田村郡を対象とする選挙区です。2022年の区割り改定によって福島県全体の選挙区が5区から4区に再編され、かつての福島3区の一部地域が新しい福島2区に組み込まれました。2024年と2026年の選挙では、根本氏と玄葉氏が異なる結果を残しています。
【2026年最新】福島2区の現職議員は根本拓氏!選挙結果を解説

福島2区の現在の議席を担っているのは、自由民主党所属の衆議院議員、根本拓氏です。
2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、福島2区の定数1に対して5人が立候補しました。根本氏は128,948票を獲得し、得票率52.01%で当選。2位の玄葉光一郎氏に38,802票の差をつけました。
根本拓氏の現在のプロフィール根本拓氏は1986年9月11日生まれ。福島県郡山市で育ち、東京大学法学部、東京大学法科大学院を経て、米国ハーバード大学法科大学院を修了しています。
弁護士として西村あさひ法律事務所に勤務した後、米国のコーエングループやフランスの経済協力開発機構(OECD)で国際的な実務経験を積みました。その後、2023年に福島へ戻り、2024年10月の第50回衆議院議員総選挙で初当選しています。
2024年の選挙では福島2区の小選挙区で玄葉氏に敗れたものの、比例東北ブロックで復活当選しました。2026年2月には小選挙区で勝利し、2期目の当選を果たしています。
加えて、衆議院の公式議員プロフィールでは、2026年9月18日現在、内閣府大臣政務官を務めていることが確認できます。選挙区選出の議員としてだけでなく、政府の政策形成にも関わる立場となっています。
【区域を完全解説】福島2区は郡山市・須賀川市・田村市などを対象とする
福島2区の区域を正確に理解するには、市と郡の違いに注意する必要があります。
福島県選挙管理委員会が公表する第51回衆議院議員総選挙の選挙区情報では、福島県第2区の対象区域は、郡山市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、石川郡、田村郡とされています。
福島2区に含まれる市町村一覧- 郡山市:県内有数の経済・商業の中心都市。
- 須賀川市:農業や商工業、地域文化などに特色を持つ地域。
- 田村市:阿武隈高原に位置し、農業や観光資源を持つ地域。
- 岩瀬郡:鏡石町、天栄村。
- 石川郡:石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町。
- 田村郡:三春町、小野町。
ここで注意したいのが、「6自治体」という表現です。選挙区の区域として列挙される行政上の区分は3市と3郡の合計6区分ですが、郡に属する町村まで含めると、対象となる市町村は合計12自治体です。
つまり、福島2区は郡山市など6つの市町村だけで構成される選挙区ではありません。郡内の町村も含む広域的な選挙区です。
郡山市を中心に異なる地域課題を抱える選挙区福島2区の特徴は、都市部と農村部が同じ選挙区に含まれていることです。
郡山市では都市機能や交通網、商業・産業の活性化が重要なテーマになります。一方、須賀川市や田村市、周辺の町村では、農業の持続可能性、医療・介護へのアクセス、道路や公共交通の維持、人口減少への対応なども政治課題になります。
同じ選挙区であっても、有権者が政治に求めるものは一様ではありません。候補者にとっては、郡山市の都市政策と周辺地域の生活課題をどのように両立させるかが問われます。
【候補者と得票数】2026年福島2区の選挙結果を一覧で比較
2026年2月8日に行われた第51回衆議院議員総選挙の福島2区では、5人が立候補しました。福島テレビの開票結果と福島県選挙管理委員会の確定資料に基づく候補者別の得票は次のとおりです。
福島2区・2026年候補者別得票数| 候補者 | 所属政党・立場 | 得票数 | 得票率 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 根本拓 | 自由民主党 | 128,948票 | 52.01% | 当選 |
