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トランプの『ホーム・アローン2』出演の真相は?プラザ撮影条件とCBC編集騒動を徹底解説

高峰 弦 高峰 弦 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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「トランプホームアローン」と検索すると、多くの人が気になるのが、ドナルド・トランプがクリスマス映画の名作『ホーム・アローン2』に登場している理由です。実はトランプは、1992年公開の同作に本人役でカメオ出演しており、主人公ケビンにホテルの道順を教える約7秒のシーンに登場します。

しかし、この出演には撮影場所となったプラザホテルの使用条件をめぐるエピソードがあり、クリス・コロンバス監督の証言とトランプ本人の反論が真っ向から対立しています。さらに2019年にはカナダのCBCが放送版から出演シーンをカットしたことで政治的な論争にも発展しました。2025年の監督の追加発言も踏まえ、2026年現在までの経緯を整理します。

【出演シーンを解説】トランプは『ホーム・アローン2』のどこに出ている?

トランプホームアローン

トランプが登場するのは、主人公ケビン・マカリスターがニューヨークの高級ホテル、プラザホテルを訪れる場面です。

演じているのは架空の登場人物ではなく、ドナルド・トランプ本人。当時、ホテルの所有者だったトランプが、映画の中でも本人として登場しています。

約7秒のカメオ出演で交わされる会話

物語の主人公ケビンを演じるのは、子役として世界的な人気を獲得したマコーレー・カルキンです。

ケビンは家族とはぐれてニューヨークに到着し、父親のクレジットカードを使ってプラザホテルに宿泊します。そのホテル内で、トランプと偶然出会います。

ケビンがロビーの場所を尋ねると、トランプは次のように答えます。

「廊下を進んで、左です」

英語の原台詞は「Down the hall and to the left.」です。

会話自体は非常に短く、出演時間は約7秒。トランプはケビンに道順を教えた後、そのまま物語の中心から離れていきます。

この場面はストーリーの核心に関わるものではありませんが、実在する著名人が本人役で登場する印象的なカメオとして知られるようになりました。サンフランシスコ・クロニクルも2025年の記事で、この出演を約7秒のシーンとして紹介しています。

『ホーム・アローン2』の基本情報


- 原題:Home Alone 2: Lost in New York
- 公開日:1992年11月20日
- 監督:クリス・コロンバス
- 脚本・製作:ジョン・ヒューズ
- 主演:マコーレー・カルキン
- ジャンル:コメディ・ファミリー
- 上映時間:約120分

20世紀スタジオの公式作品情報によると、本作は1990年の第1作に続くシリーズ第2作です。ケビンがニューヨークで再び泥棒たちと対決する物語で、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン、キャサリン・オハラ、ティム・カリーらも出演しています。

