『トイ・ストーリー4』の日本語吹き替え版では、シリーズおなじみの俳優・声優に加え、映画やドラマ、お笑いの分野で活躍するゲストキャストが参加しています。
特に注目されるのは、物語の中心となるフォーキー、ギャビー・ギャビー、ダッキー、バニーの4組です。それぞれ原語版でも個性の強いキャストが起用されており、日本語版との演技の違いも楽しめます。
主要キャラクターと日本語・原語版の担当者
上記は物語の主要キャラクター9組の対応表です。原語版の出演者はディズニー公式の作品情報、日本語版はディズニー公式と映画.comのキャスト情報を基に整理しています。
そのほかのシリーズおなじみのキャラクターも、実力派の吹き替えキャストが担当しています。
- ジェシー:日下由美
- レックス:三ツ矢雄二
- ハム:咲野俊介
- スリンキー:辻親八
- ミスター・ポテトヘッド:辻萬長
- ミセス・ポテトヘッド:松金よね子
- ボニー:中村優月
このほか、アンティークショップに登場するイーグル・トイ役にはHIKAKINが参加しています。こちらは主要キャストとは別に注目したいカメオ出演です。
なお、ディズニー公式の吹き替えキャスト欄と映画.comの詳細なキャスト一覧では掲載範囲が異なります。脇役まで確認したい場合は、上記の補足リストも参考になります。
【続投組】唐沢寿明・所ジョージ・戸田恵子が演じるおなじみのキャラクター

『トイ・ストーリー4』の日本語吹き替え版を語るうえで欠かせないのが、シリーズを長年支えてきたキャストの存在です。
ウッディとバズの掛け合いはもちろん、ボー・ピープの再登場も大きな見どころ。単に過去作と同じ声を聞けるだけでなく、キャラクターの成長を声の演技から感じ取れます。
ウッディ役:唐沢寿明主人公のカウボーイ人形ウッディを演じるのは、俳優の唐沢寿明です。原語版ではトム・ハンクスが担当しています。
唐沢はシリーズ第1作からウッディの日本語吹き替えを担当してきました。責任感が強く、仲間を大切にする一方、自分の居場所について悩むウッディの複雑な感情を表現しています。
第4作では、ボニーのお気に入りであるフォーキーを守ろうとする姿が物語の軸になります。以前よりも落ち着いた印象のウッディを演じることになり、唐沢自身もフォーキーとの関わりによってウッディの出番が増えたことをインタビューで振り返っています。
2019年の共同通信系エンタメOVOのインタビューでは、フォーキーを諭す必要があることから、今回は少し大人びたウッディになったという趣旨を語っています。
バズ・ライトイヤー役:所ジョージ宇宙を守るスペース・レンジャー、バズ・ライトイヤーの日本語吹き替えは所ジョージです。原語版の担当はティム・アレン。
所ジョージの声は、バズの自信に満ちた口調や、どこか天然な部分を表現するうえでシリーズの大きな特徴になっています。
ウッディとの関係は、単なる仲間というだけではありません。意見が食い違うこともありながら、互いを信頼して行動する関係です。第4作でも、そのおなじみの掛け合いが作品に安定感を与えています。
ボー・ピープ役:戸田恵子第4作で大きな存在感を放つのが、羊飼い人形のボー・ピープです。日本語吹き替えは戸田恵子、原語版はアニー・ポッツが担当しています。
ボー・ピープは第2作以来の再登場となるキャラクターです。以前はウッディを支える優しい存在という印象が強かったものの、本作では自立した行動力のある女性として描かれています。
戸田恵子は、こうしたキャラクターの変化を表現する重要な役割を担っています。ウッディとの再会によって、2人の関係性にも新たな展開が生まれます。
過去作からの続投キャストがいることで、作品の世界観に一貫性が生まれています。一方、ボー・ピープの変化は、シリーズが単に懐かしさを再現するだけの作品ではないことを示しています。
【新キャラクター】竜星涼・新木優子・チョコプラの起用理由
『トイ・ストーリー4』では、新しいキャラクターに合わせて、俳優やお笑い芸人が日本語吹き替えに参加しました。
ここで興味深いのは、単に知名度の高いタレントを集めたわけではないことです。公式発表や当時の取材記事からは、キャラクターの性格や演技の幅、原語版との相性を意識したキャスティングが読み取れます。
フォーキー役:竜星涼フォーキーを担当したのは俳優の竜星涼です。本作が本格的な声優初挑戦となりました。
フォーキーは、ボニーが幼稚園の工作で作った手作りのおもちゃです。先割れスプーンやモールなどで作られており、自分のことをおもちゃではなくゴミだと思い込んでいます。
