2023年秋ドラマは、人気シリーズの続編からオリジナル脚本の話題作、漫画原作の青春ドラマまで、幅広いジャンルがそろったシーズンでした。二宮和也・中谷美紀・大沢たかおのトリプル主演作『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』、鈴木亮平主演の『下剋上球児』、水谷豊と寺脇康文が再びコンビを組んだ『相棒 season22』など、放送前から注目を集めた作品も少なくありません。
2026年11月現在、当時の放送はすべて終了しています。この記事では、2023年10月期を中心に、月曜日から日曜日までのドラマを曜日別に整理。地上波・BSの放送局、放送時間、開始日、主演キャスト、あらすじをまとめるとともに、ビデオリサーチの調査データや各話の平均世帯視聴率を振り返ります。
【2023年秋ドラマとは?】10月期の注目作品と放送シーズンの特徴

一般的に秋ドラマとは、10月から12月にかけて放送される秋クールの連続ドラマを指します。2023年の場合、10月に始まった新作だけでなく、9月下旬からスタートした作品や、秋の期間中に放送が続いていた作品も番組表に含まれます。
代表的なのが、9月27日に始まったフジテレビ系『パリピ孔明』です。10月期の作品として紹介されることがありますが、放送開始自体は9月でした。こうした作品の扱いは、番組表の集計期間と実際の初回放送日を分けて考えると理解しやすくなります。
2023年秋ドラマを代表する3つの傾向1. 人気シリーズの続編・長寿シリーズが存在感を発揮
テレビ朝日系の『相棒 season22』、同じく『家政夫のミタゾノ』第6シリーズなど、既存のファンを持つ作品が放送されました。長年積み重ねてきたキャラクターや作品世界を生かせる点は、シリーズ作品ならではの強みです。
2. 漫画原作・オリジナル脚本の作品が充実
『フェルマーの料理』『セクシー田中さん』『ゆりあ先生の赤い糸』など、漫画原作のドラマが複数登場。一方、『ONE DAY』や『いちばんすきな花』のように、オリジナルの物語を軸にした作品も注目されました。
3. 深夜ドラマやBSドラマにも個性的な作品が集結
ゴールデン・プライムタイムだけでなく、テレビ東京の深夜枠、BSテレ東、BS-TBS、WOWOWなどでも多様な作品が放送されました。地上波の主要ドラマだけを見ていると、当時の秋ドラマ全体像を把握しきれません。
【2023年秋ドラマ曜日別一覧】放送局・時間・開始日・主演キャスト
ここでは、2023年10月期の主要なプライムタイム作品を曜日別にまとめました。放送時間は関東地区を中心とした基本の放送枠です。特別編成や初回拡大放送などによって、実際の終了時刻が異なる場合があります。
2023年秋ドラマの主要15作品一覧| 曜日・時間 | 作品名 | 放送局・開始日 | 主演・主要キャスト | 平均視聴率 |
|---|---|---|---|---|
| 月曜21:00 | ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~ | フジテレビ・10月9日 | 二宮和也、中谷美紀、大沢たかお | 5.34% |
| 月曜22:00 | トクメイ!警視庁特別会計係 | フジテレビ・10月16日 | 橋本環奈 | 5.09% |
| 火曜21:00 | 家政夫のミタゾノ 第6シリーズ | テレビ朝日・10月10日 | 松岡昌宏 | 7.30% |
| 火曜22:00 | マイ・セカンド・アオハル | TBS・10月17日 | 広瀬アリス、道枝駿佑 | 5.14% |
| 水曜21:00 | 相棒 season22 | テレビ朝日・10月18日 | 水谷豊、寺脇康文 | 11.30% |
| 水曜22:00 | コタツがない家 | 日本テレビ・10月18日 | 小池栄子 | 6.09% |
| 水曜22:00 | パリピ孔明 | フジテレビ・9月27日 | 向井理 | 4.47% |
| 木曜21:00 | ゆりあ先生の赤い糸 | テレビ朝日・10月19日 | 菅野美穂 | 6.23% |
| 木曜22:00 | いちばんすきな花 | フジテレビ・10月12日 | 多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠 | 5.12% |
| 金曜21:00 | うちの弁護士は手がかかる | フジテレビ・10月13日 | ムロツヨシ、平手友梨奈 | 6.56% |
| 金曜22:00 | フェルマーの料理 | TBS・10月20日 | 高橋文哉、志尊淳 | 5.05% |
| 土曜22:00 | ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~ | 日本テレビ・10月14日 | 菊池風磨 | 5.49% |
| 日曜21:00 | 下剋上球児 | TBS・10月15日 | 鈴木亮平 | 9.63% |
| 日曜22:00 | たとえあなたを忘れても | テレビ朝日・10月22日 | 堀田真由 | 3.2% |
| 日曜22:30 | セクシー田中さん | 日本テレビ・10月22日 | 木南晴夏 | 6.07% |
※視聴率は関東地区の世帯リアルタイム視聴率を中心とした各話平均の集計値。テレビズキなどの集計資料を参照。『たとえあなたを忘れても』は別の作品別集計による参考値。集計対象や平均の算出方法によって数値に差が出る場合があります。
月曜日:大型キャストの『ONE DAY』と警察コメディー月曜21時のフジテレビ系では、二宮和也、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演を務める『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』が10月9日にスタートしました。
続く22時枠は、橋本環奈主演の『トクメイ!警視庁特別会計係』。警察組織のお金に関わる問題を扱う、経費と捜査を組み合わせたコメディー要素のある作品です。
深夜には、栗山千明主演の『けむたい姉とずるい妹』(23時06分、テレビ東京)が10月9日から放送。髙橋優斗主演の『君が死ぬまであと100日』も10月23日から日本テレビ系でスタートしました。
火曜日:『家政夫のミタゾノ』と青春ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』21時のテレビ朝日系では、松岡昌宏主演の『家政夫のミタゾノ』第6シリーズが10月10日にスタート。家政夫・三田園薫が家庭に入り込み、家の問題や隠された事情を暴いていく人気シリーズです。
22時のTBS系は、広瀬アリス主演の『マイ・セカンド・アオハル』。道枝駿佑との共演で、人生の途中から大学生活に飛び込む主人公の再出発を描きました。
NHK総合では22時から『大奥 Season2』が放送され、医療編・幕末編を展開。23時のフジテレビ系では吉岡里帆主演の『時をかけるな、恋人たち』が放送されました。
加えて、テレビ東京の『くすぶり女とすん止め女』、TBS系の『マイホームヒーロー』など、深夜帯にも複数の作品が並びました。
水曜日:『相棒 season22』と『コタツがない家』水曜日の中心は、テレビ朝日系の『相棒 season22』です。10月18日21時からスタートし、水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫のコンビが再び事件に挑みました。
22時の日本テレビ系では小池栄子主演の『コタツがない家』、同じ時間帯のフジテレビ系では向井理主演の『パリピ孔明』が放送されました。『パリピ孔明』は9月27日スタートで、秋クールにまたがる作品です。
深夜帯には鈴木愛理主演の『推しが上司になりまして』、土村芳主演のBSテレ東『インターホンが鳴るとき』、南沙良・鈴鹿央士出演の『君に届け』なども放送されています。
木曜日:『ゆりあ先生の赤い糸』と『いちばんすきな花』21時のテレビ朝日系は菅野美穂主演の『ゆりあ先生の赤い糸』。夫の介護や家族を取り巻く複雑な人間関係に向き合う主人公の姿を描いた作品です。
22時のフジテレビ系では、多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主要キャストを務める『いちばんすきな花』が10月12日にスタートしました。
23時にはBS-TBSの『天狗の台所』、23時59分には日本テレビ系の『ブラックファミリア~新堂家の復讐~』も放送。深夜には西野七瀬主演の『ポケットに冒険をつめ込んで』などが並びました。
