2026年の前田公輝は、主演作だけでなく、物語の展開を左右する重要な脇役やゲスト出演でも存在感を発揮している。特に注目したいのは、夫婦をめぐる心理サスペンスから法医学ミステリー、連続殺人を扱う作品まで、ジャンルの異なるドラマに出演している点だ。
以下、2026年の主な出演作を放送順に紹介する。
1.『雪煙チェイス』|根津昇平役2026年1月2日・3日/NHK総合
東野圭吾の小説を原作とするスペシャルドラマ。細田佳央太とムロツヨシがダブル主演を務め、雪山を舞台に大学生と刑事、警視庁本部の思惑が交錯するサスペンス作品だ。
前田公輝は根津昇平役で出演。細田佳央太、ムロツヨシ、醍醐虎汰朗、恒松祐里、武田玲奈らと共演した。
前田にとっては、連続ドラマとは異なる2夜連続のスペシャルドラマへの参加となった。
2.『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』|河野卓也役2026年2月26日/フジテレビ系・第8話
玉木宏主演の木曜劇場で、保険金が絡む事件や事故を調査する保険調査会社を舞台にした作品。
前田公輝が演じたのは、河野卓也。裏社会で多額の借金を背負わされ、借金取りから逃れるように生活する男だ。
第8話では、前田のほか味方良介、徳永えり、坪倉由幸、こがけん、栗原類らがゲスト出演した。
物語の中心人物ではないものの、事件の背景に関わる人物として登場。普段の穏やかな人物像とは異なる、緊張感のある役柄に挑戦した。
3.『多すぎる恋と殺人』|神木譲役2026年4月6日~6月22日/日本テレビ系
森カンナ主演のラブサスペンスコメディー。50人近くの恋人を持つ刑事・谷崎真奈美を中心に、彼女の恋人たちを狙う連続殺人事件が描かれた。
前田が演じたのは、神木譲。35歳の謎の精神科医で、連続殺人事件の鍵を握る重要人物だ。
第6話では、事件の指示役「アイチャン」を名乗って警察に自首するという衝撃的な展開が描かれた。その後も神木をめぐる謎が物語を動かしていく。
日本テレビの公式情報でも、前田の出演は「連続殺人の鍵を握る謎の精神科医」と紹介されている。
単なるゲスト出演というより、後半のストーリーを大きく動かす重要な役どころだった。
4.『LOVED ONE』|紀田諒司役2026年5月13日/フジテレビ系・第5話
ディーン・フジオカ主演の法医学ヒューマンミステリー。法医学者たちが亡くなった人の痕跡を手掛かりに、死の背景や残された人々の思いを解き明かしていく。
前田公輝が演じたのは、紀田諒司。
小野の演じる沙也の現在の恋人で、土木作業員という人物設定だ。少年の虐待を疑わせる痕跡が見つかった事件を通じ、紀田自身の過去にも疑惑の目が向けられる。
単純な善悪では割り切れない人物の背景を描くエピソードであり、前田の繊細な人物表現が見どころとなった。
5.『私があなたといる理由 特別編~グアムがくれた、あの日の続き~』|浦野海里役2026年6月24日/テレビ東京系
2025年7月期に放送された『私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~』の特別編。
前田公輝と宮内ひとみがダブル主演を務めた。
前田の役は、浦野海里。
東京からグアムに移住し、ダイビングインストラクターとして働きながら娘を育てている男性だ。友人の結婚式でグアムを訪れた元恋人・上村花と10年ぶりに再会する。
物語の中心となるのは、過去に選ばなかった人生と、現在の自分が歩んできた道をどう受け止めるかというテーマ。
前田はテレビ東京のドラマで初主演を務めた。刑事やサスペンス作品とは異なり、大人の恋愛や人生の選択を丁寧に表現する役柄となった。
6.『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』|加藤悟役2026年7月2日スタート/読売テレビ・日本テレビ系
田中麗奈と古川雄大がダブル主演を務める夫婦心理サスペンス。
前田公輝が演じたのは、加藤悟。
所属事務所の公式プロフィールによると、麻衣子の死後、優一の前に現れて接近する謎の記者という設定だ。
主人公たちの夫婦関係を描くだけでなく、麻衣子の死をきっかけに物語の謎が広がっていく中で、加藤の存在も重要な意味を持つ。
なお、前田は本作の主演ではなく、レギュラー出演者として加藤悟を演じている。読売テレビの公式キャスト情報でも、加藤悟役と前田公輝の組み合わせが掲載されている。
7.『もう1度夫婦になりますか?~カモフラージュ夫婦~』|笹嶋誠一役2026年7月6日~9月21日/日本テレビ系・ドラマDEEP
2026年の前田公輝の出演作の中でも、特に注目したいのが本作だ。
森迫永依と前田公輝のダブル主演で、前田は笹嶋誠一を演じた。