【出演理由の真相】プラザホテル撮影とクリス・コロンバス監督の証言

トランプのカメオ出演をめぐる最大の疑問は、なぜ映画制作側が彼を出演させたのかという点です。

その答えを理解するには、撮影当時のプラザホテルの所有関係を知る必要があります。

トランプが所有していたプラザホテル

プラザホテルはニューヨークのセントラルパーク南側に位置する歴史ある高級ホテルです。

ホテルの公式沿革によると、トランプは1988年に3億9000万ドルで同ホテルを取得しました。

『ホーム・アローン2』の撮影が始まったのは1991年12月。ホテルの公式タイムラインにも、59丁目側のロビーで撮影が開始されたことが記録されています。

つまり、撮影当時のプラザホテルはトランプの所有物だったのです。

2020年、監督が明かした出演交渉の舞台裏

2020年11月、クリス・コロンバス監督は映画の30周年に関連したBusiness Insiderのインタビューで、トランプの出演経緯について説明しました。

監督によると、制作チームはニューヨークの他の撮影場所と同様に、通常のロケーション使用料を支払ってプラザホテルのロビーを撮影に使おうとしました。

しかし、ホテル側との交渉で追加条件が提示されたといいます。

コロンバス監督は、当時のトランプの発言として次の言葉を紹介しました。

「プラザを使える唯一の方法は、僕が映画に出ることだ」

監督の説明では、制作側はホテルでの撮影を実現するため、この条件を受け入れました。

また、当初は出演場面を編集で削除することも考えていたものの、試写会で観客がトランプの登場に大きく反応したため、最終的に残す判断をしたと説明しています。

ここで重要なのは、監督の証言では、トランプの出演は単なる偶然の友情出演ではなく、ロケーション交渉と結びついていたという点です。

なぜプラザホテルで撮影する必要があったのか

映画では、ケビンがニューヨークの高級ホテルで贅沢な時間を過ごすことが物語の重要な要素になっています。

実際のプラザホテルを使うことで、豪華なロビーやホテル特有の雰囲気をそのまま映像に取り込めました。

監督も、ホテルの活気や空間をスタジオのセットで再現するのは難しかったと説明しています。

制作側にとってプラザホテルは、単なる背景ではありません。ニューヨークを舞台にした作品のリアリティーを支える重要なロケーションだったのです。

そのため、出演条件を受け入れてでも撮影場所を確保するという判断には、映画制作上の事情がありました。

【証言を時系列で比較】トランプ本人の反論と監督の主張はどう違う?

この騒動が長く語られる理由は、出演の経緯について当事者の説明が一致していないことです。

コロンバス監督はトランプ側から出演条件を提示されたと話しています。一方、トランプ本人は制作チームから出演を頼まれたと主張しています。

両者の主張を、公開された発言を基に整理します。

出演をめぐる主張の比較
比較項目 クリス・コロンバス監督 ドナルド・トランプ本人
出演の発端 ホテル撮影の交渉 制作側からの出演依頼
撮影条件 出演がホテル使用の条件だった そのような要求は否定
出演への姿勢 撮影場所確保のため受け入れた 忙しかったが依頼に応じた
映画への評価 後年、出演を後悔 カメオが作品の成功に貢献したと主張
主な発言時期 2020年・2025年 2023年
2023年、トランプがTruth Socialで反論