金曜日:『うちの弁護士は手がかかる』と『フェルマーの料理』21時のフジテレビ系は、ムロツヨシと平手友梨奈が共演する『うちの弁護士は手がかかる』。元敏腕マネージャーと若手弁護士のコンビを中心に、法廷や仕事の現場を描きました。
22時のTBS系では、高橋文哉と志尊淳のダブル主演作『フェルマーの料理』が10月20日にスタート。数学と料理を組み合わせた独自の設定が特徴です。
20時のテレビ東京系では篠原涼子・山崎育三郎出演の『ハイエナ』、23時15分のテレビ朝日系では相葉雅紀主演の『今日からヒットマン』も放送されました。
また、深夜枠には西島秀俊・内野聖陽主演の『きのう何食べた? season2』があり、シリーズのファンにとっても見逃せないラインアップとなりました。
土曜日:『ゼイチョー』と個性派深夜ドラマ22時の日本テレビ系では、菊池風磨主演の『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』が放送されました。市役所の納税課を舞台に、税金をめぐる問題や滞納者それぞれの事情を描く作品です。
23時のテレビ朝日系では重岡大毅主演の『単身花日』、23時30分には齊藤京子主演の『泥濘の食卓』、23時40分には桜田ひより主演の『あたりのキッチン!』が続きました。
BSテレ東では北村有起哉主演の『たそがれ優作』も放送され、地上波とは異なる落ち着いた雰囲気の作品が楽しめました。
日曜日:『下剋上球児』が日曜劇場の中心に日曜21時のTBS系では、鈴木亮平主演の『下剋上球児』が10月15日にスタート。弱小野球部が甲子園を目指す姿を描き、秋ドラマの視聴率ランキングでも上位に入りました。
22時にはテレビ朝日系の『たとえあなたを忘れても』、22時30分には日本テレビ系の『セクシー田中さん』が放送されました。
なお、NHK大河ドラマ『どうする家康』も日曜20時に放送されていましたが、こちらは2023年1月8日に始まった通年作品であり、10月期の新作ドラマとは区別する必要があります。
朝ドラ・夜ドラ・BS・WOWOWの注目作品秋ドラマの対象を広げると、次のような作品もあります。
- NHK連続テレビ小説『ブギウギ』:10月2日スタート。趣里主演で、月曜日から土曜日までの朝8時に放送。
- NHK夜ドラ『ミワさんなりすます』:10月16日スタート。月曜日から木曜日の22時45分に放送。
- NHK『大奥 Season2』:10月3日スタート。火曜日22時の放送で、NHK BSプレミアム4Kでも展開。
- BS-TBS『天狗の台所』:10月5日スタート。木曜日23時に放送。
- BSテレ東『インターホンが鳴るとき』:10月11日スタート。水曜日深夜0時30分に放送。
- BSテレ東『たそがれ優作』:10月7日スタート。土曜日21時に放送。
- WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season3』:10月8日スタート。日曜日22時に放送。
このほか、WOWOWでは『アオハライド Season1』や『ギフテッド Season2』なども放送されました。地上波のゴールデン枠に限定せず、放送局や時間帯を広げることで、2023年秋のドラマシーンをより幅広く楽しめます。
【注目作品を深掘り】ONE DAY・相棒22・下剋上球児・フェルマーの料理
2023年秋ドラマの中でも、作品の規模、キャスト、シリーズとしての実績、ストーリーの独自性という観点から注目したいのが次の4作品です。
ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~:二宮和也・中谷美紀・大沢たかおのトリプル主演放送開始日:2023年10月9日/フジテレビ系月曜21時
『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』は、二宮和也、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演を務めたオリジナルドラマです。
物語の舞台はクリスマスイブ。別々の人生を歩んできた3人の主人公の物語が同時進行し、やがてそれぞれの運命が交錯していきます。
