2026年11月現在、日本の芸能界で大麻所持をめぐる事件は、逮捕から起訴、裁判、判決、そして芸能活動の再開まで、人物によって大きく異なる経過をたどっている。特に注目されたのが、2025年9月に逮捕された俳優の清水尋也、同じ事件で逮捕された遠藤健慎、そして2020年に大麻所持で有罪判決を受けた伊勢谷友介だ。
過去には永山絢斗、高樹沙耶、小嶺麗奈らも大麻所持事件で逮捕・起訴されている。ただし、逮捕された人物全員が起訴されるわけではなく、不起訴処分となったケースもある。また、有罪判決を受けた後に俳優業へ復帰した人物もいれば、一般の仕事を探す意向を示した人物もいる。
この記事では、歴代の主な大麻事件を時系列で整理し、清水尋也・伊勢谷友介・遠藤健慎の事件の違い、起訴や判決の内容、2026年現在の活動状況を解説する。加えて、2024年12月の大麻関連法改正によって何が変わったのか、所持・使用に対する罰則も確認する。
【歴代一覧】大麻所持事件で逮捕された俳優・元女優は誰?

大麻所持をめぐる芸能人の事件は、2010年代から2020年代にかけても発生している。
特に2016年の高樹沙耶、2019年の小嶺麗奈、2020年の伊勢谷友介、2023年の永山絢斗、2025年の清水尋也の事件は、逮捕後に裁判まで進んだ代表的な事例だ。
2016年:元女優・高樹沙耶2016年10月25日逮捕/2017年4月27日判決
元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)は、2016年10月25日、沖縄県石垣市の自宅で大麻約55グラムを所持していたとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。
高樹は医療用大麻の活用を訴えていた人物としても知られ、2016年の参議院選挙では医療用大麻の解禁を主張していた。
2017年4月27日、那覇地方裁判所は大麻取締法違反(所持)の罪で、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
判決後の会見では、大麻に関する自身の考えを説明する一方、医療用大麻の普及活動については第一線から退く意向を示した。
2019年:元女優・小嶺麗奈2019年5月22日逮捕/2019年10月21日判決
小嶺麗奈は、元KAT-TUNメンバーの田口淳之介とともに、2019年5月22日、大麻取締法違反の疑いで逮捕された。
2人は東京都世田谷区の同居マンションで乾燥大麻約2.2グラムを所持していたとして起訴された。
同年7月の初公判では、2人とも起訴内容を認めている。
2019年10月21日、東京地方裁判所は小嶺と田口の双方に、懲役6か月・執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。
小嶺は1990年代からドラマや映画で活動し、『3年B組金八先生』『イグアナの娘』などへの出演でも知られていた元女優である。
2020年:伊勢谷友介2020年9月8日逮捕/2020年12月22日判決
俳優の伊勢谷友介は、2020年9月8日、東京都目黒区の自宅で大麻を所持していたとして、警視庁に現行犯逮捕された。
東京地方裁判所は同年12月22日、大麻取締法違反(所持)の罪で、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
その後、約3年の活動休止期間を経て、2024年公開の映画『ペナルティループ』で俳優業に復帰している。
2023年:永山絢斗2023年6月16日逮捕/2023年9月1日判決
永山絢斗は、2023年6月16日、東京都目黒区の自宅で乾燥大麻を所持した疑いで逮捕された。
同年7月6日に起訴され、8月28日の初公判では起訴内容を認めた。
2023年9月1日、東京地方裁判所は、懲役6か月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡している。
判決では、大麻の継続的な使用や依存性についても指摘された。
2024年9月には、約17年間所属していた芸能事務所パパドゥを退社し、独立を発表した。本人は将来的に表現の仕事へ戻りたい意向を示していた。
2025年:清水尋也・遠藤健慎2025年には、俳優の清水尋也と遠藤健慎が、同じ大麻所持事件をめぐって逮捕された。
ただし、最終的な刑事処分は異なる。
清水は起訴され、有罪判決を受けた。一方、遠藤は逮捕後に不起訴となっている。
この違いは、2025年の事件を理解するうえで特に重要だ。
【事件の真相】清水尋也・伊勢谷友介・遠藤健慎の逮捕から判決まで
2026年現在、「大麻逮捕俳優」という検索で特に関心を集めているのが、清水尋也、伊勢谷友介、遠藤健慎の3人だ。
しかし、それぞれ事件が発生した時期も適用された法律も、刑事手続きの結果も異なっている。