2023年12月、コロンバス監督の過去の発言が再び注目されると、トランプは自身のSNS「Truth Social」で反論しました。

本人の説明によれば、制作チームは出演を強く希望しており、自分は当初出演するつもりがなかったものの、何度も頼まれたため引き受けたということです。

トランプは監督の主張について、次のように述べています。

「それほど事実とかけ離れたことはない」

加えて、出演したことで映画の成功に貢献したと主張し、もし制作側が出演を望んでいなかったのであれば、なぜ30年以上も作品に残し続けたのかと反論しました。

2025年、監督は再びトランプの出演を振り返った

この論争に新たな動きがあったのが2025年4月です。

サンフランシスコ・クロニクルのインタビューで、コロンバス監督はトランプの出演シーンについて、現在では作品にとって重荷のような存在になったと語りました。

加えて、当時の試写会では観客がトランプの登場に歓声を上げ、面白がっていたことも振り返っています。

しかし、その後の政治的な状況によって、同じシーンの受け止められ方が変化したと説明しました。

監督は、出演シーンを削除したい気持ちがある一方、現在の政治状況を踏まえて冗談交じりに削除できないとも話しています。

ここから見えてくるのは、1992年当時と2025年では、同じ映像でも社会的な意味が変わっているということです。

当時は著名な不動産実業家の短いカメオ出演でしたが、後にトランプが大統領となったことで、映画の一場面が政治的な議論の対象に変わりました。

【CBCカット騒動の真相】2014年の編集が2019年に問題になった理由

トランプの『ホーム・アローン2』出演をめぐって、もう一つ大きな話題になったのがカナダの公共放送局CBCによる編集問題です。

2019年のクリスマスシーズン、CBCが放送した『ホーム・アローン2』では、トランプの出演シーンがなくなっていました。

これに気づいた視聴者の間で、政治的な理由による削除ではないかという疑問が広がりました。

しかし、CBCが説明した編集時期は2019年ではありませんでした。

CBCが説明した編集理由は広告時間の確保

2019年12月、CBCの広報責任者チャック・トンプソンは、トランプの場面を削除した理由について説明しました。

その説明によると、CBCは2014年に同作の放送権を取得した際、テレビ放送に合わせた編集を実施していました。

その中で、トランプのシーンも削除されたということです。

CBCは、テレビ放送用に映画を編集する際には広告時間を確保する必要があり、物語の展開に不可欠ではない場面を複数カットしたと説明しました。

加えて、削除したのはトランプのシーンだけではなく、映画全体で約8分間に及ぶ編集だったと報じられています。

2014年と2019年を混同してはいけない

この騒動で最も重要なのは、編集された時期と、視聴者が問題に気づいた時期が異なることです。

年月 出来事 事実関係
1992年11月 映画公開 トランプの出演シーンを含む作品が公開
2014年 CBCが放送権を取得 広告時間確保などのため複数シーンを編集
2015年 トランプが大統領選への出馬を表明 CBCの編集より後の出来事
2016年 トランプが大統領に当選 編集実施時には大統領ではなかった
2019年12月 CBCの放送版が話題に トランプの場面がないことに視聴者が気づく
2019年12月 CBCが説明 2014年のテレビ放送用編集だったと説明
2020年1月 PolitiFactが検証 政治的な削除を裏付ける証拠はないと判断

特に、2014年の編集はトランプが大統領選に出馬する前に行われています。

この時間的な前後関係は、政治的な理由による削除だったという説を検討するうえで要点です。

トランプ本人もCBCの編集に反応

2019年12月、トランプ本人もこの騒動に反応しました。

当時、カナダのジャスティン・トルドー首相との通商問題などを引き合いに出し、CBCの編集を皮肉る投稿をしています。

また、映画が以前と同じではなくなったという趣旨の投稿に「冗談だ」と付け加えました。

一方、息子のドナルド・トランプ・ジュニアもCBCの対応を批判し、騒動はアメリカ国内の政治的な議論にまで広がりました。

CBCの編集は政治的な検閲だったのか?

PolitiFactは2020年1月、この問題を検証しています。

同メディアの判断では、CBCが2019年の放送からトランプの出演シーンを外したこと自体は事実です。

しかし、編集が行われたのは2014年であり、広告時間を確保するための複数の編集の一つでした。

したがって、2019年の政治情勢を受けてトランプだけを狙って削除したとする説明を裏付ける証拠はありません。

「CBCがトランプの出演シーンを放送しなかった」という事実と、「政治的理由で削除した」という主張は別物です。 この区別が、騒動を正しく理解するためのポイントです。

【トランプの映画出演歴と現在】ホーム・アローン2以外にも出演していた?

トランプは『ホーム・アローン2』だけに出演したわけではありません。

大統領になる前から、映画やテレビ番組に本人役などで登場することがありました。

不動産実業家としての知名度に加え、テレビ番組への出演などを通じて、アメリカのエンターテインメント業界でも顔を知られた存在だったのです。

トランプの主な映画出演作品

イギリスのインディペンデント紙が紹介した映画出演歴には、次の作品が含まれています。

公開年 作品名 出演の位置づけ
1989年 Ghosts Can't Do It 映画出演
1992年 ホーム・アローン2 本人役のカメオ
1994年 The Little Rascals 映画出演
1995年 Across the Sea of Time 本人役
1996年 Eddie 映画出演
1998年 Celebrity 映画出演
2001年 Zoolander 本人役のカメオ
2002年 Two Weeks Notice 映画出演

これらの作品から分かるのは、トランプの映画出演が俳優としての本格的なキャリア形成を目的としたものではなく、著名人としての知名度を生かした出演を多く含んでいたことです。

