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【実写版との違い】映画『闇金ウシジマくん Part2』のマサルは菅田将暉

相沢 里奈 相沢 里奈 • 更新: • 公開: • 読了約 9 分
目次


ウシジマくんマサル

2014年5月16日公開
監督:山口雅俊
加賀マサル役:
主演:山田孝之

映画『闇金ウシジマくん Part2』では、菅田将暉が加賀マサルを演じています。原作の「ヤンキーくん編」と「ホストくん編」を中心に構成された作品で、マサルと愛沢の対立、カウカウファイナンスでの出来事が物語の柱になっています。

日本映画データベース(JFDB)やTBSチャンネルの作品紹介でも、菅田将暉が加賀マサル役で出演していることが確認できます。映画版では、丑嶋がマサルを見習い社員として雇うところから物語が動きます。

原作漫画と映画版の主な違い
比較項目 原作漫画 映画版 マサル役 加賀勝 菅田将暉 入社後 一度解雇された後、再び雇われる 母親の写真の件で解雇される展開 愛沢との関係 基本的に敵対関係 一時的に協力する展開がある 拉致事件 愛沢が中心となって高田らを巻き込む マサルと愛沢が協力する形に変更 物語の範囲 復讐・沖縄逃亡まで続く ヤンキーくん編を中心とした映画独自の構成

特に大きいのは、カウカウファイナンスでのマサルの扱いです。

原作では、母親の写真を撮影できずに問題になった後、マサルは愛沢に殺されかけます。その後、高田らの助けもあって丑嶋のもとに戻り、再び働くことになります。

一方、映画では母親の写真の件で解雇された後、原作のように長期間カウカウファイナンスで働き続ける展開にはなりません。

また、愛沢との関係にも違いがあります。原作では愛沢が高田やマサルを拉致する側に回りますが、映画ではマサルと愛沢が協力してカウカウファイナンスの関係者を襲う展開に変更されています。

映画版には沖縄逃亡やのどかとの結末が登場しない

映画と原作を混同しやすい理由の一つが、どちらもマサルと丑嶋の対立を描いていることです。

しかし、映画『Part2』は原作の「ヤンキーくん編」「ホストくん編」を中心とした再構成作品です。後年の「復讐くん編」や「逃亡者くん編」までを映像化したものではありません。

そのため、菅田将暉版のマサルには、原作後半の沖縄での生活や、のどかとの出会い、丑嶋との最終的な決着は描かれていません。

映画版と原作版は、同じ人物を描きながらも、物語の進み方や人物の成長を見せる範囲が異なります。原作のマサルを深く理解したい場合は、映画を見た後に漫画の第2〜3巻、さらに第32〜39巻を読むと、人物像の変化がよく分かります。

【プロの結論】マサルは単なる裏切り者ではない!物語で描かれた成長

マサルの魅力は、善人でも悪人でも割り切れないところにあります。

最初の彼は、貧しい家庭で育った不良少年でした。母親を大切に思い、収入を得ればプレゼントを買うような優しさもあります。しかし、闇金業界に入ると、次第に金と力を手にすることに慣れ、債務者を追い込む側に回っていきます。

自分の母親が同じように追い詰められたときには丑嶋を憎み、復讐を考える。それでも自分の行動によって周囲を巻き込んだ責任を十分に受け止められず、沖縄へ逃げることになります。

この変化を踏まえると、「逃亡者くん編」は単なる追跡劇ではありません。マサルが他人との関係をどう捉え直し、自分の過去にどう向き合うのかを描いた人物成長のエピソードです。