| 玄葉光一郎 | 中道改革連合 | 90,146票 | 36.36% | 落選 |
| 大山里幸子 | 参政党 | 20,645票 | 8.33% | 落選 |
| 丸本由美子 | 日本共産党 | 6,395票 | 2.58% | 落選 |
| 遠藤雄大 | 無所属 | 1,780票 | 0.72% | 落選 |
有効投票総数は247,914票、候補者は5人、選挙区の定数は1議席でした。
注目された根本拓氏と玄葉光一郎氏の対決2026年の選挙で最大の注目を集めたのが、根本拓氏と玄葉光一郎氏の競争です。
玄葉氏は長年にわたって国政で活動してきたベテラン政治家で、外務大臣や衆議院副議長を経験しています。2024年の衆院選では、当時の立憲民主党から立候補して123,256票を獲得し、福島2区の小選挙区で当選しました。
対する根本氏は2024年には92,616票で小選挙区の2位となりましたが、比例代表で議席を獲得。2026年には得票を128,948票まで伸ばし、玄葉氏を上回りました。
今回の結果は、単なる新人とベテランの対決ではありません。前回の選挙で議席を獲得した玄葉氏と、比例代表から小選挙区での勝利を目指した根本氏の間で、選挙区の支持が大きく入れ替わった選挙でした。
【投票率と有権者数】2026年は60.02%、前回から上昇
福島2区の2026年衆院選では、投票率も要点になりました。
選挙ドットコムに掲載された選挙データによると、当日有権者数は417,742人、投票率は60.02%でした。
2024年と2026年の選挙データ比較2024年10月27日の第50回衆院選と比較すると、投票率は55.11%から60.02%へと上昇しています。増加幅は4.91ポイントです。
一方、有権者数は2024年の422,714人から2026年の417,742人へと4,972人減少しました。有権者数が減少する一方で投票率が上昇した点は、今回の選挙を分析するうえで見逃せません。
また、2024年と2026年は同じ区割りで実施された選挙です。そのため、過去の選挙と比較する場合に比べ、候補者の得票変化を同じ区域で検証しやすいという特徴があります。
2024年は玄葉氏が根本氏を30,640票上回りました。しかし、2026年には根本氏が玄葉氏を38,802票上回っています。2回の選挙で勝敗が逆転しただけでなく、得票の差も大きく変化しました。
ただし、投票率の上昇だけで特定の候補者への支持が増えた理由を断定することはできません。政党への評価、候補者個人への支持、選挙時の争点など、複数の要素を分けて考える必要があります。
【歴代議員と区割りの変遷】根本匠・太田和美・玄葉光一郎の関係
福島2区の選挙結果を理解するうえで欠かせないのが、歴代の当選者と選挙区の再編です。
特に注意したいのは、現在の福島2区と、過去の福島2区では対象地域が異なることです。過去の当選者を単純に同じ地域の代表として並べると、選挙区の歴史を誤解する可能性があります。
福島2区の歴代当選者- 1996年・2000年・2003年・2005年:自由民主党の根本匠氏。
- 2009年:民主党の太田和美氏。
- 2012年・2014年・2017年・2021年:自由民主党の根本匠氏。
- 2024年:立憲民主党の玄葉光一郎氏。
- 2026年:自由民主党の根本拓氏。
小選挙区制導入後の福島2区では、根本匠氏が長く議席を確保してきました。2009年には太田和美氏が勝利し、政権交代の流れを地域でも示しました。その後、根本匠氏が議席を取り戻し、2021年まで当選を重ねています。
2024年には、選挙区再編によって新しい福島2区の対象地域が大きく変わり、旧福島3区を地盤としてきた玄葉光一郎氏が当選しました。2026年には根本拓氏が小選挙区で勝利し、再び自民党候補が議席を獲得しています。
1994年以降の福島2区の区割り変更福島県の衆議院小選挙区は、人口の偏りを是正するため、複数回の区割り改定を経験しています。
1994年の小選挙区制導入後、1996年から2012年までの福島2区は、郡山市、二本松市、安達郡を中心とした区域でした。