誠一は、表向きは優しく誠実で仕事もできる一方、家庭では妻の愛子を利用していた夫。妻の裏切りではなく、自分自身の過ちと向き合い、もう一度関係を築こうとする人物として描かれる。
物語は、妻・愛子が夫の不倫と、さらに衝撃的な真実に気づくところから動き始める。
前田の役柄は、単純な悪役ではない。自分の過ちを自覚し、相手への向き合い方を変えようとする人物の変化が見どころとなった。
放送は毎週月曜24時24分から。初回の7月6日は24時34分開始だった。全12話で9月21日に最終話を迎えている。
森迫永依との夫婦役に加え、桃月なしこ、武田航平、島崎遥香、濱田マリ、高島礼子らとの関係性も作品を彩った。
日本テレビ公式サイトでは、全12話のストーリーやキャスト情報、放送後のHuluオリジナルストーリーも公開された。
【早見表】前田公輝の2026年ドラマ出演作・役名・出演区分一覧

ここまで紹介した2026年の7作品を一覧にまとめた。
| 放送時期 | ドラマ名 | 役名 | 出演区分 |
|---|---|---|---|
| 1月2日・3日 | 雪煙チェイス | 根津昇平 | 出演 |
| 2月26日 | プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮 | 河野卓也 | 第8話ゲスト |
| 4月~6月 | 多すぎる恋と殺人 | 神木譲 | 重要な準レギュラー級の役 |
| 5月13日 | LOVED ONE | 紀田諒司 | 第5話ゲスト |
| 6月24日 | 私があなたといる理由 特別編 | 浦野海里 | ダブル主演 |
| 7月~8月 | 親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~ | 加藤悟 | レギュラー出演 |
| 7月~9月 | もう1度夫婦になりますか?~カモフラージュ夫婦~ | 笹嶋誠一 | ダブル主演 |
出典:ホリプロ公式プロフィール、日本テレビ、読売テレビ、フジテレビ、テレビ東京の作品情報。出演区分は各番組の公式発表に基づく整理。
この一覧から読み取れるのは、2026年の前田公輝が、主演だけに活動を限定していないことだ。
ダブル主演を務める一方で、1話限りのゲスト出演や物語の鍵を握る人物も演じている。出演話数の多さだけでは測れない、役柄の幅広さが特徴となっている。
【主演ドラマ】前田公輝が主役を務めた代表作は?
前田公輝のドラマ出演歴を調べる際、押さえておきたいのが主演作とゲスト出演作の違いだ。
特に2024年以降は、物語の中心人物を演じる機会が増えている。
『私をもらって』シリーズ(2024年)前田公輝と久保田紗友のダブル主演作。
前田は御曹司の一条稜英を演じた。
事故によって意識不明になった稜英と、同じタイミングで事故に遭った森川奈津実の運命が交差するラブストーリーだ。
- 『私をもらって~追憶編~』:2024年7月5日スタート
- 『私をもらって~恋路編~』:2024年11月29日スタート
韓国の人気ウェブトゥーン・ウェブ小説を原作とした作品で、恋愛要素とミステリー要素が組み合わされている。
前田にとって、主演俳優としての魅力を広く伝える作品の一つとなった。
『完全不倫 ― 隠す美学、暴く覚悟 ―』(2025年)2025年7月1日スタートの日本テレビ系ドラマDEEP。
仁村紗和と前田公輝がダブル主演を務めた。
前田が演じたのは、吉岡拓哉。
市役所の戸籍課で働く、信じやすくお人好しな男性だ。妻の千春に深い愛情を注ぐ一方、妻が仕掛ける不倫のトリックに翻弄されていく。
それまで個性の強い人物を演じる機会も多かった前田にとって、愛情深く純粋な夫という役柄は新たな挑戦となった。
日本テレビの公式発表でも、仁村紗和とのダブル主演が明らかにされている。
『おいしい離婚届けます』(2025年)2025年10月1日から12月3日まで放送された中京テレビ・日本テレビ系のドラマ。
前田は離婚問題を専門に扱う弁護士、音喜多初を演じた。
水沢林太郎演じる探偵の海とタッグを組み、依頼人の離婚問題に立ち向かう。
離婚案件において手段を選ばず、高額慰謝料を勝ち取る敏腕弁護士という設定で、シリアスなテーマを扱いながらも爽快感のある展開が特徴だ。
2025年は『完全不倫』に続いて主演作が放送され、前田にとって大きな転換期となった。
主演作を比較すると見える前田公輝の強み| 作品 | 役名 | 作品のジャンル | 主な共演者 |
|---|---|---|---|
| 私をもらって | 一条稜英 | ファンタジー恋愛 | 久保田紗友 |
| 完全不倫 | 吉岡拓哉 | 夫婦ミステリー | 仁村紗和 |