見た目も性格も、それまでのシリーズのおもちゃとは大きく異なるキャラクターです。無邪気で未熟な部分がありながら、物語の重要なテーマに関わっていきます。
竜星の起用について、MANTANWEBが伝えたディズニー担当者の説明では、明るさやユーモアに加え、未熟さやシリアスな場面も表現できる演技力が評価され、オーディションへの参加につながったとされています。
竜星自身も、シリーズの過去作を見直して準備したと説明しています。特に難しかったのは、英語の演技に合わせて日本語のセリフを当てる作業でした。
また、舞台挨拶ではフォーキーを幼い子どものように演じる難しさについても語っています。大人の声が出てしまうため、声の高さや話し方を何度も調整したそうです。
ギャビー・ギャビー役:新木優子アンティーク人形ギャビー・ギャビーを演じたのは、俳優・モデルの新木優子です。原語版はクリスティナ・ヘンドリックスが担当しています。
ギャビー・ギャビーは1950年代に作られた人形で、声の故障によって長い間子どもに愛されてこなかったという背景を持っています。
ウッディと同じように、おもちゃとして子どものそばにいたいと願っていますが、その願いが物語に複雑な感情をもたらします。
新木が選ばれた理由について、当時のMANTANWEBの報道では、幅広い世代からの好感度に加え、かわいらしい役から芯の強い女性、シリアスな役まで演じられる幅広さが評価されたと紹介されています。
新木にとっては声優初挑戦でした。インタビューでは、監督から1950年代の海外女優をイメージするよう指示を受け、落ち着いた口調を意識したことを明かしています。
興味深いのは、新木自身が以前はハスキーな声にコンプレックスを感じていたことです。ギャビー・ギャビーを演じた経験を通じて、自分の声を強みとして受け止められるようになったと語っています。
ダッキー役:松尾駿、バニー役:長田庄平移動遊園地の射的景品として登場するぬいぐるみコンビ、ダッキーとバニーを担当したのは、お笑いコンビ・チョコレートプラネットです。
- ダッキー:松尾駿
- バニー:長田庄平
ダッキーは黄色いアヒル、バニーは青と緑の毛並みを持つウサギのぬいぐるみです。見た目はかわいらしいものの、口を開けば毒舌とユーモアが飛び出す、非常に個性的なコンビです。
2人はオーディションを勝ち抜いて日本語版キャストに選ばれました。
シネマトゥデイによると、ディズニー作品の吹き替え版を監修するリック・デンプシー氏は、映画の中でも特に面白いキャラクターであるダッキー&バニーには、チョコレートプラネットのようなコメディアンが適役だという趣旨の評価をしています。
原語版でも、ダッキーはキーガン=マイケル・キー、バニーはジョーダン・ピールというコメディアンが演じています。つまり、日本語版も原語版と同じく、笑いを生み出す演技力を重視した配役です。
2人の掛け合いが自然に聞こえる理由には、実際にコンビとして活動していることも関係しています。長田も、ダッキーとバニーの関係性が自分たちに似ていて演じやすかったという趣旨のコメントを残しています。
チョコプラの出演は、単なる話題作りにとどまらず、キャラクターの魅力と演者の個性が合致したキャスティングだったといえます。
デューク・カブーン役:森川智之カナダ出身のスタントマン人形デューク・カブーンを演じるのは森川智之です。原語版ではキアヌ・リーヴスが声を担当しています。
森川は、キアヌ・リーヴスの日本語吹き替えを数多く担当してきた声優として知られています。その関係性を踏まえた配役は、原語版のイメージを日本語版でも伝えるうえで自然な選択でした。
デュークは自信満々のヒーローのように見えますが、過去の経験から自分の能力に疑問を持つ一面もあります。森川の声によって、豪快さと繊細さを併せ持つキャラクターに仕上がっています。
ギグル・マクディンプルズ役:竹内順子ボー・ピープの肩に乗る小さな婦人警官のおもちゃ、ギグル・マクディンプルズを演じるのは竹内順子です。
原語版はアリー・マキ。小柄ながら、ボーの相棒として活躍する重要な存在です。
竹内順子は『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルト役や『イナズマイレブン』の円堂守役などで知られる声優です。ギグルの小さな体に似合わない頼もしさや、ボーとの息の合った関係にも注目してください。
【隠れた出演者】HIKAKINがイーグル・トイ役でカメオ出演!