その後、2013年の改定では本宮市が加わり、郡山市・二本松市・本宮市・安達郡という区域になりました。この区域は2017年と2021年の選挙でも使用されています。
大きな転換点となったのは2022年の公職選挙法改正です。衆議院議員選挙区画定審議会の勧告と、いわゆるアダムズ方式による定数配分の見直しを受け、福島県の小選挙区は従来の5区から4区へと再編されました。
この改定後、郡山市を中心とする新しい福島2区には、旧福島3区に含まれていた須賀川市・田村市や周辺の郡部が組み込まれました。一方、旧福島2区の二本松市・本宮市などは新しい福島1区に移っています。
新しい区割りが初めて適用された衆院選は2024年10月27日の第50回総選挙です。現在の福島2区の歴代議員を調べる場合は、2024年を区割りの大きな区切りとして見る必要があります。
玄葉光一郎氏は旧福島3区時代からのベテラン議員玄葉光一郎氏は1964年生まれ。上智大学法学部を卒業し、松下政経塾で学んだ後、1991年に福島県議会議員となりました。1993年には衆議院議員に初当選しています。
その後、旧福島3区を中心に国政で活動し、民主党政権では国家戦略担当大臣などを経験。2011年には外務大臣に就任しました。
また、衆議院の歴代副議長一覧では、第69代副議長として2024年11月から2026年1月まで在任した記録が残っています。
2024年の区割り変更後は新しい福島2区から立候補して当選しましたが、2026年の総選挙では根本拓氏に敗れました。玄葉氏の政治経歴と福島2区の歴史を結び付ける際には、旧福島3区での活動と、現在の福島2区での選挙結果を区別することが大切です。
【小選挙区制度と最新の政治情勢】福島2区の議席はどう決まる?
福島2区は、衆議院の小選挙区選出議員を選ぶ選挙区です。公職選挙法第13条では、小選挙区ごとに選出する議員の数を1人と定めています。
小選挙区と比例代表の違い小選挙区では、候補者の中で最も多く票を獲得した1人が当選します。2位以下の候補者は、得票数が多くても小選挙区の議席を獲得できません。
一方、衆議院選挙では比例代表も同時に実施されます。候補者によっては小選挙区と比例代表に重複立候補でき、小選挙区で敗れても比例代表の条件を満たせば復活当選する仕組みがあります。
根本拓氏は2024年の選挙でこの仕組みによって比例復活し、衆議院議員になりました。そして2026年には小選挙区で勝利しています。この経緯は、小選挙区と比例代表の違いを理解する具体例です。
自民党と中道改革連合の争点2026年の福島2区では、自民党の根本拓氏と中道改革連合の玄葉光一郎氏が主要候補として競いました。
選挙時の政策発信を見ると、根本氏は物価高対策、中小企業の賃上げ支援、道路・河川などのインフラ整備、農業振興、福島の復興を重点項目として掲げていました。
一方、玄葉氏は食品の消費税をゼロにすることや、円安是正、予算の見直しによる生活支援などを訴えていました。
両者の主張を比較すると、物価高や生活費への対応という共通の問題意識を持ちながら、財政運営や経済対策の具体的な手法に違いがあったことが分かります。
根本拓氏の政務官就任と今後の注目点2026年9月時点で、根本氏は内閣府大臣政務官に就任しています。国会での議員活動に加え、政府側の立場から政策を推進する役割も担っています。
福島2区の政治情勢を追う際には、国政での役職だけでなく、地域で掲げた政策がどの程度具体化するかも重要です。
とりわけ、郡山市の産業・交通政策、須賀川市や田村市の地域経済、郡部の農業や公共交通、医療・介護サービスの維持、東日本大震災からの復興といった課題は、地域の生活に直結します。
国会や政府での発言、予算への反映、地域での事業の進捗を合わせて確認することが、議員の実績を評価するうえで欠かせません。
【プロの結論】福島2区の選挙結果を正しく読み解く3つの視点
福島2区の政治を理解する際には、単に当選者の名前や得票数を覚えるだけでは十分ではありません。次の3つの視点を押さえると、選挙結果の意味がより明確になります。