| おいしい離婚届けます | 音喜多初 | 法律・ヒューマンコメディー | 水沢林太郎 |
| 私があなたといる理由 特別編 | 浦野海里 | 大人の恋愛・ヒューマン | 宮内ひとみ |
| もう1度夫婦になりますか? | 笹嶋誠一 | 夫婦心理サスペンス | 森迫永依 |
主演作に共通しているのは、恋愛や人間関係を物語の中心に置いている点だ。
御曹司、愛妻家、弁護士、元恋人と再会する男性、夫婦関係を修復しようとする男性。役柄の職業や性格は異なるが、いずれも他者との関係によって人生が変化する人物を演じている。
この傾向は、前田公輝の俳優としての表現領域を考えるうえで興味深い。
【歴代出演作品】『ごくせん』から近年までのキャリアを振り返る
前田公輝のキャリアは、2020年代の主演作だけでは語れない。
所属事務所ホリプロの公式プロフィールには、1998年のテレビ出演から2026年のドラマまで、長年にわたる出演歴が掲載されている。
子役時代:1998年~2002年前田は子役として芸能活動をスタートさせた。
ホリプロの公式プロフィールに掲載されている初期のテレビ出演作には、次の作品がある。
- 『ワイワイキッズ』(1998年)
- 『おとこのこ・おんなのこ』(1999年)
- 『結婚スクランブル』(1999年)
- 『フードファイト』(2000年)
- 『幸福の明日』(2000年)
- 『さわやか3組』(2001年~2002年)
幼少期からテレビの現場を経験していたことが、その後の長い俳優活動につながっている。
『天才てれびくんMAX』:2003年~2006年前田公輝の若い頃を語るうえで欠かせないのが、NHK教育テレビの『天才てれびくんMAX』だ。
2003年4月から2006年3月まで、てれび戦士としてレギュラー出演した。
この番組は、子どもたちがさまざまな企画やドラマ、ゲームなどに挑戦する教育エンターテインメント番組。前田は俳優としての活動と並行して、テレビタレントとしても経験を積んでいった。
なお、『天才てれびくんMAX』は連続テレビドラマではなく、バラエティー・教育エンターテインメント番組に分類される。
そのため、ドラマ出演作一覧とテレビ出演歴を分けて考えると、前田の経歴をより正確に理解できる。
2007年~2008年:『受験の神様』『ごくせん』など2007年には日本テレビの『受験の神様』、2008年には『ごくせん』第3シリーズに出演した。
特に『ごくせん』は、仲間由紀恵演じる熱血教師・ヤンクミと生徒たちの友情や成長を描いた人気シリーズだ。
第3シリーズは2008年4月期に放送され、髙木雄也、三浦春馬、石黒英雄、中間淳太、桐山照史、三浦翔平らが出演した。
前田の出演歴はホリプロの公式プロフィールにも記載されている。
子役時代の活動から、若手俳優として学園ドラマに出演する時期へ移っていったことが分かる。
2022年:『ちむどんどん』『君の花になる』2022年にはNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』、NHKの『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ「見失った表情」』、TBS『君の花になる』などに出演。
朝ドラから民放の連続ドラマ、短編ドラマまで活動の幅を広げた。
2023年:ジャンルの異なる連続ドラマへ2023年の主な出演作は次のとおり。
- 『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』
- 『癒しのお隣さんには秘密がある』
- 『転職の魔王様』
- 『大奥 Season2』
- 『セクシー田中さん』
SF、恋愛、社会派ドラマ、時代劇など、作品の方向性が大きく異なる点が特徴だ。
2024年~2026年:主演俳優としての存在感2024年は『アイのない恋人たち』『366日』『私をもらって』に出演。
2025年には『完全不倫』『おいしい離婚届けます』で主演を務めた。
そして2026年には『私があなたといる理由 特別編』『もう1度夫婦になりますか?』でダブル主演を務めるなど、作品の中心人物としての出演が続いている。
ホリプロ公式プロフィールに掲載された出演歴を時系列で追うと、子役から若手俳優、そして主演を任される俳優へと活動の幅を広げてきたことが分かる。
【役柄の変遷を分析】前田公輝のドラマ出演で注目したい3つのポイント
前田公輝の出演作を年代別に整理すると、作品数だけでなく、演じる役柄にも変化が見えてくる。
1.善人から複雑な人物まで演じ分ける『完全不倫』の吉岡拓哉は、妻を愛する純粋でお人好しな男性。
一方、『もう1度夫婦になりますか?』の笹嶋誠一は、家庭で過ちを犯し、そこから関係の再構築を目指す人物だ。