1.清水尋也:2025年9月逮捕、12月に有罪判決清水尋也は、映画『渇き。』『ちはやふる』『東京リベンジャーズ』シリーズなどに出演してきた俳優だ。
2025年にはTBS系日曜劇場『19番目のカルテ』で内科専攻医・鹿山慶太を演じていた。
事件が明らかになったのは2025年9月3日だった。
警視庁薬物銃器対策課は、清水が東京都杉並区の自宅で大麻を含む植物片を所持した疑いで逮捕した。
その後、同居する20代女性とともに、9月3日に自宅で乾燥大麻約0.4グラムを所持した疑いでも再逮捕された。
警視庁の捜査では、7月ごろの所持容疑と9月3日の所持容疑が別々に扱われている。
東京地検は、7月ごろの所持容疑について不起訴処分とした一方、9月3日の所持については同月22日に麻薬取締法違反の罪で起訴した。
起訴状に記載された所持量は乾燥大麻0.392グラムだった。
保釈と初公判、そして判決2025年9月24日、清水は保釈された。
保釈保証金は200万円。警視庁東京湾岸署から出てきた清水は、報道陣に謝罪し、関係者やファンに対して深く反省している旨を述べた。
12月8日の初公判では、清水は起訴内容を認めた。
裁判では、大麻を所持していた理由について、ストレス緩和やリラックスのためだったと説明している。
また、今後については、俳優業への復帰を自分だけで判断することはできないとしたうえで、一般の仕事を探して働いていく意向を述べた。
検察側は拘禁刑1年を求刑。
そして2025年12月19日、東京地方裁判所は、拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
判決では、大麻を繰り返し入手していたことや依存性も指摘された。一方、保釈後に医療機関を受診し、自助グループにも参加して更生に取り組んでいたことなどが考慮された。
2.遠藤健慎:容疑を否認し、最終的に不起訴遠藤健慎は、映画『ミスミソウ』やNHK大河ドラマ『青天を衝け』などに出演してきた俳優だ。
清水尋也とは映画『ミスミソウ』やTBS系ドラマ『チアダン』で共演していた。
2025年9月22日、遠藤は清水の事件に関連し、共同で大麻を所持した疑いで逮捕された。
報道によれば、逮捕容疑は9月1日に清水の自宅で乾燥大麻約0.4グラムを共同所持したというものだった。
遠藤は捜査段階で、
「(清水被告の)家で大麻のようなものを見ましたが、私のものではありません」
と説明し、容疑を否認していたと報じられた。
その後、2025年10月10日、東京地検は遠藤を不起訴処分とした。
所属事務所のヒラタオフィスも公式サイトで、不起訴と釈放を発表した。
事務所は、捜査機関による捜査の結果、大麻の所持・使用などの法に反する行為はいずれも確認されなかったとの報告を受けたと説明している。
ここで重要なのは、遠藤は逮捕されたものの、起訴されず、有罪判決も受けていないという点だ。
逮捕時の容疑だけを切り取って、清水と同じ刑事処分を受けたかのように扱うのは正確ではない。
3.伊勢谷友介:懲役1年・執行猶予3年から俳優復帰へ伊勢谷友介の事件は2020年9月8日に発生した。
警視庁は東京都目黒区の自宅で大麻を所持していたとして現行犯逮捕した。
同年12月22日、東京地方裁判所は懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
判決では、自宅で所持していた乾燥大麻4袋、合計約13.17グラムについて認定された。
伊勢谷は映画『ワンダフルライフ』『あしたのジョー』『翔んで埼玉』などに出演してきた俳優であり、映画監督や実業家としても活動していた。
事件後は芸能活動を休止したが、2023年5月、映画『ペナルティループ』への出演が発表された。
2024年2月19日には同作の完成披露上映会に登壇。事件後、約3年ぶりの公の場となった。
同作は2024年3月22日に公開され、伊勢谷にとって俳優復帰作となった。
2026年9月には、海外でカメラの前に立つ機会があるとして、本人のSNSで近況が発信されたことも報じられている。
したがって、2026年現在の伊勢谷は、少なくとも俳優業への復帰を果たし、その後も活動に関する発信を続けている人物として整理できる。
【比較表】大麻逮捕俳優の歴代事件・判決・2026年の状況
ここまでの主要事例を時系列で比較すると、逮捕後の処分や芸能活動への影響が一律ではないことが分かる。
この表から読み取れるのは、逮捕歴だけでは、その後の活動や社会的評価を判断できないということだ。
特に清水と遠藤は同じ捜査の流れで名前が報じられたものの、刑事処分は明確に異なる。
また、伊勢谷のように有罪判決後に映画出演へ復帰したケースもあれば、永山のように事務所から独立し、今後の活動を模索するケースもある。
事件の法的な結末と、芸能界での仕事の再開は、別々の観点から見る必要がある。
【法律改正】2024年12月から大麻の使用罪が新設!所持・使用の罰則は?