マコーレー・カルキンも出演シーンの変更に言及

この騒動では、ケビンを演じたマコーレー・カルキンの反応も注目されました。

2021年、トランプの出演をデジタル技術で差し替え、成長したカルキン本人を登場させるというファンの提案に対し、カルキンは「Sold」と反応しました。

これは提案への賛同を示す軽いユーモアとして受け止められましたが、実際に映画の公式映像が差し替えられたわけではありません。

2025年の監督発言から見る2026年の状況

2026年現在、この出演シーンをめぐる議論で押さえておきたいのは、2025年4月のコロンバス監督の発言です。

監督は、トランプの出演を現在では望ましくないものとして振り返り、可能であれば削除したかったという趣旨の発言をしました。

ただし、これは監督個人の後悔を語ったものであり、映画の公式版からシーンを削除したという発表ではありません。

20世紀スタジオの公式作品情報でも、『ホーム・アローン2』は1992年公開の作品として案内されています。

トランプ本人の主張と監督の評価が対立したまま、作品の歴史の一部としてカメオ出演が語り継がれている状況です。

【プロの結論】トランプのホーム・アローン出演で知っておくべき3つの事実

ここまでの経緯を整理すると、この騒動には映画制作、著名人の出演、テレビ放送の編集、政治的な論争という4つの要素が重なっています。

特に、ネット上で広まりやすい誤解を避けるには、次の3点を押さえることが大切です。

1. 出演理由は監督と本人の証言が対立している

コロンバス監督は、プラザホテルで撮影する条件として出演を求められたと説明しています。

一方、トランプは制作側が自分に出演を依頼したと主張しています。

どちらか一方の発言だけで交渉の全容が確定したと考えるのではなく、双方の証言が異なること自体を理解する必要があります。

2. CBCの削除は2019年の政治的判断とは確認されていない

2019年の放送で場面がなくなっていたことは事実です。

しかし、編集自体は2014年に行われたとCBCが説明しており、他の場面も含めて約8分間が削除されていました。

この時系列を無視すると、騒動の意味を誤って理解してしまいます。

3. 2025年の監督の後悔と映画の公式編集は別問題

監督が出演を後悔していることと、映画の公式版からシーンが削除されることは同じではありません。

作品に対する監督の現在の評価、トランプ本人の反論、実際に公開されている映画の内容を分けて考える必要があります。

この3点を押さえれば、「トランプが出演した理由」「本人と監督の対立」「CBCの編集騒動」という検索者の疑問を、事実関係に沿って理解できます。

【トランプのホーム・アローン2出演】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:トランプは『ホーム・アローン』にも出演していますか?

『ホーム・アローン』第1作ではなく、1992年公開の続編『ホーム・アローン2』に出演しています。プラザホテルでケビンに道順を教える本人役のカメオ出演です。

Q2:トランプはなぜ『ホーム・アローン2』に出演したのですか?

コロンバス監督によると、当時トランプが所有していたプラザホテルで撮影する条件として、出演を求められたためです。一方、トランプ本人は制作側から出演を依頼されたと反論しています。

Q3:CBCはなぜトランプの出演シーンをカットしたのですか?

CBCの説明では、2014年に放送権を取得した際、広告時間を確保するために複数の場面を編集したことが理由です。2019年の放送で発覚しましたが、政治的理由による削除だったという証拠は示されていません。

Q4:トランプの出演シーンは何秒くらいですか?

約7秒です。ケビンがロビーの場所を尋ね、トランプが「Down the hall and to the left.」と答える短い場面です。

Q5:クリス・コロンバス監督は現在、トランプの出演をどう考えていますか?

2025年4月のインタビューで、出演シーンを現在では重荷のように感じており、なくなってほしいという趣旨の発言をしています。ただし、これは監督の個人的な見解であり、公式版からの削除発表ではありません。

Q6:マコーレー・カルキンはトランプの出演に反対していたのですか?

2021年、トランプを映画からデジタルで差し替えるというファンの提案に「Sold」と反応したことがあります。ただし、これだけで映画の公式編集や出演当時の意見まで断定することはできません。

「トランプホームアローン」の真相は、1992年公開の『ホーム・アローン2』に、当時プラザホテルを所有していたドナルド・トランプが本人役で出演したというものです。

出演時間は約7秒。ケビンを演じるマコーレー・カルキンにホテルの道順を教える短い場面ですが、その裏側には撮影場所の使用条件をめぐる複雑な経緯がありました。

クリス・コロンバス監督は、ホテルでの撮影を認める条件として出演を求められたと証言。一方、トランプ本人は制作側から熱心に出演を依頼されたと反論しています。

さらにCBCの編集騒動についても、2019年の放送でトランプの場面がなかったことは事実ですが、編集は2014年に実施されたものでした。

2025年には監督が出演を後悔する発言をするなど、30年以上前の短いカメオ出演は、現在も議論の対象になっています。

この話の本質は、わずか7秒の映画出演が、時代の変化によって異なる意味を持つようになったことです。

映画制作の裏側を知るうえでも、報道やSNSで広がる政治的な主張を見極めるうえでも、監督の証言、本人の反論、CBCの公式説明をそれぞれ区別して理解することが大切です。

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