どちらも夫婦関係が物語の中心だが、人物の立場や感情の方向性は異なる。
さらに『多すぎる恋と殺人』では、事件の謎を握る精神科医を演じている。
このように、前田の出演作は善人役だけに限定されていない。複雑な内面を持つ人物や、物語の印象を左右する役柄にも挑戦している。
2.主演とゲスト出演を使い分けている2026年の出演歴を見ると、ダブル主演とゲスト出演が混在している。
主演作では、作品全体を通じて人物の成長や心の変化を表現する必要がある。
一方、『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』の河野卓也や『LOVED ONE』の紀田諒司は、限られた出演時間の中で人物の背景を伝える役どころだ。
出演話数が少なくても、物語の重要な部分を担う人物は少なくない。
そのため、出演作を調べる際は、単に作品名を確認するだけでなく、主演・ダブル主演・レギュラー・ゲストという区分にも注目したい。
3.恋愛ドラマだけでなく社会派・ミステリーにも出演前田公輝の出演作には、恋愛ドラマや夫婦をテーマにした作品が多い。
しかし、それだけではない。
- 法律を扱う『おいしい離婚届けます』
- 保険調査を扱う『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』
- 法医学を扱う『LOVED ONE』
- 連続殺人を扱う『多すぎる恋と殺人』
- 東野圭吾原作の『雪煙チェイス』
このように、異なるジャンルの作品に参加している。
作品ごとに設定や人物の立場が大きく異なるため、前田公輝の出演作をまとめて視聴すると、役柄の違いを比較する楽しみも生まれる。
【前田公輝のドラマ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:前田公輝の2026年最新ドラマは何ですか?
A1:2026年の出演作には『雪煙チェイス』『多すぎる恋と殺人』『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』『もう1度夫婦になりますか?~カモフラージュ夫婦~』などがあります。特に『もう1度夫婦になりますか?』は森迫永依とのダブル主演作です。
Q2:前田公輝が『もう1度夫婦になりますか?』で演じた役名は?
A2:笹嶋誠一役です。森迫永依演じる笹嶋愛子の夫で、夫婦関係の再構築を目指す人物です。
Q3:『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』の前田公輝の役名は?
A3:加藤悟役です。麻衣子の死後、優一に接近する謎の記者として登場します。
Q4:前田公輝の主演ドラマには何がありますか?
A4:『私をもらって』シリーズ、『完全不倫』『おいしい離婚届けます』『私があなたといる理由 特別編』『もう1度夫婦になりますか?』などがあります。ダブル主演作も含まれます。
Q5:前田公輝は『ごくせん』に出演していましたか?
A5:はい。2008年放送の日本テレビ系『ごくせん』第3シリーズへの出演が、所属事務所ホリプロの公式プロフィールに掲載されています。
Q6:前田公輝は『天才てれびくんMAX』にも出演していた?
A6:はい。2003年4月から2006年3月まで、てれび戦士としてレギュラー出演していました。ただし、こちらはドラマではなく教育エンターテインメント番組です。
Q7:前田公輝のドラマ出演歴を確認するにはどこを見ればよいですか?
A7:ホリプロの公式プロフィールと、各テレビ局の番組公式サイトが参考になります。役名や出演話数を調べる場合は、作品ごとのキャスト情報も併せて確認すると正確です。
前田公輝のドラマ出演歴を振り返ると、『天才てれびくんMAX』での活動や『ごくせん』第3シリーズへの出演を経て、2020年代には連続ドラマの重要な役柄や主演作へと活動の幅を広げてきたことが分かる。
2024年の『私をもらって』、2025年の『完全不倫』『おいしい離婚届けます』、2026年の『私があなたといる理由 特別編』『もう1度夫婦になりますか?』は、主演俳優としての前田公輝を知るうえで押さえておきたい作品だ。
一方、『多すぎる恋と殺人』の神木譲や『親愛なる夫へ』の加藤悟など、主演以外の役柄にも注目したい。出演時間や立場が違っても、それぞれの作品で異なる人物像を演じている。
前田公輝の出演作を初めて見るなら、まずは主演作から入り、その後に『ごくせん』『ちむどんどん』などの過去作や2026年のゲスト出演作へと視聴範囲を広げるのがおすすめだ。子役時代から積み重ねてきた経験と、現在の俳優としての表現力を比較すると、長年のキャリアの変化をより深く楽しめる。