2025年の清水尋也事件を理解するうえで欠かせないのが、2024年12月12日に施行された大麻関連法の改正だ。
この改正によって、大麻をめぐる日本の法規制は大きく変わった。
2024年12月12日から何が変わった?2023年12月13日に公布された改正法は、2024年12月12日に第一段階の施行を迎えた。
主な変更点は次のとおりだ。
- 大麻を麻薬として位置付け、麻薬及び向精神薬取締法による規制へ移行。
- 大麻の不正な使用について、新たに施用罪を適用。
- 単純所持などの罰則を従来の5年以下から7年以下へ引き上げ。
- 医療用大麻由来医薬品について、一定の条件下で使用できる制度を整備。
従来の大麻取締法は「大麻草の栽培の規制に関する法律」へと名称が変更され、大麻の所持・譲渡・施用などは麻薬及び向精神薬取締法によって規制される仕組みになった。
この変更は、厚生労働省の施行通知や政府広報オンラインにも記載されている。
大麻使用罪の施行日と罰則改正後は、大麻等を不正に身体に投与・服用する行為も処罰対象となった。
警察庁の大麻対策ポータルサイトによると、単純所持・施用などの場合の法定刑は、7年以下の拘禁刑となっている。
| 違反行為 | 主な罰則 |
|---|---|
| 大麻の単純所持 | 7年以下の拘禁刑 |
| 大麻の譲渡・譲受 | 7年以下の拘禁刑 |
| 大麻の不正な施用 | 7年以下の拘禁刑 |
| 営利目的の所持・譲渡等 | 1年以上10年以下の拘禁刑など |
営利目的の違反には、情状に応じた罰金が併科される場合もある。
なお、ここで示したのは法律上の上限であり、すべての違反者に7年の刑が科されるという意味ではない。実際の量刑は、所持量、営利目的の有無、犯行態様、前科、反省状況などを踏まえて裁判所が判断する。
2025年6月1日からは「懲役」から「拘禁刑」へもう一つ押さえておきたいのが、刑罰の名称変更だ。
2025年6月1日、刑法改正により従来の懲役と禁錮が廃止され、新たに拘禁刑が導入された。
拘禁刑は、刑事施設への収容を基本としながら、受刑者の特性に応じて改善更生や社会復帰に必要な作業・指導を組み合わせる制度だ。
このため、2020年に判決を受けた伊勢谷友介や2023年に判決を受けた永山絢斗は「懲役」と表記される一方、2025年12月に判決を受けた清水尋也は「拘禁刑」と表記される。
両者の表記の違いは、事件の重さだけによるものではなく、刑罰制度の変更によるものでもある。
2025年3月1日には栽培規制も変更改正法の第二段階は2025年3月1日に施行された。
この段階では、大麻草の栽培に関する免許制度などが整備された。
大麻草を原材料の採取目的で栽培する第一種大麻草採取栽培者や、医薬品原料を採取する第二種大麻草採取栽培者など、用途に応じた区分が設けられている。
つまり、改正は単純に大麻を全面禁止する方向だけではない。医療用途と違法な嗜好目的の使用を区別し、医薬品としての活用と乱用防止を両立させる制度設計でもある。
【2026年最新】大麻逮捕俳優の現在と芸能界復帰の状況
逮捕された俳優について、読者が最も気になるのは「現在何をしているのか」「芸能界に戻ったのか」という点だろう。
しかし、復帰には明確な基準があるわけではない。
映画への出演、テレビ番組への登場、事務所への所属、本人による活動再開の発表など、何をもって復帰と呼ぶかによって評価が変わる。
伊勢谷友介:映画出演を経て2026年も活動伊勢谷友介は、2024年3月22日公開の『ペナルティループ』で俳優業に復帰した。
同作では若葉竜也演じる主人公の復讐相手・溝口登を演じている。
2026年9月には、海外でカメラの前に立つ機会があると本人がSNSで発信したことも報じられた。
2020年の事件から約6年が経過した2026年現在、伊勢谷は映画出演を再開し、俳優としての活動を続けている。
清水尋也:判決後、出演作『炎上』が2026年公開清水尋也については、2025年12月19日の有罪判決が、その後の活動を考えるうえで重要な節目となった。