マサルと丑嶋は、親子に似た関係だったのか

丑嶋はマサルにとって、単なる雇い主ではありません。闇金の仕事を教え、金を稼ぐ方法を教えた存在です。

一方で、母親への仕打ちや命の危機を通じて、マサルにとっては許せない相手にもなりました。

この二面性が、二人の関係を複雑にしています。マサルは丑嶋を倒したいと思いながら、丑嶋から学んだ生き方を捨てきれません。

最後に丑嶋がマサルを解放する場面では、長々とした説教や和解の言葉はありません。殴るという行為だけを通して、マサルに何かを受け取らせます。

その意味を考えることができるようになったマサルは、以前のように誰かに答えを求めるだけの少年ではなくなっています。

2026年に読み返すなら注目したい3つのポイント

  • 母親への愛情:闇金の世界で働くマサルにも、家族を大切にする感情があったこと。
  • 丑嶋への複雑な感情:憎しみと尊敬、反発と依存が同時に存在していたこと。
  • 沖縄での変化:自分の利益だけでなく、のどかの生活を守ろうとする姿勢が生まれたこと。

この3点を意識すると、初登場時のマサルと「逃亡者くん編」最終話のマサルが、同じ人物とは思えないほど違って見えてきます。

単純に裏切り者として嫌うのではなく、なぜ彼がその選択をしたのか、最後に何を学んだのかを考えながら読むと、作品の印象も変わるはずです。

【ウシジマくんのマサル】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ウシジマくんのマサルの本名は何ですか?
A1:本名は加賀勝(かが・まさる)です。原作漫画の「ヤンキーくん編」で登場し、愛沢のバイクを盗んだことがきっかけでカウカウファイナンスに入社します。

Q2:マサルはなぜ丑嶋を裏切ったのですか?
A2:母親を風俗で働かせようとしたことや、自分が危機に陥った際に見捨てられそうになったことなどが、丑嶋への恨みにつながりました。その後、第32巻の「復讐くん編」で飯匙倩側に加わり、丑嶋への復讐に動きます。

Q3:マサルの最後は死亡ですか?沖縄でどうなりますか?
A3:死亡しません。沖縄で丑嶋に捕まりますが、奪った金を返した後に解放されます。その後、のどかと再会して別れを告げます。「逃亡者くん編」の最終話は第414話で、第39巻の冒頭に収録されています。

Q4:マサルとのどかは結婚するのですか?
A4:原作の「逃亡者くん編」では、二人が結婚する展開はありません。マサルは自分の過去を打ち明け、のどかの生活を守るために別れを選びます。

Q5:菅田将暉が演じたマサルは原作と同じ結末ですか?
A5:同じではありません。映画『闇金ウシジマくん Part2』は原作の「ヤンキーくん編」などを中心に再構成した作品です。沖縄での逃亡や、のどかとの別れまで描く原作後半とは物語の範囲が異なります。

『闇金ウシジマくん』のマサルこと加賀勝は、愛沢とのトラブルからカウカウファイナンスに入り、丑嶋のもとで闇金の仕事を覚えた青年です。

母親への仕打ちや自分が見捨てられそうになった経験から丑嶋への恨みを募らせ、「復讐くん編」「ヤクザくん編」で裏切りに走ります。しかし、復讐が失敗すると沖縄へ逃亡し、「逃亡者くん編」で自分の行動と向き合うことになります。

最後には丑嶋から解放され、のどかとの別れを選びます。マサルの物語は、裏切り者が制裁されるだけの話ではありません。誰かを憎み、誰かに依存し、失敗を重ねた青年が、自分の行動に責任を持つ方向へ変化していく物語です。

原作を読むなら、第2〜3巻で初登場時のマサルを確認し、第32巻の「復讐くん編」、第36〜38巻の「逃亡者くん編」、そして第39巻冒頭の第414話まで追うのがおすすめです。映画『Part2』と比較すれば、菅田将暉が演じたマサルと、原作で長い時間をかけて成長したマサルの違いも楽しめます。

2026年現在も、マサルは『闇金ウシジマくん』の中で、人間の弱さと成長を同時に描いた印象的なキャラクターの一人です。

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相沢 里奈

スポーツ報道8年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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