二宮和也が演じるのは、記憶を失った状態で事件に巻き込まれる勝呂寺誠司。中谷美紀は報道キャスターの倉内桔梗、大沢たかおは老舗レストランのシェフ・立葵時生を演じました。
それぞれ異なる場所と立場から始まる3つの物語を、クリスマスイブという一日の中で展開させる構成が大きな特徴です。
初回の世帯視聴率は7.8%でしたが、全話平均は5.34%。豪華なキャストと大型の物語設定が、そのままリアルタイム視聴率に反映されたわけではありませんでした。
相棒 season22:水谷豊と寺脇康文のコンビが継続放送開始日:2023年10月18日/テレビ朝日系水曜21時
『相棒 season22』では、水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫のコンビが引き続き登場しました。
寺脇康文はseason21で約14年ぶりに亀山薫役へ復帰しており、season22は再会2年目にあたります。長年シリーズを支えてきた右京と薫の掛け合いに加え、特命係を取り巻くレギュラーキャストの存在も作品の魅力です。
season22の初回拡大スペシャルでは、栗山千明演じる上原阿佐子が登場。消えた婚約者を捜す女性をめぐり、右京と薫が危険な潜入捜査に挑む展開となりました。
2023年秋の平均世帯視聴率ランキングでは11.30%で1位。シリーズ作品としての安定した視聴基盤が、数字にも表れています。
なお、season22は秋だけで完結した作品ではありません。2024年3月13日まで放送された2クール作品です。秋クールの数字とシリーズ全体の実績を混同しないことが大切です。
下剋上球児:鈴木亮平と黒木華が描いた高校野球の挑戦放送開始日:2023年10月15日/TBS系日曜21時
『下剋上球児』は、鈴木亮平主演のTBS日曜劇場です。共演には黒木華、井川遥、生瀬勝久、小泉孝太郎、小日向文世などが名を連ねました。
舞台は三重県立越山高校。かつての強豪校とは異なり、部員不足に悩む野球部を中心に、社会科教師の南雲脩司と家庭科教師の山住香南子が高校球児たちと向き合っていきます。
南雲は当初、家庭生活を大切にしたいという思いから野球部の監督就任を拒んでいました。しかし、山住の赴任をきっかけに、野球部の再建に関わるようになります。
ドラマでは試合の勝敗だけでなく、選手一人ひとりの家庭環境、経済的事情、進路、チーム内の葛藤なども描かれました。
最終回は2023年12月17日。越山高校が決勝進出を決め、甲子園出場をかけて戦う展開が描かれました。
平均世帯視聴率は9.63%で秋ドラマ2位。スポーツを題材にした作品として、幅広い視聴者層に届いた作品です。
フェルマーの料理:数学と料理を掛け合わせた異色の青春ドラマ放送開始日:2023年10月20日/TBS系金曜22時
『フェルマーの料理』は、高橋文哉と志尊淳のダブル主演作品です。原作は小林有吾による同名漫画で、数学と料理を組み合わせた独特の世界観が特徴です。
高橋文哉が演じる北田岳は、数学者を目指していた天才数学少年。数学オリンピックでの挫折をきっかけに、自分の才能を見失っていきます。
そんな岳の料理の才能に目をつけるのが、志尊淳演じるカリスマシェフの朝倉海です。海が経営する二つ星レストラン「K」で、岳は料理人として新しい道を歩み始めます。
小芝風花、板垣李光人、白石聖、宮澤エマ、仲村トオルなど、脇を固めるキャストも充実。料理の技術と数学的な思考を結び付ける演出が、他の秋ドラマとは異なる個性を生み出しました。
平均世帯視聴率は5.05%。数字だけでは評価しきれない、設定や映像表現の独自性を持った作品でした。
【2023年秋ドラマ視聴率ランキング】相棒22と下剋上球児が上位に
2023年秋ドラマを数字で振り返る際、まず注目したいのが平均世帯視聴率です。
関東地区のビデオリサーチ調査をもとに、テレビズキがまとめた2023年秋のプライムタイムドラマの平均視聴率ランキングでは、上位にシリーズ作品と日曜劇場が並びました。
平均世帯視聴率ランキング上位10作品- 1位:相棒 season22 — 11.30%
- 2位:下剋上球児 — 9.63%
- 3位:家政夫のミタゾノ 第6シリーズ — 7.30%
- 4位:うちの弁護士は手がかかる — 6.56%
- 5位:ゆりあ先生の赤い糸 — 6.23%