2025年12月26日、映画『炎上』の製作委員会は、清水の事件について関係者間で対応を協議してきたことを説明したうえで、判決確定を受けて当初の予定どおり公開する方針を発表した。
同作は森七菜主演、長久允監督の作品で、2026年4月10日に劇場公開された。
ただし、出演作が公開されたことと、本人が新たな俳優活動を再開したことは同じではない。
清水は初公判で一般の仕事を探して働く意向を示しており、作品の公開だけをもって本格的な芸能界復帰と判断することはできない。
遠藤健慎:不起訴後も俳優活動を継続遠藤健慎については、2025年10月10日の不起訴処分が大きな転換点となった。
所属事務所の公式プロフィールでは、2026年の出演映画『いろは』が掲載されている。
同作は横尾初喜監督の作品で、遠藤は山口陽歩役として出演。長崎での先行公開を経て、2026年5月22日から東京などで全国順次公開された。
これは、2025年の逮捕報道後も俳優としての出演実績が確認できる具体的な事例だ。
逮捕されたという報道だけでは、その人物の刑事処分や、その後のキャリアを正確に判断できないことが分かる。
永山絢斗:独立後の活動に注目永山絢斗は2023年の大麻所持事件で有罪判決を受けた後、2024年9月に長年所属したパパドゥを退社して独立した。
本人は判決後、俳優としての表現活動に戻りたい意向を示していた。
ただし、独立の発表と俳優業への本格復帰は別の出来事だ。事務所を離れたことだけで復帰したと判断することはできない。
今後の出演発表や本人の公式な活動情報が、キャリアの動向を判断する材料となる。
【プロの結論】大麻逮捕俳優のニュースで誤解しないための判断基準
大麻事件をめぐる芸能ニュースでは、逮捕直後の報道が大きく取り上げられる一方、その後の起訴や裁判、芸能活動については情報が分散しやすい。
特に注意したいのは、次の4つの区別だ。
① 逮捕と有罪判決は同じではない逮捕は、犯罪の疑いがある人物について身柄を拘束する刑事手続きの一つだ。
逮捕されたからといって、必ず起訴されるわけではない。
遠藤健慎のケースは、その違いを示している。逮捕後に不起訴となり、有罪判決は受けていない。
一方、清水尋也は起訴され、裁判で起訴内容を認め、有罪判決を受けた。
② 起訴と不起訴では法的な意味が異なる起訴されると刑事裁判に進むが、起訴された段階では有罪が確定したわけではない。
裁判所が有罪・無罪を判断し、判決によって刑事責任が決まる。
不起訴についても、理由は一つではない。嫌疑不十分や嫌疑なし、起訴猶予など複数の理由がある。
遠藤の不起訴について、東京地検は理由を公表していない。所属事務所は捜査機関から法に反する行為が確認されなかったとの報告を受けたと説明している。
このように、検察の処分と所属事務所の説明は、発表主体を区別して読む必要がある。
③ 執行猶予は無罪を意味しない伊勢谷友介、永山絢斗、清水尋也はいずれも執行猶予付きの有罪判決を受けている。
執行猶予とは、一定期間、刑の執行を猶予する制度だ。
無罪になったわけでも、刑罰が取り消されたわけでもない。
執行猶予期間中に新たな犯罪を犯すなど、法律上の取消事由に該当すれば、執行猶予が取り消される場合もある。
④ 芸能界復帰は法律上の処分とは別問題有罪判決を受けた後に芸能活動を再開できるかどうかは、法律だけでは決まらない。
所属事務所との契約、テレビ局や映画製作委員会の判断、広告主との関係、本人の更生状況、視聴者やファンの受け止め方などが影響する。
伊勢谷友介は映画出演で復帰し、遠藤健慎は不起訴後に2026年公開作品への出演が確認できる。
清水尋也については出演予定作の公開が実現したものの、それだけで新たな芸能活動の再開を意味するわけではない。
事件の法的な決着と、芸能人としての信用回復は、別々に評価すべき問題なのだ。
【大麻逮捕俳優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大麻所持で逮捕された俳優には誰がいる?