『トイ・ストーリー4』の日本語吹き替え版には、人気YouTuberのHIKAKINも出演しています。
担当したのは、アンティークショップに登場するワシのおもちゃ「イーグル・トイ」です。
HIKAKINは2019年7月、自身のYouTubeチャンネルで本作の声を担当したことを明かしました。ただし、その時点では役名を秘密にしており、観客に見つけてもらうことを楽しみにしていた様子でした。
その後、2019年8月6日のシネマトゥデイの報道で、HIKAKINが演じたのはイーグル・トイだったと明らかになりました。ウッディとボー・ピープがアンティークショップで出会う場面に登場します。
この出演について押さえておきたいのは、HIKAKINがウッディやフォーキーのような主要キャラクターを担当したわけではないという点です。あくまで短い登場シーンでのカメオ出演です。
そのため、メインキャスト一覧だけを見ていると、HIKAKINの名前を見つけられない場合があります。作品を見直す際は、アンティークショップの場面に注目すると、出演シーンを探す楽しみが増します。
【2026年最新】原語版と日本語版の違い、声優にまつわる誤解を検証
『トイ・ストーリー4』の声優情報を調べる際には、原語版と日本語吹き替え版のキャストを混同しないことが大切です。
例えば、ウッディ役はトム・ハンクスという情報も唐沢寿明という情報も正解です。ただし、前者は英語版、後者は日本語吹き替え版を指しています。
原語版と日本語吹き替え版は別のキャスト原語版では、トム・ハンクスがウッディ、ティム・アレンがバズを担当しています。一方、日本語吹き替え版では唐沢寿明と所ジョージが同じ役を演じています。
これは作品ごとに声優を変更したという話ではなく、上映言語による違いです。字幕版と吹き替え版では、同じ映像でも声の印象やセリフのテンポが変わります。
戸田恵子はボー・ピープ役を続投している?はい。戸田恵子は第2作からボー・ピープの日本語吹き替えを担当し、第4作でも同役を演じています。
ただし、第2作から第4作までには長い時間が経過しており、キャラクターの描かれ方も変化しています。第4作のボーは、ウッディを支えるだけでなく、自分の考えで行動する存在として描かれています。
HIKAKINは主要キャラクターなの?いいえ。HIKAKINが演じたのはイーグル・トイという脇役です。物語全体を動かす主要キャラクターではありません。
このため、ウッディやバズなどのキャスト一覧にHIKAKINの名前がない場合でも、出演情報と矛盾するわけではありません。
2026年になって声優の変更はあった?『トイ・ストーリー4』の日本語吹き替えキャストは、2019年の作品に対して発表された配役です。2026年になったことで、第4作の声優が一斉に変更されたという情報はありません。
2026年のシリーズ最新動向として注目されるのは、7月3日に日本公開された『トイ・ストーリー5』です。共同通信社の2026年7月3日のインタビューでは、唐沢寿明が第4作以来、約7年ぶりにウッディの吹き替えを担当したことを語っています。
つまり、2026年に新しいシリーズ作品が公開されたことと、第4作の日本語吹き替えキャストが変更されたことは別の話です。作品ごとにキャストを確認するのが確実です。
【トイ・ストーリー4の日本語吹き替え声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:トイ・ストーリー4のウッディの日本語吹き替え声優は誰ですか?
A1:俳優の唐沢寿明です。原語版ではトム・ハンクスが担当しています。唐沢はシリーズ第1作からウッディの日本語吹き替えを続けています。
Q2:バズ・ライトイヤーの声優は所ジョージですか?
A2:はい。日本語吹き替え版では所ジョージ、原語版ではティム・アレンが担当しています。
Q3:フォーキーの声優は誰ですか?
A3:竜星涼です。原語版ではトニー・ヘイルが担当しています。竜星にとって本作は声優初挑戦となった作品です。
Q4:ギャビー・ギャビーの声優は誰ですか?
A4:新木優子です。原語版はクリスティナ・ヘンドリックスが担当しています。新木も本作が声優初挑戦でした。
Q5:ダッキーとバニーは誰が演じていますか?
A5:ダッキー役はチョコレートプラネットの松尾駿、バニー役は長田庄平です。原語版ではキーガン=マイケル・キーとジョーダン・ピールが担当しています。
Q6:HIKAKINはトイ・ストーリー4の何役ですか?
A6:アンティークショップに登場するワシのおもちゃ、イーグル・トイ役です。主要キャラクターではなく、短いカメオ出演です。
Q7:トイ・ストーリー4の日本語吹き替え版はいつ公開されましたか?
A7:日本では2019年7月12日に劇場公開されました。2026年現在も、当時のキャスト情報を確認する際にはディズニー公式の作品情報が基本資料になります。
『トイ・ストーリー4』の日本語吹き替え版は、唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子らシリーズを支える続投キャストと、竜星涼、新木優子、チョコレートプラネットら新規参加キャストの組み合わせが魅力です。
特に覚えておきたい配役は次のとおりです。
- ウッディ:唐沢寿明
- バズ・ライトイヤー:所ジョージ
- ボー・ピープ:戸田恵子
- フォーキー:竜星涼
- ギャビー・ギャビー:新木優子
- ダッキー:松尾駿
- バニー:長田庄平
- デューク・カブーン:森川智之
- ギグル・マクディンプルズ:竹内順子
- イーグル・トイ:HIKAKIN
プロの視点から注目したいのは、続投キャストによる安心感と、新しい出演者による作品の広がりが両立していることです。フォーキーには竜星涼の純粋さ、ギャビー・ギャビーには新木優子の落ち着いた声、ダッキー&バニーにはチョコレートプラネットの掛け合いが生かされています。
また、2026年にはシリーズ最新作『トイ・ストーリー5』も公開され、唐沢寿明が再びウッディを演じています。シリーズを続けて見るなら、第4作と第5作でウッディの声やキャラクターの変化を比較するのもおすすめです。
声優の名前だけでなく、誰がどのキャラクターを演じ、どのような個性を吹き込んでいるのか。その違いを意識すると、『トイ・ストーリー4』をもう一度見る楽しみがさらに広がります。