- 6位:コタツがない家 — 6.09%
- 7位:セクシー田中さん — 6.07%
- 8位:ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~ — 5.49%
- 9位:ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~ — 5.34%
- 10位:マイ・セカンド・アオハル — 5.14%
このほか、『いちばんすきな花』は5.12%、『トクメイ!警視庁特別会計係』は5.09%、『フェルマーの料理』は5.05%、『パリピ孔明』は4.47%でした。
これらは各話のリアルタイム視聴率を単純平均した集計です。ランキングの集計期間や対象話数によって、別の資料では数値が異なることがあります。
下剋上球児の視聴率推移は?『下剋上球児』の各話の世帯視聴率は次のように推移しました。
- 第1話:10.8%
- 第2話:10.7%
- 第3話:9.2%
- 第4話:8.0%
- 第5話:10.1%
- 第6話:9.3%
- 第7話:8.6%
- 第8話:9.9%
- 第9話:10.2%
- 第10話・最終回:9.5%
初回は10.8%でスタートし、第4話では8.0%まで下がりましたが、第5話で10%台に回復。その後も9%前後を維持し、第9話では再び10.2%を記録しました。
全10話の平均は9.63%です。初回の数字だけでなく、中盤以降の推移を確認すると、作品の視聴状況をより正確に把握できます。
相棒 season22の視聴率が高かった理由『相棒 season22』の強みは、長年のシリーズで形成された固定視聴者層にあります。
2023年秋の各話平均では11.30%を記録。第1話は12.5%、第2話は12.8%で、初期から高い数字を残しました。
水谷豊と寺脇康文のコンビ復活が2年目に入り、キャラクター同士の関係性が継続して描かれたことも、シリーズファンにとって見続ける理由の一つになったと考えられます。
ビデオリサーチの総合視聴率では順位が変わるここで押さえておきたいのが、平均世帯視聴率と総合視聴率の違いです。
ビデオリサーチが2024年1月16日に公表した2023年秋ドラマの集計では、リアルタイム視聴だけでなく、録画などによるタイムシフト視聴も含めた総合視聴率ランキングが紹介されています。
同社の集計によると、2023年秋ドラマの総合視聴率では、1位がNHK大河ドラマ『どうする家康』の最終回、2位が『下剋上球児』、3位が『相棒』でした。
『下剋上球児』は2023年10月15日の放送回で世帯17.2%、個人全体11.0%。『相棒』は10月25日の放送回で世帯17.2%、個人全体10.0%を記録しています。
これは各作品の全話平均ではなく、特定の放送回における総合視聴率です。平均リアルタイム視聴率のランキングと混同しないことが重要です。
【いちばんすきな花の評判・視聴率】数字だけでは測れない作品の魅力
2023年秋ドラマを振り返るうえで、もう一つ取り上げたいのが『いちばんすきな花』です。
多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠の4人が主要キャストを務めた同作は、男女の間に友情は成立するのかというテーマを中心に、4人それぞれの人間関係を描きました。
4人の主人公が抱える孤独と人間関係多部未華子演じる潮ゆくえは、学習塾で講師として働く女性。松下洸平演じる春木椿は出版社勤務で、結婚を控えている人物です。
今田美桜演じる深雪夜々は美容師、神尾楓珠演じる佐藤紅葉はイラストレーターを夢見る青年。それぞれが異なる人生を歩みながらも、人間関係における孤独や違和感を抱えています。
物語は、単純な恋愛関係だけでは説明できない友情や距離感を描いている点が特徴です。
平均視聴率5.12%という数字をどう見るべきか『いちばんすきな花』の平均世帯視聴率は5.12%でした。初回は5.9%で、その後は4%台から5%台を中心に推移し、最終回は5.3%となっています。
数字だけを比較すれば、上位作品と大きな差があります。しかし、リアルタイム視聴率だけで作品の支持を判断することには限界があります。
ビデオリサーチの2023年秋ドラマの総合視聴率データでは、『いちばんすきな花』の12月7日放送回と12月14日放送回も上位10件に含まれています。世帯総合視聴率はそれぞれ12.3%、12.4%でした。