1. 過去と現在の区割りを混同しない福島2区は2022年の区割り改定によって大きく区域が変わりました。1996年から2021年までの選挙結果と、2024年以降の結果では、対象地域が同じではありません。歴代議員を比較するときは、選挙の実施年と区割りを必ず確認する必要があります。
2. 得票数と投票率をセットで見る2026年の根本拓氏は128,948票を獲得し、52.01%の得票率で勝利しました。投票率も前回から4.91ポイント上昇しています。候補者の得票だけでなく、有権者数や投票率の変化も合わせて見ることで、選挙区全体の動きを把握しやすくなります。
3. 当選後の活動を継続的に評価する選挙で掲げた政策が、実際に地域の暮らしに反映されているかどうかは、当選後の活動によって判断できます。道路や河川の整備、農業支援、医療・介護、賃金対策、復興政策などについて、国会での活動と地元での取り組みを照らし合わせることが重要です。
2026年の結果は、福島2区で議席が自民党の根本拓氏に移ったことを示しています。しかし、選挙結果は政治活動の評価の出発点です。次の選挙までの活動実績こそ、有権者が継続して確認すべき部分です。
福島2区に関するよくある質問(FAQ)
Q1:福島2区の現在の衆議院議員は誰ですか?
A1:2026年11月現在、自由民主党の根本拓氏です。2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙で128,948票を獲得し、小選挙区で当選しました。
Q2:福島2区の対象地域はどこですか?
A2:郡山市、須賀川市、田村市と、岩瀬郡、石川郡、田村郡です。郡内の町村を含めると、合計12市町村が対象になります。
Q3:2026年の福島2区の投票率はいくらですか?
A3:60.02%です。当日有権者数は417,742人で、2024年の55.11%から4.91ポイント上昇しました。
Q4:2026年の福島2区で玄葉光一郎氏は何票獲得しましたか?
A4:90,146票です。得票率は36.36%で、128,948票を獲得した根本拓氏に38,802票差で敗れました。
Q5:福島2区の歴代議員には誰がいますか?
A5:主な小選挙区当選者には、根本匠氏、太田和美氏、玄葉光一郎氏、根本拓氏がいます。根本匠氏は1996年から2005年、2012年から2021年に当選を重ね、2009年には太田和美氏、2024年には玄葉光一郎氏、2026年には根本拓氏が議席を獲得しました。
Q6:福島2区の区割りはいつ変更されましたか?
A6:2022年12月28日に施行された公職選挙法改正によって再編されました。福島県の小選挙区は5区から4区になり、現在の福島2区は2024年10月の第50回衆院選から適用されています。
福島2区は、郡山市・須賀川市・田村市と、岩瀬郡・石川郡・田村郡を対象とする衆議院の小選挙区です。郡内の町村を含めた12市町村から成り立ち、都市部と農村部の双方の課題を抱えています。
2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、自由民主党の根本拓氏が128,948票、得票率52.01%で当選しました。玄葉光一郎氏は90,146票で2位となり、前回2024年の選挙から勝敗が逆転しています。
また、2026年の投票率は60.02%と、前回から4.91ポイント上昇しました。2022年の区割り改定による地域構成の変化も、福島2区の歴史を理解するうえで要点です。
今後は、根本拓氏の内閣府大臣政務官としての活動に加え、地域経済、農業、医療・介護、交通インフラ、東日本大震災からの復興に関する政策の進展が注目されます。選挙結果だけでなく、議員としての実績と地域への還元を継続的に確認することが、福島2区の政治を理解するための重要な判断基準です。
主な事実確認資料
- 福島県選挙管理委員会:2026年衆院選の選挙区・候補者情報
- 福島テレビ:福島2区の確定開票結果
- 衆議院公式サイト:根本拓議員のプロフィール・役職
- 福島県:2022年の小選挙区区割り改定資料
- 選挙ドットコム:2024年・2026年の得票数、投票率、有権者数
- 外務省・衆議院:玄葉光一郎氏の外務大臣・副議長歴