主な事例として、高樹沙耶、小嶺麗奈、伊勢谷友介、永山絢斗、清水尋也らがいる。また、清水尋也と同じ事件で逮捕された遠藤健慎は、2025年10月に不起訴となっている。
Q2:清水尋也と遠藤健慎の判決はどう違う?
清水尋也は2025年9月に逮捕・起訴され、同年12月19日に拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を受けた。一方、遠藤健慎は逮捕時に容疑を否認し、同年10月10日に不起訴処分となった。遠藤には有罪判決は出ていない。
Q3:大麻を使用すると現在は何年以下の刑になる?
2024年12月12日施行の改正により、大麻の不正な使用も処罰対象となった。単純所持・施用などの法定刑は7年以下の拘禁刑。営利目的などの場合には、さらに重い罰則が設けられている。
Q4:伊勢谷友介は芸能界に復帰した?
復帰している。2024年3月公開の映画『ペナルティループ』に出演し、俳優業を再開した。2026年9月には海外での撮影機会に関する近況も報じられた。
Q5:大麻事件で有罪になった俳優は全員、芸能界を引退する?
そうとは限らない。伊勢谷友介のように映画出演へ復帰したケースもある。一方、永山絢斗のように事務所を独立して今後の活動を模索するケースもあり、活動再開の時期や形は人物ごとに異なる。
2026年11月現在、大麻所持をめぐる俳優の事件を整理すると、清水尋也、伊勢谷友介、遠藤健慎、永山絢斗らのケースには、逮捕後の処分や活動状況に明確な違いがある。
特に2025年の清水尋也事件では、逮捕、再逮捕、起訴、保釈、初公判、有罪判決という一連の経過が明らかになった。一方、同じ事件で逮捕された遠藤健慎は不起訴となり、2026年には映画『いろは』への出演が確認されている。
伊勢谷友介は2024年の映画出演で俳優業に復帰し、2026年も活動に関する発信が続いている。
また、2024年12月12日の大麻関連法改正によって、大麻の不正な使用も新たに処罰対象となった。単純所持・施用などの法定刑も7年以下の拘禁刑へと引き上げられている。
今後、同種のニュースを正確に理解するためには、次の3点を押さえておきたい。
- 刑事手続きの段階: 逮捕・起訴・保釈・不起訴・有罪判決を混同しない。
- 適用された法律: 事件発生時期によって法律や刑罰の名称が異なることを理解する。
- 芸能活動の現状: 過去の逮捕報道ではなく、本人や所属事務所、作品の公式発表に基づいて判断する。
芸能人の薬物事件は、本人のキャリアだけでなく、作品に関わる制作スタッフ、共演者、放送局、映画会社など多くの関係者にも影響を及ぼす。
だからこそ、逮捕時のニュースだけで人物の現在を判断せず、裁判の結果とその後の活動を継続して追うことが大切だ。
2026年以降も、大麻関連法の運用、再犯防止への取り組み、俳優たちの活動再開や作品への復帰が、引き続き注目されるテーマとなる。