これは録画などのタイムシフト視聴も含めた数値です。放送時間にテレビの前にいる視聴者だけでなく、後から作品を見る視聴者も一定数いたことが分かります。
評判を調べるときの判断基準ドラマの評判を調べる場合は、次の3つを分けて確認すると、作品への評価をより立体的に理解できます。
- リアルタイム視聴率:放送時間中にどれだけ視聴されたか。
- タイムシフト視聴率:録画などで後から視聴した人がどれほどいたか。
- 作品への評価:ストーリー、演技、演出、テーマに対する視聴者の反応。
この3つは同じ指標ではありません。リアルタイム視聴率が低い作品でも、録画視聴や作品そのものへの評価が高い場合があります。
『いちばんすきな花』は、単純な数字だけで作品の魅力を判断しにくい、2023年秋の代表的な作品の一つでした。
【2026年最新の振り返り】2023年秋ドラマから分かる作品選びのポイント
2026年から2023年秋ドラマを見直すと、当時のラインアップには、長寿シリーズ、漫画原作、オリジナル脚本、社会的なテーマを扱った作品など、異なる方向性のドラマが共存していたことが分かります。
視聴率重視なら相棒・下剋上球児・ミタゾノ当時の世帯視聴率を基準に作品を選ぶなら、『相棒 season22』『下剋上球児』『家政夫のミタゾノ』が代表的な候補です。
シリーズものを楽しみたいなら『相棒』、スポーツと人間ドラマを見たいなら『下剋上球児』、軽快な展開やコミカルな要素を求めるなら『家政夫のミタゾノ』という選び方ができます。
恋愛・人間関係をじっくり楽しむならいちばんすきな花恋愛だけに限定されない人間関係を描いた作品が好きなら、『いちばんすきな花』がおすすめです。
一方、人生の再出発や青春をテーマにした作品なら『マイ・セカンド・アオハル』、家族や夫婦をめぐる問題に関心があるなら『コタツがない家』や『ゆりあ先生の赤い糸』が候補になります。
料理・仕事・専門分野に興味があるならフェルマーの料理料理と数学という珍しい組み合わせに興味がある人には『フェルマーの料理』が向いています。単なるグルメドラマではなく、才能、競争、成長、プロフェッショナルとしての覚悟を扱っている点が見どころです。
法律や行政の仕事に関心がある場合は『うちの弁護士は手がかかる』や『ゼイチョー』も候補になります。
2023年秋ドラマを探すときに注意したい3つの誤解誤解1:秋ドラマはすべて10月1日以降に始まった
実際には『パリピ孔明』のように9月下旬に始まった作品もあります。秋ドラマという呼び方は、厳密な初回放送日だけで決まるものではありません。
誤解2:視聴率ランキングは作品の人気ランキングそのもの
視聴率は重要な参考指標ですが、録画視聴、配信視聴、視聴者層、作品への満足度まで直接示すものではありません。
誤解3:相棒 season22は2023年12月に終了した
『相棒 season22』は2024年3月13日まで放送された2クール作品です。2023年秋のランキングでは前期の放送実績を中心に扱っており、全シーズンの放送期間とは区別する必要があります。
【プロの結論】2023年秋ドラマは視聴率と作品価値を分けて振り返る2023年秋ドラマのデータから読み取れるのは、長年のシリーズが持つ安定した視聴基盤と、新しいテーマや演出に挑戦する作品の存在感が共存していたことです。
『相棒 season22』は平均世帯視聴率11.30%で首位となり、『下剋上球児』も9.63%と高い数字を記録しました。一方、『ONE DAY』や『フェルマーの料理』は、キャストや物語設定の話題性に対して、リアルタイムの平均視聴率は比較的低い結果でした。
ただし、作品の価値を視聴率だけで判断するのは適切ではありません。タイムシフト視聴を含めた総合視聴率、物語の独自性、演技や演出への評価など、複数の視点を組み合わせる必要があります。
2026年に過去の秋ドラマを探すなら、まずは放送曜日とジャンルで候補を絞り、そのうえで視聴率やキャスト、あらすじを確認する方法が効率的です。
秋ドラマ2023一覧に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年秋ドラマで視聴率が一番高かった作品は?
A1:2023年秋のプライムタイム作品の平均世帯視聴率では、『相棒 season22』が11.30%で1位でした。2位は鈴木亮平主演の『下剋上球児』で9.63%です。
Q2:下剋上球児は何曜日の何時から放送されていた?
A2:TBS系の日曜劇場で、2023年10月15日から毎週日曜日21時に放送されました。主演は鈴木亮平、共演は黒木華、井川遥、小日向文世などです。
Q3:相棒 season22の放送開始日はいつ?
A3:2023年10月18日です。テレビ朝日系で毎週水曜日21時から放送され、水谷豊と寺脇康文が杉下右京・亀山薫のコンビを演じました。最終放送日は2024年3月13日です。
Q4:ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~の主演は誰?
A4:二宮和也、中谷美紀、大沢たかおのトリプル主演です。2023年10月9日からフジテレビ系の月曜21時枠で放送されました。
Q5:フェルマーの料理は何時から放送されていた?
A5:TBS系の金曜ドラマ枠で、毎週金曜日22時から放送されました。2023年10月20日スタートで、高橋文哉と志尊淳がダブル主演を務めました。
Q6:いちばんすきな花の視聴率はどれくらい?
A6:平均世帯視聴率は約5.12%です。多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主要キャストを務め、男女間の友情や人間関係をテーマにした作品でした。
Q7:2023年秋ドラマにはBSや深夜ドラマも含まれる?
A7:含まれます。『天狗の台所』『インターホンが鳴るとき』『たそがれ優作』などのBS作品や、『きのう何食べた? season2』『君に届け』『ポケットに冒険をつめ込んで』などの深夜ドラマも放送されました。
Q8:2023年秋ドラマを2026年に見直す際、何を基準に選べばいい?
A8:視聴率だけでなく、ジャンル、キャスト、あらすじ、シリーズの前作とのつながりを確認するのがおすすめです。見たい作品の放送当時の情報を調べたうえで、現在利用できる配信サービスの作品ページや公式情報を確認するとよいでしょう。
2023年秋ドラマは、『相棒 season22』『下剋上球児』『家政夫のミタゾノ』などの安定した人気作に加え、『ONE DAY』『いちばんすきな花』『フェルマーの料理』といった個性豊かな作品がそろったシーズンでした。
曜日別に振り返ると、月曜日は大型キャストの『ONE DAY』、水曜日は『相棒 season22』、木曜日は『いちばんすきな花』、金曜日は『フェルマーの料理』、日曜日は『下剋上球児』が特に印象的です。
視聴率では『相棒 season22』が平均11.30%で首位となりましたが、ビデオリサーチの総合視聴率データを確認すると、タイムシフト視聴を含めた作品の見られ方には違いがあることも分かります。
2026年に2023年秋ドラマを振り返る際は、単純なランキングだけでなく、キャスト、物語、放送枠、視聴方法まで含めて比較することが大切です。当時のテレビドラマの多様性を知るうえでも、改めて見直す価値のあるシーズンといえるでしょう。
主な参照資料・データ
- 放送曜日・開始日・地上波・BS・WOWOW情報:TVガイドWeb、dorama9。
- 作品の公式情報・あらすじ:フジテレビ、TBS、テレビ朝日の番組公式資料。
- 視聴率・ランキング:ビデオリサーチ、テレビズキ、ドラマン。